まずはお嫁さんからお願いします。

桜庭かなめ

文字の大きさ
63 / 146

第62話『告白』

しおりを挟む
 今夜、優奈に好きだと告白しよう。
 そう決めたけど……優奈が部活から帰ってきて、一緒に夕ご飯を食べたり、リビングで一緒にアニメを観たりするときも、緊張してしまってなかなか優奈に告白することができない。
 ただ、明日からより楽しい高校生活を送るためにも、今夜告白したい。
 なので、自分の部屋で勉強したり、お風呂に入ったりするなど、一人の時間を過ごす中で気持ちを落ち着かせていく。風呂に入るのは好きだから、普段よりも長めに湯船に浸かってリラックスした。
 お風呂を出て自分の部屋に戻り、ドライヤーで髪を乾かす。ドライヤーから出る温風が気持ちいいのもあり、髪を乾かし終わった頃には気持ちもだいぶ落ち着いた。

「……よし。行くか」

 優奈の部屋に行って、優奈に告白しよう。
 自分の部屋を出て、優奈の部屋の前まで行く。
 ノックをしようと右手を伸ばしたとき……右手が少し震える。今から告白しようと思うと、再び緊張してくる。でも、勇気を出さないと。
 ――コンコン。
 優奈の部屋の扉をノックする。
 はーい、と部屋の中から優奈の声が聞こえてきた。そのことにドキッとして、体が熱くなる。少しでも気持ちを落ち着かせるために、扉が開く前に長めの呼吸をした。
 それからすぐに部屋の扉が開く。中から桃色の寝間着姿の優奈が出てくる。優奈は優しい笑みを浮かべていて。可愛いな。

「和真君、どうしました?」
「……優奈に話したいことがあってさ。今、大丈夫かな?」
「はい、大丈夫ですよ」
「ありがとう。……失礼します」
「ふふっ、かしこまっちゃって。どうぞ」

 俺は優奈の部屋にお邪魔する。
 話したいことがあると言ったからだろうか。優奈の指示で、ローテーブルを挟んで優奈と向かい合う形でクッションに座る。

「和真君。私に話したいことって何ですか?」

 優奈は俺のことを見つめながらそう問いかけてきた。いよいよそのときがやってきたな。
 優奈に好きだって告白しよう。

「えっと……」

 いざ、好きだって言おうとすると……より緊張して、息が詰まる。かなりドキドキして、急激に体が熱くなってくる。
 告白するのってとても緊張して、凄く勇気がいることなんだな。今まで俺に告白してくれた人や、優奈に告白した人達、推しとしてだけど優奈を好きだと表明している西山のことを尊敬するよ。

「和真君」
「うん?」
「私にどんなことを話したいのかは分かりませんが……ゆっくりでいいですからね。私はここで和真君の言葉を待っていますから」

 優奈は優しい笑顔になり、優しい声色でそう言ってくれる。優奈は本当に……俺のことを考えてくれる優しい人だな。そういうところも好きだ。
 依然としてドキドキしている。でも、優奈の今の言葉や優しい笑顔もあり、息苦しさなどは体から抜けていって。

「ありがとう、優奈」

 一度、長めの呼吸をし、

「優奈のことが好きだよ。それが優奈に話したいことなんだ」

 優奈のことをしっかりと見て、優奈に告白した。
 好きだと言葉にしたからだろうか。優奈は「和真君……」と俺の名前を呟くと、見る見るうちに顔が赤くなっていく。その様子が可愛くて、愛おしい。

「優奈と結婚して。一緒の学校生活を過ごして。ゴールデンウィークから一緒に住み始めて。それがとても楽しくて。優奈と一緒にいる時間を重ねていく中で、優奈の存在が俺の中で大きくなっていって」

 結婚してからの優奈と一緒にいる日々を思い出すと、胸がとても温かくなる。優奈の笑顔を思い浮かべると、特に。

「だから、一昨日……優奈が風邪を引いて、一人で学校に行って、優奈のいない学校生活を送ったのが凄く寂しかったんだ。も、もちろん、優奈が風邪を引いたのを責めているわけじゃないぞ」
「分かっていますよ」

