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高校二年生の文化祭の幕開け。素敵なロミオの君に驚きのサプライズをされて⋯
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それから時は経ち、遂に迎えた文化祭当日。僕らは今年も、クラスごとにデザインして注文していたポロシャツに着替えた。今年のクラスポロシャツは、淡いピンクに、濃いピンクで『ロミオとジュリエット』の印字がしてある美しいデザインで、お上品でとても素敵だ。
それを着ると、みんな体育館に行って、開会の言葉を聞いた。そして、今年も文化祭が始まった!
廊下中、賑やかな声で溢れる。その中を、今年も午前が当番の僕と柊は、クラスの中で待機して過ごした。勿論、ロミオ役の柊は、衣装を着ていて、それがとても素敵だった。
「二人並んで、写真撮ったげる!」
デジカメを持った女子が、ロミオ姿の柊と、僕のツーショットを撮ってくれた。けど、なんだかお互い慣れなくて、なんかちょっと照れた顔になってしまった気がした。
「柊、ロミオとっても似合うね!素敵だね!頑張れ!」
僕が照れながら言うと、柊も照れながら
「お、おう!ありがと!頑張るわ!」
と頭をかいた。結ぶタイプのウィッグで襟足を少し足した柊は、なんだか本当に、異国の素敵なプリンスに見えた。
午前の部が始まる大分前に、柊のロミオ目当てのお客さんが教室に押し寄せた。それは本当に凄い人で、ビックリしちゃった!教室に入り切らないからって、脇の窓とかも開けて、そこからの立ち見とかも受け付けた。
「本当に柊って、人気者!」
僕は口をあんぐりと開けた。
その時、そろそろ午前の部を始めると、声をかけられた。
僕は急いでセットの下に行って、セット転換のタイミングの最後の確認をした。
そしていよいよミュージカルの幕が上がる。
物語はスルスルと進み、セットの転換も上手くいく。柊のロミオも、ため息を漏らすほど美しく、かっこいい。特に歌う姿は、本当に、この世のものとは思えない程の素敵さだった。
いよいよ僕が一番のお気に入りの、バルコニーのシーンになる。
柊のロミオが、バルコニーで歌うジュリエットに、歌を歌って求婚するシーン。そこで僕はあまりの美しさに、うっとりする。
「柊、素敵⋯」
そしてやがて物語は悲劇に向けて突き進んで、幕を閉じる。
最後まで演じ切ると、カーテンコール、みんな手と手を繋いで、お辞儀をした。割れんばかりの歓声と、拍手が、教室をを包んだ。
中には柊の名前を叫ぶ女の子もいて、やっぱり柊の人気を実感した。
でも
「僕、特等席で見ちゃったもんね⋯ごめんね、みんな⋯!」
僕はそう言って、微笑んだ。
午前の部が終わると、僕らはみんなで先生に頼んで集合写真を撮った!
「うん、いい記念!」
それからみんなクラスポロシャツに着替えて、柊のロミオの魔法は解けてしまった。
「あっ、普通の柊だ!」
僕が言うと、柊は
「あー、やっと普通に戻れた!ロミオ、衣装結構色々重くてさ、大変だったよ!俺のロミオ、どうだった?」
それに僕は
「もう、最っ高だったよ!どこのシーンも素敵だったけど⋯やっぱりバルコニーのシーンがさ、特に最高だった!もうね、美し過ぎて、見てていのか迷う程だったよ!柊はやっぱり絵になるね!」
と興奮気味でまくし立てた。
それな柊は
「蓮、なんかスゲー褒めるな!普通に照れるわ!でも⋯ありがとうな!やった甲斐あったわ!さて、そろそろ今度は『ピンキーソーイング』行くか!お前も早く来いよ!いいか、できるだけ前の方来いよ!いいな?」
それに僕は頷く。
「分かった!前の方陣取れるように、頑張る!」
そこまで話すと、柊はギターを担いで、ライブ会場に向かって行った。
そんな僕も、柊に言われた通り、早めにライブが行われる視聴覚室に向かって、いい位置を取れるように、頑張った。結果、僕はセンターの一番前の方に立つことができた!そこで、『ピンキーソーイング』が出てくるのをワクワクしながら待った。
色々なバンドの演奏を楽しんでいるうちに、次がいよいよ『ピンキーソーイング』の出番になる。
柊が姿を現すと、会場中から女子の黄色い悲鳴が聞こえる。その時、歌い出すと思った柊が、僕を見つけて、いつもみたいにやんちゃに笑って、僕に手を伸ばした。そして、舞台に引き上げた。
それに僕はとても驚いて、固まった。
「蓮、あの時みたいに、チェッカーズ、歌え!いいか、スティックが三回鳴ったら歌い出せ、いいな!」
それに僕は驚く!
