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第16話『2人きりの時間っていいですね』
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「ただいま」
「お邪魔します」
帰宅して俺と優奈がそう言うと、すぐにリビングの方から「おかえり~」と母さんの声が聞こえてきた。記憶通り、母さんはパートがなかったか。
母さんがいるので、優奈と一緒にリビングへ向かう。母さんはソファーに座って文庫本を読んでいた。
「母さん、ただいま。優奈と一緒に帰ってきた」
「あら、そうなの。いらっしゃい、優奈ちゃん」
「こんにちは、梨子さん」
「一緒に帰ってきたってことは、これからお家デートかしら?」
「ああ、そうだ」
「そうなのね。お母さんも学生時代はよくお父さんと一緒にお家デートしたわぁ。お母さん邪魔したりしないから、夫婦水入らずの時間を過ごしてね」
うふふっ、と母さんはとても楽しそうに笑っている。父さんとのお家デートを思い出しているのだろうか。あと、邪魔しないと言ってくれるのは有り難い。
「か、和真君との時間を楽しみますね」
「うん。楽しんでね」
「……じゃあ、俺の部屋に行くか。2階にあるよ」
「はい。では、失礼します」
優奈が母さんに軽く頭を下げた後、俺は優奈と一緒に2階にある自分の部屋へ向かい始める。
「突然でしたけど、お家に来て大丈夫でしたか? 土曜日の私の家でのお家デートでは、部屋を掃除する時間がありましたが」
「特に散らかっていないし、たぶん大丈夫だと思う。ただ、引っ越しの準備をして、部屋の端に段ボールがいくつかある。それでも大丈夫かな?」
「はい、大丈夫です」
「じゃあ、このまま部屋に案内するよ」
優奈と一緒に2階に行き、自分の部屋の扉を開ける。
「ここが俺の部屋だ。どうぞ」
「失礼します」
優奈は俺の部屋に入ると、部屋の中を見渡している。
ベッドの掛け布団がちょっと乱れていたり、勉強机やローテーブルの上に本が何冊か置いてあったりするくらいか。床にゴミは落ちていないので、優奈に汚い部屋だとは思われないと思うけど……どうだろう。あと、狭いとか思われないかな。ちょっと緊張する。土曜日のお家デートで俺を部屋に招き入れたとき、優奈はこういう気持ちだったのだろうか。
部屋を見渡している優奈を見ていると、
「とても素敵な部屋ですね。これまで、この部屋で過ごされてきたのですね」
優奈はいつもの優しい笑顔でそう言ってくれた。そのことにほっと胸を撫で下ろす。
「そう言ってくれて嬉しいよ。ありがとう。……何か冷たいものを持ってくるよ」
「お構いなく」
「優奈は適当にくつろいでて。荷物も適当な場所に」
「はい。……本棚を見てもいいですか? どんな本があるか気になって。それに、共通して好きな作品も結構あると分かりましたし」
「ああ、いいよ。気になる本があったら読んでもいいから」
「ありがとうございます」
俺はスクールバッグを勉強机に置き、ベッドやローテーブルを綺麗にしてから部屋を後にした。
1階のキッチンに行き、自分用のマグカップとお客さん用のマグカップに冷たいものを用意することに。マシュマロとチョコを買ったから、コーヒーか紅茶がいいかな。優奈はコーヒーも紅茶も飲むけど……甘いお菓子だからコーヒーにするか。バイト先のコーヒーと同じくらいの苦さにしよう。
優奈と自分の分のアイスコーヒーを作り、自分の部屋に戻る。
「ただいま。アイスコーヒーを作ってきたよ」
「ありがとうございます。おかえりなさい、和真君」
部屋に戻ると、優奈は本棚の前で漫画を手に取っていた。気になる本があったんだな。そんなことを思いつつ、俺はアイスコーヒーが入ったマグカップをローテーブルに置く。
「その漫画が気になったのか?」
「はい。この漫画が好きで。ラストがかなりドキドキした内容だと思って」
そう言い、優奈は手に取っている漫画の表紙を俺に見せてくる。その漫画は青年向けのラブコメ漫画だ。
