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第15話 異国の操言士と救出作戦
7.衝突(中)
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「何匹斃しても怪魔はいくらでも作れるのだよ、ユルゲン君! わかるかね! 我らが闇神様の持つ闇の四分力があれば、魂を作ることができる! かつて人々が〝異形の生物〟と呼んで恐れ、穢れとみなして追放した、肉の器に入ることのできなかった哀れな素体だ! その素体、つまり魂の中に肉の器を入れ込んで進化させた異形、それが怪魔だ! 人間や動物が滅びぬように、怪魔が滅びることもない! 元は同じ、闇の神様ヤオディミスが作り出した魂なのだから!」
「ギイィイ!」
カルーテが唸り、牙をむいてユルゲンに襲い掛かった。
ユルゲンは身体を回転させ、あらゆる方角から向かってくるカルーテを切り裂きながら、怪魔の残存戦力をカウントする。しかしカルーテの牙はユルゲンの外套を引きちぎり、防具を傷つけ、徐々にユルゲンを追い込んでいく。
「不吉だと罵り、人間が忌避した闇の神様ヤオディミス! その心に寄り添った初代操言士! 彼女は闇の住人だった! 闇を愛した異質な存在、特別な操言士だ!」
怪魔と一対多の戦闘を繰り広げるユルゲンを肴に、カギソの芝居じみた独演が激しい雨音に負けじと続く。
「彼女が手にした闇の四分力! それはいまいずこ! さあ、教えてくれたまえ紀更くん! 君の魂が知ることを! 君の魂に刻まれた記憶を! 今度こそ!」
(いやっ!)
カギソは麻縄を引き、紀更の首を支点にして小さなその身体を引き寄せた。そして、雨に濡れる紀更の顎を掴み持ち上げる。
「紀更にさわるんじゃねぇっ!」
その光景に激怒したユルゲンは、自分を囲むカルーテを両刀で手当たり次第に薙ぎ払いながら、カギソと紀更をめがけて駆け寄った。
しかし、そんなユルゲンの背中を怪魔が見逃すはずもない。怪魔キヴィネの電撃が空中を矢のように走り、勢いよくユルゲンを目指した。
「ユルゲンっ!」
その時、雨の中、白い物体が叫んでユルゲンの身体を横に押し倒した。
(誰っ!?)
首を絞められて苦しい紀更が薄目を開くと、光の球体が一頭の白いハネウマを照らしていた。
「誰だね!?」
想定していなかったハネウマの登場に、カギソが苛立って声を荒げる。掴んでいた紀更の顎を離し、その身体を地面にたたきつけるように押しやった。腕も足も縄で縛られている紀更は思うように受け身がとれず、雨水でぐちゃぐちゃに濡れた地面に倒れ込む。
「オレは紀更の言従士だ!」
ハネウマはカギソを正面にとらえて勇ましく名乗った。
「言従士? 紀更くんの言従士はミズイヌのメヒュラだと聞いているが」
「二人目の言従士だよ! 文句あっか!」
「二人目? そうか……そうか!」
堂々と臆することなくカギソを睨むマークの言葉に、カギソは目も口も大きく開いて声高に嗤った。
「あははははっ! そうか! あははは、そうか、そうか! 紀更くん! 君は後天的に操言の力を宿しただけでなく、言従士を二人従えているのか! 前代未聞だ! 実に素晴らしい! やはり、闇の四分力を持つ闇の子は君なのかい!? 君の何がそんなに特別な事象を生むんだい!?」
紀更は不自由な手足を使って、なんとか上半身を起き上がらせた。
カギソの前方に立っているハネウマ――それは間違いなく、パーヴァルの里付近で彼を助けた時に見た、マークの動物型の姿だった。まさか、パーヴァルの里からここまで助けに来てくれたのだろうか。
「馬鹿野郎、マーク! なんで出てきた!」
