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第09話 歴解派操言士と空白の物語
7.準備(下)
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オリバーは昨日、紀更と同じく操言士としての初日をむかえたブリアナと一緒に、比較的簡単な任務に就いて王都内を歩き回っていた。その時のブリアナの様子を、白湯を飲みながら思い出す。
「同じ場所にいたら、ブリアナがかわいそうですね」
「ブリアナが? 紀更じゃなくて?」
ミッチェルもソファに腰を下ろす。
待機室内にほかの操言士の姿はないので、オリバーは第三者に遠慮することなく感想を述べた。
「紀更ちゃんは素直でいい子だ。きっと誰から教わってもぐんぐん吸収するでしょう。一方でブリアナは、四大華族出身という出自への誇りと、操言院で成績が良かったという驕り。それらが邪魔して素直に教えを吸収できない。でもプライドがあるから、紀更ちゃんより伸びが悪いなんて思われたくないし、認められない。同じ場所にいてこうやって比較され続けたら、ますます頑なになってしまうでしょうね」
「へえ。あーたも言うようになったわね~」
四十手前で七段操言士のミッチェルからしてみれば、二十七歳で四段操言士のオリバーもまだかわいいひよっこに近いのだが、いっちょまえに分析する姿に感心した。
「ブリアナは、今日はどなたと組んでるんです?」
「今日はフローレンスだったかしら」
「うわ、相性最悪。フローレンスさんじゃ、ブリアナのプライドをずたずたにしたうえにそのことを鑑みなさそうですね」
「あーたの中のフローレンスはずいぶんと鬼婆のようね」
「鬼婆というか、あの人、ぶっ飛んでるじゃないですか」
「否定はしないわ」
ミッチェルはすました顔で自分の白湯を飲み干した。
「その点、王黎さんはほんと理想の師匠ですよねえ」
「あの王黎をそこまで慕ってるのはあーたくらいだと思うわよ」
「そうですか? 王黎さんの弟子になりたいって若手は結構いますよ」
「その子らは全員、王黎の素顔を知らないわね。アイツ、ほんとに自由気ままで困ったもんよ? 守護部の操言士の出勤状況、休暇状況、その他諸々、人員管理をしているアタシの身にもなってほしいわ」
「ははっ。王黎さんが旅に出たら、ミッチェルさんの気苦労がひとつ減りますね」
「それはどうかしら。いつかみたいに、音信不通になって周囲を騒がせたかと思ったらしれっと帰ってきて、『他国に行ってきました』なんて言うくらいなら、王都にいてくれた方がマシだわよ」
「ああ、そんなこともありましたねえ。二年くらい前のことでしたっけ」
当時を思い出してオリバーはくすくすと笑った。
ミッチェルのように仲間を管理しなければならない上の立場にしてみれば、思い通りにならない風のように自由な王黎はさぞや悩みの種だろう。だがオリバーや紀更のように、先行く王黎の背中を追いかける者からしてみれば、風のようなその気風に無性に憧れてならない。
「紀更ちゃんは王黎さんがいるからいいけど、ブリアナはどうしましょうねえ」
「それはアタシたちが考えることだわね。あーたは五段昇段を目指して頑張りなさいな。いつかあーたも、王黎のような頼れる誰かの師匠になりたいんでしょう」
「ええ、まあ。僕、人に教えるの結構好きですし」
ミッチェルはオリバーの手から空になった湯呑を取り上げ、立ち上がった。
「うーん。いいなあ、紀更ちゃん」
その「いいな」はどんな意味の「いいな」なのか。
ミッチェルは深く聞くまいと決めて、湯呑を洗いに給湯室へ向かった。
◆◇◆◇◆
晴れていれば夕焼けがきれいな時間だろうに、あいにくと西の空からは、分厚い雲がゆっくりと流れてきていた。
中央通りはまだ人通りがあったが、陽が沈みかけているため全員が帰路の空気をまとっている。そしてその歩調はみな、心なしか足早だ。暗くなり、怪魔が出やすいとされる闇の時間が始まる前に、安全な自宅に帰りたいのだろう。
