旦那様、離婚しても大丈夫なんですか…?

小野

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「!?」


 いきなり抱き締められたリーゼはびくりと体を強張らせる。だが、クリスは硬直するリーゼの体をぎゅっと抱き締め直して耳元で囁いた。


「今までつらかったですね……でも、もう大丈夫ですよ。私の方からラルス様に『リーゼ様が公爵様から暴力を振るわれていた』ことをお伝えしますし、もし公爵様が離婚を嫌がったらダリア家の力を使って離婚できるようにお力をお貸しますから……」

「な、何を言って……?旦那様から暴言を吐かれる事はあっても暴力を受けたことなんてただ一度も……」

「ああ、お可哀そうに……自分が暴力を振るわれていることに気づいていないのですね……暴力を受けていた証拠がここにあると言うのに……」


 そう言い、するりとクリスは膨らみかけのリーゼのお腹を撫でる。クリスが言わんとしていることを察したリーゼは大きく目を見開き、理解できないものを見るような目でクリスを見た。


「まさか……私が旦那様に乱暴されたとおっしゃっているんですか?」



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