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きっかけ
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おれの名前は藤堂伊織。22歳の会社勤め。
おれが女装を始めたのはストレス解消のためだった。おれの勤める会社はいわゆるブラック会社で、朝から夜遅くまで仕事なのはしょっちゅうで。さらに、上司とも反りが合わず、気の弱いおれはただひたすら耐えるしか出来なくてひたすらストレスを受けていた。
そんな強いストレスにさらされた結果。ふとしたきっかけで始めた女装にハマり、それからそんな変態的な趣味を嗜むことになった。
もちろんこの趣味が恥ずかしいことは分かっている。誰にも言っていないし、誰にも見せたことはない。一人でたまにある休日に、こっそり女装するのがおれの楽しみだった。
——だから、その日も久しぶりの休みで、部屋で一人楽しんでいた。
そんな時、最悪のタイミングで最悪の相手にその趣味がばれてしまった。
おれが今住んでいるのはシェアハウスだ。おれは田舎から都会に始めて来て、友達もいなかったので、いろんな人と交流もできるかもと思って住み始めた。
家賃も安いし、あわよくば恋人も作りたいと思った。
しかし、その目論見はすぐに外れた。
入った会社がブラックで朝から夜まで会社にいるので、まともに住人と顔を合わせることもなく、薄い壁で作られたシェアハウスのせいで、夜物音で起きてしまって上手く眠れなくて、さらにストレスを溜める羽目になった。
女装がバレた相手はそんなシェアハウスの住人の一人だ。
「藤堂さん……?だよね?なんでそんな格好してるの?」
「っあ!こ、これは……」
女装をする時はもちろんドアに鍵をかけていた。しかし、回数を重ねるごとに慣れて麻痺してきて、ついでに友達もいないから訪ねてくる人もいないので、完全に油断して鍵をかけるのを忘れていたのだ。
可愛らしいスカートとレースのブラウスを着て、鏡の前にいたおれは突然入ってきた人物を見て固まる。入ってきたのは冬夜だ。この時、冬夜とはまだほとんど交流がなく、数回喋った事がある程度だった。
「や、山野辺さん!……あ、あのこれは、違うんです」
「……何が違うの?」
冬夜は最初驚いた顔をした後、固まっているおれをまじまじと見た後。ドアを閉めるとズカズカ部屋に入ってきた。
そして、おもむろにスマホを取り出すと写真を撮ったのだ。
「ちょ、何を……」
「そんな趣味があったんだ……」
慌ててやめさせようとしたが、冬夜の方が背が高かったので、持っている手を上げられたら届かなかった。
「お、お願い。その写真消して下さい」
「どうしよっかな」
オロオロお願いしたが、冬夜は勿体ぶった感じで答える。
「お願いします……なんでもしますから」
「へえ……何でも……ねぇ」
「え?……あの何を……?」
なぜか冬夜がジリジリこちらに近づいてくる。ジロジロ見られるので、おれは後ずさりながら体を腕で隠す。
「いや、女装とか珍しいからさ。藤堂さん女の子になりたい人なの?男が好きとか?」
「ち、違います!こういう恰好するのが、その……好きなだけで女の子になりたいわけでも、男の人とどうにかなりたいなんて思ってません!」
おれは慌てて否定する。そう、あくまでおれは女の子の恰好をするのが好きなだけで、女の子になりたいわけではない。一人で楽しんでそれで満足だった。
「そうなんだ。そういえば、昔彼女がいたって言ってましたもんね。それにしても、凄いなこういう女物の服ってどうやって手に入れるの?この髪の毛ってカツラ?ウイッグ?」
冬夜は少し眉を顰めて、微妙な顔をした後また更に近づいてきて興味深そうに服や髪を摘まんだり触ったりする。
おれはさらに離れようとしたが、部屋は狭い。すぐに壁に追い詰められる。
