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地上での生活
第115話 狐の謀
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ウィスを閉じ、スマホをベッドに放り投げる。
昼寝中の晴珠を起こさないように、JHKチャンネルで、静かにあれこれと情報収集していたけど、そちらは、一旦終了ね。
「せっかく二見に拠点が出来つつあるわけだし、どうせなら茨を、あっちへ移動させましょう。
その代わりに、6層拠点に配置する者をどうするかよね?」
ハルとのやり取りを見て、思案を始める。
時間の流れが違う影響で、思ったほどの魔鉄鋼武器が供給できていなかったのよね。
「茨が1日に5本もナイフを生成しているのに、地上じゃ12日経ってる計算だから、移送時間も考えると、半月で5本ペースになるのはね……」
……こちらが迷宮に隠っているなら、それで良かった。
希少価値を付けられたし、日本政府へ恩を売れた。
仮に暴動が起きても、迷宮内でやり過ごせたわけだし。
けど、地上で行動するなら、私達の利益よりもこの国の安定を優先した方が良い。
それなら、二見松下の拠点で専念してもらえば、移送時間を加味しても10倍くらいに効率が上がるはず。
せっかく地上に、新しい拠点が出来たなら利用しない手はないわ。
けど、6層の拠点をどうするかが問題。
「……向こうの時間でも、そろそろ3日くらい。
さすがに必要な施設は、一通り要望が出てるでしょう。
もういっそ、自衛隊に貸し出し状態にしてしまおうかしら……」
6層拠点から食料供給を受ける話は、もちろん断られた。
さすがに、ライフラインを他勢力に委ねる真似はしないわよね……。
その代わり、常駐している自衛隊員が果実や魚を収穫加工して、移送部隊へ渡す。
それを更に、地上部隊が日本各地への支援物資として、選別分配をしている。
こちらは、自衛隊の採取量に応じて、地上で使える日本円を受け取る形を取っている。
だけど、茨や朧をこっちに呼んで、完全に貸し出す代わりに、支払いを定額の場所代だけにしても、良いかもしれない。
「どうせ自衛隊も、地上での食料生産プラントが軌道に乗れば、6層拠点はお払い箱だしね……」
結局のところ、日本政府も安定して食料を確保できるから利用しているだけ。
時間の流れの差による供給量の少なさは、ネックだから、地上で安定生産出来れば、わざわざ6層拠点を利用しないはずなのよ。
「けど、やっぱり頭数の少なさは問題よね。
数十人暮らせる規模の拠点を、2つも造ったのは、早急だったかしら?」
言ってもしょうがない話だけど……。
元々迷宮で、もう少し暮らしつつ、徐々に階層の守護者クラスを従えて、それなりの勢力にする予定だったのよ。
それがいきなり躓いたのが現状。
代替案として、地上で仲間集めをしたわけだけど。
地上で暮らしている人間じゃ、長期間迷宮内で生活できないから、地上に別の拠点がいるのも当然。
「順当にするなら、6層拠点を閉鎖するのが良いんだけど、非常時の防衛力と言う点では、6層拠点はかなりのもの。
……失うのは惜しいわ」
特に、結は6層拠点から動かせない。
それだけでも、6層拠点は維持する必要があるのよね……。
地上の端末も、結本体のバックアップがなければ何の役にも立たない
「……まあ良いわ。
もうすぐ晴彦が帰ってくるわけだし、晴珠と顔合わせをしたら、未成年後見人である山崎との面談。
秘書の鈴木に連絡して、日程調整をしないと……」
どうせ、しばらくは自衛隊が欲しがるわけだし、6層拠点は貸し出し方式でやっていく。
それよりも、山崎との対談が最優先事項ね。
……移動は、追加でミニバンを用意して、東名高速を飛ばせば良いわね。
ついでにエンジンを、魔素で動くモーターに交換しましょ。
ガソリンなんて高くて使う気になれないわ。
「……結界用の護符も必要ね。
ハルと眞緒の背中に貼るから、2枚で良いかしら?」
