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50:陛下 ※
「ぅ、ぁあっ……ひんっあ゛……っ」
入れられてから、かなり長い時間揺さぶられ、当然、2人と違い遅漏ではない俺は、その間に何度も何度も絶頂を迎えた。
「バトラル……っ、イく……、出すぞっ」
バイロンのその言葉が聞こえた時は、やっと解放されるのだと安堵した。
ドゥルルルルルッッ!!!!
「ひぃぁっ、あぁああっん゛っっ!!」
アナルに出されたそれは、かなりの粘度を感じ、腹の中に留まるように溜まっていくのを感じる。
ビュル、ビュルルル
最後の最後まで精液を俺の中に吐き出し終えたバイロンは、最後の仕上げとばかりにグリッと奥に差し込んでからグポォォと抜けていった。
「ぁ……」
確かに、辛いと感じるほどに快楽責めにあっていたけど、もうかなりの時間抱かれっぱなしだったので、抜かれると少し寂しさを感じた。
「そろそろ食事にしようか。お仕置き中とはいえバトラルはちゃんと食べないといけないからね。何か食べたいものはある?」
「……ぅぅん」
枯れた声でなんとか返事をすると、クライブはふむと考えるそぶりを見せた。
「そう? なら、食べやすいスープなどを持ってこさせようね」
(スープか。何でも良いって言ったけどできれば暖かいものが食べたいな)
散々抱かれて体力を使い果たしたので、暖かいものでホッと息をつきたい気分だった。
だが、俺がこの部屋に来るまで、謁見の間からかなり歩いたから、スープなんて持ってきてもらったら、食べる頃には完全に冷えているだろう。
そう思っていると、牢屋の外に出たクライブは俺が入ったドアとは違うドアの外に出て行き、すぐに戻ってきた。
「今、頼んだから。すぐに来るよ。それまで少し体を清めておこうか。食べ終わったらまた汚れるけど」
「……ん」
そうして、2人から、まるで介護のように体を拭かれている時、先ほどのドアからノックの音が聞こえた。今度はバイロンが出て行き、すぐにお盆を持って戻ってきた。
「スープが届いた。ほら、暖かいうちに食べろ」
「ぁ、りがと……」
バイロンの手によってスプーンに掬われたスープが、口に運ばれた。
「……ん、ん」
口に入ったスープは火傷しないほどに、ほどよく暖かく、野菜もお肉もたくさん入っていて美味しい。ホッと息を吐いて体の力が抜けた。さすがにドMの俺でも知らず知らずのうちに体に力が入っていたらしい。
「美味しいか?」
「ん」
「そうか」
もう一口、もう一口、と口に運ばれるままに食べる穏やかな時間が流れてる時だった。
トントントン。
また、先ほどの扉がノックされた。
そして先ほどと違いガチャリと勝手にドアが開いた。
「クライブ、バイロン……、バトラルの様子は……」
入ってきたのは皇帝陛下で、陛下は、俺と目があった瞬間、ガチリと固まった。
「陛下。バトラルは私の子を妊娠しました。それから、バトラルはここで生活することになりましたので、そちらのドア以外の出入り口を全て塞ぐ許可をいただきたいのですが」
クライブが陛下に向かってそういった。
「子を……? それはとても目出度いが……、バトラルは随分とボロボロじゃないか」
「私たちから逃げようとしたのです。二度とそのような気を起こさぬようにするためにも」
「いや」
クライブの言葉を陛下が途中で遮った。
「バトラルはお主らから逃げようとなどしてはいない。クライブとバイロンの2人がそう思うようにわしが仕向けたのだ」
「……はい?」
クライブは、訳がわからないというように、陛下に対し疑問の声を上げた。
それは俺も同じだ。陛下がそのようなことをする意味がまるでわからなかった。