「ウ、ウイッグです……って、あ、あの、近くないですか?」
冬夜は何故か、息がかかりそうなくらいまで近づいてくる。
「これ、自分で全部やったんですか?女物の服なんてよく入りましたね。ああ、そっか藤堂さん華奢だし小柄ですもんね」
「あ、あの。山野辺さん、や、やめて……」
冬夜はそう言いながら腕や肩に触ってくる。おれは逃げようとしてついに、床に座って縮こまった。
しかし、冬夜はおれの言葉を無視してさらに触ってくる。
「面白いな、こうしてると本当に女子を襲っているみたいだな。もしかしてすね毛とかも剃ってるの?」
「うわ!ちょっとやめて……」
冬夜はおれの足を掴み持ち上げる。おれはずるりとゆかに寝そべるような形になった。俺は足を動かして暴れる。
「じっとしてて。抵抗したら、藤堂さんが女装してたことみんなにばらしますよ」
「っ……」
冬夜は意地悪な顔をしてスマホを振った。おれはそれを見て固まる。
それをいいことに冬夜はさらに近づく。俺は上から押し倒されるような形になった。
「ふふ、可愛いな」
「え?!か、可愛いって……」
おれは顔が真っ赤になる。
「あ、やっぱり。可愛いって言われると嬉しいんだ。真っ赤になって本当に可愛いな」
「っ……!」
ニヤニヤ笑いながら言われて、体中が熱くなる。初めて言われた言葉と状況にどうしていいか分からない。混乱している間にも、冬夜はおれの服を調べるように色々触ってくる。
「へー面白い。そういえば下着はどうしてるんですか?」
「あ!ちょ……!」
冬夜はそのまま服を掴み、めくる。
「あれ?ブラジャーなんてしてるんだ。必要ないでしょ?」
「こ、これは。こうした方が自然に見えるかと思って……」
実際に服を着てみると、どうしても男っぽいかくかくした体形が線として出るのが気になって、せめてパットの入ったブラジャーをしてみた。確かに意味はないがシルエットは女の子に近くなる。
「へー、結構こだわってるんだ」
「あ、あの、もういいでしょ、や、止めて……」
「じゃあ、下はどうなってるんですか?あれ?こっちは普通なんだ」
そう言って冬夜は、あろうことかスカートを思いっきりめくった。
「や、やめてください!そりゃそうですよ。外から見えないし、わざわざ女性物をはいたりしないです……」
冬夜はじろじろおれの下着を見る。ちなみにおれがはいているのは緩めのボクサーパンツだ。
「でも、持ってるでしょ?」
「え?なんで……」
「ブラジャーがあるなら、だいたいセットになってるでしょ?はいてるとこ見てみたいな」
「い、嫌だよ!」
「はいて」
冬夜は爽やかな笑顔で、また写真を撮ったスマホを分かりやすく持ち上げて振りながら言った。
「っ……」
おれは仕方なく立ち上がり、女性物の下着を取り出す。確かに女性用のショーツは持っていた。ネットで買ったのだがなんだか服を買うより罪悪感があってサイズが合いそうなものを適当に買ったら付いてきた。勿論一度もはいた事はなく、かといって捨てることも出来ずにずっと持っていた。
なんでこんな事になったのか。しかし、いまのおれには従うことしか出来ない。
「み、見ないでください!」
冬夜はニヤニヤしながらこちらを見ている。じっと見られると気になってしまう。
「男同士なんだから問題ないでしょ?ほら、早く着替えて」
冬夜は脅すようにまたスマホを振ってそう言った。
「わ、わかったよ……」
しかたなくおれはボクサーパンツを脱いで着替える。スカートはそれだけで頼りないのに、ショーツを脱ぐとさらにさらに頼りなくなる。
ショーツは薄くて小さくて上手くはけない。もぞもぞしながら、見られないようになんとかはいた。
「これで、満足か?」
なんとかはけたものの違和感が凄い。サイズは大きめのものを買ったからなんとかはけたが、男にしかない物があるから、中の物はきつそうに縮こまっている。
落ち着かなくてもじもじしながらスカートを押さえた。見えないとわかっていても恥ずかしい。
