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本編
11 地はなかなか固まらない
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翌日。俺と祖父は妃殿下の暴走の件で話をするために城へ向かった。
日頃拝謁するための部屋でも、客間でもなく、どちらかというと王のプライベートな空間に近い場所での話し合いは、場違いというわけではないが、普通に緊張してしまう。
しかし話は基本祖父がするとのことなので、俺はそういうことをおくびにも出さないように行儀よく座って話を聞くだけである。
「陛下方と私の間で、リリアーナもウィスタリアもキースも本人が強く望まない限り、王家にはやらないということでお話させていただいていた筈ですが……何故このような事態に?」
昨日聞いていた通り、祖父は陛下方との取り決めの話を始める。そもそもそれがなくたってリリアーナの身に起きたことを考えれば、どの面下げて祖父に俺の結婚話が出来るんだろうという気はするが、王族は偉いのでそういうものなのかもしれない。
「先日の発言はローズが勝手に言ったことで何の効力もないことだ。申し訳なかった。……ただ、ローズは知らなかったんだ。城でリリアーナの身に起きたことを」
「御存知なかった……?」
陛下の話を簡単に纏めると王都での事件の後、国王陛下はリリアーナを牢に入れてすぐ魔王討伐の旅を再開したので、リリアーナに起こった事は旅先で聞いたそうだ。
「当時、ローズはリリアーナのことで心を痛めていたし、それがなくても女子供に聞かせたい話ではないから、聞かせていなかった。その後あえて言わなければいけない機会もなかったので、言ってはいなかったのだ」
それにしたって、一般の女性ならともかく、当時も王太子妃になろうとしていた女性だし、ましてやその事件の一因でもある。少なくともリリアーナに恩赦を出す時にはきちんと言っておくべきことだったのではないだろうか。その甘やかしがこんな事態を引き起こしている。陛下曰く、リリアーナの恩赦に難色を示せばその事を説明しようと思っていたが、妃殿下は二つ返事で恩赦に賛成し、言うタイミングを逃したっぽいが……さすが主人公、心が綺麗ですね……。
「知らなかったとはいえ、無神経な発言があったことは申し訳ありません。……でも、お義兄様とリリアーナの結婚のお話が出ていますし……それならうちの子とウィスタリアの結婚があったっていいのではないですか?」
おい、俺の意思を無視するな。俺はキースと結婚するんだから、そうじゃなくてもお前の子どもと結婚なんて絶対嫌だぞ。
「ウィスタリアはキースと結婚すると先日お伝え致しましたよね。その上で二人を引き裂くとおっしゃるのですか? そもそもウィルフリード殿下については前提が違います。我が娘リリアーナは元々ウィルフリード殿下を好いていた。本来であればウィルフリード殿下と婚約し、殿下がガルディア公爵家に婿入りする予定でした」
余計な横槍を入れたのは陛下の陣営だ、と祖父が目線で責める。
「今回ウィルフリード殿下は王位継承権の放棄のみならず、王家と完全に縁を切るのです。万が一子が産まれたとしても子に王位継承権は発生しません。そこまでしていただいた上で二人は想いあっている。だから私は結婚を認めたのです」
互いがどう思っているかを差し置いても、王女はともかく、王太子にその条件は絶対不可能だ。
「でもおかしいわ。じゃあリリアーナはアルフレッドのことを好きではなかったということよね……? なら何で、王都を魔物で溢れさせたの……?」
「昨日も説明したが、それについてはリリアーナの記憶も失われているし、当時の牢番などが皆いなくなってしまったから分からない。……ローズ、その話は今回の話の筋からずれている。後で聞くから」
「――宜しいですか? フィオナの忘れ形見であるウィスタリアは勿論の事、キースだって元々後継にするつもりで引き取って手塩にかけて育てた子です。誰にも望まない結婚などさせるつもりはありません。地位などはどうなってもいい。二十年前、リリアーナの事件で私は決めたのです」
きっぱりと言い切った祖父に乗っかる形で、俺も妃殿下にお断りの言葉を向ける。
