クールなサイボーグ部長の素顔

織原深雪

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酒に呑まれた末に……~朝から慌てふためく~

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「えぇ!なんで?!」

立てないことに驚き声が大きくなってしまうと

「それは、俺のせいだろうな。だから運ぶって言ったんだ」

そういう顔は、なんだかとってもスッキリしてる。

「立てないほどって…」

思わず、少し咎めるように言ってしまうと

「仕方ないだろう?俺はずっと片思いしてた相手が目の前にいて何もしないほど紳士では居られない。俺も男だから」

そう言った課長はにこやかな中にものすごい色気を漂わせた。
それは、昨夜の関係の中でも見せていた男の人の顔で、私はドキッとした。
綺麗な顔した課長に色気まで出されたら、私にはどうすることも出来ない。

だから、昨日も抗うことなく流されたのかなとチラッと思いつつ、イヤイヤ、流されるなよ、私!!とセルフ突っ込み状態。
やはり、思考はとっちらかったままだ。
冷静さは戻りそうにない。

そんな考えてる間にヒョイっと抱き抱えられてしまった。
その体勢から、慌てて今日の首に腕を回す。

「ほら、立てないし、力も入らないんだろう?綺麗にしてやるから」

その言葉と笑みに、嫌な予感がした。

「一人で!一人で入れるから!!」

この私の主張は虚しくも流されて、綺麗にされるために連れられたにも関わらず、再び課長に美味しく頂かれてしまったのは言うまでもない。

浴室での夜と似たように散々啼かされ頂かれた私は、綺麗になったものの、気力も体力も使い果たしてぐったりとリビングのソファーに横になっている。

すると、頭に巻いてたタオルを取られて、体を起こされる。
首だけで振り返れば、課長の手にはドライヤーがある。
私のセミロングの髪はまだ湿っているのだ。
ソファーに腰掛けた課長は、私を課長の足の間に座らせて私の髪を乾かし始めた。

優しい手つきで髪を乾かしていく。
なんか慣れてないか?と訝しく思うと

「ほら、乾いたぞ」

そう言って
ドライヤーが済み、私の髪は乾いて落ち着いた。

「なんか、人の髪乾かすの慣れてません?」

思わず聞いた口調は少し拗ねたようになってしまった。
慌てて

「あ、何でもないです!気にしないで!」

そう言うと

「あぁ、慣れてるのは姉のところの姪っ子たちの世話をしてたからだろうな」

思い出したのかクスクスと笑いながら話してくれる。

「いまはもう中学生になるが。姪っ子たちが小さい頃はまだ、俺も実家に居たからな。実家に来てる時は世話を手伝ってたんだ」

そう言われて、なんだか納得した。

どうやら、この人、結構世話焼きみたいだし。
髪が終わると今度はご飯が運ばれてきた。
時間が微妙だからか、軽めのサンドイッチだ。
ツナときゅうりに卵とハムのサンドイッチ。
シンプルだけど美味しかった。
お腹も空いてたし。

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