それに、そもそもスースーして頼りないのに、女性物の下着に変えたことで頼りなさが増した。これなら何もはいていないほうがマシなくらいだ。
すると、冬夜がまたとんでもない事を言った。
「スカート、めくって見せてよ」
「え?そ、そんな」
「ほらほら、君に拒否権はないよ」
そう言って、またスマホをかざす。
「っ……」
仕方なくスカートの裾を掴んで持ち上げる。恥ずかしくてなかなか持ち上げられない。冬夜の顔も見られなくて顔をそらせる。
「すご……女物の下着を着るとそうなるんだ。可愛い下着にちんこがキツキツになって入っててすごいな」
「も、もういいですか……」
わざわざいやらしい言葉を使って言われ、いたたまれなくなって腕を下げる。
「こっち来て」
「うわ!」
いきなり冬夜はおれの腕を引っ張る。おれはベッドに押し倒されてしまった。
「こっからが本番ですよ」
「ちょっ、本当にやめ……!」
「ほら、静かにして。あんまり大きな声出すと誰かが来て、見られちゃいますよ」
「っ……」
大声を出しそうになって、固まる。思わず想像して耳まで熱くなった。そうして固まっているうちに冬夜はおれの上にのしかかると足の間に体をにれ込み、動けなくさせる。
「男なのにこんな可愛い恰好してるなんて、他の人が見たらどう思うかな」
「っ……や、やめ」
そう言ったものの、冬夜は聞く耳なんて持つわけもなく、腕をベッドに押さえつけスカートを掴むとおもむろに持ち上げる。
「うわ、本当エロいな……」
「お、お願い。止めて……」
必死に押さえつけられていない手でスカートを戻そうとした。しかし、そんな事でどうにか出来るわけもなくもぞもぞ動くことしか出来なかった。
「やば……」
冬夜は視線が痛いくらいマジマジと見ながら、ごくりと唾を飲み込み言った。頭が混乱してどういう意味なのか考える余裕もない。
「な、なに?っ……」
冬夜がするりと足を撫でる。内側の敏感なところを触れられて思わず体が反応した。
「肌もすべすべで気持ちいい。元々薄いたちなの?」
「へ、変な触り方しないで」
冬夜は何が楽しいのか、太ももを揉むように撫でる。しかも、その手が柔らかい中心にまでおよぶ。
「下着が小さいからはみ出しそうになってるじゃん。こんな恥ずかしい格好してるとこ見られたら、大変なことになるね」
冬夜はそう言って、また写真を撮る。
「や、やだ!ほ、本当にやめ……」
なんとかやめさせようと手を掴んだが簡単に抑えられて、しかもそのまま下着に包まれた物に触れる。おかしなことになってきた、なんとか逃げようとしたがやはり動けない。
「変な感じだ、ここ以外は女の子なのにここだけ、しっかり男なんだ。すごい倒錯的だな……」
「や、山野辺さん。お、お願いだからやめて……」
言われた言葉に恥ずかしさが増す。頭がクラクラして、涙がにじんできた。
何故か冬夜が突然ズボンの前をくつろげ始める。
「エロすぎて、ちょっともよおした……」
「え?ちょ……」
冬夜はそう言ってズボンをずらして、自分の物を取り出した。それは、もうすでにゆるく勃ち上がっている。
「どうせなら、一緒にしよう」
「な、何を言って……う、うそでしょ」
あろうことか冬夜は出した自分のものを、そのままおれの下着に擦り付ける。
「大丈夫、痛いことはしないから」
「そ、そういう問題じゃ……っあ」
グリグリ押し付けられて、体が反応してしまった。緩く勃ちあがって濡れた感覚がした。
「藤堂さんも気持ちいいんだ。しかも濡れてきたし……透けてきてエロい」
「や、やぁ……」
冬夜の動きはだんだん大胆になってくる。恥ずかしいのに、体は反応してしまって中心はどんどん硬くなってきた。
「大きくなって横から完全にはみ出ちゃったね。下着の意味なくなったな」
クスクス笑いながら冬夜はそう言って、自分の物とおれの物を束ねると、上下に扱き始めた。裏筋にゴリゴリ擦れてお互いの先走りでヌルヌルする。
