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千客万来?
第42話 悪い魔物じゃないよ
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ジュエルズメンバーを4人も投入したダンジョン攻略作戦部隊は順調にダンジョン内部を進んだが、徐々に疲れが見え始めてきた頃合い。
3層に辿り着いた彼女らの前に現れたのは、植物と少女を混ぜたような魔物。
警戒したジュエルズに対して、
「……日本国の皆さんですね?
主から皆さんの援護を命じられている妖精1号と申します」
と、話し掛けてきた。
流暢な日本語で……。
「「「……」」」
あまりに想定外の事態に固まる攻略メンバー達。
フォーティンの援護があると聞いていたが、こんなダイレクトな援護だとは思っていなかった。
「本当に私達の味方助けてくれるの」
「そのように命じられていますので……」
警戒して確認するルビーだが、妖精1号の返答は命じられているの、1点張り。
「罠を疑った方が良い気がするであります……」
「そうね。
なんとなく、小鬼に近いものを感じるし……」
敵じゃないかと疑うサファイアに同調するルビー。
敵地の真っ只中だと言えるので、当然だろう。
しかし、
「いえ、日本語が話せる時点で、フォーティンの関係者と見て間違いないと思いますよ?
元々、フォーティンは手助けを約束していたのですよね?」
「……上司よりそう伺っております」
クォーツが論理的な根拠で反論し、自衛官の1人に同調を求めるが、返答した自衛官も妖精を疑っているようにみえた。
「けど、情報は欲しいですよね?
小鬼にしろ、ダンジョンにしろ、私達は知らないことだらけですよ?」
最年少のアンバーは、クォーツよりだった。
年の若さからくる知的好奇心かもしれないが、偽りでも情報があった方が良いと言う意見。
迷っている様子の人間達に対して、
「ぷるぷる、僕は悪いスライムじゃないよ」
いきなり、変なことを言い出す妖精1号。
それを聞いて、2つの反応に別れる攻略メンバー達。
「……そりゃ、スライムじゃないだろうけど?」
「……ですね」
そもそも、見るからにスライムじゃないだろうと、胡乱な目を向けるアンバーと自衛官達。
対して、
「……懐かしい」
「間違いなく、地上の文化に詳しい相手ですね」
急に警戒度を落とすルビーとクォーツ。
「……敵じゃなさそうであります」
罠を疑っていたはずのサファイアさえも、敵じゃない発言をする始末。
「何でそうなるんですか?!」
いきなりの手のひら返しに声を上げるアンバーだが、
「これは某ドラゴンなクエストの有名な敵じゃない宣言。
これを言うやつで悪いやつはいなかったであります」
「ふざけているんですか?!」
サファイアから返ってきたのは、ゲームと現実を混同する回答。
アンバーでなくてもキレたくなるだろう。
しかし、
「違うのであります。
アンバー達も知らないようなネットミームが、分かる相手でありますぞ?
つまり、少なからずこちらへ歩み寄ろうと言う誠意はあるであります」
サファイアは、言葉の裏にこちらを尊重する意思を重視したと答える。
「そう言われると、否定は難しいですけど……」
少なくとも話し合いが出来る相手であることは間違いない、と説き伏せられた。
元々、虎穴に入るつもりでいたアンバーとしては、何も言えない。
「皆さん、お疲れかと思います。
我々の拠点で一休みしてください」
一行の満場一致を確信したらしい妖精が、休息を促すが、
「何故?
フォーティンの使いなら、彼の場所まで案内してくれても良いんじゃない?」
ジュエルズの反感を買った。
彼女らの最終目標は、フォーティンとの情報交換である。
なのに、フォーティンへ会わせるのではなく、一時の休息を提供するだけと言うのは、おかしいと思ってもしょうがないだろう。
「無理です。
あなた方にフォーティンと名乗っている方は、ここの最下層から出られません。
しかし、現状のあなた方の実力では、最下層まで辿り着けません。
我々が出来ることは、一時の休息を提供する程度となります」
しかし、妖精を名乗る魔物はあっさりと返す。
それはとても重要な情報であり、
「……休息以上に色々と聞く必要があるみたい」
「……そうですね。
場合によっては1度帰還する必要があるかもしれません」
内容次第では、絶対に持って返るべき情報である可能性があった。
……是が非でも。
3層に辿り着いた彼女らの前に現れたのは、植物と少女を混ぜたような魔物。
警戒したジュエルズに対して、
「……日本国の皆さんですね?
