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ゲーム世界に転生?
第10話 困り事
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日の出と共に起きて、1日必死に働き、夕暮れには寝る生活も、半月も続けると意外と慣れてしまうものらしい。
最近では、若干の余裕も出てきた。
だが、それだけに困り事もあるのだ。
「……はあ」
貴重な龍脈エネルギーを使ってまで、用意してもらった個室トイレで響く自身のため息に、晴彦は驚く。
「ああ、嫌になる……」
先ほど、少女の人形のような見た目の妖精達に、対して欲情の視線を向けてしまった自身への嫌悪。
いたたまれなくなり、同時に、誰もいない所へ行きたいと思って、トイレに籠った。
「……ゲームやアニメの主人公ってすごいな。
非日常感の中に置かれて、しかもある程度命の危険がない状況で、よく性欲を我慢できるもんだ。
それに比べて俺は……」
自己嫌悪で、落ち込んでいる晴彦。
健全な男子高校生であることも原因だが、
「雛菊もな……。
無防備過ぎるだろ?
胸と腰回りを隠しただけの水着で、魚取りとかしてるし……。
当たり前のようにくっついて寝てる訳だし……」
雛菊による誘惑も大きいのだ。
日々の生活に余裕が出てくれば、彼女の容姿に目が行くようになるのも当然だろう。
だと言うのに、あまりにも無防備な様子。
「いや、雛菊はそれでも良いのか?
正妻とか言ってたし……。
けど、今の状況でそういう関係になるのも……」
自分しかいない空間にいるからか、少し気を抜きすぎているような晴彦であった。
「……少しばかり、不味そうね?
あまり覚えてほしくはないのだけど、術を教えて上げた方がよいかしら?」
龍脈エネルギーの貯蔵地を水鏡にして、その水面越しにトイレに籠る晴彦を、眺めていた雛菊が呟く。
「霊気を取り込み過ぎて、ハルの中の霊力が飽和状態。
簡単な術でも教えて、霊力を発散させてあげないと、いい加減気が滅入っちゃいそうね……。
……その前に私を襲って来れば良いのに」
穏やかな見た目と仕草だが、やっていることは覗き。
しかも、欲情状態の主を眺めてのものである。
「……今日の夕方にでも少し話をして、簡単な術を手解きしてあげましょうかね?
私が留守にしている間に、あの狼に寝取られても癪だし。
……意気地無しには困ったものだわ」
霊力飽和による性欲肥大を知りながら、ボディタッチまで仕掛けていた雛菊の自分勝手な言い分。
しかし、それは、
「……まあ、霊力飽和による性欲肥大状態なのに、ハルを襲えていない私が言う台詞ではないわね?
夜な夜な狼との会話で気を紛れさせていた私以上に、きつい状態でしょうし……」
あれこれとアピールしたり、知ったような話をしているだけで、実際には未経験である。
雛菊自身にも問題がある。
「……下手に欲求を解消する手段を教えずに、狼と、2人だけにするのはやはり問題。
深層へ向かえば、私の体感は数時間でも、この階層では数日経ってしまうのはやむを得ない」
この階層も、そこそこ時間の流れはゆったりのはず。
しかし、奥へ行くほど時間の進みが悪くなるの分かっていても、ここと深層でどれくらいの差が生まれるかは、不明なのだ。
「……今夜こそ、決着を着けましょう。
多少、強引な手段に出ても……」
これ以上、ハルの余裕が生まれる前に、地盤を固めてしまいたい。
改めて、決意する雛菊であった。
最近では、若干の余裕も出てきた。
だが、それだけに困り事もあるのだ。
「……はあ」
貴重な龍脈エネルギーを使ってまで、用意してもらった個室トイレで響く自身のため息に、晴彦は驚く。
「ああ、嫌になる……」
先ほど、少女の人形のような見た目の妖精達に、対して欲情の視線を向けてしまった自身への嫌悪。
いたたまれなくなり、同時に、誰もいない所へ行きたいと思って、トイレに籠った。
「……ゲームやアニメの主人公ってすごいな。
非日常感の中に置かれて、しかもある程度命の危険がない状況で、よく性欲を我慢できるもんだ。
それに比べて俺は……」
自己嫌悪で、落ち込んでいる晴彦。
健全な男子高校生であることも原因だが、
「雛菊もな……。
無防備過ぎるだろ?
胸と腰回りを隠しただけの水着で、魚取りとかしてるし……。
当たり前のようにくっついて寝てる訳だし……」
雛菊による誘惑も大きいのだ。
日々の生活に余裕が出てくれば、彼女の容姿に目が行くようになるのも当然だろう。
だと言うのに、あまりにも無防備な様子。
「いや、雛菊はそれでも良いのか?
正妻とか言ってたし……。
けど、今の状況でそういう関係になるのも……」
自分しかいない空間にいるからか、少し気を抜きすぎているような晴彦であった。
「……少しばかり、不味そうね?
あまり覚えてほしくはないのだけど、術を教えて上げた方がよいかしら?」
龍脈エネルギーの貯蔵地を水鏡にして、その水面越しにトイレに籠る晴彦を、眺めていた雛菊が呟く。
「霊気を取り込み過ぎて、ハルの中の霊力が飽和状態。
簡単な術でも教えて、霊力を発散させてあげないと、いい加減気が滅入っちゃいそうね……。
……その前に私を襲って来れば良いのに」
穏やかな見た目と仕草だが、やっていることは覗き。
しかも、欲情状態の主を眺めてのものである。
「……今日の夕方にでも少し話をして、簡単な術を手解きしてあげましょうかね?
私が留守にしている間に、あの狼に寝取られても癪だし。
……意気地無しには困ったものだわ」
霊力飽和による性欲肥大を知りながら、ボディタッチまで仕掛けていた雛菊の自分勝手な言い分。
しかし、それは、
「……まあ、霊力飽和による性欲肥大状態なのに、ハルを襲えていない私が言う台詞ではないわね?
夜な夜な狼との会話で気を紛れさせていた私以上に、きつい状態でしょうし……」
あれこれとアピールしたり、知ったような話をしているだけで、実際には未経験である。
雛菊自身にも問題がある。
「……下手に欲求を解消する手段を教えずに、狼と、2人だけにするのはやはり問題。
深層へ向かえば、私の体感は数時間でも、この階層では数日経ってしまうのはやむを得ない」
この階層も、そこそこ時間の流れはゆったりのはず。
しかし、奥へ行くほど時間の進みが悪くなるの分かっていても、ここと深層でどれくらいの差が生まれるかは、不明なのだ。
「……今夜こそ、決着を着けましょう。
多少、強引な手段に出ても……」
これ以上、ハルの余裕が生まれる前に、地盤を固めてしまいたい。
改めて、決意する雛菊であった。
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