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第十三話
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魔剣祭は中断されることになり、民は自宅待機を余儀なくされることとなった。
王子である僕も身の安全を確保するために部屋の中に半ば強制的に閉じ込められている。
汚れたマントを脱ぎ、剣を壁に立てかけ、ベッドに座り込む。
僕は、弱い。あまりにも無力だ。
僕は何もできなかった。僕はただ父上の背後で地べたに這いつくばっていただけだ。
ルクスをあんなに痛めつけた張本人が目の前にいたにも関わらず、動くこともできなかった。
「クソッ……」
僕は仰向けになって目を塞いだ。
上級剣士になったのに、完成魔導師なのに、僕は無力だ。このままじゃ立派な王になんてなれやしない。
包帯を巻かれた傷口が痛む。肩は少し動くたびに裂けるような痛みが襲ってきて、サクスムの魔法によって割られた頭には常に鈍痛が襲う。
僕も絶対安静を余儀なくされる身だ。だけど、僕なんかが安静にしている場合じゃない。
国のためにも僕はまだまだ強くならなければならない。
心ではそう思っているのものの、身体は全く言うことを聞かない。
無力な自分に心底嫌気が差しながら、その日は眠りについた。
翌朝、太陽の光が起床を促すように部屋に差し込む。僕は唸り声を上げながら身体を起こした。
見知った机に見知った窓、見知った毛布に見知ったマント。全てに既視感のある朝を迎えた。
僕は隣に立てかけてあった剣を腰に携えて部屋を出た。
「おはようございます。ラディウス様」
部屋の外には衛兵が二人立っていて、常に槍を構えている。夜通し鎧を身に着けながら立ち尽くす彼らの疲労は凄まじいだろう。
「おはよう。二人とも、朝食について来てくれるかな」
僕の言葉に二人は一瞬表情を緩めた後、「謹んでご同行いたします」と言って槍を下ろし、僕のあとに続いた。
石造りの廊下を歩く独特の音だけが木霊する中、衛兵の一人が口を開いた。
「ラディウス様、お怪我の具合はいかがでしょうか」
「あぁ、頭痛は治まった。胴体の傷も縫ってもらったおかげで塞がりそうだし、後はやっぱり肩かな。肩だけはまだ上げられそうもない」
僕はそう言いながら包帯の巻かれた肩を押さえた。
今でも鮮明に思い出す。あの漆黒の剣で刺された時の感覚を。
自分の全てが汚されていくような喪失感。
何もかもが黒く染まっていくようなあの感覚。
何もかもを捨ててしまいたくなる絶望感。
あの力は一体何だったのだろうか。その正体は今となってはもう知るすべもない。
「そうですか。ですが、生きていてよかったです」
衛兵の言葉に僕は思わず一瞬立ち止まった。それに呼応するように、衛兵も即座に立ち止まる。
愚者の僕にそんな言葉をかけてくれた事実に動揺してしまったのだ。
「そう言ってくれて嬉しいよ。ありがとう」
そうこうしているうちに食堂へ到着し、僕達は食事を済ませた。
食事の間は少しばかり談笑を嗜み、二人の名前を知ることもできた。
はにかんだ笑顔が素敵な彼はセイル。堅苦しくも愛嬌のある彼はルウトと言うらしい。
これから少しずつ仲良くなれたらいいな、なんて思いながら僕は席を立った。
そして、自室の扉に手をかけた時、セイルが言った。
「ラディウス様、お怪我をなされている今言うことではないかもしれませんが、恐らく近々陛下から直々の招集命令が下されると思います。覚悟をしておいたほうが良いかと」
父上直々の招集。あまりいい予感はしないが、僕の力が少しでも何かの役に立つのなら、僕は尽力すると決めている。
「分かった。教えてくれてありがとう。セイルもルウトもしっかり休むんだ。いざという時君達が疲労困憊では意味がない」
僕の言葉に二人は「はっ」と敬礼をした。僕はそれに頷きを返し、部屋に入った。
一週間後、ようやく肩が上がるようになってきた頃、上級以上の剣士、または一級以上の魔導師に対する招集が行われた。
僕はそのどちらにも該当するため、招集場所である玉座へと向かった。
扉の前には衛兵の姿があり、僕を見るなりお辞儀をしてからすぐに扉を開いた。
扉の先には二十人近くの剣士と魔導師が部屋中に散らばっていた。
その中にはサクスムの姿もあった。
僕が部屋に入った瞬間扉は閉じられ、父上が立ち上がった。
「よく集まってくれた。優秀な我が兵士達よ。今日集まってもらったのは他でもない。先日の魔剣祭襲撃についてだ」
父上のその言葉によって、一気に場に緊張が走る。それほどまでにあの事件は大きなものだった。
魔剣祭が中断されたというのもそうだが、何よりルクスがやられたという事実が大きい。
ルクスは今も治療院で絶対安静を余儀なくされている。あのルクスがそこまでの手傷を負った。その事実はあまりにも重い。
