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特別編6-星空に願う夏の夜編-
第6話『七夕祭り-後編-』
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輪投げの屋台を後にして、俺達は再び会場の中を廻り始める。また、サクラは自分の巾着袋があるので、黒猫のぬいぐるみが入った紙の手提げは俺が持っている。
俺が輪投げでぬいぐるみをゲットしたからか、サクラはお祭りデートを始めた直後よりも上機嫌になっている。小さい頃から、サクラはこの七夕祭りに来ると機嫌がいいことが多いけど、ここまで上機嫌なのは初めてだ。可愛いなぁ。
「ねえ、ダイちゃん。ぬいぐるみを取ってくれたお礼に何か奢るよ」
「いいのか? サクラのお金でやった輪投げだけど」
「もちろんだよ。私がやったら、かなりのお金を注ぎ込まないとゲットできなかったと思うし。100円でゲットできたのは紛れもなくダイちゃんのおかげだよ。それに、ダイちゃんのかっこいい姿も見られたし。だから、お礼がしたいの」
サクラは俺を見つめながら、可愛い笑顔でそう言ってくれる。どうやら、俺にお礼をしたい気持ちは強いようだ。その思いを無碍にしたくない。
「分かった。じゃあ、食べ物か飲み物の屋台で何か一つ奢ってくれ」
「うんっ!」
サクラはニコッと笑って頷いた。
さてと、サクラに何を奢ってもらおうかな。そう思うと、食べ物や飲み物系の屋台がより魅力的に見えてくる。屋台の人がお客さんに商品を渡す場面を見ると、それが美味しそうに見えて。さっき輪投げをしたから、お腹がちょっと減ってきた。
「ここがいいっていう屋台があったら言ってね」
「分かった」
俺がそう言うと、サクラは柔らかい笑顔を向けてくれる。その笑顔が屋台や提灯の灯りに照らされていたり、普段と違う服装や髪型をしていたりするから、今のサクラがとても大人っぽくて。艶っぽさも感じられてドキッとする。体が熱くなってきたな。
「……何か飲み物がいいな。食事やスイーツ系の屋台には行ったけど、飲み物系の屋台はまだ行っていないから」
「そうだね。じゃあ……ラムネなんてどうかな? 昔、お祭りに来るとよく飲んでいたし」
「ラムネいいな。お祭りらしいし」
喉が渇くと、ラムネを飲んだり、かき氷を食べたりしたっけ。
ラムネを売っている屋台を探しながら会場の中を歩いていると、1、2分ほどでソフトドリンクやビールを売っている屋台を見つけた。メニューが書かれた紙が貼られており、その中に『ラムネ』と書かれていた。なので、その屋台に行くことに。
屋台には氷水が張ってある特大のプラスチックの桶があり、その中には様々な種類のドリンクの缶やボトルが浸かっている。大きな氷も浮かんでいるし、どのドリンクもキンキンに冷えていそうだ。
「じゃあ、ラムネを買うね」
「ああ」
「すみません、ラムネを2本ください」
「あいよー。400円ねー」
屋台のおばさんがそう言ってくる。2本で400円ってことは1本200円か。
サクラが400円ちょうどを渡すと、屋台のおばさんは桶に手を突っ込んでラムネのボトルを2本取り出す。ボトルの形からして、ビー玉を押して栓を開けるタイプかな。
屋台のおばさんはタオルでボトルについた水を拭いて、サクラに渡した。
「はい、ダイちゃん」
「ありがとう」
サクラからラムネのボトルを受け取る。ついさっきまで氷水に浸かっていたから、ボトルはかなり冷えているな。
飲み物の屋台の近くにちょっとした休憩スペースがあるので、俺達はそこに行ってラムネを飲むことに。
飲み口部分の包装を外して、玉押しのリングを外す。
玉押しをボトルの栓となっている青いビー玉にセットし、右手の親指でグッと力を入れる。
――プシュッ!
という炭酸の放たれる音が聞こえ、青いビー玉がボトルのくぼみとなっているところまで落ちるのが確認できた。それを見て、サクラは「おおっ」と声を漏らす。
「ダイちゃん、ラムネを開けるの上手だね! すぐに開けられるし、全然吹きこぼれないし」
「ありがとう。小さい頃はビー玉を押すのに苦労したな」
「固いし、力を入れないといけないもんね。小さい頃だから力がなかなかないし。全身を使って開けようとするから、結果的にボトルを何度も振っちゃって、開けられてもラムネが吹きこぼれちゃったな。手が汚れたり、浴衣が濡れちゃったりしたこともあったよね」
「あったあった」
そのことに、サクラが泣きそうになったこともあったな。それを言ったらサクラが不機嫌になってしまうかもしれないので、心に留めておこう。
「昔よりは開けられるようになったんだけど、ちょっと吹きこぼれちゃうことがたまにあるんだよね。どうすれば、ダイちゃんみたいにこぼれずに済むの?」
「ビー玉が落ちても、玉押しをずっと押し続けるんだ。飲み口を塞ぐんだよ。そうすれば、吹きこぼれなくなるから」
「なるほどね! ……確かに、今まではビー玉を落とせたら、玉押しから指を離しちゃっていたな。そのアドバイス通りにやってみる」
「ああ、頑張れ」
俺に巾着袋を渡して、サクラはラムネを開栓することに。
飲み口の包装を外し、プラスチックの玉押しの輪を外す。サクラは栓となっている青いビー玉に玉押しをセットし、右手の親指で、
「えいっ!」
――プシュッ!