「いやな。バトラルと仲の良い、ヨハイド・ファブランド公爵令息に、頼まれたのだよ。バトラルが絶対喜ぶ誕生日プレゼントをあげたいとな。彼は最近同盟を結んだダームドゥロード王国の皇太子妃になった訳だし、その意向にはなるべく添いたいと思っていたところ、コリン・サムソン男爵令息も一緒になって頼んできたものだから、間違い無いだろうとわしもその案に乗ったわけだ。今まであまり話す機会もなかった息子の婚約者を、喜ばせるのも悪くない。だが、バトラルはわしが思っていたよりもボロボロにされておるな」
陛下はそういって気遣わしげに俺を見た。
「ぼ、くは……問題、ないです」
「バトラル、そんな……私たちの勘違いだったって……その。本当なの?」
「バトラル」
クライブもバイロンも絶望みたいな顔をして俺を見ていた。
「バトラルには、近々学園を卒業するクライブに記念の剣をプレゼントする為の材料を取ってきてほしいと騙していたのだ。それをクライブのためならばと嬉々として引き受けてくれたバトラルが、2人から逃げようなどと思っているとは思えない。バトラルを愛しているという2人なら冷静に考えたら、分かったはずだ」
陛下の言葉に、クライブは愕然とした様子で肩を落とした。
「ぁ……そ、うだよね。ごめん……ごめん、バトラル」
「すまない。バトラルのことを考えると頭に血が上って……私は軍人失格だ」
2人はまた後悔の顔をしながら、俺に謝ってきた。
だが、謝る必要なんてまるでない。
だって俺は。
「なぜ、わしがファブランド公爵令息の案に乗ったと思っている。バトラルについて調べはついている。わしは、今回のことでバトラルは間違いなく喜んでいると思っている」
「……そんなわけ」
陛下の言葉を否定するように、クライブがポツリと呟いた。
「恋は盲目……いや、これじゃ使い方が違うか。とにかく、バトラルはちゃんと2人に伝えていたのだろう。わしはバトラルの望むことを叶える手伝いをしたまでだ。あとは3人でしっかり話し合いなさい。あと、誤解が解けたのなら、今日のところはバトラルを休ませてやりなさい」
「「……はい」」
2人が返事をすると陛下は満足そうに頷いて俺たちを残し、元来た扉から出て行った。
入れられてから、かなり長い時間揺さぶられ、当然、2人と違い遅漏ではない俺は、その間に何度も何度も絶頂を迎えた。
「バトラル……っ、イく……、出すぞっ」
バイロンのその言葉が聞こえた時は、やっと解放されるのだと安堵した。
ドゥルルルルルッッ!!!!
「ひぃぁっ、あぁああっん゛っっ!!」
アナルに出されたそれは、かなりの粘度を感じ、腹の中に留まるように溜まっていくのを感じる。
ビュル、ビュルルル
最後の最後まで精液を俺の中に吐き出し終えたバイロンは、最後の仕上げとばかりにグリッと奥に差し込んでからグポォォと抜けていった。
「ぁ……」
確かに、辛いと感じるほどに快楽責めにあっていたけど、もうかなりの時間抱かれっぱなしだったので、抜かれると少し寂しさを感じた。
「そろそろ食事にしようか。お仕置き中とはいえバトラルはちゃんと食べないといけないからね。何か食べたいものはある?」
「……ぅぅん」
枯れた声でなんとか返事をすると、クライブはふむと考えるそぶりを見せた。
「そう? なら、食べやすいスープなどを持ってこさせようね」
(スープか。何でも良いって言ったけどできれば暖かいものが食べたいな)
散々抱かれて体力を使い果たしたので、暖かいものでホッと息をつきたい気分だった。
だが、俺がこの部屋に来るまで、謁見の間からかなり歩いたから、スープなんて持ってきてもらったら、食べる頃には完全に冷えているだろう。
そう思っていると、牢屋の外に出たクライブは俺が入ったドアとは違うドアの外に出て行き、すぐに戻ってきた。
「今、頼んだから。すぐに来るよ。それまで少し体を清めておこうか。食べ終わったらまた汚れるけど」
「……ん」
そうして、2人から、まるで介護のように体を拭かれている時、先ほどのドアからノックの音が聞こえた。今度はバイロンが出て行き、すぐにお盆を持って戻ってきた。
「スープが届いた。ほら、暖かいうちに食べろ」
