まずはお嫁さんからお願いします。

桜庭かなめ

文字の大きさ
120 / 144
特別編4

第3話『おっぱいを揉み過ぎちゃって風邪引いた』

しおりを挟む
 放課後。
 今週は優奈と井上さんがいる班が教室の掃除当番のため、優奈の掃除当番が終わるまで俺は西山と佐伯さんと一緒に廊下で待った。
 優奈の掃除当番が終わり、俺達4人は下校して、お見舞いに行くために井上さんの自宅へと向かう。今も雨が降っているので、俺と優奈は相合い傘をして。ちなみに、井上さんのお見舞いに行った後、佐伯さんの家で試験対策の勉強会をする予定だ。
 また、朝に話した通り、井上さんの自宅の途中にあるドラッグストアで、井上さんが大好きなプリンと桃のゼリーを購入した。
 ドラッグストアに立ち寄ったのもあり、学校を出てから20分ちょっとして井上さんの家に到着した。

 ――ピンポーン。
『はい。……あっ、千尋ちゃん。それにみんなも』

 佐伯さんがインターホンを押すと、すぐにインターホンのスピーカーから母親の雛子ひなこさんの声が聞こえた。

「学校が終わったので、みんなで萌音のお見舞いに来ました」
『ありがとう。すぐに行くわ』

 それから程なくして、玄関が開いて、フレアスカートに半袖のVネックのTシャツ姿の雛子さんが姿を現した。俺達がお見舞いに来たからか、雛子さんは持ち前の可愛らしい笑顔を見せてくれる。そんな雛子さんに俺達は声を揃えて「こんにちは」と挨拶する。

「みんなこんにちは。お見舞いに来てくれて嬉しいわ」

 雛子さんはそう言うと、ニコッと笑いかけてくれる。

「萌音の具合はどうですか?」
「30分くらい前に様子を見たけど、良くなってきているわ。午前中に行ったかかりつけのお医者さんから処方された薬を飲んで、ぐっすり眠れたからかな。朝は熱やだるさがあったけど、そういった症状も治まってきているみたいだし」
「そうですか。良かったです」

 そう言う佐伯さんはもちろんのこと、優奈と西山もほっとしている様子だ。俺も井上さんの体調が良くなってきていると分かってほっとしている。

「さあ、入って」
『お邪魔します』

 俺達4人は井上さんの家にお邪魔して、2階にある井上さんの部屋の前まで向かう。
 ――コンコン。
 佐伯さんが井上さんの部屋の扉をノックする。

「千尋です。お見舞いに来たよ、萌音」
「優奈です。萌音ちゃんの大好きなプリンと桃のゼリーを買ってきました」
「長瀬です」
「西山です」
「萌音、部屋に入っていい?」
『ええ。どうぞ。あと、今は照明を消しているから、点けてもらえるかしら』

 中から井上さんの声が聞こえた。

「分かった」

 佐伯さんがそう言って部屋の扉を開け、俺達は部屋の中に入る。その際、佐伯さんが部屋の電気を点けた。エアコンがかかっていて涼しい。
 井上さんは水色の寝間着姿で、ベッドで横になりながらこちらを見ている。俺達が来たからか、井上さんはいつもよりも少し赤い顔に微笑みを浮かべる。

「みんな、お見舞いに来てくれてありがとう。プリンと桃のゼリーを買ってきてくれて嬉しいわ」

 井上さんは言葉通りの嬉しそうな笑顔でそう言った。
 俺達は「いえいえ」と言い、西山はローテーブルにプリンと桃のゼリーが入ったレジ袋を置いた。
 また、ローテーブルにはタオルや体温計、飲みかけのペットボトルのスポーツドリンクが置かれている。おそらく、これらは御両親が用意したものだろう。

「萌音、具合はどう? 雛子さんに訊いたら良くなってきているって言っていたけど」
「ええ。今朝あった熱っぽさはあまり感じなくなったし、だるさはなくなったわ。病院で処方された薬を飲んでぐっすり寝たからね。この調子なら、明日から学校に行けると思うし、明後日の七夕祭りに行くのも問題ないと思う」

 井上さんは穏やかな笑顔でそう言った。

「そっか! 良かったよ、萌音!」
「安心しました」
「一日で治りそうで良かったよ」
「良かったぜ」

 さっき、雛子さんから病状を説明されたときと同様に、俺達4人はみんなほっとする。体調が良くなってきていて良かった。明日の学校や明後日の七夕祭りに行けそうであることも。

「今の体温を測りたいわ。ローテーブルにある体温計を取ってくれる?」
「これですね」

 優奈はローテーブルから体温計を手に取り、井上さんに渡した。
 井上さんはベッドから起き上がって、体温計を腋に挟む。ゆっくりと起き上がったけど、特に辛そうではなかった。だるさがなくなったのは本当だろう。
 ――ピピッ。
 30秒ほどしてそんな音が聞こえた。
 井上さんは腋に挟んでいた体温計を手に取る。