なんでこんな状況になっているのか、改めて思って頭がぐちゃぐちゃになってきた。
ひっきりなしに変な声まで出てくる。
冬夜は興奮しているのか息が荒い。
おれの足を掴むと今度は大きく広げ、腰を揺らし始める。冬夜の大きな手に子擦られさらに、動かされて完全に勃起してしまう。
「女の子の格好してるってことは、こういうことされたかったんでしょ?」
冬夜が意地悪にそう言った。
「ち、違!……あんっ……あ」
慌てて否定したが、明らかに気持ちよくなったような声が出て説得力も何もない。
ベッドがギシリと軋んだ。
「そう言えば、藤堂さんて下の名前なんていうの?」
「へ?な、なんで……いま……?」
「いいから教えて」
冬夜はそう言って、また写真を撮ったスマホをおれに見せる。
「っ、い、いおり……伊織です…」
「いおりちゃんか。名前まで女の子みたいなんだ」
ちゃん付けで呼ばれてまた顔が真っ赤になる。
「や、やめて……」
「ほんっと可愛い……そんなに、嫌がられるともっとしたくなるな」
そう言って冬夜はさらに動きを激しくする。
「っあ、ダメ……ほ、本当にも、もう……っ」
限界はすぐに来た。
追い込まれておれは、冬夜の手の中で熱を吐き出す。そのすぐ後に、冬夜も追いかけるように体を痙攣させる。白い物が勢いよく飛び出た。
あまりの事に頭が真っ白になる。
「すげ……こんなに気持ちよかったの、初めてかも」
息を荒くしながら、冬夜が言った。上気した表情でペロリと唇を舐めた顔が壮絶に色気があって思わず見惚れてしまった。
おれが女装を始めたのはストレス解消のためだった。おれの勤める会社はいわゆるブラック会社で、朝から夜遅くまで仕事なのはしょっちゅうで。さらに、上司とも反りが合わず、気の弱いおれはただひたすら耐えるしか出来なくてひたすらストレスを受けていた。
そんな強いストレスにさらされた結果。ふとしたきっかけで始めた女装にハマり、それからそんな変態的な趣味を嗜むことになった。
もちろんこの趣味が恥ずかしいことは分かっている。誰にも言っていないし、誰にも見せたことはない。一人でたまにある休日に、こっそり女装するのがおれの楽しみだった。
——だから、その日も久しぶりの休みで、部屋で一人楽しんでいた。
そんな時、最悪のタイミングで最悪の相手にその趣味がばれてしまった。
おれが今住んでいるのはシェアハウスだ。おれは田舎から都会に始めて来て、友達もいなかったので、いろんな人と交流もできるかもと思って住み始めた。
家賃も安いし、あわよくば恋人も作りたいと思った。
しかし、その目論見はすぐに外れた。
入った会社がブラックで朝から夜まで会社にいるので、まともに住人と顔を合わせることもなく、薄い壁で作られたシェアハウスのせいで、夜物音で起きてしまって上手く眠れなくて、さらにストレスを溜める羽目になった。
女装がバレた相手はそんなシェアハウスの住人の一人だ。
「藤堂さん……?だよね?なんでそんな格好してるの?」
「っあ!こ、これは……」
女装をする時はもちろんドアに鍵をかけていた。しかし、回数を重ねるごとに慣れて麻痺してきて、ついでに友達もいないから訪ねてくる人もいないので、完全に油断して鍵をかけるのを忘れていたのだ。
可愛らしいスカートとレースのブラウスを着て、鏡の前にいたおれは突然入ってきた人物を見て固まる。入ってきたのは冬夜だ。この時、冬夜とはまだほとんど交流がなく、数回喋った事がある程度だった。
「や、山野辺さん!……あ、あのこれは、違うんです」
「……何が違うの?」
冬夜は最初驚いた顔をした後、固まっているおれをまじまじと見た後。ドアを閉めるとズカズカ部屋に入ってきた。
そして、おもむろにスマホを取り出すと写真を撮ったのだ。
「ちょ、何を……」
「そんな趣味があったんだ……」