「私は王太子殿下とも王女殿下とも結婚する気はありません。姉のこともありますが、そもそもキース以外と結婚したいと思いませんので。例えば妃殿下が陛下と想い合っていて、まだ正式に婚約していないんだからまだ間に合う、別の人間と結婚しろと言われて、結婚したいと思いますか?」
「……ごめんなさい。絶対に嫌だわ。酷いこと言ってごめんなさい……」
即座に萎れた花のようにしゅんとする様子は、素直なのはいいが子どもみたいだ。大体何でいきなり王太子か王女との婚約なんて話が出てきたんだ? 王太子や王女の晩餐会での反応から考えても、完全にローズ妃殿下の単独暴走のようだったし。何故あんなことをしたんだと陛下が優しく問い、萎れたままの妃殿下は潤んだ小さな声で、呟いた。
「……私が、私が……加護のある子を一人も産めなかったから……」
何だそれは。そう思ったのは俺だけではなかったようで、陛下も祖父も眉をひそめている。
「私がアルフレッドと結婚できたのは、魔王を討伐出来る程の強い精霊の加護を持っていて、その血を王族に入れるためだって……。だから、産めなかった以上は有力な貴族から側妃を迎えないといけないかもしれないって言われていたの……だから……」
「だから殿下方を、精霊の加護持ちで公爵の子であるウィスタリアと結婚させようと?」
自分の夫に側妃を宛がわれたくないから、自分の子に俺のことを宛がおうとしたのか。それは自己中心的過ぎやしないか。殿下方の意思も無視する行いだ。
「確かにそれもあります、ごめんなさい。でもそれだけじゃないわ。晩餐会の時にウィスタリアがあの子たちと仲良さそうに話していたから……特にディルクが自分から近付いて話すなんて他にないもの。だから……そう、しなきゃ、そうするべきだ、って思ったの」
いや、全然仲良くないし。それでいいこと思いついたって突撃してきたのかと、何だか脱力してしまった。
それにしても……加護持ちを産めないから側妃って。先代陛下のように王子が一人しかいなかったなら次の妃というのも分かるが、妃殿下は王子を二人産んでいる。そもそも一人の妃が五人も産んでいるのは充分凄いと思うし、加護持ちなんて狙って産めるわけでも何でもない。加護なんかなくたって世界を救った英雄王と勇者の血を引く王族だぞ。これ以上何の設定を盛りたいんだ。
「ローズ、何故相談しなかった。私がお前以外の妃を娶ると本気で信じたのか?」
ぐすぐすと泣き出した妃殿下を陛下が優しく問い質す。
「お前にそんなことを吹き込んだのは誰だ?」
「お義母さま……王太后陛下と、スワルド公爵が……」
それを聞いた陛下と祖父の顔が険しくなる。確かにその二人にそう言われると、焦るのは無理もないといえば無理もないが……。
「……母上には一緒に晩餐会を騒がせたことは謝罪しに行こう。私の妃はお前だけだと、私から母上に釘を刺しておく」
まぁそれしか言えないよな。王太后とスワルド公爵は何もしていない。「かもしれない」という言葉でこの人を追い詰めただけ、深読みして勝手に暴走したのはこの人自身だ。
「公式に謝罪は出来ないが、宰相……もう宰相じゃないな。ガルディア公爵もウィスタリアもすまなかった。ローズの発言はこちらで責任を持って対処する」
「申し訳ありませんでした」
国王夫妻が揃って頭を下げる。非公式とはいえ王が頭を下げるとは、ある意味祖父が信頼されている証かもしれない。
「謝罪は受け入れます。では火消しは全てそちらでお願いしますね」
俺と祖父は一礼して退室し、「一体何だったんだ」と狐につままれたように顔を見合わせた。結局これって……嫁姑争いに巻き込まれたってこと?
「何だかな……という感じですね。疲れました」
「王太后陛下には御礼ついでに私からも一言お話させていただくか……」
「――私が何ですか? ロータス」
凛とした声に振り返ると、後ろから王太后陛下がこちらに歩いて来ていた。
「何てね。国王陛下が貴方を呼んだというからこちらに来てみたのよ。何か話があるとのことなら、部屋を用意しますが」
「有難うございます。ウィス、お前は先に戻りなさい」
「あら、この子もローズの被害者だから一緒に来ればいいのに……まあ、いいけれど。ウィスタリア、先日はローズが申し訳ありませんでしたね。少し貴方のお父様をお借りします」
「はい、陛下。御前失礼いたします」
そう二人が立ち去るまで礼をしていると視線を感じた。顔を上げると年配の女性が俺の方をじっと見ている。侍女長だろうか?