「……36度8分。平熱よりは高いけど、朝は38度近くあったからだいぶ下がったわ」

 そう言い、井上さんは体温計の液晶画面を見せてくる。画面には『36.8℃』と表示されている。俺達4人は体温計を見て「良かった」と言った。

「熱も下がって良かった。……それにしても、昨日は元気だったのに、今日は体調を崩すなんて。今は期末試験の前だから、試験勉強をし過ぎて疲れちゃったとか?」

 佐伯さんが井上さんに問いかける。
 井上さんが体調を崩した原因か。昨日は放課後の勉強会まで元気にしていたから、俺も気になるな。

「ええ。それも原因の一つだと思うわ。勉強した後は結構疲れを感じたし。あとは……おっぱいを揉み過ぎちゃったのも風邪を引いた原因だと思っているわ」

 井上さんは苦笑いをしながらそう言……った?
 今、井上さん……「おっぱいを揉み過ぎちゃったのも風邪を引いた原因」って言わなかったか? 俺の聞き間違いか? もし聞き間違いでなかったとしたら……そんなことってあるのか? どういうことなんだ?
 優奈達のことを見ると……優奈は苦笑いをし、佐伯さんは首をかしげ、西山は複雑そうな表情になっている。

「えっと……どういうこと? おっぱいを揉みすぎちゃったのも原因って」
「私も同じことを思いました」

 佐伯さんと優奈の言葉に、俺は「うんうん」と頷く。西山も頷いている。みんなも同じ思いだったか。あと、俺の聞き間違いではなかったか。

「……長瀬君と西山君は一緒にいることが多いから話してもいいか。千尋と優奈には話したことがあるかもしれないけど、私、バストアップマッサージを習慣にしているの」
「前に言っていましたね」
「あたしも覚えてる」
「そう。バストアップマッサージは、揉む感触も揉まれる感覚も気持ちいいから癒やしにもなって。だから、リフレッシュも兼ねて勉強をした後にすることが多いの。直接触る方が気持ちいいから、上半身裸になってね。昨日は試験勉強をたくさんした後にバストアップマッサージをしたのよ。ただ、気持ち良すぎてたくさん揉んじゃって……気付けば体に寒気が走っていたわ。今みたいにエアコンを掛けて涼しくしていたから、きっと体が冷えちゃったのね」
「だから、おっぱいを揉み過ぎちゃったのも風邪を引いた原因の一つだと思ったんだね」
「そういうこと。勉強で疲れていたとはいえ、バストアップマッサージは習慣にしているから、いつもよりも控えめか、せいぜいいつもと同じくらいに揉んでいたら風邪は引かなかったかも。おっぱいを揉み過ぎちゃったのが風邪引いた一番の原因だと思うわ」

 と、井上さんは落ち着いた様子でそう言った。
 体の疲れや冷えが風邪を引く原因になるのはよくあると思う。以前、優奈や俺が風邪を引いた原因もそれだったし。
 ただ、井上さんの体が冷えた原因が……井上さんらしいな。井上さんなら仕方ないとも思えて。あと、こういうことにも胸が絡んでくるのがさすがは井上さんだ。

「……とっても萌音らしいと思ったよ。きっと、試験勉強をたくさんした後だから、マッサージがいつも以上に気持ち良く感じたんだろうね」
「うん、昨日は本当に気持ち良かった。幸せだった」
「そっか。ただ、やり過ぎには気をつけないとね」
「千尋ちゃんの言う通りですね」
「……な、何事もほどほどがいいよな! やり過ぎたら、今回みたいに風邪を引いちまうこともあるし」
「そうだな、西山」
「みんなの言う通りだわ。あと、お母さんやかかりつけの病院のおばちゃん先生からも同じようなことを言われたわ。これから気をつける。今回の風邪を教訓にするわ。おっぱいもみもみほどほどに」

 井上さんは真面目な様子でそう言う。今回風邪を引いたし、俺達だけでなく雛子さんやかかりつけの先生にも注意されたから、同じようなことをしてしまうことはないんじゃないだろうか。
 あと、今と同じことを病院で説明したんだな、井上さん。

「萌音。あたし達に何かしてほしいことがあったら遠慮なく言って!」
「何でもいいですよ」
「俺にできることがあれば何でもするよ。それに、俺のお見舞いに来たときに、井上さんはゼリーを食べさせてくれたし」
「病人なんだし、遠慮なく言えよ」
「ありがとう、みんな」

 井上さんは嬉しそうに笑ってお礼を言った。

「じゃあ……汗を掻いたから、汗を拭いてほしいわ。下着と寝間着も着替えたい。これは女子の千尋と優奈にお願いしたいわ」
「もちろんいいよ!」
「いいですよ」

 佐伯さんと優奈は快諾する。
 汗拭きと着替えか。こればっかりは女子の優奈と佐伯さんじゃないとお願いできないよな。

「じゃあ、俺達は部屋の外に出よう、西山」
「そうだな。終わったら言ってくれ」
「分かったわ。……あと、2人が出ている間に、千尋と優奈の胸を生で堪能したいわ。でも、それだと長瀬君と西山君をより長く待たせちゃうわね……」