都市部は操言士や祈聖石によって護られているため、町中に怪魔が出現するということは基本的にはない。しかし直近のラフーアやポーレンヌの怪魔襲撃事件を知る者は多く、月や星の光が望めなさそうなこの天気ではよりいっそう、これから訪れる闇が怖いのだろう。
仕事や用事をすませ、誰もが家路を急ぐそんな時間帯。ミニノート川にかかる中央通りの橋の上で、ユルゲンは一か八かの賭けをしていた。そして橋を照らす明灯器の灯りの下に目当ての少女が現れたことで、見事その賭けに勝った。
「紀更」
急に声をかけられて足を止めた紀更は、あたりをきょろきょろと見回す。ユルゲンは紀更の視界の端から中央に移動して、軽く手を振った。
「ここだ」
「え、あっ、ユルゲンさん! どうしたんです? どうしてここに?」
「いや……たまたまな」
嘘だ。実はだいぶ前からここで紀更を待っていた。操言士団の守護部会館から帰宅するなら、メクレドス地区をミニノート川に沿って西進し、この中央通りを南下してマルーデッカ地区に向かうのが標準的なルートだ。だから、この橋で待っていればもしかしたら紀更に会えるかもしれないと予想したのだ。
「家に帰るところだろう? その前に少しだけ話せないか」
ユルゲンはミニノート川を臨む広場を指差した。昼間なら子供たちが遊んでいるその場所には、今はもう誰もいない。
「はい、いいですよ」
紀更は警戒心もなく二つ返事で頷くと、ユルゲンと一緒に河原へ向かい、広場のベンチに腰を下ろした。
「少し前に、王黎師匠ともここで話したんですよ。修了試験前だったので、アドバイスをいただいたんです」
紀更はにこやかかに言った。
守護部の操言士を目指すということ。あまたある進路のひとつを王黎が示してくれたから、紀更は修了試験後のことを考えて試験に臨むことができた。オリバーの言うとおり、王黎はいい師匠だ。そっと足元を照らして、自ら考えて選び取るように誘導してくれる。
「ユルゲンさんとは一昨日のペレス家のパーティー以来ですね。あっ!」
その時、何かを思い出した紀更はいそいそと立ち上がった。そしてベンチに座ったままのユルゲンの前に立つと、羽織っている操言ローブの裾を持って広げてみせた。
「あらためまして、無事、修了試験に合格できました。ほら、操言ブローチも」
紀更は胸元に留めてあるブローチを手に取り、ユルゲンの眼前に差し出した。
一人前の操言士になったあかつきには、操言ブローチと操言ローブ姿を見せてほしい。紀更の自宅を訪れた際に、そう言ったのはユルゲンだった。ユルゲンはそのことを思い出して口角を上げた。
「ああ、立派なもんだ。おめでとう」
紀更の瞳と同じ瑞々しい緑色のブローチは、曇り空の夕暮れの中でもどこか誇らしげに輝いて見える。
「ありがとうございます」
紀更は嬉しそうにぺこりと頭を下げると、ブローチを胸に付け直して再びユルゲンの隣に腰を下ろした。
「あの、ユルゲンさん。私、また祈聖石巡礼の旅に出ることになって」
紀更がおずおずと切り出すと、ユルゲンは紀更の方を向いて頷いた。
「王黎とラファルから聞いた。護衛依頼なら、ラファルから正式に引き受けたよ」
「あ、ありがとうございますっ」
旅の護衛依頼をユルゲンが受託してくれたことは、すでに今朝、王黎から聞いてはいた。だがあらためて本人の口からも聞けて、それが間違いではなかったことを確かめた紀更はほっと胸をなでおろし、安堵の笑みを浮かべた。
「そのことで話がある。君は本当にいいのか。外がいまどんな状況か、聞いているだろう? 以前より怪魔は多いし、何より、操言士の誘拐が続いている。自分もその被害者になるかもしれない。危険なんだぞ」
両親と同じ心配をするユルゲン。
安心して落ち着いたはずの紀更の胸はすうっと冷えて、小さな波が立った。
「王黎もいるし紅雷もいる。エリックたちも俺も、君を護衛をする。でも決して安全じゃない。前回の旅もなかなか波乱万丈だったが、もしかしたらそれ以上になるかもしれない。それでもいま行くのか。別の時期に旅をすることは考えられないのか」
「……行きます」
沈黙ののち、深い息とともに答えた紀更は両方の拳を強く握りしめた。
「だって、私は守護部の操言士です。怪魔が誰かを襲うなら守りたい。攫われた操言士の仲間がいるなら助けたい。それが操言士の役目だから。そのためには私自身がもっと成長しなくちゃいけないんです。前回の旅で大きく成長できたように……危険でも、祈聖石巡礼の旅は今の私に必要なことなんです」
