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夏休み編
第16話『足だけでも混浴を』
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夕食を食べ終わり、仲居さん達によって片付けと布団敷きが終わった後は、再びトランプで大富豪やババ抜きなどをして遊んだ。
最初は8人全員で遊んでいたけど、酔っ払いの福王寺先生は「頭が回らな~い」と言って、すぐに戦線離脱して観戦していた。ただ、布団が敷かれているので、先生は途中から寝てしまったけど。
どのゲームも結衣がかなり強く、胡桃や伊集院さんも強かったので、俺が1位になることはなかった。それでもとても楽しめた。
午後10時頃に結衣と俺は501号室を後にする。
「トランプ盛り上がったね、悠真君」
「ああ。久しぶりだったから凄く楽しかったよ。結衣達が強くて全然勝てなかったけど、それでも楽しかった」
「良かった。私も楽しかったよ! ……ねえ、悠真君。これから、旅館の周りをお散歩しない? 行きたいところもあって」
「いいぞ。コンビニか自販機で飲み物を買いたいから、部屋に戻って財布取ってこよう」
「あとはハンカチもお願いします」
「分かった」
ハンカチも必要ってどういうことだ? 結衣の行きたい場所に関係あるのかな。まあ、その理由はきっと散歩中に明らかになるだろう。
502号室に戻り、バッグから財布とハンカチを取り出す。それらとスマホを旅館のアメニティの青い巾着袋に入れる。
ちなみに、502号室も布団が敷かれている。結衣と2人きりだし、この状況にドキドキしてきた。旅先の夜はまだまだ続きそうな気がする。
「悠真君。準備できたかな?」
「ああ。できたよ。じゃあ、行こうか」
「うんっ」
俺達は502号室を出る。
1階のフロントで部屋の鍵を預け、俺達は宿泊者用の貸し出し下駄を履いて、旅館の外に出る。
午後10時過ぎという時間だからだろうか。それとも、午後に2時間以上海水浴をしていたからだろうか。外に出ても、暑さは全然感じなかった。柔らかな風が吹くと、少し涼しさを感じられるほど。これなら、結衣と気持ち良く散歩できそうだ。
「行きたい場所までの道のりは調べてあるから安心してね」
「そうか。頼りにしてるよ」
「うんっ! じゃあ、行こうか」
結衣と手を繋いで、俺達は散歩し始める。
潮風見は立派だし、今は何部屋も明かりが点いている。なので、潮風見の場所が分からなくなってしまうことはないだろう。
今は海沿いの道を歩いている。車の通りは全然なく、俺達のように散歩している人は2、3人しかいない。とても静かな中、俺達の歩く下駄の音がカタカタと響く。波の音もたまに聞こえるし、旅先の夜を過ごしているのだと実感する。
「風が時々吹くし、歩くのが気持ちいいね」
「爽やかな感じがするよな。蒸し暑い金井の夜とは大違いだ」
「そうだね」
そう言い、俺を見てニッコリと笑う結衣。暗い中歩いているから、旅館にいたとき以上に艶やかさを感じて、とても魅力的だ。こんな結衣を見たら、結衣を狙う人がいるかもしれない。今は夜だし、結衣が襲われないように俺が守らなければ。気づけば、さっきよりも結衣の手を握る力が強くなっていた。
「悠真君って、旅行に行くとこうして夜に散歩することってあった?」
「あったあった。家族全員のときもあれば、芹花姉さんと2人で歩くこともあったな。コンビニや自販機でお菓子や飲み物を買ってくれたから、結構好きな時間だったよ。結衣はどうだった?」
「私も家族で散歩することが多かったよ。夜だから、父親か母親のどちらかは一緒だったな。まあ、私や柚月も、コンビニとか自販機でおねだりしたよ。旅行だから、たくさんおねだりしても買ってもらえるんだよね」
「うちもたくさん買ってくれたなぁ」
「そうだったんだ。あとは旅先の夜の道を歩くこと自体にワクワクしてた」
「それ分かるかも。小さい頃から外にはあまり出ない方だったけど、いつもとは違う場所だから、散歩するのは嫌だとは思わなかったな。もちろん、今は結衣と2人きりだから凄く楽しめているよ」