 優奈は真っ赤な顔で微笑みながらそう言う。その反応にほっとする。

「優奈がすぐに元気になって、昨日は優奈と一緒にいつもの時間を送れることがとても嬉しくて。昨日の夜、優奈は俺と一緒に寝たいって言ってくれたよな。一緒にいたいとも言ってくれた。それがとても嬉しくて。そのときに俺は優奈のことが好きなんだって自覚したんだ」
「そうでしたか。じゃあ、今朝、起こしたときに顔が赤かったり、席替えで私の隣の席を引き当ててとても嬉しそうだったりしたのも……」
「ああ。優奈のことが好きだからだよ」
「そうでしたか……」
「優奈と隣同士の席になって。これまでよりも楽しそうな高校生活を送れそうだと思った。ただ、告白して、優奈と好き合う夫婦になれたら、優奈も俺ももっと楽しい高校生活になるんじゃないかって思って。それで、こうして……優奈に告白しました。優しいところ。笑顔が可愛いところ。食事やスイーツを美味しそうに食べるところ。スイーツとかアニメとか漫画とか好きなことを楽しそうに話すところ……優奈の好きなところはいっぱいあるよ。俺は優奈のことが好きです。優奈と結婚して、一緒にいられて幸せに思っているよ」

 俺は優奈に向けて、自分の想いを言葉にすることができた。
 告白したから、体が物凄く熱くて。俺からの告白を受け、優奈がどんな反応をするのか緊張して。でも、想いを言えたことでスッキリとした気持ちもあって。これまで、誰かに好きだと告白した人はこういう感覚になったのだろうか。
 優奈のことを見ると……顔の赤みがさらに濃くなっている。ここまで顔を赤くしている優奈は見たことがない。そんな真っ赤な顔に優奈は……嬉しそうな笑みを浮かべた。

「嬉しいです。和真君が私を好きになったと言ってくれて。私も……和真君のことが好きですから」

 優奈は俺の目を見つめながらそう言ってくれる。そのことで嬉しい気持ちがどんどん膨らんでいって。頬が緩んでいって。きっと、俺も今の優奈のように、真っ赤な顔に笑みが浮かんでいるのだろう。

「そうか。優奈も俺のことが……好きなんだな」
「はい。私も結婚してからの日々の中で、和真君の存在が大きくなりました。和真君の姿を見て、笑顔を見るといいなって思えて。私の料理を美味しく食べてもらえたり、一緒にアニメなどを楽しんだりするのが嬉しくて。私の嫌いなゴキブリを退治したり、雷の日は一緒に寝てくれたり、カラオケでナンパから助けてくれたりしたときはキュンとなって」

 それらのことを優奈は楽しげに話す。
 優奈が話してくれたことを思い出すと……優奈と結婚してから色々なことがあったんだって実感する。

「私も一昨日、風邪を引いて家に一人でいるとき……寂しくて、和真君のことばかり考えていました。ベッドに入っているときも、和真君の作ってくれたお粥やお弁当を食べたときも。風邪薬を飲んでいなかったら眠れなかったかもしれません」
「そうだったのか」
「……ただ、和真君が萌音ちゃんと一緒に帰ってきて、和真君の姿を見たときにほっとして。優しい笑顔を見たときにキュンとなって、心がとても温かくなって。その瞬間に和真君のことが好きなんだって自覚しました」
「そうだったんだな」

 優奈も風邪を引いて学校を休んだことがきっかけで、俺への好意を自覚したのか。一緒に住み始めてから、優奈の部活や俺のバイト以外ではほとんど一緒にいたからな。一緒にいることが日常になってきたからこそ、離れたことでお互いに相手へどんな想いを抱いているのかを自覚することができたのだろう。

「じゃあ、一昨日の夜、優奈が寝る前に抱きしめてほしいと言ったのは……」
「はい。和真君のことが好きになったので、和真君を感じたくて。ただ、本心を伝える勇気がなかったので、千尋ちゃんや萌音ちゃんを理由に出しましたが。昨日、一緒に寝たいと思ったのも、和真君が好きで、より長く一緒にいたいと思ったからです」