主から皆さんの援護を命じられている妖精1号と申します」
と、話し掛けてきた。
流暢な日本語で……。
「「「……」」」
あまりに想定外の事態に固まる攻略メンバー達。
フォーティンの援護があると聞いていたが、こんなダイレクトな援護だとは思っていなかった。
「本当に私達の味方助けてくれるの」
「そのように命じられていますので……」
警戒して確認するルビーだが、妖精1号の返答は命じられているの、1点張り。
「罠を疑った方が良い気がするであります……」
「そうね。
なんとなく、小鬼に近いものを感じるし……」
敵じゃないかと疑うサファイアに同調するルビー。
敵地の真っ只中だと言えるので、当然だろう。
しかし、
「いえ、日本語が話せる時点で、フォーティンの関係者と見て間違いないと思いますよ?
元々、フォーティンは手助けを約束していたのですよね?」
「……上司よりそう伺っております」
クォーツが論理的な根拠で反論し、自衛官の1人に同調を求めるが、返答した自衛官も妖精を疑っているようにみえた。
「けど、情報は欲しいですよね?
小鬼にしろ、ダンジョンにしろ、私達は知らないことだらけですよ?」
最年少のアンバーは、クォーツよりだった。
年の若さからくる知的好奇心かもしれないが、偽りでも情報があった方が良いと言う意見。
迷っている様子の人間達に対して、
「ぷるぷる、僕は悪いスライムじゃないよ」
いきなり、変なことを言い出す妖精1号。
それを聞いて、2つの反応に別れる攻略メンバー達。
「……そりゃ、スライムじゃないだろうけど?」
「……ですね」
そもそも、見るからにスライムじゃないだろうと、胡乱な目を向けるアンバーと自衛官達。
対して、
「……懐かしい」
「間違いなく、地上の文化に詳しい相手ですね」
急に警戒度を落とすルビーとクォーツ。
「……敵じゃなさそうであります」
罠を疑っていたはずのサファイアさえも、敵じゃない発言をする始末。
「何でそうなるんですか?!」
いきなりの手のひら返しに声を上げるアンバーだが、
「これは某ドラゴンなクエストの有名な敵じゃない宣言。
これを言うやつで悪いやつはいなかったであります」
「ふざけているんですか?!」
サファイアから返ってきたのは、ゲームと現実を混同する回答。
アンバーでなくてもキレたくなるだろう。
しかし、
「違うのであります。
アンバー達も知らないようなネットミームが、分かる相手でありますぞ?
つまり、少なからずこちらへ歩み寄ろうと言う誠意はあるであります」
サファイアは、言葉の裏にこちらを尊重する意思を重視したと答える。
「そう言われると、否定は難しいですけど……」
少なくとも話し合いが出来る相手であることは間違いない、と説き伏せられた。
元々、虎穴に入るつもりでいたアンバーとしては、何も言えない。
「皆さん、お疲れかと思います。
我々の拠点で一休みしてください」
一行の満場一致を確信したらしい妖精が、休息を促すが、
「何故?
フォーティンの使いなら、彼の場所まで案内してくれても良いんじゃない?」
ジュエルズの反感を買った。
彼女らの最終目標は、フォーティンとの情報交換である。
なのに、フォーティンへ会わせるのではなく、一時の休息を提供するだけと言うのは、おかしいと思ってもしょうがないだろう。
「無理です。
あなた方にフォーティンと名乗っている方は、ここの最下層から出られません。
しかし、現状のあなた方の実力では、最下層まで辿り着けません。
我々が出来ることは、一時の休息を提供する程度となります」
しかし、妖精を名乗る魔物はあっさりと返す。
それはとても重要な情報であり、
「……休息以上に色々と聞く必要があるみたい」
「……そうですね。
場合によっては1度帰還する必要があるかもしれません」
内容次第では、絶対に持って返るべき情報である可能性があった。
……是が非でも。
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