26 / 28
vsセクハラ野郎
しおりを挟む
「よし、行くか」
気合が入ったのか、わざわざ独り言まで呟いてから俺は立ち上がった。
そこからは割と順調だった。
たしかにこの病院は美人が多いな。顔採用というのも頷ける。一瞬だけ転職を考えてしまったくらいだ。
とはいえ、あの学校に高木を始めとした戦力が割といるからな。
それに一般人として病院に入る口実は作れても、学校に入る口実なんか作れないからな。よし、転職はなしだ。
エスカレーターで2階に上がると、こちらも患者がそれなりにいて、忙しそうな空気が漂っていた。
確かこの階にはアイドルみたい可愛いのがいるらしいんだが、どこにいるんだろうな。
辺りをキョロキョロ探してみると、奥の病室から声が聞こえてくる。ただの話し声とは明らかに違った。
声のする方に近づいていくと、何を喋っているのかハッキリわかってきた。
「や、やめてくださいよ……ご家族に報告しますよ?」
「別にいいだろ、これくらい。こちとら入院生活のストレスでストレス溜まってんだから」
「いやっ……!」
死角からこっそり様子を窺うと、狡そうな目つきのオッサンが、地味めだが可愛い看護師のスカートの中に手を突っ込み、尻をまさぐっていた。
……今時こんなセクハラ野郎いるのかよ。嘆かわしい。
とりあえず自分の事は那棚の上に置き、俺は病室へと足を踏み入れた。
「失礼します。病室の点検をさせていただきます」
「あっ、はい」
俺の姿を見るや、オッサンはすぐにスカートから手を抜き、何事もなかったかのように大人しくなった。こちらを恨めしそうな目で見てきましたが、俺は気にしない。似たようなことは俺もあるからな。手の甲で触ろうとして前から人が来た時は、そいつを呪い殺してやりたくなる。
看護師が仕事を再開したので、俺はスカートの中にカメラを向け、ベッドやらを点検するふりをしてから、手の甲で形のいい尻を撫でてその場を後にした。
「失礼しました」
「あっ、は、はい……」
看護師は少し不審がっていたが、特に何か声をかけてくるようなことはなかった。
・・・
今さっきの……わざと、なのかな?
その前は助けてくれたような気がしたんだけど……なんかいやだな。
この患者さんもいい加減にしてほしいけど、制服もズボンに変わるし、前よりはマシになるかな?
・・・
なかなかいい女だったな。ああいうのは狙い目だったりするんだよ。機会があればもう一回くらい行っとくかな?おっとその前にターゲットを……。
すると、まるで狙い澄ましたかのようにその女はそこにいた。
気合が入ったのか、わざわざ独り言まで呟いてから俺は立ち上がった。
そこからは割と順調だった。
たしかにこの病院は美人が多いな。顔採用というのも頷ける。一瞬だけ転職を考えてしまったくらいだ。
とはいえ、あの学校に高木を始めとした戦力が割といるからな。
それに一般人として病院に入る口実は作れても、学校に入る口実なんか作れないからな。よし、転職はなしだ。
エスカレーターで2階に上がると、こちらも患者がそれなりにいて、忙しそうな空気が漂っていた。
確かこの階にはアイドルみたい可愛いのがいるらしいんだが、どこにいるんだろうな。
辺りをキョロキョロ探してみると、奥の病室から声が聞こえてくる。ただの話し声とは明らかに違った。
声のする方に近づいていくと、何を喋っているのかハッキリわかってきた。
「や、やめてくださいよ……ご家族に報告しますよ?」
「別にいいだろ、これくらい。こちとら入院生活のストレスでストレス溜まってんだから」
「いやっ……!」
死角からこっそり様子を窺うと、狡そうな目つきのオッサンが、地味めだが可愛い看護師のスカートの中に手を突っ込み、尻をまさぐっていた。
……今時こんなセクハラ野郎いるのかよ。嘆かわしい。
とりあえず自分の事は那棚の上に置き、俺は病室へと足を踏み入れた。
「失礼します。病室の点検をさせていただきます」
「あっ、はい」
俺の姿を見るや、オッサンはすぐにスカートから手を抜き、何事もなかったかのように大人しくなった。こちらを恨めしそうな目で見てきましたが、俺は気にしない。似たようなことは俺もあるからな。手の甲で触ろうとして前から人が来た時は、そいつを呪い殺してやりたくなる。
看護師が仕事を再開したので、俺はスカートの中にカメラを向け、ベッドやらを点検するふりをしてから、手の甲で形のいい尻を撫でてその場を後にした。
「失礼しました」
「あっ、は、はい……」
看護師は少し不審がっていたが、特に何か声をかけてくるようなことはなかった。
・・・
今さっきの……わざと、なのかな?
その前は助けてくれたような気がしたんだけど……なんかいやだな。
この患者さんもいい加減にしてほしいけど、制服もズボンに変わるし、前よりはマシになるかな?
・・・
なかなかいい女だったな。ああいうのは狙い目だったりするんだよ。機会があればもう一回くらい行っとくかな?おっとその前にターゲットを……。
すると、まるで狙い澄ましたかのようにその女はそこにいた。
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる