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柚貝三矢編
奇怪で妖艶な視線
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日差しはまだまだ強く、夕刻が近づいているのに、太陽は落ちそうにない。
階段を上り、廊下を進む。初めて訪れる場所に、卜部は周りを見回した。
(この辺には、文化系の教室が多いんだな……)
壁に貼られる書道の半紙。何やら地形の断層を示した地学室。
図書室は校舎の南端にあるようだった。中は生徒の数もまばらで、ほとんど音がない。
書架の隅に並んだ椅子のあたりは、どこかひんやりとしている。卜部と柚貝は周囲に人のいないことを確かめると並んで椅子に腰掛け、ぽつぽつと本題へ入り始める。
「それで、さっきのは何でしょうか?」
『さっきの』とは、階段でのことだよな、と卜部は頷く。左右反対、鏡映しになる『心霊事情』はいくつか心当たりがある。ただ、もう少し情報を整理してから話したいところだ。
「さっきのは、ちょっとした確認……かな」
「へえ。女子生徒を階段で下から覗いて確認するもの……一体、何でしょうねえ」
柚貝は口端を歪め、ゴミ袋を漁るカラスでも見るような視線を向けてくる。
卜部が頼んだとおり、階段での柚貝は微動だにしなかった。その後もしっかり図書室へ連れて来てくれたし、そこまで気にしていないのかと卜部は思っていたが、違ったようだ。
(あれは、俺なりに必要な確認だったんだ。いや、俺が悪いんだけど……)
己への変態疑惑を晴らさなくてはいけない、卜部は唇をぎざぎざにして、どう説明したものかと頭を巡らせる。考えるだけ考えて、苦渋の決断を下した。
(いまはまだ、疑惑を晴らせない……)
階段での話をすると、どうしても『何が分かったのか』に触れなくてはいけない。それを話してしまうと、柚貝の答えが偏ってしまうかもしれない。『心霊現象』では、本人が気づかないうちに『障る』ことも多い。できるだけ、余計なことは言いたくない。
「その説明はもう少し後になる。順を追いたい。柚貝がそうなったのは、いつからなんだ?」
「へえ。よほどの発見でないと、疑いは晴れないかもしれないですよ」
「俺だって濡れ衣は晴らしたい……。でも、先に話すと、他の重要なことを見逃すかもしれないんだ。」
切実な卜部に対して、柚貝はどこか楽しげだ。どうしてやりましょうかね、と威圧するように目を細め、足で口元を隠している。その雰囲気は姿と相まって、奇怪で妖艶だった。
幽霊やら怪奇現象に慣れた卜部でも、この雰囲気はそう味わったことがない。なんとか対抗しようと隣の柚貝をじっと睨みつける。見ようと思った。視線を向けていたはずだった。だが。
柚貝の視線に卜部はあっさり撃沈して、すごすごと椅子に座り直す。
(柚貝には……なんか知らないけど、勝てる気がしない)
そんなことを思いながら、卜部が頬をぽりぽりかいていると、柚貝は軽く首を傾げ、不思議そうに見てくる。
「分かりました。ひとまず卜部くんの言う通りに話します。『こうなったのがいつか』ですが、いつなったのかは分かりません。気づいたのは、四月十一日の朝ですね」
「どうして気づいた?」
「朝起きて、姿見に映った自分の姿を見て、気づきました」
「何か寝ているときに何かなかったのか?」
「どうでしょう。寝ていたので分かりませんね」
柚貝は平坦な声で一問一答しかして来ない。自分の聞き方が悪いのか、と卜部は首をひねる。しかし、図書室に来るまでも、話しかけなければ何も口を開かなかったし、口が回る方でないのかもしれない。
「ええと、そうなると、その時点では色々区別がついていない訳だよな? 柚貝と鏡、どちらがおかしいのか分からない。柚貝自身と柚貝の鏡像を見た時『他人がどう見えるのか』も分からない。その辺が、今の解釈に変わった経緯。それを聞かせてくれないか?」
「ちゃんと考えてくれているみたいで、ちょっと意外ですね」
「いや、さっさと疑惑を晴らしたいし」
「あぁ、別にそれは気にしていないですよ。からかっただけで」
にやり、と柚貝は口角を上げる。この女、いい性格してやがるな、と卜部は察する。
見た目は相変わらず、逆立ちのまま生首を足に乗せているのだ。そんな姿勢での柚貝の笑みには、けっこうな狂気を感じる。ただ、案外似合ってるよなあ、その表情、と卜部は思ったりもする。
「……話を戻すが柚貝、それで、質問の方は?」
「ええと、そうですねえ……。私が悲鳴を上げたのを聞きつけて、隣のおじさんが来てくれました。そこで、いつもと変わらない扱いを受けて、おかしいと思いましたね。玄関の鏡でも、部屋の姿見と同じく異形が映っていましたから」
「……わざわざ隣のおじさんが来てくれたのか?」
「お互い、長く住んでいますからね。顔を合わせたら話もしますし」
「……柚貝自体が変容していなくて良かったと思うよ。それで、今の自分をどう捉えているんだ?」
「難しいことを言いますね。私はこれでも思慮深い性格なので、みんながこの姿を受け入れている可能性だって、否定していませんよ。古今東西、人間の姿が変わるエピソードなんてよくありますし。『山月記』とか『変身』とか、あなたも習いませんでしたか?」
さすがにそれはないんじゃないか、と卜部は言いたいところだが、可能性はゼロではない。集団が霊によって幻を見る事例もなくはない。しかし、そこまで視野に入れるとなると、卜部一人では手に負えない。
(霊障もそうだが、柚貝の扱いが難しい気がする。俺がもっと上手く話せる男なら、違うのかもしれないが……)
各地を転々としながら海外にも出ていたので、卜部は同世代の人間と話すのがひどく苦手だった。もちろん、他人には見えない『心霊現象』のせいで、仄暗い話に明るく、もとい、詳しくなったせいもある。
ただ、卜部のように中肉中背の黒髪で、容姿に目立ったところのない平凡な男子が、口を開けば『浮遊霊』だの『ポルターガイスト防止』だの言っていれば、どうなるだろうか。
答えは言わずもがな『友人なんていないひとりぼっち』に行き着いてしまう。
それでも、卜部は額に手をやって思案する。
霊障を負って、奇怪な姿に視える『柚貝三矢』のことを。
それは卜部にとって、とても苦手な『生身の人間』のことでもある。
どんなに苦手でも、卜部は『心霊現象』のことだけは拘らずにいられなかった。
そういう風に、育てられているのだ。
階段を上り、廊下を進む。初めて訪れる場所に、卜部は周りを見回した。
(この辺には、文化系の教室が多いんだな……)
壁に貼られる書道の半紙。何やら地形の断層を示した地学室。
図書室は校舎の南端にあるようだった。中は生徒の数もまばらで、ほとんど音がない。
書架の隅に並んだ椅子のあたりは、どこかひんやりとしている。卜部と柚貝は周囲に人のいないことを確かめると並んで椅子に腰掛け、ぽつぽつと本題へ入り始める。
「それで、さっきのは何でしょうか?」
『さっきの』とは、階段でのことだよな、と卜部は頷く。左右反対、鏡映しになる『心霊事情』はいくつか心当たりがある。ただ、もう少し情報を整理してから話したいところだ。
「さっきのは、ちょっとした確認……かな」
「へえ。女子生徒を階段で下から覗いて確認するもの……一体、何でしょうねえ」
柚貝は口端を歪め、ゴミ袋を漁るカラスでも見るような視線を向けてくる。
卜部が頼んだとおり、階段での柚貝は微動だにしなかった。その後もしっかり図書室へ連れて来てくれたし、そこまで気にしていないのかと卜部は思っていたが、違ったようだ。
(あれは、俺なりに必要な確認だったんだ。いや、俺が悪いんだけど……)
己への変態疑惑を晴らさなくてはいけない、卜部は唇をぎざぎざにして、どう説明したものかと頭を巡らせる。考えるだけ考えて、苦渋の決断を下した。
(いまはまだ、疑惑を晴らせない……)
階段での話をすると、どうしても『何が分かったのか』に触れなくてはいけない。それを話してしまうと、柚貝の答えが偏ってしまうかもしれない。『心霊現象』では、本人が気づかないうちに『障る』ことも多い。できるだけ、余計なことは言いたくない。
「その説明はもう少し後になる。順を追いたい。柚貝がそうなったのは、いつからなんだ?」
「へえ。よほどの発見でないと、疑いは晴れないかもしれないですよ」
「俺だって濡れ衣は晴らしたい……。でも、先に話すと、他の重要なことを見逃すかもしれないんだ。」