「……? 何か?」
「……いえ。あまりにリリアーナ様に似ていらっしゃいましたので、不躾に見てしまいました。大変申し訳御座いません。……さあ、貴方達も行きますよ」
その一言を残し、彼女は他の侍女を引き連れて王太后の後を追っていく。……何だったんだろうと気にはなるが、用も済んだしさっさと帰ろう。王太子や王女に見つかってまた絡まれても嫌だしと、俺はその一団を最後まで見ることなく護衛を連れて城を後にした。
日頃拝謁するための部屋でも、客間でもなく、どちらかというと王のプライベートな空間に近い場所での話し合いは、場違いというわけではないが、普通に緊張してしまう。
しかし話は基本祖父がするとのことなので、俺はそういうことをおくびにも出さないように行儀よく座って話を聞くだけである。
「陛下方と私の間で、リリアーナもウィスタリアもキースも本人が強く望まない限り、王家にはやらないということでお話させていただいていた筈ですが……何故このような事態に?」
昨日聞いていた通り、祖父は陛下方との取り決めの話を始める。そもそもそれがなくたってリリアーナの身に起きたことを考えれば、どの面下げて祖父に俺の結婚話が出来るんだろうという気はするが、王族は偉いのでそういうものなのかもしれない。
「先日の発言はローズが勝手に言ったことで何の効力もないことだ。申し訳なかった。……ただ、ローズは知らなかったんだ。城でリリアーナの身に起きたことを」
「御存知なかった……?」
陛下の話を簡単に纏めると王都での事件の後、国王陛下はリリアーナを牢に入れてすぐ魔王討伐の旅を再開したので、リリアーナに起こった事は旅先で聞いたそうだ。
「当時、ローズはリリアーナのことで心を痛めていたし、それがなくても女子供に聞かせたい話ではないから、聞かせていなかった。その後あえて言わなければいけない機会もなかったので、言ってはいなかったのだ」
それにしたって、一般の女性ならともかく、当時も王太子妃になろうとしていた女性だし、ましてやその事件の一因でもある。少なくともリリアーナに恩赦を出す時にはきちんと言っておくべきことだったのではないだろうか。その甘やかしがこんな事態を引き起こしている。陛下曰く、リリアーナの恩赦に難色を示せばその事を説明しようと思っていたが、妃殿下は二つ返事で恩赦に賛成し、言うタイミングを逃したっぽいが……さすが主人公、心が綺麗ですね……。
「知らなかったとはいえ、無神経な発言があったことは申し訳ありません。……でも、お義兄様とリリアーナの結婚のお話が出ていますし……それならうちの子とウィスタリアの結婚があったっていいのではないですか?」
おい、俺の意思を無視するな。俺はキースと結婚するんだから、そうじゃなくてもお前の子どもと結婚なんて絶対嫌だぞ。
「ウィスタリアはキースと結婚すると先日お伝え致しましたよね。その上で二人を引き裂くとおっしゃるのですか? そもそもウィルフリード殿下については前提が違います。我が娘リリアーナは元々ウィルフリード殿下を好いていた。本来であればウィルフリード殿下と婚約し、殿下がガルディア公爵家に婿入りする予定でした」
余計な横槍を入れたのは陛下の陣営だ、と祖父が目線で責める。
「今回ウィルフリード殿下は王位継承権の放棄のみならず、王家と完全に縁を切るのです。万が一子が産まれたとしても子に王位継承権は発生しません。そこまでしていただいた上で二人は想いあっている。だから私は結婚を認めたのです」
互いがどう思っているかを差し置いても、王女はともかく、王太子にその条件は絶対不可能だ。
「でもおかしいわ。じゃあリリアーナはアルフレッドのことを好きではなかったということよね……? なら何で、王都を魔物で溢れさせたの……?」
「昨日も説明したが、それについてはリリアーナの記憶も失われているし、当時の牢番などが皆いなくなってしまったから分からない。……ローズ、その話は今回の話の筋からずれている。後で聞くから」
「――宜しいですか? フィオナの忘れ形見であるウィスタリアは勿論の事、キースだって元々後継にするつもりで引き取って手塩にかけて育てた子です。誰にも望まない結婚などさせるつもりはありません。地位などはどうなってもいい。二十年前、リリアーナの事件で私は決めたのです」
きっぱりと言い切った祖父に乗っかる形で、俺も妃殿下にお断りの言葉を向ける。
「私は王太子殿下とも王女殿下とも結婚する気はありません。姉のこともありますが、そもそもキース以外と結婚したいと思いませんので。例えば妃殿下が陛下と想い合っていて、まだ正式に婚約していないんだからまだ間に合う、別の人間と結婚しろと言われて、結婚したいと思いますか?」
