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些細なはじまり
ー藍来ー守りたいその笑顔 4
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真希の笑顔はお世辞抜きで本当に可愛いし、何よりめちゃくちゃ癒される。
黄色いスマイルマークを思いだす。
あれよりも、もっと太陽の光を包んでるみたいに明るい。
会社で上司のおばさんが、とにかく親切に気にかけてくれるのだが、その人が
「あなたの笑顔を見てると、安心するわ。いつでも笑顔でいてちょうだいね」
と言ってたのを以前聞いて凄く自慢に思えた。
真希も、笑顔は得意だから任せてくださいね!と自信がある感じだったな。
でも、その優しい笑顔を周りに見せるために、
沢山悲しい涙を流していたのを知らない訳じゃない。
その笑顔に辿り着くまでに、物凄く苦労や努力をしているんだ。他人には計り知れないほどに。
どんな苦しみが痛みが、彼女の心をズタズタに傷つけたか……それは俺だけが知っている。
彼女に明るく振る舞い続けてくれとか周りは言うけど、そんな簡単に行かない時だってある。
それでも真希は前向きでいるのを諦めたりしない。
その大切な笑顔が雲らないように、ずっと美しいままでいて欲しいから俺がいるんだ。
真希は昔に比べて明るくなった。
それに感情豊かで多彩な表情。
見る度、俺は凄く嬉しいんだ。
周りの人間も良い人たちばかり。
しかし、前に会社にいた既婚者の男はとにかくしつこかった。
そいつはきっと、相手は誰でも良かったのかもしれない。
彼女が流されやすいタイプに見えたのか、何度も口説いてきたりしてたみたい。
断る度にエスカレートしていったようで、強いストレスに感じてたらしい。
もっと早く真希と出会っていれば良かった。
そうすれば守れたのに。
本当の真希を、何にも知らないくせに。彼女が誰にでも優しいからって近寄ってきやがって。
ああ、思い出しただけで腹がたつ。
ちゃらついてて、ふざけた面した最低な男だったな。
あんなのは真希の視界に入らなくて良い。
というか彼女の世界から消えればいいと思っていた。
その男のせいで会社で浮いていたんだ。
男にしつこくされ始めた時、天然石を身につけていなかったし、持ち歩いてもいなかったみたい。
そもそも身につけられる天然石を持っておらず、真希にとって初めてのアクセサリーがエンジェルフェザークォーツだったわけ。
俺が宿っているエンジェルフェザークォーツのブレスレットを身に付けたら、そいつは近づかなくなり、やがては会社を辞めて消えた。
それから、真希は会社の人達に可愛がられるようになった。
偶然といえばそれまでだけど、水晶の力が働きかけた。それだけじゃない、真希の普段から人に対して優しくしている気遣いがあってこそである。
その一生懸命さに周りは動かされたんだ。
俺もきっとその1人。頑張って人に対して言葉を選んで話したりする繊細な優しさとか。
惹かれるところがいっぱいあるんだ。
パワーストーンは、努力してる人間にプラスに働きかけるらしい。本に書いてあった。
そんなことは関係なしに、俺の力などいくらでも出すから。大切な人のために何でもする。
真希の幸せは、何より俺の願いだから。脅おびやかされないように強く守りたい。
彼女にとって悪影響を及ぼす様な奴は絶対に邪魔しないでくれ。笑顔を奪わないでほしい。本当に愛してるんだ。
黄色いスマイルマークを思いだす。
あれよりも、もっと太陽の光を包んでるみたいに明るい。
会社で上司のおばさんが、とにかく親切に気にかけてくれるのだが、その人が
「あなたの笑顔を見てると、安心するわ。いつでも笑顔でいてちょうだいね」
と言ってたのを以前聞いて凄く自慢に思えた。
真希も、笑顔は得意だから任せてくださいね!と自信がある感じだったな。
でも、その優しい笑顔を周りに見せるために、
沢山悲しい涙を流していたのを知らない訳じゃない。
その笑顔に辿り着くまでに、物凄く苦労や努力をしているんだ。他人には計り知れないほどに。
どんな苦しみが痛みが、彼女の心をズタズタに傷つけたか……それは俺だけが知っている。
彼女に明るく振る舞い続けてくれとか周りは言うけど、そんな簡単に行かない時だってある。
それでも真希は前向きでいるのを諦めたりしない。
その大切な笑顔が雲らないように、ずっと美しいままでいて欲しいから俺がいるんだ。
真希は昔に比べて明るくなった。
それに感情豊かで多彩な表情。
見る度、俺は凄く嬉しいんだ。
周りの人間も良い人たちばかり。
しかし、前に会社にいた既婚者の男はとにかくしつこかった。
そいつはきっと、相手は誰でも良かったのかもしれない。
彼女が流されやすいタイプに見えたのか、何度も口説いてきたりしてたみたい。
断る度にエスカレートしていったようで、強いストレスに感じてたらしい。
もっと早く真希と出会っていれば良かった。
そうすれば守れたのに。
本当の真希を、何にも知らないくせに。彼女が誰にでも優しいからって近寄ってきやがって。
ああ、思い出しただけで腹がたつ。
ちゃらついてて、ふざけた面した最低な男だったな。
あんなのは真希の視界に入らなくて良い。
というか彼女の世界から消えればいいと思っていた。
その男のせいで会社で浮いていたんだ。
男にしつこくされ始めた時、天然石を身につけていなかったし、持ち歩いてもいなかったみたい。
そもそも身につけられる天然石を持っておらず、真希にとって初めてのアクセサリーがエンジェルフェザークォーツだったわけ。
俺が宿っているエンジェルフェザークォーツのブレスレットを身に付けたら、そいつは近づかなくなり、やがては会社を辞めて消えた。
それから、真希は会社の人達に可愛がられるようになった。
偶然といえばそれまでだけど、水晶の力が働きかけた。それだけじゃない、真希の普段から人に対して優しくしている気遣いがあってこそである。
その一生懸命さに周りは動かされたんだ。
俺もきっとその1人。頑張って人に対して言葉を選んで話したりする繊細な優しさとか。
惹かれるところがいっぱいあるんだ。
パワーストーンは、努力してる人間にプラスに働きかけるらしい。本に書いてあった。
そんなことは関係なしに、俺の力などいくらでも出すから。大切な人のために何でもする。
真希の幸せは、何より俺の願いだから。脅おびやかされないように強く守りたい。
彼女にとって悪影響を及ぼす様な奴は絶対に邪魔しないでくれ。笑顔を奪わないでほしい。本当に愛してるんだ。
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