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帝国ディムロス編(キース視点)
05 流砂を泳ぐ
結局ウィスと私は襲われた翌日ディムロス皇太子と話し合い、概ね望み通りの成功報酬を貰う事で合意した。皇太子は一週間ほど学術都市に滞在してから帰国し、先に皇帝への報告や我々を招待する準備を行うことで、周知という名の撒き餌をしてからの招待をするとの事で別々に行動をした結果、ウィスが倒れるような事態が起こってしまったというわけだ。
「……なあこれ、明日の晩餐会までに全部集めるの無理じゃないか……?」
「大丈夫、貴方は招待されていないので、行くとしても従者枠です。間に合えば連れていって差し上げますよ」
「おい……」
「晩餐会に出なくても、俺のおつかいだってかなり勉強になるぞ? 物を間違えたり相場を誤ったら差額は自腹だから。はいコレ」
「鬼か! ……予算はいくらだ」
ディムロスに到着した翌日には、一晩休んで多少回復したウィスがディラン殿下に買い物を頼み、それに対して殿下が文句を言いながら書付を受け取っている。本当は殿下も一緒に晩餐会に連れていってやった方が、より勉強になるだろう。ただ申し訳ないが、我々も今回何かあっても助ける余裕が恐らくない。だからお使いが間に合えば連れて行く位の心積もりだ。
「予算を決めたらそれで予測出来てしまうでしょう。だから予算はありませんよ」
「天井知らずとか悪魔か!!」
「まあ、俺は優しいから手掛かりはちゃんとあげるって。キースも何か殿下に頼むか?」
「私は殿下に同行するネイの方に頼むから大丈夫です」
「おい……」
ディムロス国内は殿下が今まで行ったことのあるところよりも貧富の差が激しく治安が良くないため、ネイにお守りを頼んでいる。それに私好みの宝石や布の買いつけなどは、ディラン殿下には荷が重いというより無理だ。殿下はそれよりウィスの頼みに集中して、ウィスの望むものを漏らすことなく揃えてくれさえしたらいい。
あと……ネイはお守りだが、殿下がもし交渉してくるようであれば買収されても構わないと伝えてある。ウィスが何を頼んだのか教えてくれなかったので交渉と買収、どちらが高くつくかは分からないが、上手く有効活用すれば案外早く帰って来れるかもしれない。そこはまあ、お手並み拝見というところで。
「絶対間に合わせてやるから覚えてろよ!」
三下のような捨て台詞を吐いて慌ただしく出ていく殿下達を見送り、我々は部屋へと戻った。本来ならば何ヵ所かは挨拶に向かうべきだが、皇太子より顛末を含めウィスが体調を崩した事を有力者には周知しているので、晩餐会まで休んでくれて構わないと言われている。ならお言葉に甘えてと我々は明日の晩餐会に備えて英気を養うために、早めの就寝をした。
「なあ……本当にこの衣装を本当に着るのか?」
朝から苦虫を噛み潰したような顔で私が用意した衣装を着たトルソーを往生際悪く、じとりと睨むウィスに私は苦笑する。
晩餐会に来ていく服として、今回はいつもより薄手でレースだけの部分がある透け感のあるシャツを選んでいる。その上に白金の刺繍が入った上着を羽織ってもらうつもりだ。
「……今回は目立たなくてはなりませんし、ウィスの役目は色仕掛けみたいなものなのですから、これくらいは。上着もちゃんとありますし」
「…………分かった」
普段ならウィスはレースの多いものは嫌がって着ないが、今回は目的が目的なので、渋々着ることにしたようだ。その後殿下とネイも晩餐会に出発するギリギリに戻り、三名で晩餐会に向かう。結局お使いについてはウィスが確認して合格を出したようで、晩餐会が終了したら買ったものが何かも含めて確認させて貰うつもりだ。今は時間がないと頭の隅に寄せて会場へと向かう。
主催の皇太子と妃殿下に出迎えられ、赤い豪奢な絨毯が敷き詰められた会場に足を踏み入れると一気に視線がこちらに集中する。ウィスはルストナークでも目立つ容姿だが、今回は周りが小麦色や褐色の肌をした者が多い砂の民ばかりのため、ウィスの抜けるような肌の白さはより一層際立つ。私程度の肌色でさえ目立つくらいだ。敢えて白で統一した衣装は汚しそうで嫌だなあと最後までぼやきながらもしっかり着こなしているウィスは、一見周りを気にしていないように堂々と振舞っている。なので会場入りした際に一瞬びくりと跳ねたのは見なかった事にしておこう。
