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二章
来ない?
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待っているだけだと、時間が長く感じる。見れる物がない僕は、客席を見渡していると、やけに人がいない場所があった。
「あの辺だけ人がいないね?」
「あれがいるからだろう」
ネアが言う先には、ローブを頭から被った5人組が座っていた。よく見ると、その人達を中心に空白地帯が出来ているようだった。
「暑くないのかな?」
夏の終わりとは言っても、日中はまだまだ暑い。それなのに、あんな格好をしていたら、見ている方としても暑い。
「暑くないんだろう」
ネアは、興味なそうに試合の方へと視線を戻した。僕も、おかしな人達と関わるつもりはないので、試合へと意識を戻した。
「それにしても、予選から出場何だね?」
ふと気になった事を聞いてみる。こういう大会とかになると、貴族とかは予選も免除になるのかと思ってた。
「公正に行っていますからね。大会などで、好成績を残していたら免除される事はありますが、そうでなければ全員予選から出場になります」
僕の質問に、リオ先生が答えてくれた。本戦しか行った記憶はなかったけど、兄様も、最初は予選からやったのかな?
「進行具合にもよりますが、予選は5日間の予定で行われますからね。剣術部門が終わった後、魔法部門も同じように予選を行います」
それぞれの予選をするなら、思ったよりも長い期間掛けてやるんだな。
「その間、学院はどうするんですか?」
「授業の出席は、免除されます。なので、参加者が多い予選の初日を、学院が休みの日に合わせているんです」
「そのおかげで、俺達もこうして来れるから助かるよな。まあ、サボってでも来たいけどな」
「教師の前で、堂々とサボる宣言するのは、どうかと思いますよ」
「き、聞かなかった事に…」
「仕方ないですね。今回は聞かなかった事にしましょう。本戦に進めば、応援にだって行けるので、サボるのは我慢して下さいね」
「本戦も、休みに合わせてやるんですか?」
「はい。生徒も見学出来るように、そうなっています。剣術も、魔法部門も、それぞれ1日掛けて行われますからね」
「前に来た時は、1日で終わってましたよ?」
去年来た時は、それぞれ半日で終わっていたような気がしたけど?
「去年までは、決勝以外、勝負が簡単に付いていましたからね。ですが、今年からは普通に戻るのではないでしょうか」
「ふ~ん」
よく意味が分からなかったけれど、去年までが特別だったんだって事は分かった。そんな事を話しているうちに、お兄さんの順番が来たようだった。
僕も、お兄さんが出ている時は、頑張って試合を見ようとはしたけれど、所々しか見れなかった。途中、危ない所はあったようだけど、今日の試合は無事に乗り越えたようだった。
「何か、喉が乾いたな」
今日の分の試合が終わって、会場を後にする時、バルドが溢した。言われてみれば、昼休憩の時以降、何も飲んでいなかった。
「なら、何か飲みますか?私が、ご馳走しますよ」
「「「本当!(ですか!)」」」
「はい。近くに、オススメの場所があるのですが、そこに行きましょうか?」
「「「はい」」」
みんなと話しながら、先生の後に付いて行くと、先生は何だか辺りをしきりに気にしているようだった。
「どうかしたんですか?」
「いえ、何でもありません」
「そうですか?」
何処か、焦っているような雰囲気を感じはしても、それ以上深くは聞かず、みんなとの会話に戻った。
もうすぐ日が暮れる事もあって、そんなに時間はなかったけれど、みんなと買い食いするのは楽しかった。今度は、みんなを誘って昼に来たいな。
「明日も、同じ場所に集合な!」
「分かった!」
バルドからの声に、返事を返しながら、僕は家へと帰った。
「今日は、楽しめたようだったね」
父様達に、今日の事を話そうと思ったら、父様の方から先に話しを振られた。
「はい!試合は、そんなに見れなかったですけど、みんなと買い食いとかも出来たので楽しかったです!」
「今度は、私がもてなすから、一緒に出掛けよう」
「良いんですか!?みんな喜ぶと思います!」
その後も、今日の事を一緒になって話した。でも、何故か、試合の様子までも知っているようだった。誰かから聞いたのかな?
