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第07話 舐めて! 主任の舌でイかせてください
昼間は真面目な話をしていたが、夜になると聡介はまほろをベッドの上に手招き、じれったい手付きでまほろの身体をなで回した。
休日出勤で会えなかった週末を挟んだからなのか、今日の聡介は特に口付けの時間が多く、パンティ一枚のまほろを背後から抱きしめつつも、飽きることなくまほろの舌を追いかけ回す。しかし、今日は行為を一段階進めることにしたらしく、今日まで決して直接さわらなかったまほろの秘部に、聡介はようやく手のひらを伸ばしていた。
「まほろ」
――ちゅ、ちゅ。
「いい子ですね、まほろ。とてもかわいかったですよ」
――ちゅ、ちゅ。
身動きのできないまほろの太ももや腹、そして頬に短い口付けを重ねながら、身を起こした聡介は幸せで満ち足りた笑顔を浮かべた。
「君は本当にかわいい。心も身体も、気持ちよくなれましたか」
「は、ぃ……」
まほろはうっすらと目を開けて、ぼんやりとした表情で頷いた。
イきたい、と強く思ったのも、そしてはしたない場所を舐められるという行為で絶頂したのも、何もかもが初めての経験だ。けれど、すべての行為と時間には一切の嫌悪感などなく、最初から最後まで、聡介がしてくれることのすべてが気持ちよかった。
「眠くなったのなら寝てしまってもいいですよ」
風邪をひかないように、自分とまほろに掛布団をかけながら聡介はまほろを気遣う。下着ぐらいは履かなければ、とまほろは思ったのだが、しかしその作業すらも億劫に感じるほど、法悦の余韻がまだ全身に残っていた。
「聡介、さん……」
「なんですか」
「聡介さん……は?」
「俺が……なんです?」
「聡介さんも……イかないと……」
「ああ……まほろ、これも覚えてください」
聡介はすぐ隣に横たわるまほろの頭をなでながら言った。
「セックスにおいて、イくことは義務じゃないんです。そんな風に考えなくていいんですよ。俺は、俺の手と口でまほろを気持ちよくさせて、君が気持ちよくイってくれたらとても嬉しいですが」
「じゃあ、私も……」
まほろは力の入っていない手を伸ばして、聡介の頬を手のひらでやさしくなぞる。
「私も……聡介さんのこと、気持ちよくさせたい……もらってばかりは嫌です」
「俺は結構、まほろから与えてもらっていますよ? 正確にはもらっているというよりも、君という存在を一方的に吸い込んで味わっているだけかもしれませんが」
「ふふっ、もう……意味……わからないです」
聡介の愛し方は一貫している。それに相変わらず斜め方向にぶっ飛んでいて、彼のその思考と行動をこちらの思う道に進ませるのは非常に困難だ。
「次は……私にもさせてくださいね」
自分が聡介に与えることができた、と思ったことはない。けれど、自分も聡介を見習って、強引にでも与えてみたらどうなるのだろうか。
まほろは聡介の手綱の握り方を考えながら、いつの間にか深く寝入ってしまったのだった。
◆◇◆◇◆
十月だというのに、まだ二十度を超える気温が続く。
それでも、さすがに半袖一枚で過ごせる時間帯は少なくなってきた。雲が多くて日差しがない日の朝晩は、油断すると冷えてしまうこともある。
そんな秋の日、まほろは初めて見る聡介の陰部に驚いていた。
「脱毛……してるんですか」
「ええ、陰毛なんてこの世で一番要らない毛ですからね」
給料日前なので、二人は無料で入れる近場の庭園を少し散歩して、昼ご飯を食べてから聡介の部屋に行った。そして聡介は服の上からひととおりまほろの全身をまさぐったが、まほろは自分も聡介を気持ちよくさせたい、と少し強めに主張した。聡介は若干戸惑ったがベッドに腰を掛けると、器用にも服の中から陰茎をだけを取り出した。それはまるで骨でも入っているのかと思うほどにすでに硬く勃起していたが、しかしその根元には陰毛の一本も見当たらない。そのことをまほろは不思議に思ったが、昨今では男性専用の脱毛サロンも増えているらしい、ということを思い出した。
「まほろ、無理しなくていいんですよ」
「いえ……無理はしてません」
聡介の両膝の間、床に座っているまほろは首を横に振った。それから、うっすらと血管の浮いた聡介の肉突起を手のひらで握り、まじまじとそれを観察しながらゆっくりと皮を上下に動かし始める。
「ああ……本当に本当に、まほろがかわいくて仕方がありません」
「そ、そう……ですか……」
「フェラチオで射精させてくださり、ありがとうございました」
「えっ、いえ……そんな……っ」
そんなことでお礼を言われるとは思っていなかったまほろは、動揺した表情を浮かべた。しかし同時に、自分もしたいと思っていたことをできて、そしてその結果として聡介が達してくれたのだと思うと、とても嬉しく思えた。
「今日は少し外も歩きましたし、夜はゆっくり寝ましょうね」
聡介はそう言ってやわらかく笑った。
外でデートをしても、家の中でまったりと過ごしても、こうして身体をふれ合わせても、聡介のまほろファーストなところは何も変わらない。
(早く、この人と……つながりたい……)