両刀を構え直し、マークの横に立ったユルゲンは怒鳴った。マークに押されたことで地面に転がりはしたが、おかげでキヴィネの電撃は食らわずにすんだ。けれどもマークには、紀更を救出できるその瞬間まで隠れていてほしかった。それなのに自分を助けるために出てきてしまったのでは、もう不意打ちの救出はできない。
「見ていられるか! ユルゲン一人じゃ怪魔の相手は無理だ!」
「ギィィ!」
――パチッ、ジジッ。
まだ残っている数匹のカルーテとキヴィネが、ユルゲンとマークを取り囲む。
「怪魔はオレが引き受ける! ユルゲンが紀更を助けろ!」
マークの提案に、ユルゲンは歯ぎしりをした。
確かに、操言の加護がほぼ切れつつあるこの両刀では怪魔への攻撃力は半減する。特に、キヴィネのような頑強な身体の怪魔は斃せないだろう。けれど、怪魔の相手をすべて任せられるほど、マークに戦闘のスキルと経験はない。
「それはやめよー? 紀更ちゃんは闇神様のところに連れていかなきゃいけないからさ~」
「っ!?」
その時突然、雨の音に交じって女の声がした。そして次の瞬間、マークの白い毛並みに赤い線が走った。
「うわぁああっ!」
「マーク!?」
突如苦しみ出したマークの身は人型に戻り、地面にうずくまる。マークの腰や腹回りの服が横に切れて、その下の皮膚が裂傷となり、血が溢れ出した。
「もう一人いるのか!」
ユルゲンはあたりを見渡す。
すると、カギソから少し離れた場所に少女が姿を現した。
「カギソのおじさん、あたしはあの男の子の動きを止めればいい? 傭兵の方はおじさんがやるでしょ?」
伏兵には伏兵を。
奈月は、カギソの指示によってしばらく姿を隠し、伏兵が現れた場合に備えていた。そのカギソの読みが、見事に的中したわけだ。
「頼むよ、奈月。怪魔の統制も君に預けよう。ほら、具月石だ」
カギソは奈月に向かって具月石を投げた。奈月はそれを受け取ると、怪魔たちに命じる。
「やっちゃえ」
「ギイイ!」
カルーテが、マークにいっせいに飛びかかる。
「おらぁっ!」
そのカルーテを、ユルゲンはマークをかばいながら薙ぎ払い、斬りつけた。一匹、また一匹と、カルーテは消えていく。
「カルーテ程度なら、操言の加護がなくても斃せるよね。でも、キヴィネはどうかな~」
――バチバチッ!
「うあぁぁっ!」
キヴィネの電撃が、地面にうずくまっていたマークに直撃した。即死にはならないが、全身が麻痺したような感覚になる。そのせいで呼吸がしばらく止まり、マークは死を感じるような苦しさに襲われた。
「マーク!」
苦しむマークを、ユルゲンは息を呑んで見下ろす。
「っ、さら……を」
だが、マークは薄目を開いてユルゲンに向かって呟いた。
「た……け、ろ」
――紀更を助けろ。
「くそっ!」
マークに言われて、ユルゲンはカギソを睨んだ。その足元には、地べたに座ったまま今にも泣きだしそうな表情でこちらに視線を向けている紀更がいる。布で口をふさがれているので、操言の力を使いたくても使えないのだ。つまり彼女はいま、一人の操言士ではなく非力な少女にすぎない。
「ふっざけんな、クソ野郎ども!」
「ああ、褒め言葉と受け取っておくよ、ユルゲン君。しかし、残念ながらまだ足りないんだ。君の大事な人を壊すためにはね」
カギソは紀更の首につながっている麻縄を強く引っ張り上げた。それだけでは紀更を立たせるにはいたらなかったが、紀更の呼吸を苦しめるには十分だった。紀更は目を閉じてゆがんだ表情で、首の縄に指をかける。
「紀更っ! やめろ! 紀更を放せ!」
「ならば、武器を捨ててゆっくりこちらに来てもらおう。君がこちらに来れば、紀更くんを解放してあげるとも」
紀更は首の縄が引っ張られるのとは違う方向にどうにか自ら力をかけて、気道にかかる圧力を弱め、呼吸を確保しようともがく。それから、どうにかユルゲンに伝えたいと思い、動く範囲で顔を横に振った。
(嘘よ、カギソは解放なんてしない!)