慌ててやめさせようとしたが、冬夜の方が背が高かったので、持っている手を上げられたら届かなかった。
「お、お願い。その写真消して下さい」
「どうしよっかな」
オロオロお願いしたが、冬夜は勿体ぶった感じで答える。
「お願いします……なんでもしますから」
「へえ……何でも……ねぇ」
「え?……あの何を……?」
なぜか冬夜がジリジリこちらに近づいてくる。ジロジロ見られるので、おれは後ずさりながら体を腕で隠す。
「いや、女装とか珍しいからさ。藤堂さん女の子になりたい人なの?男が好きとか?」
「ち、違います!こういう恰好するのが、その……好きなだけで女の子になりたいわけでも、男の人とどうにかなりたいなんて思ってません!」
おれは慌てて否定する。そう、あくまでおれは女の子の恰好をするのが好きなだけで、女の子になりたいわけではない。一人で楽しんでそれで満足だった。
「そうなんだ。そういえば、昔彼女がいたって言ってましたもんね。それにしても、凄いなこういう女物の服ってどうやって手に入れるの?この髪の毛ってカツラ?ウイッグ?」
冬夜は少し眉を顰めて、微妙な顔をした後また更に近づいてきて興味深そうに服や髪を摘まんだり触ったりする。
おれはさらに離れようとしたが、部屋は狭い。すぐに壁に追い詰められる。
「ウ、ウイッグです……って、あ、あの、近くないですか?」
冬夜は何故か、息がかかりそうなくらいまで近づいてくる。
「これ、自分で全部やったんですか?女物の服なんてよく入りましたね。ああ、そっか藤堂さん華奢だし小柄ですもんね」
「あ、あの。山野辺さん、や、やめて……」
冬夜はそう言いながら腕や肩に触ってくる。おれは逃げようとしてついに、床に座って縮こまった。
しかし、冬夜はおれの言葉を無視してさらに触ってくる。
「面白いな、こうしてると本当に女子を襲っているみたいだな。もしかしてすね毛とかも剃ってるの?」
「うわ!ちょっとやめて……」
冬夜はおれの足を掴み持ち上げる。おれはずるりとゆかに寝そべるような形になった。俺は足を動かして暴れる。
「じっとしてて。抵抗したら、藤堂さんが女装してたことみんなにばらしますよ」
「っ……」
冬夜は意地悪な顔をしてスマホを振った。おれはそれを見て固まる。
それをいいことに冬夜はさらに近づく。俺は上から押し倒されるような形になった。
「ふふ、可愛いな」
「え?!か、可愛いって……」
おれは顔が真っ赤になる。
「あ、やっぱり。可愛いって言われると嬉しいんだ。真っ赤になって本当に可愛いな」
「っ……!」
ニヤニヤ笑いながら言われて、体中が熱くなる。初めて言われた言葉と状況にどうしていいか分からない。混乱している間にも、冬夜はおれの服を調べるように色々触ってくる。
「へー面白い。そういえば下着はどうしてるんですか?」
「あ!ちょ……!」
冬夜はそのまま服を掴み、めくる。
「あれ?ブラジャーなんてしてるんだ。必要ないでしょ?」
「こ、これは。こうした方が自然に見えるかと思って……」
実際に服を着てみると、どうしても男っぽいかくかくした体形が線として出るのが気になって、せめてパットの入ったブラジャーをしてみた。確かに意味はないがシルエットは女の子に近くなる。
「へー、結構こだわってるんだ」
「あ、あの、もういいでしょ、や、止めて……」
「じゃあ、下はどうなってるんですか?あれ?こっちは普通なんだ」
そう言って冬夜は、あろうことかスカートを思いっきりめくった。
「や、やめてください!そりゃそうですよ。外から見えないし、わざわざ女性物をはいたりしないです……」
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「でも、持ってるでしょ?」
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「はいて」
