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秘書兼愛人
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幸福感に頭が支配されそうなのを何とか抑えながら、俺は別の柱に隠れて、女の様子を窺った。
すると、都合のいいことに高齢者の相手をしていた。ナイスだ、爺さん!あとで煎餅でも買ってあげたいくらいだ。俺はさっきのスタート地点まで戻り、今度は右手の甲を押しつけるようにして触った。
「あっ……すいません」
「いえ」
さっきより声のトーンが暗い。またこいつか、くらいには思われているのかもしれないが、まあいい。もうスカートの中は撮る必要がないからな。あとはぶつかっていくだけだ。
少年漫画みたいな前向きなことを考えながら、ブースの陰から女を盗み見ると、尻の辺りに手を触れながら、周囲をキョロキョロしていた。
そこそこ警戒しているな。難易度は上がっているが、俺ならできる。
携帯を弄ったり、パンフレットに目を通すふりをしながら、隙を窺っていると、そのときはやってきた。
手持ちのパンフレットを配り終えた女は、新しい分を補充しに、パンフレットが入っているらしい段ボールの所へと歩いて行った。
もしかしたらと思い、こっそりついていくと、女はパンフレット取ろうとして形のいい尻を突き出していた。
このチャンスを逃す手はないと、俺は右手の甲を押しつけ、撫でるように滑らせた。尻の割れ目を感じたことに震えるような喜びを感じた。
「……す、すいません」
女は明らかに不審者を見るような目をしていた。
おっと、やばい。性欲に身を任せて暴走しすぎた。
俺は軽く頭を下げ、その場を離れ、ゲームに集中した。
それから10分くらいしたところで、オッサンが無駄に威厳たっぷりにやってきた。隣には秘書らしき女もいる。いや、俺にはわかる。あれは秘書兼愛人だ。釣り目がちで性格はきつそうだが眼鏡のよく似合う美人だ。パンツスーツもしっかり決まっていて……ほう、いい尻じゃないか。こいつはあとでこっそりターゲットにしよう。
オッサンと目が合うと、俺は頷いて、ミッションを完遂したことを伝えた。
そのことに納得したのか、オッサンはただただいやらしい笑みを浮かべ、女に声をかけた。
「神川さん、ちょっといい?」
「はい」
女を予定通りにアンケート記入用の机まで連れて行くと、さっそく話を始めた。愛人は別のスタッフに呼ばれ、筐体の近くまで行った。
……やっぱりいい。あとでな。
俺は秘書兼愛人を見送ると、こちらに向け、無防備に尻を突き出している女のほうへ足を進めた。
手の甲で尻を撫でると女がこちらを向こうとするが、オッサンのアシストが入る。
「それでさあ……」
「は、はい……」
俺はその辺を適当に移動してから、また同じスタート地点から女に近づいた。
さっきより強めに手の甲を押しつけると、今度は無反応だった。どうやら変態は無視することに決めたらしい。
……よし、まだいける。いけるぞ。
結局、ボーナスステージは8回続いた。
すると、都合のいいことに高齢者の相手をしていた。ナイスだ、爺さん!あとで煎餅でも買ってあげたいくらいだ。俺はさっきのスタート地点まで戻り、今度は右手の甲を押しつけるようにして触った。
「あっ……すいません」
「いえ」
さっきより声のトーンが暗い。またこいつか、くらいには思われているのかもしれないが、まあいい。もうスカートの中は撮る必要がないからな。あとはぶつかっていくだけだ。
少年漫画みたいな前向きなことを考えながら、ブースの陰から女を盗み見ると、尻の辺りに手を触れながら、周囲をキョロキョロしていた。
そこそこ警戒しているな。難易度は上がっているが、俺ならできる。
携帯を弄ったり、パンフレットに目を通すふりをしながら、隙を窺っていると、そのときはやってきた。
手持ちのパンフレットを配り終えた女は、新しい分を補充しに、パンフレットが入っているらしい段ボールの所へと歩いて行った。
もしかしたらと思い、こっそりついていくと、女はパンフレット取ろうとして形のいい尻を突き出していた。
このチャンスを逃す手はないと、俺は右手の甲を押しつけ、撫でるように滑らせた。尻の割れ目を感じたことに震えるような喜びを感じた。
「……す、すいません」
女は明らかに不審者を見るような目をしていた。
おっと、やばい。性欲に身を任せて暴走しすぎた。
俺は軽く頭を下げ、その場を離れ、ゲームに集中した。
それから10分くらいしたところで、オッサンが無駄に威厳たっぷりにやってきた。隣には秘書らしき女もいる。いや、俺にはわかる。あれは秘書兼愛人だ。釣り目がちで性格はきつそうだが眼鏡のよく似合う美人だ。パンツスーツもしっかり決まっていて……ほう、いい尻じゃないか。こいつはあとでこっそりターゲットにしよう。
オッサンと目が合うと、俺は頷いて、ミッションを完遂したことを伝えた。
そのことに納得したのか、オッサンはただただいやらしい笑みを浮かべ、女に声をかけた。
「神川さん、ちょっといい?」
「はい」
女を予定通りにアンケート記入用の机まで連れて行くと、さっそく話を始めた。愛人は別のスタッフに呼ばれ、筐体の近くまで行った。
……やっぱりいい。あとでな。
俺は秘書兼愛人を見送ると、こちらに向け、無防備に尻を突き出している女のほうへ足を進めた。
手の甲で尻を撫でると女がこちらを向こうとするが、オッサンのアシストが入る。
「それでさあ……」
「は、はい……」
俺はその辺を適当に移動してから、また同じスタート地点から女に近づいた。
さっきより強めに手の甲を押しつけると、今度は無反応だった。どうやら変態は無視することに決めたらしい。
……よし、まだいける。いけるぞ。
結局、ボーナスステージは8回続いた。
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