「え?何?歌うってここで?」
それに『ピンキーソーイング』のメンバーも自分の楽器を鳴らして笑っていた。
僕はそれに覚悟を決めて、柊から渡されたマイクを握った。
ドラムがカウントをする。
「ワン、ツー、スリー!」
僕は歌い出した!
それに会場中のみんなが、耳を澄ませている。
チェッカーズの『涙のリクエスト』のイントロ部分を歌い終えると、楽器がバーッと演奏を始める。そして、柊が僕からマイクを受け取ると、曲が変化して、ロックバンドの曲になる。柊がその歌を歌い出す。その時、柊が僕を指さして、お辞儀した。それにみんな拍手をくれた。
僕はお辞儀しながら、舞台をそっと降りた。
とても、恥ずかしかった。けれど、とても気持ち良かった。なんだか、凄く素敵な体験をさせて貰ってしまった。
柊を見ると、柊はまだ楽しそうに歌っていた。とてもキラキラ輝いて見えた。
ねぇ、柊、柊ありがとう。僕、柊のおかげで、絶対に自分じゃ見れない世界、見せて貰えたよ!その景色は、とっても素敵だったよ!僕絶対にその景色、忘れない!君の見てる景色、分けてくれてありがとう!
柊がこっちを向いて、やんちゃに笑った。
僕はそれを見て、ニッコリ笑った。
「柊!とっても楽しいよ!」
って、僕は叫んだ。
それに柊は、楽しそうにギターを弾いていた。
それを着ると、みんな体育館に行って、開会の言葉を聞いた。そして、今年も文化祭が始まった!
廊下中、賑やかな声で溢れる。その中を、今年も午前が当番の僕と柊は、クラスの中で待機して過ごした。勿論、ロミオ役の柊は、衣装を着ていて、それがとても素敵だった。
「二人並んで、写真撮ったげる!」
デジカメを持った女子が、ロミオ姿の柊と、僕のツーショットを撮ってくれた。けど、なんだかお互い慣れなくて、なんかちょっと照れた顔になってしまった気がした。
「柊、ロミオとっても似合うね!素敵だね!頑張れ!」
僕が照れながら言うと、柊も照れながら
「お、おう!ありがと!頑張るわ!」
と頭をかいた。結ぶタイプのウィッグで襟足を少し足した柊は、なんだか本当に、異国の素敵なプリンスに見えた。
午前の部が始まる大分前に、柊のロミオ目当てのお客さんが教室に押し寄せた。それは本当に凄い人で、ビックリしちゃった!教室に入り切らないからって、脇の窓とかも開けて、そこからの立ち見とかも受け付けた。
「本当に柊って、人気者!」
僕は口をあんぐりと開けた。
その時、そろそろ午前の部を始めると、声をかけられた。
僕は急いでセットの下に行って、セット転換のタイミングの最後の確認をした。
そしていよいよミュージカルの幕が上がる。
物語はスルスルと進み、セットの転換も上手くいく。柊のロミオも、ため息を漏らすほど美しく、かっこいい。特に歌う姿は、本当に、この世のものとは思えない程の素敵さだった。
いよいよ僕が一番のお気に入りの、バルコニーのシーンになる。
柊のロミオが、バルコニーで歌うジュリエットに、歌を歌って求婚するシーン。そこで僕はあまりの美しさに、うっとりする。
「柊、素敵⋯」
そしてやがて物語は悲劇に向けて突き進んで、幕を閉じる。
最後まで演じ切ると、カーテンコール、みんな手と手を繋いで、お辞儀をした。割れんばかりの歓声と、拍手が、教室をを包んだ。
中には柊の名前を叫ぶ女の子もいて、やっぱり柊の人気を実感した。
でも
「僕、特等席で見ちゃったもんね⋯ごめんね、みんな⋯!」
僕はそう言って、微笑んだ。
午前の部が終わると、僕らはみんなで先生に頼んで集合写真を撮った!