 一昨日抱きしめ合ったときのことや、昨日一緒に寝たときのことを思い出しているのか、優奈は「えへへっ」とはにかんでいる。そんな姿もとても可愛い。

「和真君を好きだと自覚したので、告白しようとも考えていたのですが……なかなか勇気が出なくて。告白はたくさんされていますが、一度もしたことがなかったので。今まで告白してきた人達は、とても凄いと思いました」
「俺も優奈に告白する直前に同じようなことを思ったよ」
「そうでしたか。……和真君が好きだと告白してくれて凄く嬉しいです。私も和真君のことが好きです。優しいところ。料理やスイーツを美味しく食べてくれるところ。笑顔が素敵なところ。一緒にいると楽しいところ。私が困っているときは和真君なりに助けてくれるところ。授業中やバイト中などに見せる大人っぽい姿など、好きなところはいっぱいあります」

 優奈は彼女らしい柔らかい笑顔で言ってくれる。
 俺の好きなところを言ってくれるのは嬉しい。だけど、ちょっと照れくさいな。さっき、俺が好きなところを言ったとき、優奈もこういう気持ちだったのかな。

「和真君。これからは好き合う夫婦として私と一緒に過ごしてくれますか? 側にいてくれますか?」
「もちろんさ」

 それ以外の返事はない。

「これからは優奈を好きな旦那さんとしてよろしくお願いします」
「はいっ。こちらこそ、和真君を好きなお嫁さんとしてお願いします!」
「ああ」

 これで優奈と俺は好き合う夫婦になることができたんだな。凄く嬉しい。優奈の可愛い笑顔を見ると、嬉しい気持ちが膨らんでいく。
 和真君、と俺の名前を言うと、優奈はクッションから立ち上がる。俺のすぐ側までやってきて俺のことをぎゅっと抱きしめてきた。

「和真君、大好きです!」

 とびきりの可愛い笑顔で優奈はそう言ってくれる。

「俺も優奈のことが大好きだよ。優奈と結婚できて良かった」
「私もです!」

 弾んだ声でそう言い、優奈はニコッと笑いかけた。本当に可愛くて、大好きで、愛おしいお嫁さんだよ。そう思いながら、両手を優奈の背中の方へ回す。
 抱きしめ合っているから、優奈から優しい温もりと甘い匂い、寝間着越しに優奈の体の柔らかさが感じられて。だからドキドキしてくる。優奈も同じ気持ちなのか、優奈はうっとりとした表情で俺を見つめている。体からは心臓の鼓動がはっきりと伝わってきて。

「あ、あの……和真君」
「うん?」
「……す、好き合う夫婦になれましたし、その……キ、キスがしたいです」
「……ああ。いいよ」 

 優奈からキスしたいって言われて、かなりドキッとする。

「ありがとうございます。ただ、私からだと緊張していつになるか分からないです。キスしたことないですし。ですから、和真君からしてくれると嬉しいです」
「分かったよ、優奈。俺もキスは初めてだけど、俺からするよ」
「……はい」

 優奈はゆっくりと目を閉じて、唇を少しすぼめる。
 優奈のキス顔……凄く可愛いな。キスをするのは初めてで緊張するけど、優奈に吸い込まれるようにして、優奈と唇を重ねた。
 優奈の唇はとても柔らかい。手を繋いだり、抱きしめ合ったりして優奈の温もりはたくさん感じてきたけど、触れた唇から伝わる温もりは特別な感じがして。優奈の甘い匂いが濃く感じられて凄く心地がいい。これがキスなんだ。
 初めて味わう感覚に、体の熱は一気に上昇する。キスしているし、抱きしめ合ってもいるから、この温もりは優奈に伝わっているのだろう。
 どのくらいしたのか分からないけど、やがて、俺の方から唇を離した。
 すると、目の前には恍惚とした優奈の笑顔があって。俺と目が合うと、優奈はニコッと笑いかけてきて。

「キスってこういう感じなんですね。とてもいいです」
「俺も凄くいい感覚だった」
「良かったです。ファーストキスが和真君で、和真君にあげられて嬉しいです」
「俺もだよ。俺達は夫婦だし、今後もキスは優奈以外にはしないけど」
「嬉しいです。私もですよ」