女の子だけど、高校2年生になっただけあって、サクラはすぐにビー玉を落とすことができた。
「そのまま、玉押しを押し続けて」
「うんっ」
サクラは右手の親指で玉押しをグッと押さえる。
サクラの持つボトルの中はシュワシュワと泡立っている。ただ、サクラが押さえているおかげで吹きこぼれることはない。そのままこぼれることなく、泡立ちも収まっていった。
「もう大丈夫だと思う」
「うんっ。……吹きこぼれないね。こんなにスムーズで平和に開けられたのは初めてかも! ありがとう、ダイちゃん!」
「いえいえ。平和に開けられて良かったよ」
それに、サクラがとても嬉しそうな笑顔を見せてくれるし。ちょっとしたことだけど、アドバイスした甲斐があるってもんだ。これからは毎年、ラムネを買ったら今みたいな笑顔を見られるだろう。
「じゃあ、飲むか」
「うんっ! ただ、その前に……ひさしぶりにこのお祭りに一緒に来て、初めてお祭りデートをしていることに乾杯しない?」
「おっ、いいな。さっきはひさしぶりの輪投げでぬいぐるみを取れたし、今はサクラが初めてスムーズにラムネを開けられたしな」
「ふふっ、そうだね。じゃあ、いただきます。乾杯!」
「乾杯!」
サクラが持っているラムネのボトルに軽く当てて、俺はラムネを一口飲む。
さっきまで氷水に入っていたから、ラムネはキンキンに冷えていて。その冷たさとともに爽やかな甘味と強めの炭酸が口の中に広がっていく。
「あぁ、美味いな!」
「甘くて美味しいね! 甘さと炭酸のシュワシュワがたまらないよ!」
「そうだな」
そう言って、俺はラムネをもう一口飲む。ラムネの冷たさが全身へと心地良く広がっていって。
サクラもラムネをもう一口飲む。美味しそうに飲んでいるからとても可愛くて。浴衣姿だから懐かしさも感じて。絵になる光景でもあるから、この姿を見たらラムネを飲みたくなる人が多くなりそうだ。
「どうしたの、ダイちゃん。私のことをじっと見て」
「ラムネを飲むサクラがとても可愛くてさ。浴衣姿だから懐かしくも感じて。また見られて嬉しいんだ」
「ふふっ、そっか。ダイちゃんと一緒にラムネを飲めて幸せだよ。一緒に来ない年もラムネを飲むことはあったけど、ダイちゃんと一緒に飲むラムネが一番美味しいって思えるよ」
「そう言ってくれて嬉しいな」
サクラの言葉のおかげで、口の中にあるラムネの甘味が濃くなった気がするよ。
サクラは熱い視線で俺を見つめると、ゆっくりと顔を近づけ……キスしてくる。サクラの唇からはラムネの爽やかな甘味を感じる。また、ラムネを飲んで冷やされていた体が、再び熱に包まれる感覚に。
サクラから唇を離すと、サクラは俺を見つめながらニッコリと笑う。
「ひさしぶりに一緒にラムネを飲めたことが嬉しいから。あと、さっき、輪投げでぬいぐるみを取ってくれたお礼の第2弾です」
「……そうか」
「……お互いにラムネを飲んでいるからかな。爽やかで甘いキスだったよ。あと、ダイちゃんの唇からラムネの甘味を感じたから、今までで一番美味しいラムネでした」
屋台や提灯の灯りしかない中でも分かるくらいに顔を真っ赤にしながら、サクラは俺にそう言ってきた。そんな真っ赤な顔に持ち前の可愛らしい笑みが浮かんで。本当に……サクラは可愛すぎる彼女だよ。サクラとこういう時間を過ごせて幸せだ。
「俺も……サクラの口から味わったラムネ、凄く美味しかった」
そう言って、俺はサクラの頭を優しく撫でる。すると、サクラの笑顔が柔らかいものになって。その笑顔もまた可愛らしい。
その後もサクラと一緒にラムネを飲んでいく。
ラムネは甘く、まだまだ冷たくて美味しい。だけど、サクラとキスしたときに味わったラムネが一番美味しかった。
俺が輪投げでぬいぐるみをゲットしたからか、サクラはお祭りデートを始めた直後よりも上機嫌になっている。小さい頃から、サクラはこの七夕祭りに来ると機嫌がいいことが多いけど、ここまで上機嫌なのは初めてだ。可愛いなぁ。
「ねえ、ダイちゃん。ぬいぐるみを取ってくれたお礼に何か奢るよ」
「いいのか? サクラのお金でやった輪投げだけど」
「もちろんだよ。私がやったら、かなりのお金を注ぎ込まないとゲットできなかったと思うし。100円でゲットできたのは紛れもなくダイちゃんのおかげだよ。それに、ダイちゃんのかっこいい姿も見られたし。だから、お礼がしたいの」