「ルクスの証言によって、奴らの仲間と思われる人物によるドラゴン殺害がなされたことが発覚した」
父上の言葉を聞いた皆はその瞬間にざわつき始めた。
「四獣の一頭が……?」
「手加減無しなら俺達なんか相手にならないあのドラゴン様が……」
僕も父上の言葉には耳を疑った。僕とレントの二人がかり、それも手加減をされた上で辛勝を勝ち取ったような相手がいとも簡単に殺された。そんなの信じたくなかった。それはこの場にいる皆も同じようだった。
「静まるがよい」
父上はそんなざわめきに対して冷静にそう言い放った。
「諸君らには奴らの策謀を止めてもらいたい」
僕たちは息を呑んだ。それが簡単ではないということなど、最後まで聞いていなくともわかる。
「奴らの目的は不明瞭だ。国家転覆という可能性もあり得る。だが、ルクスが敵から聞いた情報によれば四獣を狙っている可能性が高い」
「四獣を?一体どういうことですか」
その場にいた一人が口を開いた。それに対して父上は一言「分からぬ」と返す。
「しかし、今王国が危機的状況にあるということは事実だ。これより諸君らには命を与える!!」
父上が叫び、片足を一歩前へドンッと踏み出した。
「二十名は王国を守るために厳戒態勢を整えてもらう!そして、残りの十名には現在最も重要な任務である現地の守護王と共に四獣リヴァイアサンとフェンリルの護衛を命じる!!」
父上の叫びに対して僕たちは跪き、声を上げる。
「はっ!!!」
国王の命令は絶対だ。いかなる理由があれど、従わなくてはならない。国の戦力の中枢を担う僕たちはそれくらい弁えている必要がある。
「それでは今から、リヴァイアサン、及びフェンリル護衛の任に就いてもらう人間を発表する!」
父上はそう言うと大きく息を吸って口を開いた。
「まず!!リヴァイアサン護衛には上級剣士であるマーフィー、ヴァン、ロウ。そして一級魔術師のフーロ、ウェンディを任命する」
「「はっ!!!」」
名前を呼ばれた五名はその場に立ち上がり、胸に手を当てた。
「そして次にフェンリル護衛の任に就いてもらう人間を発表する!」
「上級剣士からアンディ、アルマンド、サクスム。一級魔術師からアンセル、レイモンドを任命する!!」
父上はそう言い切った。そして、それに呼応するように名を呼ばれた五人が立ち上がって口を開く。
「「はっ!!!」」
彼らの返事に対して父上は頷き、口を開いた。
「名を呼ばれなかった残りの二十名には王国の守護を命じる!!」
僕はどこかで自分の名前が呼ばれることを期待していた。しかし、僕の名前は呼ばれることがなかった。
王子である僕も身の安全を確保するために部屋の中に半ば強制的に閉じ込められている。
汚れたマントを脱ぎ、剣を壁に立てかけ、ベッドに座り込む。
僕は、弱い。あまりにも無力だ。
僕は何もできなかった。僕はただ父上の背後で地べたに這いつくばっていただけだ。
ルクスをあんなに痛めつけた張本人が目の前にいたにも関わらず、動くこともできなかった。
「クソッ……」
僕は仰向けになって目を塞いだ。
上級剣士になったのに、完成魔導師なのに、僕は無力だ。このままじゃ立派な王になんてなれやしない。
包帯を巻かれた傷口が痛む。肩は少し動くたびに裂けるような痛みが襲ってきて、サクスムの魔法によって割られた頭には常に鈍痛が襲う。
僕も絶対安静を余儀なくされる身だ。だけど、僕なんかが安静にしている場合じゃない。
国のためにも僕はまだまだ強くならなければならない。
心ではそう思っているのものの、身体は全く言うことを聞かない。
無力な自分に心底嫌気が差しながら、その日は眠りについた。
翌朝、太陽の光が起床を促すように部屋に差し込む。僕は唸り声を上げながら身体を起こした。
見知った机に見知った窓、見知った毛布に見知ったマント。全てに既視感のある朝を迎えた。
僕は隣に立てかけてあった剣を腰に携えて部屋を出た。
「おはようございます。ラディウス様」
部屋の外には衛兵が二人立っていて、常に槍を構えている。夜通し鎧を身に着けながら立ち尽くす彼らの疲労は凄まじいだろう。
「おはよう。二人とも、朝食について来てくれるかな」
僕の言葉に二人は一瞬表情を緩めた後、「謹んでご同行いたします」と言って槍を下ろし、僕のあとに続いた。
石造りの廊下を歩く独特の音だけが木霊する中、衛兵の一人が口を開いた。
「ラディウス様、お怪我の具合はいかがでしょうか」
「あぁ、頭痛は治まった。胴体の傷も縫ってもらったおかげで塞がりそうだし、後はやっぱり肩かな。肩だけはまだ上げられそうもない」
僕はそう言いながら包帯の巻かれた肩を押さえた。
今でも鮮明に思い出す。あの漆黒の剣で刺された時の感覚を。
自分の全てが汚されていくような喪失感。
何もかもが黒く染まっていくようなあの感覚。