一ミリも減ることなく聡介から愛情を向けられ続けて、まほろは心の底からそう思った。
◆◇◆◇◆
休日出勤で会えなかった週末を挟んだからなのか、今日の聡介は特に口付けの時間が多く、パンティ一枚のまほろを背後から抱きしめつつも、飽きることなくまほろの舌を追いかけ回す。しかし、今日は行為を一段階進めることにしたらしく、今日まで決して直接さわらなかったまほろの秘部に、聡介はようやく手のひらを伸ばしていた。
「まほろ」
――ちゅ、ちゅ。
「いい子ですね、まほろ。とてもかわいかったですよ」
――ちゅ、ちゅ。
身動きのできないまほろの太ももや腹、そして頬に短い口付けを重ねながら、身を起こした聡介は幸せで満ち足りた笑顔を浮かべた。
「君は本当にかわいい。心も身体も、気持ちよくなれましたか」
「は、ぃ……」
まほろはうっすらと目を開けて、ぼんやりとした表情で頷いた。
イきたい、と強く思ったのも、そしてはしたない場所を舐められるという行為で絶頂したのも、何もかもが初めての経験だ。けれど、すべての行為と時間には一切の嫌悪感などなく、最初から最後まで、聡介がしてくれることのすべてが気持ちよかった。
「眠くなったのなら寝てしまってもいいですよ」
風邪をひかないように、自分とまほろに掛布団をかけながら聡介はまほろを気遣う。下着ぐらいは履かなければ、とまほろは思ったのだが、しかしその作業すらも億劫に感じるほど、法悦の余韻がまだ全身に残っていた。
「聡介、さん……」
「なんですか」
「聡介さん……は?」
「俺が……なんです?」
「聡介さんも……イかないと……」
「ああ……まほろ、これも覚えてください」
聡介はすぐ隣に横たわるまほろの頭をなでながら言った。
「セックスにおいて、イくことは義務じゃないんです。そんな風に考えなくていいんですよ。俺は、俺の手と口でまほろを気持ちよくさせて、君が気持ちよくイってくれたらとても嬉しいですが」
「じゃあ、私も……」
まほろは力の入っていない手を伸ばして、聡介の頬を手のひらでやさしくなぞる。
「私も……聡介さんのこと、気持ちよくさせたい……もらってばかりは嫌です」
「俺は結構、まほろから与えてもらっていますよ? 正確にはもらっているというよりも、君という存在を一方的に吸い込んで味わっているだけかもしれませんが」
「ふふっ、もう……意味……わからないです」
聡介の愛し方は一貫している。それに相変わらず斜め方向にぶっ飛んでいて、彼のその思考と行動をこちらの思う道に進ませるのは非常に困難だ。
「次は……私にもさせてくださいね」
自分が聡介に与えることができた、と思ったことはない。けれど、自分も聡介を見習って、強引にでも与えてみたらどうなるのだろうか。
まほろは聡介の手綱の握り方を考えながら、いつの間にか深く寝入ってしまったのだった。
◆◇◆◇◆
十月だというのに、まだ二十度を超える気温が続く。
それでも、さすがに半袖一枚で過ごせる時間帯は少なくなってきた。雲が多くて日差しがない日の朝晩は、油断すると冷えてしまうこともある。
そんな秋の日、まほろは初めて見る聡介の陰部に驚いていた。
「脱毛……してるんですか」
「ええ、陰毛なんてこの世で一番要らない毛ですからね」
給料日前なので、二人は無料で入れる近場の庭園を少し散歩して、昼ご飯を食べてから聡介の部屋に行った。そして聡介は服の上からひととおりまほろの全身をまさぐったが、まほろは自分も聡介を気持ちよくさせたい、と少し強めに主張した。聡介は若干戸惑ったがベッドに腰を掛けると、器用にも服の中から陰茎をだけを取り出した。それはまるで骨でも入っているのかと思うほどにすでに硬く勃起していたが、しかしその根元には陰毛の一本も見当たらない。そのことをまほろは不思議に思ったが、昨今では男性専用の脱毛サロンも増えているらしい、ということを思い出した。
「まほろ、無理しなくていいんですよ」
「いえ……無理はしてません」
聡介の両膝の間、床に座っているまほろは首を横に振った。それから、うっすらと血管の浮いた聡介の肉突起を手のひらで握り、まじまじとそれを観察しながらゆっくりと皮を上下に動かし始める。
「ああ……本当に本当に、まほろがかわいくて仕方がありません」
「そ、そう……ですか……」
「フェラチオで射精させてくださり、ありがとうございました」
「えっ、いえ……そんな……っ」
そんなことでお礼を言われるとは思っていなかったまほろは、動揺した表情を浮かべた。しかし同時に、自分もしたいと思っていたことをできて、そしてその結果として聡介が達してくれたのだと思うと、とても嬉しく思えた。
「今日は少し外も歩きましたし、夜はゆっくり寝ましょうね」
聡介はそう言ってやわらかく笑った。
外でデートをしても、家の中でまったりと過ごしても、こうして身体をふれ合わせても、聡介のまほろファーストなところは何も変わらない。
(早く、この人と……つながりたい……)
一ミリも減ることなく聡介から愛情を向けられ続けて、まほろは心の底からそう思った。
◆◇◆◇◆
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