ユルゲンは一瞬迷った。カギソを睨み、紀更の様子をうかがい、それから近くにいるマークを見下ろす。誰を最優先にすべきか、ほかに打開策がないか、考えてみるがこの場を切り抜ける最高の策は浮かばない。
(くそっ)
ユルゲンは悔しげに下唇を噛むと、両刀を鞘に納めた。その鞘を腰紐から抜き取り、地面に放り投げる。そして丸腰になったことを示すために、両腕を顔の横に上げて広げながら、小股でカギソに近付いた。
「そうだ、それでいい。ゆっくりおいで、ユルゲン君」
カギソは不敵にほほ笑み、ユルゲンとの間合いを測る。ユルゲンは紀更の苦しむ表情に胸を痛めながら、じわじわと距離を詰めた。カギソの背後、彼の背丈よりも少し上に輝く光の球体が近付くにつれて、彼と紀更のいる場所が海崖の一部であることに気付く。
「ギイィイ!」
カルーテが唸り、牙をむいてユルゲンに襲い掛かった。
ユルゲンは身体を回転させ、あらゆる方角から向かってくるカルーテを切り裂きながら、怪魔の残存戦力をカウントする。しかしカルーテの牙はユルゲンの外套を引きちぎり、防具を傷つけ、徐々にユルゲンを追い込んでいく。
「不吉だと罵り、人間が忌避した闇の神様ヤオディミス! その心に寄り添った初代操言士! 彼女は闇の住人だった! 闇を愛した異質な存在、特別な操言士だ!」
怪魔と一対多の戦闘を繰り広げるユルゲンを肴に、カギソの芝居じみた独演が激しい雨音に負けじと続く。
「彼女が手にした闇の四分力! それはいまいずこ! さあ、教えてくれたまえ紀更くん! 君の魂が知ることを! 君の魂に刻まれた記憶を! 今度こそ!」
(いやっ!)
カギソは麻縄を引き、紀更の首を支点にして小さなその身体を引き寄せた。そして、雨に濡れる紀更の顎を掴み持ち上げる。
「紀更にさわるんじゃねぇっ!」
その光景に激怒したユルゲンは、自分を囲むカルーテを両刀で手当たり次第に薙ぎ払いながら、カギソと紀更をめがけて駆け寄った。
しかし、そんなユルゲンの背中を怪魔が見逃すはずもない。怪魔キヴィネの電撃が空中を矢のように走り、勢いよくユルゲンを目指した。
「ユルゲンっ!」
その時、雨の中、白い物体が叫んでユルゲンの身体を横に押し倒した。
(誰っ!?)
首を絞められて苦しい紀更が薄目を開くと、光の球体が一頭の白いハネウマを照らしていた。
「誰だね!?」
想定していなかったハネウマの登場に、カギソが苛立って声を荒げる。掴んでいた紀更の顎を離し、その身体を地面にたたきつけるように押しやった。腕も足も縄で縛られている紀更は思うように受け身がとれず、雨水でぐちゃぐちゃに濡れた地面に倒れ込む。
「オレは紀更の言従士だ!」
ハネウマはカギソを正面にとらえて勇ましく名乗った。
「言従士? 紀更くんの言従士はミズイヌのメヒュラだと聞いているが」
「二人目の言従士だよ! 文句あっか!」
「二人目? そうか……そうか!」
堂々と臆することなくカギソを睨むマークの言葉に、カギソは目も口も大きく開いて声高に嗤った。
「あははははっ! そうか! あははは、そうか、そうか! 紀更くん! 君は後天的に操言の力を宿しただけでなく、言従士を二人従えているのか! 前代未聞だ! 実に素晴らしい! やはり、闇の四分力を持つ闇の子は君なのかい!? 君の何がそんなに特別な事象を生むんだい!?」
紀更は不自由な手足を使って、なんとか上半身を起き上がらせた。
カギソの前方に立っているハネウマ――それは間違いなく、パーヴァルの里付近で彼を助けた時に見た、マークの動物型の姿だった。まさか、パーヴァルの里からここまで助けに来てくれたのだろうか。
「馬鹿野郎、マーク! なんで出てきた!」
両刀を構え直し、マークの横に立ったユルゲンは怒鳴った。マークに押されたことで地面に転がりはしたが、おかげでキヴィネの電撃は食らわずにすんだ。けれどもマークには、紀更を救出できるその瞬間まで隠れていてほしかった。それなのに自分を助けるために出てきてしまったのでは、もう不意打ちの救出はできない。
「見ていられるか! ユルゲン一人じゃ怪魔の相手は無理だ!」
「ギィィ!」
――パチッ、ジジッ。
まだ残っている数匹のカルーテとキヴィネが、ユルゲンとマークを取り囲む。
「怪魔はオレが引き受ける! ユルゲンが紀更を助けろ!」