「私もだよ!」
嬉しそうに言うと、結衣は俺の左手を離して、俺の左腕をぎゅっと抱きしめてきた。そのことで左腕は結衣の温もりに包まれる。今は涼しさを感じるほどだから、この温もりがとても心地いい。あと、お互いに浴衣姿だけど、結衣の胸の柔らかさはちゃんと分かるんだな。
まさか、高校最初の夏に、恋人と旅先の夜の道を歩いているとは。最後に旅行へ行った2年前には想像もできなかったことだ。
これからも、結衣と一緒に旅行に行ったら、夜に宿泊する旅館やホテルの周辺を散歩するのが恒例となるだろう。そのときにはきっと、初めての旅行である今回のことを思い出すことが多そうだ。
「あっ、行きたい場所が見えてきたよ」
そう言い、結衣は前方の斜め左側の方を指さす。結衣が指さす方を見ると、そこは屋根のある場所で明かりが点いている。あと、湯気が見えている。
それから程なくして、俺達の歩みが止まった。
「はい、到着だよ」
「……足湯か」
そう、俺達の目の前にあるのは足湯。さっきから見えている湯気は、この足湯によるものだったのか。
屋根やベンチは木造でできており、和の雰囲気が感じられる。結構広い足湯で、今は50代くらいの夫婦のみが浸かっている。これならゆっくり浸かれそうかな。
「足湯だから、ハンカチを持ってって言ったのか」
「そういうことだよ。足を拭くためにね。潮風見には混浴風呂がないから、せめても足湯の形で混浴できないかと思って。ここは温泉郷だし、旅館の近くに足湯があるかもって調べたら、この足湯を見つけたの。温泉協会が管理していて、無料で24時間いつでも入れるから、悠真君と一緒に行こうって決めていたんだ」
「なるほどね」
「悠真君って足湯って入ったことある?」
「ああ。家族で旅先を散歩しているときに何度か」
「そうなんだね」
「足湯も好きだし、脚だけでも結衣と一緒に温泉に浸かれるのは嬉しいな。さっそく入るか」
「うんっ!」
濡らしてしまわないように、俺は浴衣の裾を膝のあたりまで捲り上げる。そして、下駄を脱いで結衣と一緒に足湯に入る。ふくらはぎのあたりまで足湯に浸かっている。
「おおっ、気持ちいい。あと、あまり熱くないな」
「大浴場のお湯よりもぬるいね。40℃未満かも。ただ、このくらいぬるい方が、リラックス効果が得られるみたいだよ」
「そうなんだ。確かに、入ったときから気持ちいいって思ったな。大浴場の露天風呂に入ったときは熱いなぁって感じたし」
「私もだよ。さあ、隣同士に座ろう」
「ああ」
俺は結衣と隣同士にベンチに座る。楽な姿勢になったからか、より足湯が気持ちよく感じられる。このまま入っていれば、リラックス効果をたっぷり得られそうだ。
「気持ちいいね、悠真君」
「気持ちいいな。夜で暑さも落ち着いているから、足湯の温かさがいいなって思うよ」
「そうだねっ」
可愛らしい笑顔を浮かべる結衣。そんな結衣は膝の上……太ももが少し見えるところまで浴衣を捲り上げていた。海水浴のときに日焼け止めを塗ったからか、結衣の脚は白くて綺麗だ。太もものあたりを見ていたら、段々とドキドキしてきた。
「悠真君。頬が赤いけど、さっそく足湯で温まってきた?」
「それもあるかな。あと、結衣の綺麗な脚を見てドキドキしてた」
「ふふっ、悠真君ったら」
「それに、結衣と一緒に脚だけでも混浴しているからね。お互いの家に泊まったときに、風呂には一緒に入ったことがあるけど、足湯は初めてだから。結衣とこういう時間を過ごせて幸せだ」
今の想いを素直に口にすると、結衣は頬をほんのりと赤くし、うっとりとした様子で俺を見つめてくる。
「私も幸せだよ、悠真君」
俺にしか聞こえないような大きさの甘い声でそう言うと、結衣は俺にキスしてくる。2、3秒ほど唇を重ねると、結衣は俺に寄り添ってきた。
まったく、俺の恋人は本当に可愛いな。結衣ともっと触れたくて。寄り添いたくて。左手を背後から結衣の左肩に回して、結衣の体をより俺の方に寄らせる。
「ゆ、悠真君……」
「嫌だったか?」
俺がそう問いかけると、結衣は首を何度も横に振った。