会場は広く、前半は席について食事をする形式でそれが終われば軽い物が摘まめる立食形式に移行し、交流を深めるとの事だ。
皇帝夫妻は正面奥で既に着席していた。主催の皇太子殿下から挨拶があり、順に皇族に挨拶に向かったあと、乾杯の発声で会が始まる。羊料理など料理は少し独特だが、なかなかに美味しく、食中酒を少しだけ飲みながら緊張していたウィスが舌鼓を打っているのが微笑ましい。
しかし……息子である皇太子からの前情報のせいでどんな好色そうな男だろうかと身構えていたが、拝謁した皇帝陛下は小麦色の肌に黒髪黒目の野性的な男前だった。ウィスの事をロータス様の話を交えつつ雪の精霊のように美しいと歯が浮くような台詞で誉めそやしはしても、変な目で見たりはしていない……ように見えた。
何となくだがルストナークですら髪や瞳の色は綺麗な色が好まれる傾向にあるくらいだから、稀有な瞳を尊ぶディムロスでこの色合いは相当劣等感を抱いていたのではないだろうか。それが特殊性癖になって爆発したのではと皇帝の隣で微笑む正妃の鮮やかな翠目を見ながら、私はそんな風に思っていた。
「ウィスタリア殿、キース殿を少しお借りしてもいいか?」
やがて正餐が終わり、立食形式に移ったところで皇太子が私達の元へやって来た。
ウィスは承諾し、ディラン殿下を伴い壁際に移動していく。その様子を眺めながら私は氷を落とした火酒を少しだけ口にした。
「さあ……釣れますかね?」
「釣れるだろう。……父を近くで見てどう思った?」
「貴方様からの前情報にかなり引っ張られてしまっていたので、思ったより威厳のある落ち着いた方だなと。もっと好色な感じでウィスを見ると思っていましたが、そうでもなかったです」
間近で見た皇帝陛下は、息子からの評価は散々ではあるものの、流石皇帝陛下といった風格があった。ルストナークの現陛下も負けてはいないと思う。ただ、次期王位継承者を比較すれば明らかに負けている。……これはもしかして簒奪などに協力せず、優秀な皇太子には座から降りていただいた方が良かったのではとも思ったが、まあ今更。ルストナークが攻め滅ぼされる訳でもなし、我々が手を貸さずともいずれ簒奪は成すだろうから嚙ませて貰って恩を売らせて貰えて幸運と思った方が賢い気がする。
ガルディアに掛かる火の粉は全力で払うが、国の上層の事は上層同士で解決すればいい話だ。ルストナーク王家にはロータス様を通じて情報だけ提供しておけばいいだろう。
「……キース殿見ろ。早速父の子飼いがウィスタリア殿に近づいて行ったぞ」
皇帝の子飼いと言われた男はディムロスでも有力な家の人間らしく、話し掛けられたウィスは、ほんの少しだけ困ったように眉を寄せた。一緒にいたディラン殿下に離れるよう指示して相手の話を神妙な面持ちで聞いている。
「早過ぎますね……ところで殿下……何故ウィスにしようと即決したのですか?」
「一に瞳、二に外見、三には手を出すと問題になる程度の身分、あとは……父に絶対堕ちないという確信かな。これらの要素が全て揃っていなければ使えん。父はディムロスの最大権力者で、まだ男としてそれなりに魅力がある。何がとは言わんが遊んでいるだけあって、上手いのだと母が言っていた。あと父の寵姫の中に加護持ちの美しい男がいてなあ……肌は褐色で見事な翠玉の瞳の男なのだが、線の雰囲気がウィスタリア殿に似ている。二人揃えて並べれば色合いも対のようになって大層美しいだろう」
「お人形遊びですか。流石皇帝陛下……高尚な趣味をお持ちですね……にしても、御母堂は大丈夫なのですか?」
「火の女は嫉妬深くてなあ……母は父を愛してはいるがそれと同じくらい憎いらしい。最近では私を引き摺り下ろそうとしているから、憎いの方が勝っていて、他の妃の協力も取り付けてくれている」
だからそれが大丈夫なのか。
顔に出したつもりはなかったが、何かを感じ取った皇太子がくつくつと笑っている。
「母達には事が済んだら父を下賜してやろうと言ったら皆面白がってな。私が即位したら、妃と寵姫で離宮に軟禁して肉欲の日々でも送ろうかと楽しく計画しているそうだ」
「お盛んな事で……」
ただ皇帝の収集癖を考えると拐われてきた人間や犠牲になった人間も少なくない。そう思うと割と幸せな余生になりそうなそれはいいのだろうかとも思わなくもないが、それは私がどうこう言う話でも、出来る話でもない、この国の問題である。今回の成功報酬で皇太子による誘拐団の討伐も行われるし、そこは様子見させて貰う。