 優奈はいつもの優しい笑顔でそう言ってくれる。そのことがとても嬉しい。優奈とキスしたらどんな感じなのか知っているのは俺だけでいいんだ。そして、俺とのキスを知っているのも優奈だけで。

「……あの、和真君。今度は私からキスしてみたいです」
「ああ。いいよ」
「ありがとうございます」

 優奈は嬉しそうにお礼を言う。一度キスをしたから、自分からキスする勇気が出たのかもしれない。
 俺はゆっくりと目を瞑る。こうしていると、いつキスされるんだろうってドキドキしてくるな。優奈もさっきはこういう感じだったのだろうか。
 数秒ほどして、俺の唇に温かくて柔らかいものが触れてくる。ついさっきキスしたから、触れたのが優奈の唇だと分かって。

「んっ……」

 と、優奈は甘い声を漏らすと、優奈は俺の口の中に舌を入れてきた。まさか、舌を入れてくるとは思わなかったので、思わず体が震える。
 優奈はゆっくりと優しい動きで舌を絡ませてくる。気持ちいい。優奈の舌の柔らかい感触や生温かさもあって興奮してきて。なので、こちらからも舌を動かす。そのことでより気持ち良くなった気がする。
 一緒にアニメを観たときにコーヒーを飲んだからだろうか。優奈の口からコーヒーの味や匂いがほのかに感じられた。
 さっきの俺からのキスよりもだいぶ長い時間キスして、優奈から唇を離した。舌を絡ませるほどのキスをしたから、優奈の唇は唾液で湿っていて。その姿がとても艶っぽい。俺と目が合うと、優奈は不適な笑みを見せ、

「キスしたら段々と興奮してきて。舌を絡ませちゃいました」

 と、甘い声で言った。どうやら、優奈は一度スイッチが入ると積極的になるようだ。優奈の新たな一面を知れた気がする。

「口の中に舌が入ってきたときはビックリしたよ」
「体がピクッと震えていましたもんね。可愛かったです」
「ただ、舌を絡ませるキスって気持ちいいんだな。もちろん、相手が優奈だからだろうけど」
「私も気持ち良かったです。あと、キスはレモンの味と聞きますが、私達の場合はコーヒー味ですね」
「アニメを観たときにアイスコーヒーを飲んだからなぁ。普段からコーヒーを飲むことが多いし、俺達らしくていいんじゃないか」
「そうですねっ」

 優奈はニッコリと笑いながらそう言った。
 これからしばらくの間、コーヒーを飲んだら今日のキスや告白したことを思い出しそうだ。これからは夏になってアイスコーヒーばかり飲むようになるだろうけど、コーヒーを飲んでも体は冷やされずに熱くなりそうだ。

「和真君。もっとキスしたいです。いいですか?」
「もちろんさ。俺も優奈ともっとキスしたいって思っていたから」
「ありがとうございますっ」

 それからしばらくの間、俺達はキスし合って、たまに好きだと言葉にし合って、甘い時間を過ごしていった。
 好きだと告白するときはとても緊張した。
 ただ、優奈に好きだと伝えられて。優奈も俺が好きだと言ってくれて。好き合う夫婦になれて本当に良かった。とても幸せだ。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。

桜庭かなめ
恋愛
 高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。  とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。  ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。  お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!  ※特別編4が完結しました!(2026.2.22)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。

桜庭かなめ
恋愛
 高校1年生の逢坂玲人は入学時から髪を金色に染め、無愛想なため一匹狼として高校生活を送っている。  入学して間もないある日の放課後、玲人は2年生の生徒会長・如月沙奈にロープで拘束されてしまう。それを解く鍵は彼女を抱きしめると約束することだった。ただ、玲人は上手く言いくるめて彼女から逃げることに成功する。そんな中、銀髪の美少女のアリス・ユメミールと出会い、お互いに好きな猫のことなどを通じて彼女と交流を深めていく。  しかし、沙奈も一度の失敗で諦めるような女の子ではない。玲人は沙奈に追いかけられる日々が始まる。  抱きしめて。生徒会に入って。口づけして。ヤンデレな沙奈からの様々な我が儘を通して見えてくるものは何なのか。見えた先には何があるのか。沙奈の好意が非常に強くも温かい青春ラブストーリー。  ※タイトルは「むげん」と読みます。  ※完結しました!(2020.7.29)