ゆっくりではあったがはっきりとした声音で語る紀更を、ユルゲンは少し複雑な思いで見つめた。
「同じ場所にいたら、ブリアナがかわいそうですね」
「ブリアナが? 紀更じゃなくて?」
ミッチェルもソファに腰を下ろす。
待機室内にほかの操言士の姿はないので、オリバーは第三者に遠慮することなく感想を述べた。
「紀更ちゃんは素直でいい子だ。きっと誰から教わってもぐんぐん吸収するでしょう。一方でブリアナは、四大華族出身という出自への誇りと、操言院で成績が良かったという驕り。それらが邪魔して素直に教えを吸収できない。でもプライドがあるから、紀更ちゃんより伸びが悪いなんて思われたくないし、認められない。同じ場所にいてこうやって比較され続けたら、ますます頑なになってしまうでしょうね」
「へえ。あーたも言うようになったわね~」
四十手前で七段操言士のミッチェルからしてみれば、二十七歳で四段操言士のオリバーもまだかわいいひよっこに近いのだが、いっちょまえに分析する姿に感心した。
「ブリアナは、今日はどなたと組んでるんです?」
「今日はフローレンスだったかしら」
「うわ、相性最悪。フローレンスさんじゃ、ブリアナのプライドをずたずたにしたうえにそのことを鑑みなさそうですね」
「あーたの中のフローレンスはずいぶんと鬼婆のようね」
「鬼婆というか、あの人、ぶっ飛んでるじゃないですか」
「否定はしないわ」
ミッチェルはすました顔で自分の白湯を飲み干した。
「その点、王黎さんはほんと理想の師匠ですよねえ」
「あの王黎をそこまで慕ってるのはあーたくらいだと思うわよ」
「そうですか? 王黎さんの弟子になりたいって若手は結構いますよ」
「その子らは全員、王黎の素顔を知らないわね。アイツ、ほんとに自由気ままで困ったもんよ? 守護部の操言士の出勤状況、休暇状況、その他諸々、人員管理をしているアタシの身にもなってほしいわ」
「ははっ。王黎さんが旅に出たら、ミッチェルさんの気苦労がひとつ減りますね」
「それはどうかしら。いつかみたいに、音信不通になって周囲を騒がせたかと思ったらしれっと帰ってきて、『他国に行ってきました』なんて言うくらいなら、王都にいてくれた方がマシだわよ」
「ああ、そんなこともありましたねえ。二年くらい前のことでしたっけ」
当時を思い出してオリバーはくすくすと笑った。
ミッチェルのように仲間を管理しなければならない上の立場にしてみれば、思い通りにならない風のように自由な王黎はさぞや悩みの種だろう。だがオリバーや紀更のように、先行く王黎の背中を追いかける者からしてみれば、風のようなその気風に無性に憧れてならない。
「紀更ちゃんは王黎さんがいるからいいけど、ブリアナはどうしましょうねえ」
「それはアタシたちが考えることだわね。あーたは五段昇段を目指して頑張りなさいな。いつかあーたも、王黎のような頼れる誰かの師匠になりたいんでしょう」
「ええ、まあ。僕、人に教えるの結構好きですし」
ミッチェルはオリバーの手から空になった湯呑を取り上げ、立ち上がった。
「うーん。いいなあ、紀更ちゃん」
その「いいな」はどんな意味の「いいな」なのか。
ミッチェルは深く聞くまいと決めて、湯呑を洗いに給湯室へ向かった。
◆◇◆◇◆
晴れていれば夕焼けがきれいな時間だろうに、あいにくと西の空からは、分厚い雲がゆっくりと流れてきていた。
中央通りはまだ人通りがあったが、陽が沈みかけているため全員が帰路の空気をまとっている。そしてその歩調はみな、心なしか足早だ。暗くなり、怪魔が出やすいとされる闇の時間が始まる前に、安全な自宅に帰りたいのだろう。
都市部は操言士や祈聖石によって護られているため、町中に怪魔が出現するということは基本的にはない。しかし直近のラフーアやポーレンヌの怪魔襲撃事件を知る者は多く、月や星の光が望めなさそうなこの天気ではよりいっそう、これから訪れる闇が怖いのだろう。