サクラは俺を見つめながら、可愛い笑顔でそう言ってくれる。どうやら、俺にお礼をしたい気持ちは強いようだ。その思いを無碍にしたくない。
「分かった。じゃあ、食べ物か飲み物の屋台で何か一つ奢ってくれ」
「うんっ!」
サクラはニコッと笑って頷いた。
さてと、サクラに何を奢ってもらおうかな。そう思うと、食べ物や飲み物系の屋台がより魅力的に見えてくる。屋台の人がお客さんに商品を渡す場面を見ると、それが美味しそうに見えて。さっき輪投げをしたから、お腹がちょっと減ってきた。
「ここがいいっていう屋台があったら言ってね」
「分かった」
俺がそう言うと、サクラは柔らかい笑顔を向けてくれる。その笑顔が屋台や提灯の灯りに照らされていたり、普段と違う服装や髪型をしていたりするから、今のサクラがとても大人っぽくて。艶っぽさも感じられてドキッとする。体が熱くなってきたな。
「……何か飲み物がいいな。食事やスイーツ系の屋台には行ったけど、飲み物系の屋台はまだ行っていないから」
「そうだね。じゃあ……ラムネなんてどうかな? 昔、お祭りに来るとよく飲んでいたし」
「ラムネいいな。お祭りらしいし」
喉が渇くと、ラムネを飲んだり、かき氷を食べたりしたっけ。
ラムネを売っている屋台を探しながら会場の中を歩いていると、1、2分ほどでソフトドリンクやビールを売っている屋台を見つけた。メニューが書かれた紙が貼られており、その中に『ラムネ』と書かれていた。なので、その屋台に行くことに。
屋台には氷水が張ってある特大のプラスチックの桶があり、その中には様々な種類のドリンクの缶やボトルが浸かっている。大きな氷も浮かんでいるし、どのドリンクもキンキンに冷えていそうだ。
「じゃあ、ラムネを買うね」
「ああ」
「すみません、ラムネを2本ください」
「あいよー。400円ねー」
屋台のおばさんがそう言ってくる。2本で400円ってことは1本200円か。
サクラが400円ちょうどを渡すと、屋台のおばさんは桶に手を突っ込んでラムネのボトルを2本取り出す。ボトルの形からして、ビー玉を押して栓を開けるタイプかな。
屋台のおばさんはタオルでボトルについた水を拭いて、サクラに渡した。
「はい、ダイちゃん」
「ありがとう」
サクラからラムネのボトルを受け取る。ついさっきまで氷水に浸かっていたから、ボトルはかなり冷えているな。
飲み物の屋台の近くにちょっとした休憩スペースがあるので、俺達はそこに行ってラムネを飲むことに。
飲み口部分の包装を外して、玉押しのリングを外す。
玉押しをボトルの栓となっている青いビー玉にセットし、右手の親指でグッと力を入れる。
――プシュッ!
という炭酸の放たれる音が聞こえ、青いビー玉がボトルのくぼみとなっているところまで落ちるのが確認できた。それを見て、サクラは「おおっ」と声を漏らす。
「ダイちゃん、ラムネを開けるの上手だね! すぐに開けられるし、全然吹きこぼれないし」
「ありがとう。小さい頃はビー玉を押すのに苦労したな」
「固いし、力を入れないといけないもんね。小さい頃だから力がなかなかないし。全身を使って開けようとするから、結果的にボトルを何度も振っちゃって、開けられてもラムネが吹きこぼれちゃったな。手が汚れたり、浴衣が濡れちゃったりしたこともあったよね」
「あったあった」
そのことに、サクラが泣きそうになったこともあったな。それを言ったらサクラが不機嫌になってしまうかもしれないので、心に留めておこう。
「昔よりは開けられるようになったんだけど、ちょっと吹きこぼれちゃうことがたまにあるんだよね。どうすれば、ダイちゃんみたいにこぼれずに済むの?」
「ビー玉が落ちても、玉押しをずっと押し続けるんだ。飲み口を塞ぐんだよ。そうすれば、吹きこぼれなくなるから」
「なるほどね! ……確かに、今まではビー玉を落とせたら、玉押しから指を離しちゃっていたな。そのアドバイス通りにやってみる」
「ああ、頑張れ」
俺に巾着袋を渡して、サクラはラムネを開栓することに。
飲み口の包装を外し、プラスチックの玉押しの輪を外す。サクラは栓となっている青いビー玉に玉押しをセットし、右手の親指で、
「えいっ!」
――プシュッ!