「……ごめんなさい。絶対に嫌だわ。酷いこと言ってごめんなさい……」
即座に萎れた花のようにしゅんとする様子は、素直なのはいいが子どもみたいだ。大体何でいきなり王太子か王女との婚約なんて話が出てきたんだ? 王太子や王女の晩餐会での反応から考えても、完全にローズ妃殿下の単独暴走のようだったし。何故あんなことをしたんだと陛下が優しく問い、萎れたままの妃殿下は潤んだ小さな声で、呟いた。
「……私が、私が……加護のある子を一人も産めなかったから……」
何だそれは。そう思ったのは俺だけではなかったようで、陛下も祖父も眉をひそめている。
「私がアルフレッドと結婚できたのは、魔王を討伐出来る程の強い精霊の加護を持っていて、その血を王族に入れるためだって……。だから、産めなかった以上は有力な貴族から側妃を迎えないといけないかもしれないって言われていたの……だから……」
「だから殿下方を、精霊の加護持ちで公爵の子であるウィスタリアと結婚させようと?」
自分の夫に側妃を宛がわれたくないから、自分の子に俺のことを宛がおうとしたのか。それは自己中心的過ぎやしないか。殿下方の意思も無視する行いだ。
「確かにそれもあります、ごめんなさい。でもそれだけじゃないわ。晩餐会の時にウィスタリアがあの子たちと仲良さそうに話していたから……特にディルクが自分から近付いて話すなんて他にないもの。だから……そう、しなきゃ、そうするべきだ、って思ったの」
いや、全然仲良くないし。それでいいこと思いついたって突撃してきたのかと、何だか脱力してしまった。
それにしても……加護持ちを産めないから側妃って。先代陛下のように王子が一人しかいなかったなら次の妃というのも分かるが、妃殿下は王子を二人産んでいる。そもそも一人の妃が五人も産んでいるのは充分凄いと思うし、加護持ちなんて狙って産めるわけでも何でもない。加護なんかなくたって世界を救った英雄王と勇者の血を引く王族だぞ。これ以上何の設定を盛りたいんだ。
「ローズ、何故相談しなかった。私がお前以外の妃を娶ると本気で信じたのか?」
ぐすぐすと泣き出した妃殿下を陛下が優しく問い質す。
「お前にそんなことを吹き込んだのは誰だ?」
「お義母さま……王太后陛下と、スワルド公爵が……」
それを聞いた陛下と祖父の顔が険しくなる。確かにその二人にそう言われると、焦るのは無理もないといえば無理もないが……。
「……母上には一緒に晩餐会を騒がせたことは謝罪しに行こう。私の妃はお前だけだと、私から母上に釘を刺しておく」
まぁそれしか言えないよな。王太后とスワルド公爵は何もしていない。「かもしれない」という言葉でこの人を追い詰めただけ、深読みして勝手に暴走したのはこの人自身だ。
「公式に謝罪は出来ないが、宰相……もう宰相じゃないな。ガルディア公爵もウィスタリアもすまなかった。ローズの発言はこちらで責任を持って対処する」
「申し訳ありませんでした」
国王夫妻が揃って頭を下げる。非公式とはいえ王が頭を下げるとは、ある意味祖父が信頼されている証かもしれない。
「謝罪は受け入れます。では火消しは全てそちらでお願いしますね」
俺と祖父は一礼して退室し、「一体何だったんだ」と狐につままれたように顔を見合わせた。結局これって……嫁姑争いに巻き込まれたってこと?
「何だかな……という感じですね。疲れました」
「王太后陛下には御礼ついでに私からも一言お話させていただくか……」
「――私が何ですか? ロータス」
凛とした声に振り返ると、後ろから王太后陛下がこちらに歩いて来ていた。
「何てね。国王陛下が貴方を呼んだというからこちらに来てみたのよ。何か話があるとのことなら、部屋を用意しますが」
「有難うございます。ウィス、お前は先に戻りなさい」
「あら、この子もローズの被害者だから一緒に来ればいいのに……まあ、いいけれど。ウィスタリア、先日はローズが申し訳ありませんでしたね。少し貴方のお父様をお借りします」
「はい、陛下。御前失礼いたします」
そう二人が立ち去るまで礼をしていると視線を感じた。顔を上げると年配の女性が俺の方をじっと見ている。侍女長だろうか?
「……? 何か?」
「……いえ。あまりにリリアーナ様に似ていらっしゃいましたので、不躾に見てしまいました。大変申し訳御座いません。……さあ、貴方達も行きますよ」
その一言を残し、彼女は他の侍女を引き連れて王太后の後を追っていく。……何だったんだろうと気にはなるが、用も済んだしさっさと帰ろう。王太子や王女に見つかってまた絡まれても嫌だしと、俺はその一団を最後まで見ることなく護衛を連れて城を後にした。
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