冬夜は爽やかな笑顔で、また写真を撮ったスマホを分かりやすく持ち上げて振りながら言った。
「っ……」
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「男同士なんだから問題ないでしょ?ほら、早く着替えて」
冬夜は脅すようにまたスマホを振ってそう言った。
「わ、わかったよ……」
しかたなくおれはボクサーパンツを脱いで着替える。スカートはそれだけで頼りないのに、ショーツを脱ぐとさらにさらに頼りなくなる。
ショーツは薄くて小さくて上手くはけない。もぞもぞしながら、見られないようになんとかはいた。
「これで、満足か?」
なんとかはけたものの違和感が凄い。サイズは大きめのものを買ったからなんとかはけたが、男にしかない物があるから、中の物はきつそうに縮こまっている。
落ち着かなくてもじもじしながらスカートを押さえた。見えないとわかっていても恥ずかしい。
それに、そもそもスースーして頼りないのに、女性物の下着に変えたことで頼りなさが増した。これなら何もはいていないほうがマシなくらいだ。
すると、冬夜がまたとんでもない事を言った。
「スカート、めくって見せてよ」
「え?そ、そんな」
「ほらほら、君に拒否権はないよ」
そう言って、またスマホをかざす。
「っ……」
仕方なくスカートの裾を掴んで持ち上げる。恥ずかしくてなかなか持ち上げられない。冬夜の顔も見られなくて顔をそらせる。
「すご……女物の下着を着るとそうなるんだ。可愛い下着にちんこがキツキツになって入っててすごいな」
「も、もういいですか……」
わざわざいやらしい言葉を使って言われ、いたたまれなくなって腕を下げる。
「こっち来て」
「うわ!」
いきなり冬夜はおれの腕を引っ張る。おれはベッドに押し倒されてしまった。
「こっからが本番ですよ」
「ちょっ、本当にやめ……!」
「ほら、静かにして。あんまり大きな声出すと誰かが来て、見られちゃいますよ」
「っ……」
大声を出しそうになって、固まる。思わず想像して耳まで熱くなった。そうして固まっているうちに冬夜はおれの上にのしかかると足の間に体をにれ込み、動けなくさせる。
「男なのにこんな可愛い恰好してるなんて、他の人が見たらどう思うかな」
「っ……や、やめ」
そう言ったものの、冬夜は聞く耳なんて持つわけもなく、腕をベッドに押さえつけスカートを掴むとおもむろに持ち上げる。
「うわ、本当エロいな……」
「お、お願い。止めて……」
必死に押さえつけられていない手でスカートを戻そうとした。しかし、そんな事でどうにか出来るわけもなくもぞもぞ動くことしか出来なかった。
「やば……」
冬夜は視線が痛いくらいマジマジと見ながら、ごくりと唾を飲み込み言った。頭が混乱してどういう意味なのか考える余裕もない。
「な、なに?っ……」
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クスクス笑いながら冬夜はそう言って、自分の物とおれの物を束ねると、上下に扱き始めた。裏筋にゴリゴリ擦れてお互いの先走りでヌルヌルする。
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「いおりちゃんか。名前まで女の子みたいなんだ」
ちゃん付けで呼ばれてまた顔が真っ赤になる。
「や、やめて……」
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そう言って冬夜はさらに動きを激しくする。
「っあ、ダメ……ほ、本当にも、もう……っ」
限界はすぐに来た。
追い込まれておれは、冬夜の手の中で熱を吐き出す。そのすぐ後に、冬夜も追いかけるように体を痙攣させる。白い物が勢いよく飛び出た。
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