「そんなことないよ。むしろ嬉しいくらい。ドキッとした。それに、砂浜で胡桃ちゃんをナンパから助けたとき、胡桃ちゃんの肩を掴んで抱き寄せているのが見えたし。羨ましいなぁって思ってた」
「そうだったんだ」
ナンパしてきた男達に恋人らしさを見せるために、胡桃の肩を掴んで抱き寄せた。恋人のフリをするのを許可したとはいえ、そういう振る舞いを見ていたら、羨ましく感じるのは自然なことだろう。
「悠真君に抱き寄せてもらえて、より幸せな気持ちになってます」
「……そう言ってもらえて、俺もより幸せな気持ちになってるよ」
足湯のリラックス効果が増大すること間違いなしだな。いや、足湯よりも結衣の温もりの方がリラックスできるかも。
それからしばらくの間、俺は結衣と一緒に足湯を楽しんだ。
最初は8人全員で遊んでいたけど、酔っ払いの福王寺先生は「頭が回らな~い」と言って、すぐに戦線離脱して観戦していた。ただ、布団が敷かれているので、先生は途中から寝てしまったけど。
どのゲームも結衣がかなり強く、胡桃や伊集院さんも強かったので、俺が1位になることはなかった。それでもとても楽しめた。
午後10時頃に結衣と俺は501号室を後にする。
「トランプ盛り上がったね、悠真君」
「ああ。久しぶりだったから凄く楽しかったよ。結衣達が強くて全然勝てなかったけど、それでも楽しかった」
「良かった。私も楽しかったよ! ……ねえ、悠真君。これから、旅館の周りをお散歩しない? 行きたいところもあって」
「いいぞ。コンビニか自販機で飲み物を買いたいから、部屋に戻って財布取ってこよう」
「あとはハンカチもお願いします」
「分かった」
ハンカチも必要ってどういうことだ? 結衣の行きたい場所に関係あるのかな。まあ、その理由はきっと散歩中に明らかになるだろう。
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ちなみに、502号室も布団が敷かれている。結衣と2人きりだし、この状況にドキドキしてきた。旅先の夜はまだまだ続きそうな気がする。
「悠真君。準備できたかな?」
「ああ。できたよ。じゃあ、行こうか」
「うんっ」
俺達は502号室を出る。
1階のフロントで部屋の鍵を預け、俺達は宿泊者用の貸し出し下駄を履いて、旅館の外に出る。
午後10時過ぎという時間だからだろうか。それとも、午後に2時間以上海水浴をしていたからだろうか。外に出ても、暑さは全然感じなかった。柔らかな風が吹くと、少し涼しさを感じられるほど。これなら、結衣と気持ち良く散歩できそうだ。
「行きたい場所までの道のりは調べてあるから安心してね」
「そうか。頼りにしてるよ」
「うんっ! じゃあ、行こうか」
結衣と手を繋いで、俺達は散歩し始める。
潮風見は立派だし、今は何部屋も明かりが点いている。なので、潮風見の場所が分からなくなってしまうことはないだろう。
今は海沿いの道を歩いている。車の通りは全然なく、俺達のように散歩している人は2、3人しかいない。とても静かな中、俺達の歩く下駄の音がカタカタと響く。波の音もたまに聞こえるし、旅先の夜を過ごしているのだと実感する。
「風が時々吹くし、歩くのが気持ちいいね」
「爽やかな感じがするよな。蒸し暑い金井の夜とは大違いだ」
「そうだね」
そう言い、俺を見てニッコリと笑う結衣。暗い中歩いているから、旅館にいたとき以上に艶やかさを感じて、とても魅力的だ。こんな結衣を見たら、結衣を狙う人がいるかもしれない。今は夜だし、結衣が襲われないように俺が守らなければ。気づけば、さっきよりも結衣の手を握る力が強くなっていた。
「悠真君って、旅行に行くとこうして夜に散歩することってあった?」
「あったあった。家族全員のときもあれば、芹花姉さんと2人で歩くこともあったな。コンビニや自販機でお菓子や飲み物を買ってくれたから、結構好きな時間だったよ。結衣はどうだった?」
「私も家族で散歩することが多かったよ。夜だから、父親か母親のどちらかは一緒だったな。まあ、私や柚月も、コンビニとか自販機でおねだりしたよ。旅行だから、たくさんおねだりしても買ってもらえるんだよね」