「ぁ、りがと……」
バイロンの手によってスプーンに掬われたスープが、口に運ばれた。
「……ん、ん」
口に入ったスープは火傷しないほどに、ほどよく暖かく、野菜もお肉もたくさん入っていて美味しい。ホッと息を吐いて体の力が抜けた。さすがにドMの俺でも知らず知らずのうちに体に力が入っていたらしい。
「美味しいか?」
「ん」
「そうか」
もう一口、もう一口、と口に運ばれるままに食べる穏やかな時間が流れてる時だった。
トントントン。
また、先ほどの扉がノックされた。
そして先ほどと違いガチャリと勝手にドアが開いた。
「クライブ、バイロン……、バトラルの様子は……」
入ってきたのは皇帝陛下で、陛下は、俺と目があった瞬間、ガチリと固まった。
「陛下。バトラルは私の子を妊娠しました。それから、バトラルはここで生活することになりましたので、そちらのドア以外の出入り口を全て塞ぐ許可をいただきたいのですが」
クライブが陛下に向かってそういった。
「子を……? それはとても目出度いが……、バトラルは随分とボロボロじゃないか」
「私たちから逃げようとしたのです。二度とそのような気を起こさぬようにするためにも」
「いや」
クライブの言葉を陛下が途中で遮った。
「バトラルはお主らから逃げようとなどしてはいない。クライブとバイロンの2人がそう思うようにわしが仕向けたのだ」
「……はい?」
クライブは、訳がわからないというように、陛下に対し疑問の声を上げた。
それは俺も同じだ。陛下がそのようなことをする意味がまるでわからなかった。
「いやな。バトラルと仲の良い、ヨハイド・ファブランド公爵令息に、頼まれたのだよ。バトラルが絶対喜ぶ誕生日プレゼントをあげたいとな。彼は最近同盟を結んだダームドゥロード王国の皇太子妃になった訳だし、その意向にはなるべく添いたいと思っていたところ、コリン・サムソン男爵令息も一緒になって頼んできたものだから、間違い無いだろうとわしもその案に乗ったわけだ。今まであまり話す機会もなかった息子の婚約者を、喜ばせるのも悪くない。だが、バトラルはわしが思っていたよりもボロボロにされておるな」
陛下はそういって気遣わしげに俺を見た。
「ぼ、くは……問題、ないです」
「バトラル、そんな……私たちの勘違いだったって……その。本当なの?」
「バトラル」
クライブもバイロンも絶望みたいな顔をして俺を見ていた。
「バトラルには、近々学園を卒業するクライブに記念の剣をプレゼントする為の材料を取ってきてほしいと騙していたのだ。それをクライブのためならばと嬉々として引き受けてくれたバトラルが、2人から逃げようなどと思っているとは思えない。バトラルを愛しているという2人なら冷静に考えたら、分かったはずだ」
陛下の言葉に、クライブは愕然とした様子で肩を落とした。
「ぁ……そ、うだよね。ごめん……ごめん、バトラル」
「すまない。バトラルのことを考えると頭に血が上って……私は軍人失格だ」
2人はまた後悔の顔をしながら、俺に謝ってきた。
だが、謝る必要なんてまるでない。
だって俺は。
「なぜ、わしがファブランド公爵令息の案に乗ったと思っている。バトラルについて調べはついている。わしは、今回のことでバトラルは間違いなく喜んでいると思っている」
「……そんなわけ」
陛下の言葉を否定するように、クライブがポツリと呟いた。
「恋は盲目……いや、これじゃ使い方が違うか。とにかく、バトラルはちゃんと2人に伝えていたのだろう。わしはバトラルの望むことを叶える手伝いをしたまでだ。あとは3人でしっかり話し合いなさい。あと、誤解が解けたのなら、今日のところはバトラルを休ませてやりなさい」
「「……はい」」
2人が返事をすると陛下は満足そうに頷いて俺たちを残し、元来た扉から出て行った。
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