切実な卜部に対して、柚貝はどこか楽しげだ。どうしてやりましょうかね、と威圧するように目を細め、足で口元を隠している。その雰囲気は姿と相まって、奇怪で妖艶だった。
幽霊やら怪奇現象に慣れた卜部でも、この雰囲気はそう味わったことがない。なんとか対抗しようと隣の柚貝をじっと睨みつける。見ようと思った。視線を向けていたはずだった。だが。
柚貝の視線に卜部はあっさり撃沈して、すごすごと椅子に座り直す。
(柚貝には……なんか知らないけど、勝てる気がしない)
そんなことを思いながら、卜部が頬をぽりぽりかいていると、柚貝は軽く首を傾げ、不思議そうに見てくる。
「分かりました。ひとまず卜部くんの言う通りに話します。『こうなったのがいつか』ですが、いつなったのかは分かりません。気づいたのは、四月十一日の朝ですね」
「どうして気づいた?」
「朝起きて、姿見に映った自分の姿を見て、気づきました」
「何か寝ているときに何かなかったのか?」
「どうでしょう。寝ていたので分かりませんね」
柚貝は平坦な声で一問一答しかして来ない。自分の聞き方が悪いのか、と卜部は首をひねる。しかし、図書室に来るまでも、話しかけなければ何も口を開かなかったし、口が回る方でないのかもしれない。
「ええと、そうなると、その時点では色々区別がついていない訳だよな? 柚貝と鏡、どちらがおかしいのか分からない。柚貝自身と柚貝の鏡像を見た時『他人がどう見えるのか』も分からない。その辺が、今の解釈に変わった経緯。それを聞かせてくれないか?」
「ちゃんと考えてくれているみたいで、ちょっと意外ですね」
「いや、さっさと疑惑を晴らしたいし」
「あぁ、別にそれは気にしていないですよ。からかっただけで」
にやり、と柚貝は口角を上げる。この女、いい性格してやがるな、と卜部は察する。
見た目は相変わらず、逆立ちのまま生首を足に乗せているのだ。そんな姿勢での柚貝の笑みには、けっこうな狂気を感じる。ただ、案外似合ってるよなあ、その表情、と卜部は思ったりもする。
「……話を戻すが柚貝、それで、質問の方は?」
「ええと、そうですねえ……。私が悲鳴を上げたのを聞きつけて、隣のおじさんが来てくれました。そこで、いつもと変わらない扱いを受けて、おかしいと思いましたね。玄関の鏡でも、部屋の姿見と同じく異形が映っていましたから」
「……わざわざ隣のおじさんが来てくれたのか?」
「お互い、長く住んでいますからね。顔を合わせたら話もしますし」
「……柚貝自体が変容していなくて良かったと思うよ。それで、今の自分をどう捉えているんだ?」
「難しいことを言いますね。私はこれでも思慮深い性格なので、みんながこの姿を受け入れている可能性だって、否定していませんよ。古今東西、人間の姿が変わるエピソードなんてよくありますし。『山月記』とか『変身』とか、あなたも習いませんでしたか?」
さすがにそれはないんじゃないか、と卜部は言いたいところだが、可能性はゼロではない。集団が霊によって幻を見る事例もなくはない。しかし、そこまで視野に入れるとなると、卜部一人では手に負えない。
(霊障もそうだが、柚貝の扱いが難しい気がする。俺がもっと上手く話せる男なら、違うのかもしれないが……)
各地を転々としながら海外にも出ていたので、卜部は同世代の人間と話すのがひどく苦手だった。もちろん、他人には見えない『心霊現象』のせいで、仄暗い話に明るく、もとい、詳しくなったせいもある。
ただ、卜部のように中肉中背の黒髪で、容姿に目立ったところのない平凡な男子が、口を開けば『浮遊霊』だの『ポルターガイスト防止』だの言っていれば、どうなるだろうか。
答えは言わずもがな『友人なんていないひとりぼっち』に行き着いてしまう。
それでも、卜部は額に手をやって思案する。
霊障を負って、奇怪な姿に視える『柚貝三矢』のことを。
それは卜部にとって、とても苦手な『生身の人間』のことでもある。
どんなに苦手でも、卜部は『心霊現象』のことだけは拘らずにいられなかった。
そういう風に、育てられているのだ。
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