何もかもを捨ててしまいたくなる絶望感。
あの力は一体何だったのだろうか。その正体は今となってはもう知るすべもない。
「そうですか。ですが、生きていてよかったです」
衛兵の言葉に僕は思わず一瞬立ち止まった。それに呼応するように、衛兵も即座に立ち止まる。
愚者の僕にそんな言葉をかけてくれた事実に動揺してしまったのだ。
「そう言ってくれて嬉しいよ。ありがとう」
そうこうしているうちに食堂へ到着し、僕達は食事を済ませた。
食事の間は少しばかり談笑を嗜み、二人の名前を知ることもできた。
はにかんだ笑顔が素敵な彼はセイル。堅苦しくも愛嬌のある彼はルウトと言うらしい。
これから少しずつ仲良くなれたらいいな、なんて思いながら僕は席を立った。
そして、自室の扉に手をかけた時、セイルが言った。
「ラディウス様、お怪我をなされている今言うことではないかもしれませんが、恐らく近々陛下から直々の招集命令が下されると思います。覚悟をしておいたほうが良いかと」
父上直々の招集。あまりいい予感はしないが、僕の力が少しでも何かの役に立つのなら、僕は尽力すると決めている。
「分かった。教えてくれてありがとう。セイルもルウトもしっかり休むんだ。いざという時君達が疲労困憊では意味がない」
僕の言葉に二人は「はっ」と敬礼をした。僕はそれに頷きを返し、部屋に入った。
一週間後、ようやく肩が上がるようになってきた頃、上級以上の剣士、または一級以上の魔導師に対する招集が行われた。
僕はそのどちらにも該当するため、招集場所である玉座へと向かった。
扉の前には衛兵の姿があり、僕を見るなりお辞儀をしてからすぐに扉を開いた。
扉の先には二十人近くの剣士と魔導師が部屋中に散らばっていた。
その中にはサクスムの姿もあった。
僕が部屋に入った瞬間扉は閉じられ、父上が立ち上がった。
「よく集まってくれた。優秀な我が兵士達よ。今日集まってもらったのは他でもない。先日の魔剣祭襲撃についてだ」
父上のその言葉によって、一気に場に緊張が走る。それほどまでにあの事件は大きなものだった。
魔剣祭が中断されたというのもそうだが、何よりルクスがやられたという事実が大きい。
ルクスは今も治療院で絶対安静を余儀なくされている。あのルクスがそこまでの手傷を負った。その事実はあまりにも重い。
「ルクスの証言によって、奴らの仲間と思われる人物によるドラゴン殺害がなされたことが発覚した」
父上の言葉を聞いた皆はその瞬間にざわつき始めた。
「四獣の一頭が……?」
「手加減無しなら俺達なんか相手にならないあのドラゴン様が……」
僕も父上の言葉には耳を疑った。僕とレントの二人がかり、それも手加減をされた上で辛勝を勝ち取ったような相手がいとも簡単に殺された。そんなの信じたくなかった。それはこの場にいる皆も同じようだった。
「静まるがよい」
父上はそんなざわめきに対して冷静にそう言い放った。
「諸君らには奴らの策謀を止めてもらいたい」
僕たちは息を呑んだ。それが簡単ではないということなど、最後まで聞いていなくともわかる。
「奴らの目的は不明瞭だ。国家転覆という可能性もあり得る。だが、ルクスが敵から聞いた情報によれば四獣を狙っている可能性が高い」
「四獣を?一体どういうことですか」
その場にいた一人が口を開いた。それに対して父上は一言「分からぬ」と返す。
「しかし、今王国が危機的状況にあるということは事実だ。これより諸君らには命を与える!!」
父上が叫び、片足を一歩前へドンッと踏み出した。
「二十名は王国を守るために厳戒態勢を整えてもらう!そして、残りの十名には現在最も重要な任務である現地の守護王と共に四獣リヴァイアサンとフェンリルの護衛を命じる!!」
父上の叫びに対して僕たちは跪き、声を上げる。
「はっ!!!」
国王の命令は絶対だ。いかなる理由があれど、従わなくてはならない。国の戦力の中枢を担う僕たちはそれくらい弁えている必要がある。
「それでは今から、リヴァイアサン、及びフェンリル護衛の任に就いてもらう人間を発表する!」
父上はそう言うと大きく息を吸って口を開いた。
「まず!!リヴァイアサン護衛には上級剣士であるマーフィー、ヴァン、ロウ。そして一級魔術師のフーロ、ウェンディを任命する」
「「はっ!!!」」
名前を呼ばれた五名はその場に立ち上がり、胸に手を当てた。
「そして次にフェンリル護衛の任に就いてもらう人間を発表する!」
「上級剣士からアンディ、アルマンド、サクスム。一級魔術師からアンセル、レイモンドを任命する!!」
父上はそう言い切った。そして、それに呼応するように名を呼ばれた五人が立ち上がって口を開く。
「「はっ!!!」」
彼らの返事に対して父上は頷き、口を開いた。
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