管理人さんといっしょ。

桜庭かなめ
恋愛
 桐生由弦は高校進学のために、学校近くのアパート「あけぼの荘」に引っ越すことに。  しかし、あけぼの荘に向かう途中、由弦と同じく進学のために引っ越す姫宮風花と二重契約になっており、既に引っ越しの作業が始まっているという連絡が来る。  風花に部屋を譲ったが、あけぼの荘に空き部屋はなく、由弦の希望する物件が近くには一切ないので、新しい住まいがなかなか見つからない。そんなとき、 「責任を取らせてください! 私と一緒に暮らしましょう」  高校2年生の管理人・白鳥美優からのそんな提案を受け、由弦と彼女と一緒に同居すると決める。こうして由弦は1学年上の女子高生との共同生活が始まった。  ご飯を食べるときも、寝るときも、家では美少女な管理人さんといつもいっしょ。優しくて温かい同居&学園ラブコメディ!  ※特別編11が完結しました!(2025.6.20)  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

サクラブストーリー

桜庭かなめ
恋愛
 高校1年生の速水大輝には、桜井文香という同い年の幼馴染の女の子がいる。美人でクールなので、高校では人気のある生徒だ。幼稚園のときからよく遊んだり、お互いの家に泊まったりする仲。大輝は小学生のときからずっと文香に好意を抱いている。  しかし、中学2年生のときに友人からかわれた際に放った言葉で文香を傷つけ、彼女とは疎遠になってしまう。高校生になった今、挨拶したり、軽く話したりするようになったが、かつてのような関係には戻れていなかった。  桜も咲く1年生の修了式の日、大輝は文香が親の転勤を理由に、翌日に自分の家に引っ越してくることを知る。そのことに驚く大輝だが、同居をきっかけに文香と仲直りし、恋人として付き合えるように頑張ろうと決意する。大好物を作ってくれたり、バイトから帰るとおかえりと言ってくれたりと、同居生活を送る中で文香との距離を少しずつ縮めていく。甘くて温かな春の同居&学園青春ラブストーリー。  ※特別編8-お泊まり女子会編-が完結しました!(2025.6.17)  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ

桜庭かなめ
恋愛
 高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。  あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。  3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。  出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!  ※特別編6が完結しました!(2026.1.21)  ※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。

桜庭かなめ
恋愛
 高校1年生の低田悠真のクラスには『高嶺の花』と呼ばれるほどの人気がある高嶺結衣という女子生徒がいる。容姿端麗、頭脳明晰、品行方正な高嶺さんは男女問わずに告白されているが全て振っていた。彼女には好きな人がいるらしい。  ゴールデンウィーク明け。放課後にハンカチを落としたことに気付いた悠真は教室に戻ると、自分のハンカチの匂いを嗅いで悶える高嶺さんを見つける。その場で、悠真は高嶺さんに好きだと告白されるが、付き合いたいと思うほど好きではないという理由で振る。  しかし、高嶺さんも諦めない。悠真に恋人も好きな人もいないと知り、 「絶対、私に惚れさせてみせるからね!」  と高らかに宣言したのだ。この告白をきっかけに、悠真は高嶺さんと友達になり、高校生活が変化し始めていく。  大好きなおかずを作ってきてくれたり、バイト先に来てくれたり、放課後デートをしたり、朝起きたら笑顔で見つめられていたり。高嶺の花の高嶺さんとの甘くてドキドキな青春学園ラブコメディ!  ※2学期編4が完結しました!(2025.8.4)  ※お気に入り登録や感想、いいねなどお待ちしております。

イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について

のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。 だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。 「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」 ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。 だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。 その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!? 仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、 「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」 「中の人、彼氏か?」 視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!? しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して―― 同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!? 「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」 代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

処理中です...