「うん、いい記念!」
それからみんなクラスポロシャツに着替えて、柊のロミオの魔法は解けてしまった。
「あっ、普通の柊だ!」
僕が言うと、柊は
「あー、やっと普通に戻れた!ロミオ、衣装結構色々重くてさ、大変だったよ!俺のロミオ、どうだった?」
それに僕は
「もう、最っ高だったよ!どこのシーンも素敵だったけど⋯やっぱりバルコニーのシーンがさ、特に最高だった!もうね、美し過ぎて、見てていのか迷う程だったよ!柊はやっぱり絵になるね!」
と興奮気味でまくし立てた。
それな柊は
「蓮、なんかスゲー褒めるな!普通に照れるわ!でも⋯ありがとうな!やった甲斐あったわ!さて、そろそろ今度は『ピンキーソーイング』行くか!お前も早く来いよ!いいか、できるだけ前の方来いよ!いいな?」
それに僕は頷く。
「分かった!前の方陣取れるように、頑張る!」
そこまで話すと、柊はギターを担いで、ライブ会場に向かって行った。
そんな僕も、柊に言われた通り、早めにライブが行われる視聴覚室に向かって、いい位置を取れるように、頑張った。結果、僕はセンターの一番前の方に立つことができた!そこで、『ピンキーソーイング』が出てくるのをワクワクしながら待った。
色々なバンドの演奏を楽しんでいるうちに、次がいよいよ『ピンキーソーイング』の出番になる。
柊が姿を現すと、会場中から女子の黄色い悲鳴が聞こえる。その時、歌い出すと思った柊が、僕を見つけて、いつもみたいにやんちゃに笑って、僕に手を伸ばした。そして、舞台に引き上げた。
それに僕はとても驚いて、固まった。
「蓮、あの時みたいに、チェッカーズ、歌え!いいか、スティックが三回鳴ったら歌い出せ、いいな!」
それに僕は驚く!
「え?何?歌うってここで?」
それに『ピンキーソーイング』のメンバーも自分の楽器を鳴らして笑っていた。
僕はそれに覚悟を決めて、柊から渡されたマイクを握った。
ドラムがカウントをする。
「ワン、ツー、スリー!」
僕は歌い出した!
それに会場中のみんなが、耳を澄ませている。
チェッカーズの『涙のリクエスト』のイントロ部分を歌い終えると、楽器がバーッと演奏を始める。そして、柊が僕からマイクを受け取ると、曲が変化して、ロックバンドの曲になる。柊がその歌を歌い出す。その時、柊が僕を指さして、お辞儀した。それにみんな拍手をくれた。
僕はお辞儀しながら、舞台をそっと降りた。
とても、恥ずかしかった。けれど、とても気持ち良かった。なんだか、凄く素敵な体験をさせて貰ってしまった。
柊を見ると、柊はまだ楽しそうに歌っていた。とてもキラキラ輝いて見えた。
ねぇ、柊、柊ありがとう。僕、柊のおかげで、絶対に自分じゃ見れない世界、見せて貰えたよ!その景色は、とっても素敵だったよ!僕絶対にその景色、忘れない!君の見てる景色、分けてくれてありがとう!
柊がこっちを向いて、やんちゃに笑った。
僕はそれを見て、ニッコリ笑った。
「柊!とっても楽しいよ!」
って、僕は叫んだ。
それに柊は、楽しそうにギターを弾いていた。
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