次の日、待ち合わせの時間になっても、先生は一向に姿を見せない。
「先生、来ないね」
「先に行くか?」
「いいんですかね…」
「来ないほうが悪い。子供じゃないんだから、自分で何とかするだろ」
後ろ髪を惹かれる思いで、先に会場に入ったけど、、先生が現れる事は、最後までなかった。
「あの辺だけ人がいないね?」
「あれがいるからだろう」
ネアが言う先には、ローブを頭から被った5人組が座っていた。よく見ると、その人達を中心に空白地帯が出来ているようだった。
「暑くないのかな?」
夏の終わりとは言っても、日中はまだまだ暑い。それなのに、あんな格好をしていたら、見ている方としても暑い。
「暑くないんだろう」
ネアは、興味なそうに試合の方へと視線を戻した。僕も、おかしな人達と関わるつもりはないので、試合へと意識を戻した。
「それにしても、予選から出場何だね?」
ふと気になった事を聞いてみる。こういう大会とかになると、貴族とかは予選も免除になるのかと思ってた。
「公正に行っていますからね。大会などで、好成績を残していたら免除される事はありますが、そうでなければ全員予選から出場になります」
僕の質問に、リオ先生が答えてくれた。本戦しか行った記憶はなかったけど、兄様も、最初は予選からやったのかな?
「進行具合にもよりますが、予選は5日間の予定で行われますからね。剣術部門が終わった後、魔法部門も同じように予選を行います」
それぞれの予選をするなら、思ったよりも長い期間掛けてやるんだな。
「その間、学院はどうするんですか?」
「授業の出席は、免除されます。なので、参加者が多い予選の初日を、学院が休みの日に合わせているんです」
「そのおかげで、俺達もこうして来れるから助かるよな。まあ、サボってでも来たいけどな」
「教師の前で、堂々とサボる宣言するのは、どうかと思いますよ」
「き、聞かなかった事に…」
「仕方ないですね。今回は聞かなかった事にしましょう。本戦に進めば、応援にだって行けるので、サボるのは我慢して下さいね」
「本戦も、休みに合わせてやるんですか?」
「はい。生徒も見学出来るように、そうなっています。剣術も、魔法部門も、それぞれ1日掛けて行われますからね」
「前に来た時は、1日で終わってましたよ?」
去年来た時は、それぞれ半日で終わっていたような気がしたけど?
「去年までは、決勝以外、勝負が簡単に付いていましたからね。ですが、今年からは普通に戻るのではないでしょうか」
「ふ~ん」
よく意味が分からなかったけれど、去年までが特別だったんだって事は分かった。そんな事を話しているうちに、お兄さんの順番が来たようだった。
僕も、お兄さんが出ている時は、頑張って試合を見ようとはしたけれど、所々しか見れなかった。途中、危ない所はあったようだけど、今日の試合は無事に乗り越えたようだった。
「何か、喉が乾いたな」
今日の分の試合が終わって、会場を後にする時、バルドが溢した。言われてみれば、昼休憩の時以降、何も飲んでいなかった。
「なら、何か飲みますか?私が、ご馳走しますよ」
「「「本当!(ですか!)」」」
「はい。近くに、オススメの場所があるのですが、そこに行きましょうか?」
「「「はい」」」
みんなと話しながら、先生の後に付いて行くと、先生は何だか辺りをしきりに気にしているようだった。
「どうかしたんですか?」
「いえ、何でもありません」
「そうですか?」
何処か、焦っているような雰囲気を感じはしても、それ以上深くは聞かず、みんなとの会話に戻った。
もうすぐ日が暮れる事もあって、そんなに時間はなかったけれど、みんなと買い食いするのは楽しかった。今度は、みんなを誘って昼に来たいな。
「明日も、同じ場所に集合な!」
「分かった!」
バルドからの声に、返事を返しながら、僕は家へと帰った。
「今日は、楽しめたようだったね」
父様達に、今日の事を話そうと思ったら、父様の方から先に話しを振られた。
「はい!試合は、そんなに見れなかったですけど、みんなと買い食いとかも出来たので楽しかったです!」
「今度は、私がもてなすから、一緒に出掛けよう」
「良いんですか!?みんな喜ぶと思います!」
その後も、今日の事を一緒になって話した。でも、何故か、試合の様子までも知っているようだった。誰かから聞いたのかな?
次の日、待ち合わせの時間になっても、先生は一向に姿を見せない。
「先生、来ないね」
「先に行くか?」
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「来ないほうが悪い。子供じゃないんだから、自分で何とかするだろ」
後ろ髪を惹かれる思いで、先に会場に入ったけど、、先生が現れる事は、最後までなかった。
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