不定期日記 ー凡ての道ー

七部(ななべ)

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僕と彼女の右心室の話。

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僕にだって好きな人くらいいる。でも、もうかれこれ450日も話していない。450日もあったら言語の一つくらい習得できるらしい。それくらい話していないのである。前はまともに会話してたのに話すロケーションがなくなり、そのまま心停止のような状態が続いているのである。
そんな関係に展開が起きたのだ。心拍数が今になって回復した。450日もあったら骨だけの棺桶に心臓は処理されているのに。
それは本当に些細なことかもしれない。でも450日もあったらそんなことでも大転機になるのである。それは委員会である。
私は中学1年生の時に規律委員会、所謂ところの風紀委員会をしていたのである。でも中2になって委員会をしなくなった。それと呼応するかのように彼女が規律委員会に入ったのである。
それを知った日は鮮明に覚えている。4月下旬、桃花の雨降る空。心は近頃の夏場のような異常気象の日でした。
そして今、私は後期委員会に規律委員会に立候補した。普通このまま行けば晴れて仲秋の名月は晴天になってた。なっていたのに!
なぜこんなに悲壮感たっぷりでいるかというと、僕以外にも3人、同じ委員会に立候補しやがったのである。しかも僕より地位が高い。だから後期の委員会はそいつらのうち1人になる確率は高い。という算段。
たかが委員会ごとき対して会話は起こらないかもしれない。でも僕にはこれしかないのである。これしか僕と彼女の糸が赤く染め上がらないのである。
これを書いた日の天気は晩夏のように暑い晴れの日。入道雲に身を任せどうでもよくなりたいと思い浮かんだ。
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