意外とやることが多いわね。
……晴珠が寝ている間に、やることを書き出して、1つ1つ順番に進めましょ。
昼寝中の晴珠を起こさないように、JHKチャンネルで、静かにあれこれと情報収集していたけど、そちらは、一旦終了ね。
「せっかく二見に拠点が出来つつあるわけだし、どうせなら茨を、あっちへ移動させましょう。
その代わりに、6層拠点に配置する者をどうするかよね?」
ハルとのやり取りを見て、思案を始める。
時間の流れが違う影響で、思ったほどの魔鉄鋼武器が供給できていなかったのよね。
「茨が1日に5本もナイフを生成しているのに、地上じゃ12日経ってる計算だから、移送時間も考えると、半月で5本ペースになるのはね……」
……こちらが迷宮に隠っているなら、それで良かった。
希少価値を付けられたし、日本政府へ恩を売れた。
仮に暴動が起きても、迷宮内でやり過ごせたわけだし。
けど、地上で行動するなら、私達の利益よりもこの国の安定を優先した方が良い。
それなら、二見松下の拠点で専念してもらえば、移送時間を加味しても10倍くらいに効率が上がるはず。
せっかく地上に、新しい拠点が出来たなら利用しない手はないわ。
けど、6層の拠点をどうするかが問題。
「……向こうの時間でも、そろそろ3日くらい。
さすがに必要な施設は、一通り要望が出てるでしょう。
もういっそ、自衛隊に貸し出し状態にしてしまおうかしら……」
6層拠点から食料供給を受ける話は、もちろん断られた。
さすがに、ライフラインを他勢力に委ねる真似はしないわよね……。
その代わり、常駐している自衛隊員が果実や魚を収穫加工して、移送部隊へ渡す。
それを更に、地上部隊が日本各地への支援物資として、選別分配をしている。
こちらは、自衛隊の採取量に応じて、地上で使える日本円を受け取る形を取っている。
だけど、茨や朧をこっちに呼んで、完全に貸し出す代わりに、支払いを定額の場所代だけにしても、良いかもしれない。
「どうせ自衛隊も、地上での食料生産プラントが軌道に乗れば、6層拠点はお払い箱だしね……」
結局のところ、日本政府も安定して食料を確保できるから利用しているだけ。
時間の流れの差による供給量の少なさは、ネックだから、地上で安定生産出来れば、わざわざ6層拠点を利用しないはずなのよ。
「けど、やっぱり頭数の少なさは問題よね。
数十人暮らせる規模の拠点を、2つも造ったのは、早急だったかしら?」
言ってもしょうがない話だけど……。
元々迷宮で、もう少し暮らしつつ、徐々に階層の守護者クラスを従えて、それなりの勢力にする予定だったのよ。
それがいきなり躓いたのが現状。
代替案として、地上で仲間集めをしたわけだけど。
地上で暮らしている人間じゃ、長期間迷宮内で生活できないから、地上に別の拠点がいるのも当然。
「順当にするなら、6層拠点を閉鎖するのが良いんだけど、非常時の防衛力と言う点では、6層拠点はかなりのもの。
……失うのは惜しいわ」
特に、結は6層拠点から動かせない。
それだけでも、6層拠点は維持する必要があるのよね……。
地上の端末も、結本体のバックアップがなければ何の役にも立たない
「……まあ良いわ。
もうすぐ晴彦が帰ってくるわけだし、晴珠と顔合わせをしたら、未成年後見人である山崎との面談。
秘書の鈴木に連絡して、日程調整をしないと……」
どうせ、しばらくは自衛隊が欲しがるわけだし、6層拠点は貸し出し方式でやっていく。
それよりも、山崎との対談が最優先事項ね。
……移動は、追加でミニバンを用意して、東名高速を飛ばせば良いわね。
ついでにエンジンを、魔素で動くモーターに交換しましょ。
ガソリンなんて高くて使う気になれないわ。
「……結界用の護符も必要ね。
ハルと眞緒の背中に貼るから、2枚で良いかしら?」
意外とやることが多いわね。
……晴珠が寝ている間に、やることを書き出して、1つ1つ順番に進めましょ。
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