「ああ、その漫画か。終盤に主人公とヒロインが結ばれるシーンあたりからはかなりドキドキしたな。結ばれた後は……刺激的な内容もあったし」
何ページにも渡って情熱的なキスシーンが描かれている。あと、直接的な内容は描かれていないけど、キスよりも先の行為をしたことが分かる描写もあって。その内容を優奈も思い出しているのか、頬がほんのりと赤くなっている。
「し、刺激的な感じですよね。初めて読んだときはとてもドキドキしたのを覚えています」
「俺もドキドキしたなぁ」
「ですよね」
依然として頬が赤いけど、優奈の顔には楽しそうな笑みが。
「私の家でお家デートしたときに話していたように、ラブコメや恋愛系の作品は私の本棚にもあるものが多いですね」
「そうだろう?」
「あと、アニメ化した作品ですが、少女漫画があるのは何だか意外に思いました」
「アニメが面白かったり、真央姉さんが勧めてくれたりしたのがきっかけで、少女漫画も何作か持ってるよ」
「そうですか。この本棚を見たら、本や漫画、アニメで和真君とより好みが合うと思いました」
「そう思ってもらえて嬉しいよ」
本とか漫画とかアニメなどの好みは人それぞれだと思っている。それでも、お嫁さんの優奈と好みが合うと嬉しいものだ。
「アイスコーヒー、さっそくいただきます」
優奈は持っていた漫画を本棚に戻して、ローテーブルの側までやってくる。
土曜日のお家デートのときと同じように、優奈と隣同士にクッションに座った。
「いただきます」
「どうぞ召し上がれ」
優奈はマグカップを手にとって、アイスコーヒーを一口飲む。優奈が美味しいと思ってくれると嬉しいな。昼休みに俺が手作りの玉子焼きを食べたとき、優奈はこういう気持ちだったのかもしれない。
ゴクッ、と優奈の喉が鳴り、優奈は口からマグカップを離す。優奈はこちらを向いて、
「とても美味しいです。程良く苦くて」
持ち前の柔らかい笑顔でそう言ってくれた。そのことにとても嬉しく思い、ちょっとほっとした。
「良かった」
「ありがとうございます。何だか、マスタードーナッツのアイスコーヒーと濃さや味わいが似ているような気がします」
「苦味の濃さはマスドのコーヒーを意識したよ。これまで、優奈は何度もコーヒーを注文していたから」
「そういうことでしたか。和真君の優しさもあって、このコーヒーはとても美味しくなっているんですね。お店のコーヒー以上に美味しいです」
「……ありがとう」
インスタントコーヒーだけど、自分の淹れたアイスコーヒーをここまで褒めてくれたことが凄く嬉しい。嬉しさのあまり、気付けば優奈の頭を優しく撫でていた。
「ご、ごめん。勝手に頭を触って」
「いえいえ、お気になさらず。あと……撫でられた感触が気持ち良くて、癒やされました。和真君に頭を撫でられるの……好きかもです」
えへへっ、と優奈ははにかむ。良かった、嫌だと思っていなくて。しかも、気持ちいいとか、癒やされるとか、好きかもとも言ってくれて。その言葉もあり、俺は再び優奈の頭を撫でる。
こうして、優奈の頭を撫でると……優奈の髪は柔らかくて触り心地がいいな。髪越しに伝わってくる優奈の温もりも気持ち良くて。これまでで一番、優奈を近くに感じた。
「……気持ちいいです。和真君に頭を撫でられるの……好きになりました」
「それは良かった」
「ふふっ。……和真君と結婚したと報告したので、今日はいつも以上に注目を浴びて。和真君とのことをいっぱい訊かれました。どんなデートをしたのかとか、結婚指輪を買ったのかとか」
「そうだったんだ。俺も優奈のことでいっぱい訊かれたよ。実は隠れて交際していたんじゃないかとか、いずれは一緒に住むのかとか」
「私も同居について訊かれましたね」
「そうか。……いつになく注目されたから、家で優奈と2人きりになれて心身共にゆっくりできてる。お家デートしたいって言ってくれてありがとう」
「いえいえ。私も和真君と2人きりになれてゆっくりできています。2人きりの時間っていいですね」
「そうだな」
学校ではとても多くの生徒達から視線が集まり、友人やクラスメイトを中心に質問攻めに遭ったのもあるけど……2人きりの時間がここまでいいと思えるのは、一緒にいる人が優奈だからなのだろう。