そんな話を皇太子としていると、どうやらウィスの方も話が終わったようだ。私は皇太子に一礼してウィスの元に向かい、その後はディラン殿下の実地指導と適当な歓談で流して晩餐会は恙無く終了した。
「……なあこれ、明日の晩餐会までに全部集めるの無理じゃないか……?」
「大丈夫、貴方は招待されていないので、行くとしても従者枠です。間に合えば連れていって差し上げますよ」
「おい……」
「晩餐会に出なくても、俺のおつかいだってかなり勉強になるぞ? 物を間違えたり相場を誤ったら差額は自腹だから。はいコレ」
「鬼か! ……予算はいくらだ」
ディムロスに到着した翌日には、一晩休んで多少回復したウィスがディラン殿下に買い物を頼み、それに対して殿下が文句を言いながら書付を受け取っている。本当は殿下も一緒に晩餐会に連れていってやった方が、より勉強になるだろう。ただ申し訳ないが、我々も今回何かあっても助ける余裕が恐らくない。だからお使いが間に合えば連れて行く位の心積もりだ。
「予算を決めたらそれで予測出来てしまうでしょう。だから予算はありませんよ」
「天井知らずとか悪魔か!!」
「まあ、俺は優しいから手掛かりはちゃんとあげるって。キースも何か殿下に頼むか?」
「私は殿下に同行するネイの方に頼むから大丈夫です」
「おい……」
ディムロス国内は殿下が今まで行ったことのあるところよりも貧富の差が激しく治安が良くないため、ネイにお守りを頼んでいる。それに私好みの宝石や布の買いつけなどは、ディラン殿下には荷が重いというより無理だ。殿下はそれよりウィスの頼みに集中して、ウィスの望むものを漏らすことなく揃えてくれさえしたらいい。
あと……ネイはお守りだが、殿下がもし交渉してくるようであれば買収されても構わないと伝えてある。ウィスが何を頼んだのか教えてくれなかったので交渉と買収、どちらが高くつくかは分からないが、上手く有効活用すれば案外早く帰って来れるかもしれない。そこはまあ、お手並み拝見というところで。
「絶対間に合わせてやるから覚えてろよ!」
三下のような捨て台詞を吐いて慌ただしく出ていく殿下達を見送り、我々は部屋へと戻った。本来ならば何ヵ所かは挨拶に向かうべきだが、皇太子より顛末を含めウィスが体調を崩した事を有力者には周知しているので、晩餐会まで休んでくれて構わないと言われている。ならお言葉に甘えてと我々は明日の晩餐会に備えて英気を養うために、早めの就寝をした。
「なあ……本当にこの衣装を本当に着るのか?」
朝から苦虫を噛み潰したような顔で私が用意した衣装を着たトルソーを往生際悪く、じとりと睨むウィスに私は苦笑する。
晩餐会に来ていく服として、今回はいつもより薄手でレースだけの部分がある透け感のあるシャツを選んでいる。その上に白金の刺繍が入った上着を羽織ってもらうつもりだ。
「……今回は目立たなくてはなりませんし、ウィスの役目は色仕掛けみたいなものなのですから、これくらいは。上着もちゃんとありますし」
「…………分かった」
普段ならウィスはレースの多いものは嫌がって着ないが、今回は目的が目的なので、渋々着ることにしたようだ。その後殿下とネイも晩餐会に出発するギリギリに戻り、三名で晩餐会に向かう。結局お使いについてはウィスが確認して合格を出したようで、晩餐会が終了したら買ったものが何かも含めて確認させて貰うつもりだ。今は時間がないと頭の隅に寄せて会場へと向かう。
主催の皇太子と妃殿下に出迎えられ、赤い豪奢な絨毯が敷き詰められた会場に足を踏み入れると一気に視線がこちらに集中する。ウィスはルストナークでも目立つ容姿だが、今回は周りが小麦色や褐色の肌をした者が多い砂の民ばかりのため、ウィスの抜けるような肌の白さはより一層際立つ。私程度の肌色でさえ目立つくらいだ。敢えて白で統一した衣装は汚しそうで嫌だなあと最後までぼやきながらもしっかり着こなしているウィスは、一見周りを気にしていないように堂々と振舞っている。なので会場入りした際に一瞬びくりと跳ねたのは見なかった事にしておこう。
会場は広く、前半は席について食事をする形式でそれが終われば軽い物が摘まめる立食形式に移行し、交流を深めるとの事だ。
皇帝夫妻は正面奥で既に着席していた。主催の皇太子殿下から挨拶があり、順に皇族に挨拶に向かったあと、乾杯の発声で会が始まる。羊料理など料理は少し独特だが、なかなかに美味しく、食中酒を少しだけ飲みながら緊張していたウィスが舌鼓を打っているのが微笑ましい。
