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(なんかさっきからおかしくないか……?)
さっきまで俺を犯そうとしていたのに俺の裸を見た途端、自分が破いた俺の服を直し始めた青年の心境の変化について行けず俺は首を傾げるのだった。
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「はあー……どいつもこいつもアイザック、アイザック、と……困りましたね……」
一方その頃。アイザックが元盗賊団の一員に襲われかけたことを知らずにアイザックが所属するギルドの長、ギルド長ローレンスはぼやいていた。と、いうのもアイザックがあの状態になって戦えなくなり、今日で一週間。その間にアイザック宛てに届いた依頼の数は高難易度含めてゆうに百を超え、アイザックがあの状態なので「申し訳ありません。アイザックは生憎別の依頼で手一杯でして…」と丁重に断っても二言目には「アイザック様じゃないとだめなんで」「その依頼はいつ終わるんですの?」「金ならいくらでも出す」と言われて無理だと言っているのにアイザックを出せと言われる毎日だ。
(まあ、それだけ伝説級冒険者の称号がすごいってことなんですが……こうも続くと流石にウンザリして来ますね……それに今はまだ誤魔化せていますがそのうち『アイザックが戦えない状態にある』と勘付く人も出てくるでしょうから……)
そうなったら、アイザックの名声で資金集めや人集めしているうちのギルドはたちまち他のギルドに食い潰されるだろう。
「はあ……そうならない為にも早く解呪方法を見つけないと……」
そう、憂いを帯びた表情でローレンスが呟いた時。不意に部屋のドアがノックされて、そして間を置かずに
「……失礼します、ギルド長。お客様をお連れしました。」
と言って、ローレンスの返事を待たずにギルド長室に二人の男女が入ってきた。一人はこのギルドの受付嬢である妙齢の女だが、もう一人は見慣れない純銀の鎧を纏った騎士風の男だった。そして騎士風の男は訝しむローレンスと目が合うと胸に手を当て軽く会釈し、
「お初にお目にかかります。私は王国直属騎士団・団長ラインハルト・ヴァ・オルダと申します。この度は突然のご訪問、大変申し訳ありません」
と、丁寧な口調で名乗る。一方、男が放った「王国直属騎士団団長」という言葉を聞いた瞬間、ローレンスは目を丸くして慌てて立ち上がり、
「お、おおお王国直属騎士団の団長様とは!!これはこれは気付かず大変失礼しました!ささ、どうぞそちらにお座り下さい!今、お茶を淹れて来させますので……!」
恐らく貴族の出であろう男に向かってペコペコと頭を下げる。が、男は硬い表情で「いえ。それには及びません」と固辞し、そして真剣な表情で言った。
「伝説級冒険者アイザックに緊急の依頼を頼みたい」
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