俺も自分のアイスコーヒーを一口飲む。何年も飲み続けているインスタントコーヒーだけど、今までで一番美味しく感じられた。
「お邪魔します」
帰宅して俺と優奈がそう言うと、すぐにリビングの方から「おかえり~」と母さんの声が聞こえてきた。記憶通り、母さんはパートがなかったか。
母さんがいるので、優奈と一緒にリビングへ向かう。母さんはソファーに座って文庫本を読んでいた。
「母さん、ただいま。優奈と一緒に帰ってきた」
「あら、そうなの。いらっしゃい、優奈ちゃん」
「こんにちは、梨子さん」
「一緒に帰ってきたってことは、これからお家デートかしら?」
「ああ、そうだ」
「そうなのね。お母さんも学生時代はよくお父さんと一緒にお家デートしたわぁ。お母さん邪魔したりしないから、夫婦水入らずの時間を過ごしてね」
うふふっ、と母さんはとても楽しそうに笑っている。父さんとのお家デートを思い出しているのだろうか。あと、邪魔しないと言ってくれるのは有り難い。
「か、和真君との時間を楽しみますね」
「うん。楽しんでね」
「……じゃあ、俺の部屋に行くか。2階にあるよ」
「はい。では、失礼します」
優奈が母さんに軽く頭を下げた後、俺は優奈と一緒に2階にある自分の部屋へ向かい始める。
「突然でしたけど、お家に来て大丈夫でしたか? 土曜日の私の家でのお家デートでは、部屋を掃除する時間がありましたが」
「特に散らかっていないし、たぶん大丈夫だと思う。ただ、引っ越しの準備をして、部屋の端に段ボールがいくつかある。それでも大丈夫かな?」
「はい、大丈夫です」
「じゃあ、このまま部屋に案内するよ」
優奈と一緒に2階に行き、自分の部屋の扉を開ける。
「ここが俺の部屋だ。どうぞ」
「失礼します」
優奈は俺の部屋に入ると、部屋の中を見渡している。
ベッドの掛け布団がちょっと乱れていたり、勉強机やローテーブルの上に本が何冊か置いてあったりするくらいか。床にゴミは落ちていないので、優奈に汚い部屋だとは思われないと思うけど……どうだろう。あと、狭いとか思われないかな。ちょっと緊張する。土曜日のお家デートで俺を部屋に招き入れたとき、優奈はこういう気持ちだったのだろうか。
部屋を見渡している優奈を見ていると、
「とても素敵な部屋ですね。これまで、この部屋で過ごされてきたのですね」
優奈はいつもの優しい笑顔でそう言ってくれた。そのことにほっと胸を撫で下ろす。
「そう言ってくれて嬉しいよ。ありがとう。……何か冷たいものを持ってくるよ」
「お構いなく」
「優奈は適当にくつろいでて。荷物も適当な場所に」
「はい。……本棚を見てもいいですか? どんな本があるか気になって。それに、共通して好きな作品も結構あると分かりましたし」
「ああ、いいよ。気になる本があったら読んでもいいから」
「ありがとうございます」
俺はスクールバッグを勉強机に置き、ベッドやローテーブルを綺麗にしてから部屋を後にした。
1階のキッチンに行き、自分用のマグカップとお客さん用のマグカップに冷たいものを用意することに。マシュマロとチョコを買ったから、コーヒーか紅茶がいいかな。優奈はコーヒーも紅茶も飲むけど……甘いお菓子だからコーヒーにするか。バイト先のコーヒーと同じくらいの苦さにしよう。
優奈と自分の分のアイスコーヒーを作り、自分の部屋に戻る。
「ただいま。アイスコーヒーを作ってきたよ」
「ありがとうございます。おかえりなさい、和真君」
部屋に戻ると、優奈は本棚の前で漫画を手に取っていた。気になる本があったんだな。そんなことを思いつつ、俺はアイスコーヒーが入ったマグカップをローテーブルに置く。
「その漫画が気になったのか?」
「はい。この漫画が好きで。ラストがかなりドキドキした内容だと思って」
そう言い、優奈は手に取っている漫画の表紙を俺に見せてくる。その漫画は青年向けのラブコメ漫画だ。
「ああ、その漫画か。終盤に主人公とヒロインが結ばれるシーンあたりからはかなりドキドキしたな。結ばれた後は……刺激的な内容もあったし」