しかし……息子である皇太子からの前情報のせいでどんな好色そうな男だろうかと身構えていたが、拝謁した皇帝陛下は小麦色の肌に黒髪黒目の野性的な男前だった。ウィスの事をロータス様の話を交えつつ雪の精霊のように美しいと歯が浮くような台詞で誉めそやしはしても、変な目で見たりはしていない……ように見えた。
何となくだがルストナークですら髪や瞳の色は綺麗な色が好まれる傾向にあるくらいだから、稀有な瞳を尊ぶディムロスでこの色合いは相当劣等感を抱いていたのではないだろうか。それが特殊性癖になって爆発したのではと皇帝の隣で微笑む正妃の鮮やかな翠目を見ながら、私はそんな風に思っていた。
「ウィスタリア殿、キース殿を少しお借りしてもいいか?」
やがて正餐が終わり、立食形式に移ったところで皇太子が私達の元へやって来た。
ウィスは承諾し、ディラン殿下を伴い壁際に移動していく。その様子を眺めながら私は氷を落とした火酒を少しだけ口にした。
「さあ……釣れますかね?」
「釣れるだろう。……父を近くで見てどう思った?」
「貴方様からの前情報にかなり引っ張られてしまっていたので、思ったより威厳のある落ち着いた方だなと。もっと好色な感じでウィスを見ると思っていましたが、そうでもなかったです」
間近で見た皇帝陛下は、息子からの評価は散々ではあるものの、流石皇帝陛下といった風格があった。ルストナークの現陛下も負けてはいないと思う。ただ、次期王位継承者を比較すれば明らかに負けている。……これはもしかして簒奪などに協力せず、優秀な皇太子には座から降りていただいた方が良かったのではとも思ったが、まあ今更。ルストナークが攻め滅ぼされる訳でもなし、我々が手を貸さずともいずれ簒奪は成すだろうから嚙ませて貰って恩を売らせて貰えて幸運と思った方が賢い気がする。
ガルディアに掛かる火の粉は全力で払うが、国の上層の事は上層同士で解決すればいい話だ。ルストナーク王家にはロータス様を通じて情報だけ提供しておけばいいだろう。
「……キース殿見ろ。早速父の子飼いがウィスタリア殿に近づいて行ったぞ」
皇帝の子飼いと言われた男はディムロスでも有力な家の人間らしく、話し掛けられたウィスは、ほんの少しだけ困ったように眉を寄せた。一緒にいたディラン殿下に離れるよう指示して相手の話を神妙な面持ちで聞いている。
「早過ぎますね……ところで殿下……何故ウィスにしようと即決したのですか?」
「一に瞳、二に外見、三には手を出すと問題になる程度の身分、あとは……父に絶対堕ちないという確信かな。これらの要素が全て揃っていなければ使えん。父はディムロスの最大権力者で、まだ男としてそれなりに魅力がある。何がとは言わんが遊んでいるだけあって、上手いのだと母が言っていた。あと父の寵姫の中に加護持ちの美しい男がいてなあ……肌は褐色で見事な翠玉の瞳の男なのだが、線の雰囲気がウィスタリア殿に似ている。二人揃えて並べれば色合いも対のようになって大層美しいだろう」
「お人形遊びですか。流石皇帝陛下……高尚な趣味をお持ちですね……にしても、御母堂は大丈夫なのですか?」
「火の女は嫉妬深くてなあ……母は父を愛してはいるがそれと同じくらい憎いらしい。最近では私を引き摺り下ろそうとしているから、憎いの方が勝っていて、他の妃の協力も取り付けてくれている」
だからそれが大丈夫なのか。
顔に出したつもりはなかったが、何かを感じ取った皇太子がくつくつと笑っている。
「母達には事が済んだら父を下賜してやろうと言ったら皆面白がってな。私が即位したら、妃と寵姫で離宮に軟禁して肉欲の日々でも送ろうかと楽しく計画しているそうだ」
「お盛んな事で……」
ただ皇帝の収集癖を考えると拐われてきた人間や犠牲になった人間も少なくない。そう思うと割と幸せな余生になりそうなそれはいいのだろうかとも思わなくもないが、それは私がどうこう言う話でも、出来る話でもない、この国の問題である。今回の成功報酬で皇太子による誘拐団の討伐も行われるし、そこは様子見させて貰う。
そんな話を皇太子としていると、どうやらウィスの方も話が終わったようだ。私は皇太子に一礼してウィスの元に向かい、その後はディラン殿下の実地指導と適当な歓談で流して晩餐会は恙無く終了した。
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