 申し訳なさそうな様子で言う井上さん。廊下はちょっと暑いから、長く待たせるのはまずいと思っているのかも。俺は今日の暑さなら長く待っても大丈夫だけど。

「俺は別にかまわないぜ。長瀬はどうだ?」
「俺もかまわないよ。だから、気にしないで」
「ありがとう。……千尋、優奈、胸を堪能していい? そうすると元気になれるから」
「いいよ、萌音。それに、今までもお見舞いでは堪能させることが多かったし」
「ですね。私もいいですよ」
「ありがとう!」

 ニコニコとした笑顔でお礼を言う井上さん。井上さんの元気の源は胸か。井上さんらしい。ただ、もう既に元気に見えるのは俺だけだろうか。
 あと、井上さんはお見舞いに来てくれた女子の胸を直接堪能することが多いのか。それもまた井上さんらしい。

「じゃあ、俺と西山は外にいるよ」
「終わったら言ってくれ」

 俺と西山は部屋の外に出て、最近観たアニメのことや七夕祭りが近いので七夕祭りのことを話しながら、汗拭きや着替えや胸の堪能が終わるのを待った。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。

桜庭かなめ
恋愛
 高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。  とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。  ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。  お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!  ※特別編3が完結しました!(2025.12.18)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。

サクラブストーリー

桜庭かなめ
恋愛
 高校1年生の速水大輝には、桜井文香という同い年の幼馴染の女の子がいる。美人でクールなので、高校では人気のある生徒だ。幼稚園のときからよく遊んだり、お互いの家に泊まったりする仲。大輝は小学生のときからずっと文香に好意を抱いている。  しかし、中学2年生のときに友人からかわれた際に放った言葉で文香を傷つけ、彼女とは疎遠になってしまう。高校生になった今、挨拶したり、軽く話したりするようになったが、かつてのような関係には戻れていなかった。  桜も咲く1年生の修了式の日、大輝は文香が親の転勤を理由に、翌日に自分の家に引っ越してくることを知る。そのことに驚く大輝だが、同居をきっかけに文香と仲直りし、恋人として付き合えるように頑張ろうと決意する。大好物を作ってくれたり、バイトから帰るとおかえりと言ってくれたりと、同居生活を送る中で文香との距離を少しずつ縮めていく。甘くて温かな春の同居&学園青春ラブストーリー。  ※特別編8-お泊まり女子会編-が完結しました!(2025.6.17)  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

桜庭かなめ
恋愛
 高校1年生の逢坂玲人は入学時から髪を金色に染め、無愛想なため一匹狼として高校生活を送っている。  入学して間もないある日の放課後、玲人は2年生の生徒会長・如月沙奈にロープで拘束されてしまう。それを解く鍵は彼女を抱きしめると約束することだった。ただ、玲人は上手く言いくるめて彼女から逃げることに成功する。そんな中、銀髪の美少女のアリス・ユメミールと出会い、お互いに好きな猫のことなどを通じて彼女と交流を深めていく。  しかし、沙奈も一度の失敗で諦めるような女の子ではない。玲人は沙奈に追いかけられる日々が始まる。  抱きしめて。生徒会に入って。口づけして。ヤンデレな沙奈からの様々な我が儘を通して見えてくるものは何なのか。見えた先には何があるのか。沙奈の好意が非常に強くも温かい青春ラブストーリー。  ※タイトルは「むげん」と読みます。  ※完結しました!(2020.7.29)

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

管理人さんといっしょ。

桜庭かなめ
恋愛
 桐生由弦は高校進学のために、学校近くのアパート「あけぼの荘」に引っ越すことに。  しかし、あけぼの荘に向かう途中、由弦と同じく進学のために引っ越す姫宮風花と二重契約になっており、既に引っ越しの作業が始まっているという連絡が来る。  風花に部屋を譲ったが、あけぼの荘に空き部屋はなく、由弦の希望する物件が近くには一切ないので、新しい住まいがなかなか見つからない。そんなとき、 「責任を取らせてください! 私と一緒に暮らしましょう」  高校2年生の管理人・白鳥美優からのそんな提案を受け、由弦と彼女と一緒に同居すると決める。こうして由弦は1学年上の女子高生との共同生活が始まった。  ご飯を食べるときも、寝るときも、家では美少女な管理人さんといつもいっしょ。優しくて温かい同居&学園ラブコメディ!  ※特別編11が完結しました!(2025.6.20)  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について

のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。 だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。 「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」 ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。 だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。 その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!? 仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、 「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」 「中の人、彼氏か?」 視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!? しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して―― 同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!? 「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」 代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!

処理中です...