女の子だけど、高校2年生になっただけあって、サクラはすぐにビー玉を落とすことができた。
「そのまま、玉押しを押し続けて」
「うんっ」
サクラは右手の親指で玉押しをグッと押さえる。
サクラの持つボトルの中はシュワシュワと泡立っている。ただ、サクラが押さえているおかげで吹きこぼれることはない。そのままこぼれることなく、泡立ちも収まっていった。
「もう大丈夫だと思う」
「うんっ。……吹きこぼれないね。こんなにスムーズで平和に開けられたのは初めてかも! ありがとう、ダイちゃん!」
「いえいえ。平和に開けられて良かったよ」
それに、サクラがとても嬉しそうな笑顔を見せてくれるし。ちょっとしたことだけど、アドバイスした甲斐があるってもんだ。これからは毎年、ラムネを買ったら今みたいな笑顔を見られるだろう。
「じゃあ、飲むか」
「うんっ! ただ、その前に……ひさしぶりにこのお祭りに一緒に来て、初めてお祭りデートをしていることに乾杯しない?」
「おっ、いいな。さっきはひさしぶりの輪投げでぬいぐるみを取れたし、今はサクラが初めてスムーズにラムネを開けられたしな」
「ふふっ、そうだね。じゃあ、いただきます。乾杯!」
「乾杯!」
サクラが持っているラムネのボトルに軽く当てて、俺はラムネを一口飲む。
さっきまで氷水に入っていたから、ラムネはキンキンに冷えていて。その冷たさとともに爽やかな甘味と強めの炭酸が口の中に広がっていく。
「あぁ、美味いな!」
「甘くて美味しいね! 甘さと炭酸のシュワシュワがたまらないよ!」
「そうだな」
そう言って、俺はラムネをもう一口飲む。ラムネの冷たさが全身へと心地良く広がっていって。
サクラもラムネをもう一口飲む。美味しそうに飲んでいるからとても可愛くて。浴衣姿だから懐かしさも感じて。絵になる光景でもあるから、この姿を見たらラムネを飲みたくなる人が多くなりそうだ。
「どうしたの、ダイちゃん。私のことをじっと見て」
「ラムネを飲むサクラがとても可愛くてさ。浴衣姿だから懐かしくも感じて。また見られて嬉しいんだ」
「ふふっ、そっか。ダイちゃんと一緒にラムネを飲めて幸せだよ。一緒に来ない年もラムネを飲むことはあったけど、ダイちゃんと一緒に飲むラムネが一番美味しいって思えるよ」
「そう言ってくれて嬉しいな」
サクラの言葉のおかげで、口の中にあるラムネの甘味が濃くなった気がするよ。
サクラは熱い視線で俺を見つめると、ゆっくりと顔を近づけ……キスしてくる。サクラの唇からはラムネの爽やかな甘味を感じる。また、ラムネを飲んで冷やされていた体が、再び熱に包まれる感覚に。
サクラから唇を離すと、サクラは俺を見つめながらニッコリと笑う。
「ひさしぶりに一緒にラムネを飲めたことが嬉しいから。あと、さっき、輪投げでぬいぐるみを取ってくれたお礼の第2弾です」
「……そうか」
「……お互いにラムネを飲んでいるからかな。爽やかで甘いキスだったよ。あと、ダイちゃんの唇からラムネの甘味を感じたから、今までで一番美味しいラムネでした」
屋台や提灯の灯りしかない中でも分かるくらいに顔を真っ赤にしながら、サクラは俺にそう言ってきた。そんな真っ赤な顔に持ち前の可愛らしい笑みが浮かんで。本当に……サクラは可愛すぎる彼女だよ。サクラとこういう時間を過ごせて幸せだ。
「俺も……サクラの口から味わったラムネ、凄く美味しかった」
そう言って、俺はサクラの頭を優しく撫でる。すると、サクラの笑顔が柔らかいものになって。その笑顔もまた可愛らしい。
その後もサクラと一緒にラムネを飲んでいく。
ラムネは甘く、まだまだ冷たくて美味しい。だけど、サクラとキスしたときに味わったラムネが一番美味しかった。
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