「うちもたくさん買ってくれたなぁ」
「そうだったんだ。あとは旅先の夜の道を歩くこと自体にワクワクしてた」
「それ分かるかも。小さい頃から外にはあまり出ない方だったけど、いつもとは違う場所だから、散歩するのは嫌だとは思わなかったな。もちろん、今は結衣と2人きりだから凄く楽しめているよ」
「私もだよ!」
嬉しそうに言うと、結衣は俺の左手を離して、俺の左腕をぎゅっと抱きしめてきた。そのことで左腕は結衣の温もりに包まれる。今は涼しさを感じるほどだから、この温もりがとても心地いい。あと、お互いに浴衣姿だけど、結衣の胸の柔らかさはちゃんと分かるんだな。
まさか、高校最初の夏に、恋人と旅先の夜の道を歩いているとは。最後に旅行へ行った2年前には想像もできなかったことだ。
これからも、結衣と一緒に旅行に行ったら、夜に宿泊する旅館やホテルの周辺を散歩するのが恒例となるだろう。そのときにはきっと、初めての旅行である今回のことを思い出すことが多そうだ。
「あっ、行きたい場所が見えてきたよ」
そう言い、結衣は前方の斜め左側の方を指さす。結衣が指さす方を見ると、そこは屋根のある場所で明かりが点いている。あと、湯気が見えている。
それから程なくして、俺達の歩みが止まった。
「はい、到着だよ」
「……足湯か」
そう、俺達の目の前にあるのは足湯。さっきから見えている湯気は、この足湯によるものだったのか。
屋根やベンチは木造でできており、和の雰囲気が感じられる。結構広い足湯で、今は50代くらいの夫婦のみが浸かっている。これならゆっくり浸かれそうかな。
「足湯だから、ハンカチを持ってって言ったのか」
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「ああ」
俺は結衣と隣同士にベンチに座る。楽な姿勢になったからか、より足湯が気持ちよく感じられる。このまま入っていれば、リラックス効果をたっぷり得られそうだ。
「気持ちいいね、悠真君」
「気持ちいいな。夜で暑さも落ち着いているから、足湯の温かさがいいなって思うよ」
「そうだねっ」
可愛らしい笑顔を浮かべる結衣。そんな結衣は膝の上……太ももが少し見えるところまで浴衣を捲り上げていた。海水浴のときに日焼け止めを塗ったからか、結衣の脚は白くて綺麗だ。太もものあたりを見ていたら、段々とドキドキしてきた。
「悠真君。頬が赤いけど、さっそく足湯で温まってきた?」
「それもあるかな。あと、結衣の綺麗な脚を見てドキドキしてた」
「ふふっ、悠真君ったら」
「それに、結衣と一緒に脚だけでも混浴しているからね。お互いの家に泊まったときに、風呂には一緒に入ったことがあるけど、足湯は初めてだから。結衣とこういう時間を過ごせて幸せだ」
今の想いを素直に口にすると、結衣は頬をほんのりと赤くし、うっとりとした様子で俺を見つめてくる。
「私も幸せだよ、悠真君」
俺にしか聞こえないような大きさの甘い声でそう言うと、結衣は俺にキスしてくる。2、3秒ほど唇を重ねると、結衣は俺に寄り添ってきた。
まったく、俺の恋人は本当に可愛いな。結衣ともっと触れたくて。寄り添いたくて。左手を背後から結衣の左肩に回して、結衣の体をより俺の方に寄らせる。
「ゆ、悠真君……」
「嫌だったか?」
俺がそう問いかけると、結衣は首を何度も横に振った。
「そんなことないよ。むしろ嬉しいくらい。ドキッとした。それに、砂浜で胡桃ちゃんをナンパから助けたとき、胡桃ちゃんの肩を掴んで抱き寄せているのが見えたし。羨ましいなぁって思ってた」
「そうだったんだ」
ナンパしてきた男達に恋人らしさを見せるために、胡桃の肩を掴んで抱き寄せた。恋人のフリをするのを許可したとはいえ、そういう振る舞いを見ていたら、羨ましく感じるのは自然なことだろう。
「悠真君に抱き寄せてもらえて、より幸せな気持ちになってます」
「……そう言ってもらえて、俺もより幸せな気持ちになってるよ」
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