マークの提案に、ユルゲンは歯ぎしりをした。
確かに、操言の加護がほぼ切れつつあるこの両刀では怪魔への攻撃力は半減する。特に、キヴィネのような頑強な身体の怪魔は斃せないだろう。けれど、怪魔の相手をすべて任せられるほど、マークに戦闘のスキルと経験はない。
「それはやめよー? 紀更ちゃんは闇神様のところに連れていかなきゃいけないからさ~」
「っ!?」
その時突然、雨の音に交じって女の声がした。そして次の瞬間、マークの白い毛並みに赤い線が走った。
「うわぁああっ!」
「マーク!?」
突如苦しみ出したマークの身は人型に戻り、地面にうずくまる。マークの腰や腹回りの服が横に切れて、その下の皮膚が裂傷となり、血が溢れ出した。
「もう一人いるのか!」
ユルゲンはあたりを見渡す。
すると、カギソから少し離れた場所に少女が姿を現した。
「カギソのおじさん、あたしはあの男の子の動きを止めればいい? 傭兵の方はおじさんがやるでしょ?」
伏兵には伏兵を。
奈月は、カギソの指示によってしばらく姿を隠し、伏兵が現れた場合に備えていた。そのカギソの読みが、見事に的中したわけだ。
「頼むよ、奈月。怪魔の統制も君に預けよう。ほら、具月石だ」
カギソは奈月に向かって具月石を投げた。奈月はそれを受け取ると、怪魔たちに命じる。
「やっちゃえ」
「ギイイ!」
カルーテが、マークにいっせいに飛びかかる。
「おらぁっ!」
そのカルーテを、ユルゲンはマークをかばいながら薙ぎ払い、斬りつけた。一匹、また一匹と、カルーテは消えていく。
「カルーテ程度なら、操言の加護がなくても斃せるよね。でも、キヴィネはどうかな~」
――バチバチッ!
「うあぁぁっ!」
キヴィネの電撃が、地面にうずくまっていたマークに直撃した。即死にはならないが、全身が麻痺したような感覚になる。そのせいで呼吸がしばらく止まり、マークは死を感じるような苦しさに襲われた。
「マーク!」
苦しむマークを、ユルゲンは息を呑んで見下ろす。
「っ、さら……を」
だが、マークは薄目を開いてユルゲンに向かって呟いた。
「た……け、ろ」
――紀更を助けろ。
「くそっ!」
マークに言われて、ユルゲンはカギソを睨んだ。その足元には、地べたに座ったまま今にも泣きだしそうな表情でこちらに視線を向けている紀更がいる。布で口をふさがれているので、操言の力を使いたくても使えないのだ。つまり彼女はいま、一人の操言士ではなく非力な少女にすぎない。
「ふっざけんな、クソ野郎ども!」
「ああ、褒め言葉と受け取っておくよ、ユルゲン君。しかし、残念ながらまだ足りないんだ。君の大事な人を壊すためにはね」
カギソは紀更の首につながっている麻縄を強く引っ張り上げた。それだけでは紀更を立たせるにはいたらなかったが、紀更の呼吸を苦しめるには十分だった。紀更は目を閉じてゆがんだ表情で、首の縄に指をかける。
「紀更っ! やめろ! 紀更を放せ!」
「ならば、武器を捨ててゆっくりこちらに来てもらおう。君がこちらに来れば、紀更くんを解放してあげるとも」
紀更は首の縄が引っ張られるのとは違う方向にどうにか自ら力をかけて、気道にかかる圧力を弱め、呼吸を確保しようともがく。それから、どうにかユルゲンに伝えたいと思い、動く範囲で顔を横に振った。
(嘘よ、カギソは解放なんてしない!)
ユルゲンは一瞬迷った。カギソを睨み、紀更の様子をうかがい、それから近くにいるマークを見下ろす。誰を最優先にすべきか、ほかに打開策がないか、考えてみるがこの場を切り抜ける最高の策は浮かばない。
(くそっ)
ユルゲンは悔しげに下唇を噛むと、両刀を鞘に納めた。その鞘を腰紐から抜き取り、地面に放り投げる。そして丸腰になったことを示すために、両腕を顔の横に上げて広げながら、小股でカギソに近付いた。
「そうだ、それでいい。ゆっくりおいで、ユルゲン君」
カギソは不敵にほほ笑み、ユルゲンとの間合いを測る。ユルゲンは紀更の苦しむ表情に胸を痛めながら、じわじわと距離を詰めた。カギソの背後、彼の背丈よりも少し上に輝く光の球体が近付くにつれて、彼と紀更のいる場所が海崖の一部であることに気付く。
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