擬人化物語!

Hiruko

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陽気すぎる!

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「へえー!ここが古川中学校かあ!」
私、いちみは、登校初日に遅刻しそうになって学校がどこにあるか迷っていた時にぶつかった、そーだという女の子と一緒に古川中学校へ行った。
「この学校には、いろんな食べ物や飲み物が擬人化された子達でいっぱいだよ。すぐに慣れると思うよ。」
校庭を見ると大きな桜の木があった。夏だから緑でいっぱいだ。
「いちみちゃんは、中学1年生だよね?」
「うん!」
「じゃあ、ここにあなたの教室があると思う。あ、ちょうどよかった。みる先生。新しい転校生の教室が私には、分からないので、任せてもいいですか?」
「はーい、オッケー!そーだちゃん、そんな堅苦しくなくていいんだよ?」
「いえ、目上の人に対しては、これが正確な対応だと。」
ペコリと一礼して、そーだは、ここを去っていく。しっかりしてんだなあといちみは、思った。
「あなたがいちみちゃん?」
「はい!いちごミルクの擬人化少女、いちみです!」
「私は、牛乳の擬人化、みる。古川中学校の校長なの!よろしく!いちみちゃんの教室は、1-Dよ。そこだよ~!」
「はい。ありがとうございます、校長先生。」
「堅苦しいのは、嫌いなの。みるでいいわ。」
「え・・えと、み、みる先生・・・?」
「よくできました!フフ、いってらっしゃ~い。」
いちみは、とても陽気な先生だったなと内心思ったほどだった。
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