何ページにも渡って情熱的なキスシーンが描かれている。あと、直接的な内容は描かれていないけど、キスよりも先の行為をしたことが分かる描写もあって。その内容を優奈も思い出しているのか、頬がほんのりと赤くなっている。
「し、刺激的な感じですよね。初めて読んだときはとてもドキドキしたのを覚えています」
「俺もドキドキしたなぁ」
「ですよね」
依然として頬が赤いけど、優奈の顔には楽しそうな笑みが。
「私の家でお家デートしたときに話していたように、ラブコメや恋愛系の作品は私の本棚にもあるものが多いですね」
「そうだろう?」
「あと、アニメ化した作品ですが、少女漫画があるのは何だか意外に思いました」
「アニメが面白かったり、真央姉さんが勧めてくれたりしたのがきっかけで、少女漫画も何作か持ってるよ」
「そうですか。この本棚を見たら、本や漫画、アニメで和真君とより好みが合うと思いました」
「そう思ってもらえて嬉しいよ」
本とか漫画とかアニメなどの好みは人それぞれだと思っている。それでも、お嫁さんの優奈と好みが合うと嬉しいものだ。
「アイスコーヒー、さっそくいただきます」
優奈は持っていた漫画を本棚に戻して、ローテーブルの側までやってくる。
土曜日のお家デートのときと同じように、優奈と隣同士にクッションに座った。
「いただきます」
「どうぞ召し上がれ」
優奈はマグカップを手にとって、アイスコーヒーを一口飲む。優奈が美味しいと思ってくれると嬉しいな。昼休みに俺が手作りの玉子焼きを食べたとき、優奈はこういう気持ちだったのかもしれない。
ゴクッ、と優奈の喉が鳴り、優奈は口からマグカップを離す。優奈はこちらを向いて、
「とても美味しいです。程良く苦くて」
持ち前の柔らかい笑顔でそう言ってくれた。そのことにとても嬉しく思い、ちょっとほっとした。
「良かった」
「ありがとうございます。何だか、マスタードーナッツのアイスコーヒーと濃さや味わいが似ているような気がします」
「苦味の濃さはマスドのコーヒーを意識したよ。これまで、優奈は何度もコーヒーを注文していたから」
「そういうことでしたか。和真君の優しさもあって、このコーヒーはとても美味しくなっているんですね。お店のコーヒー以上に美味しいです」
「……ありがとう」
インスタントコーヒーだけど、自分の淹れたアイスコーヒーをここまで褒めてくれたことが凄く嬉しい。嬉しさのあまり、気付けば優奈の頭を優しく撫でていた。
「ご、ごめん。勝手に頭を触って」
「いえいえ、お気になさらず。あと……撫でられた感触が気持ち良くて、癒やされました。和真君に頭を撫でられるの……好きかもです」
えへへっ、と優奈ははにかむ。良かった、嫌だと思っていなくて。しかも、気持ちいいとか、癒やされるとか、好きかもとも言ってくれて。その言葉もあり、俺は再び優奈の頭を撫でる。
こうして、優奈の頭を撫でると……優奈の髪は柔らかくて触り心地がいいな。髪越しに伝わってくる優奈の温もりも気持ち良くて。これまでで一番、優奈を近くに感じた。
「……気持ちいいです。和真君に頭を撫でられるの……好きになりました」
「それは良かった」
「ふふっ。……和真君と結婚したと報告したので、今日はいつも以上に注目を浴びて。和真君とのことをいっぱい訊かれました。どんなデートをしたのかとか、結婚指輪を買ったのかとか」
「そうだったんだ。俺も優奈のことでいっぱい訊かれたよ。実は隠れて交際していたんじゃないかとか、いずれは一緒に住むのかとか」
「私も同居について訊かれましたね」
「そうか。……いつになく注目されたから、家で優奈と2人きりになれて心身共にゆっくりできてる。お家デートしたいって言ってくれてありがとう」
「いえいえ。私も和真君と2人きりになれてゆっくりできています。2人きりの時間っていいですね」
「そうだな」
学校ではとても多くの生徒達から視線が集まり、友人やクラスメイトを中心に質問攻めに遭ったのもあるけど……2人きりの時間がここまでいいと思えるのは、一緒にいる人が優奈だからなのだろう。
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