仕事や用事をすませ、誰もが家路を急ぐそんな時間帯。ミニノート川にかかる中央通りの橋の上で、ユルゲンは一か八かの賭けをしていた。そして橋を照らす明灯器の灯りの下に目当ての少女が現れたことで、見事その賭けに勝った。
「紀更」
急に声をかけられて足を止めた紀更は、あたりをきょろきょろと見回す。ユルゲンは紀更の視界の端から中央に移動して、軽く手を振った。
「ここだ」
「え、あっ、ユルゲンさん! どうしたんです? どうしてここに?」
「いや……たまたまな」
嘘だ。実はだいぶ前からここで紀更を待っていた。操言士団の守護部会館から帰宅するなら、メクレドス地区をミニノート川に沿って西進し、この中央通りを南下してマルーデッカ地区に向かうのが標準的なルートだ。だから、この橋で待っていればもしかしたら紀更に会えるかもしれないと予想したのだ。
「家に帰るところだろう? その前に少しだけ話せないか」
ユルゲンはミニノート川を臨む広場を指差した。昼間なら子供たちが遊んでいるその場所には、今はもう誰もいない。
「はい、いいですよ」
紀更は警戒心もなく二つ返事で頷くと、ユルゲンと一緒に河原へ向かい、広場のベンチに腰を下ろした。
「少し前に、王黎師匠ともここで話したんですよ。修了試験前だったので、アドバイスをいただいたんです」
紀更はにこやかかに言った。
守護部の操言士を目指すということ。あまたある進路のひとつを王黎が示してくれたから、紀更は修了試験後のことを考えて試験に臨むことができた。オリバーの言うとおり、王黎はいい師匠だ。そっと足元を照らして、自ら考えて選び取るように誘導してくれる。
「ユルゲンさんとは一昨日のペレス家のパーティー以来ですね。あっ!」
その時、何かを思い出した紀更はいそいそと立ち上がった。そしてベンチに座ったままのユルゲンの前に立つと、羽織っている操言ローブの裾を持って広げてみせた。
「あらためまして、無事、修了試験に合格できました。ほら、操言ブローチも」
紀更は胸元に留めてあるブローチを手に取り、ユルゲンの眼前に差し出した。
一人前の操言士になったあかつきには、操言ブローチと操言ローブ姿を見せてほしい。紀更の自宅を訪れた際に、そう言ったのはユルゲンだった。ユルゲンはそのことを思い出して口角を上げた。
「ああ、立派なもんだ。おめでとう」
紀更の瞳と同じ瑞々しい緑色のブローチは、曇り空の夕暮れの中でもどこか誇らしげに輝いて見える。
「ありがとうございます」
紀更は嬉しそうにぺこりと頭を下げると、ブローチを胸に付け直して再びユルゲンの隣に腰を下ろした。
「あの、ユルゲンさん。私、また祈聖石巡礼の旅に出ることになって」
紀更がおずおずと切り出すと、ユルゲンは紀更の方を向いて頷いた。
「王黎とラファルから聞いた。護衛依頼なら、ラファルから正式に引き受けたよ」
「あ、ありがとうございますっ」
旅の護衛依頼をユルゲンが受託してくれたことは、すでに今朝、王黎から聞いてはいた。だがあらためて本人の口からも聞けて、それが間違いではなかったことを確かめた紀更はほっと胸をなでおろし、安堵の笑みを浮かべた。
「そのことで話がある。君は本当にいいのか。外がいまどんな状況か、聞いているだろう? 以前より怪魔は多いし、何より、操言士の誘拐が続いている。自分もその被害者になるかもしれない。危険なんだぞ」
両親と同じ心配をするユルゲン。
安心して落ち着いたはずの紀更の胸はすうっと冷えて、小さな波が立った。
「王黎もいるし紅雷もいる。エリックたちも俺も、君を護衛をする。でも決して安全じゃない。前回の旅もなかなか波乱万丈だったが、もしかしたらそれ以上になるかもしれない。それでもいま行くのか。別の時期に旅をすることは考えられないのか」
「……行きます」
沈黙ののち、深い息とともに答えた紀更は両方の拳を強く握りしめた。
「だって、私は守護部の操言士です。怪魔が誰かを襲うなら守りたい。攫われた操言士の仲間がいるなら助けたい。それが操言士の役目だから。そのためには私自身がもっと成長しなくちゃいけないんです。前回の旅で大きく成長できたように……危険でも、祈聖石巡礼の旅は今の私に必要なことなんです」
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