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「え? ご両親に?」
千秋は突然のお誘いに驚き聞き返した。
「そう。出来れば会わない方向で動いているんだけど、熊井が勝手に千秋のことを両親に話したものだから、会わせろ会わせろとうるさいんだよ。無視しておけばいいんだけどね、逆に1回会わせれば静かになるのかとも思って」
「そうなんだ……えっと、僕は別に会ってもいいけど、ご両親は僕に会ったらがっかりしないかな」
「がっかり? しないと思うよ。何せもう諦めていた待望の息子の嫁だから。だけど、千秋が嫌なら無理にとは言わない。俺にとって何より大切なのは千秋だからね」
「うーん、晴臣のご両親かぁ……緊張するなぁ。でも、ご両親にはいつかちゃんと挨拶をしようと思ってたから……うん。やっぱり挨拶するよ」
「そうか、ありがとう。なるべく早く帰れるようにするから」
「ううん、無理しなくていいよ。あ、そうだ。手土産とかどうしよう」
「今度の休みに買いに行こう」
「うん」
そうして迎えた顔合わせ当日。
手土産は四宮と千秋で選んだ洋菓子の詰め合わせにした。
千秋は、約束の時間が近づくにつれどんどんと不安が募っていった。
今まで誰からも選ばれることのないオメガだったので、四宮自身が千秋が良いのだと言ってくれていたにしても、周りがそれを尊重してくれるとは限らない。四宮の幸せを願うご両親だったら尚更千秋を受け入れることは難しいのではないかとネガティブ思考に陥っていた。
「緊張してる?」
四宮が心配そうな声で問いかけた。
「す、少し」
顔合わせ場所は千秋が入ったことのないような高級なホテルのレストランで、今千秋たちが居るのはそこに向かうためのエレベーター内だ。
「リラックス、リラックス。大丈夫、少し偏屈なところはあって、面倒くさいところもかなりある両親だけど」
「う、うん。大丈夫、頑張るよ」
「ありがとう、でも、頑張らなくてもいい。もしも、千秋を傷つけるようなことを言ったりしたらすぐに千秋を連れて帰るから」
「え、それは」
「親しき中にも礼儀ありって言うだろう? 両親といえども、千秋を傷つけたらさすがに許せないよ」
「でも、僕のせいで仲違いなんて嫌だよ」
「違うよ。そもそも千秋とお付き合いする前までほとんど没交渉だったんだ。千秋がいたからまた両親と関わろうと思った。それなのに両親が千秋を傷つけるようなことをするのだとしたら、また以前のように関わらない関係に戻るだけ。でも、こんな話は無意味かな? 熊井が言っていたんだ。両親は千秋の存在を知ってかなり浮かれているらしい」
「浮かれてる?」
「うん。喜びまくって今日のために千秋に渡すプレゼントを選ぶのに必死だと聞いたよ」
「そ、そうなの……。でもやっぱりそれはそれで緊張するなぁ」
「はは」
ーーそんなに楽しみにしてて、僕を見たらやっぱりがっかりするんじゃないのかな
もういい加減ネガティブがすぎるので、千秋はその思いを胸にしまった。
レストランに着きウェイターに案内されたのは、個室だった。
品の良さそうな壮年の夫婦が千秋たちに気がつき席を立ち上がった。
「あなたが千秋くん?」
女性の方がそう尋ねた。
「はい、石崎千秋と申します。晴臣さんとお付き合いさせていただいています」
「まぁ……まぁまぁまぁ、可愛らしい。本当に可愛らしい方ね。ね? あなた」
「……ああ」
男性の方は顔を背けてしまったが、女性のほうは目に涙を浮かべながらの歓迎ムードだった。
「それにしても、本当にいたのね。嬉しいわ」
「本当に居たのかってどういうことですか、母さん……千秋、この2人が俺の父と母だよ。うるさくてごめんね」
「い、いえ」
千秋は驚いていた。
その後のオメガの人生のことも考えずに四宮にオメガを送り込むほどの人たちだから、オメガである千秋は歓迎されないかもしれないと思っていたのだ。
けれど父親の方はともかく、母親の方は千秋を見てニコニコしていて、千秋はなんだか照れ臭かった。
「……晴臣の父の春成だ」
「母の沙織よ。あなたみたいな可愛い子が、私たちの子供になってくれるなんて嬉しいわ」
「いえ、こちらこそ、ありがとうございます……お、お義父さん、お義母さん」
そう言うと春成は驚愕の目で千秋を見た。
「お、おとうさん?」
「あ、えっと、すみません。馴れ馴れしいですよね。四宮さん?」
千秋はこんな時、相手の両親をなんと呼んだらいいのかを、予め四宮に確認しておけば良かったと後悔していた。
「……いや、お父さんでいい」
それだけ言うと春成はまたそっぽをむいてしまった。
「ごめんなさいね、千秋君。この人本当は千秋君に会うのをとっても楽しみにしていたんだけど、照れ屋なものでこんな感じに。ほらあなた、そんなんじゃ千秋君に嫌われちゃうわよ」
「……」
春成はちらりと千秋を盗み見たけれど無言だった。
「まったく。いい年して恥ずかしいけれど許してあげてくれると嬉しいわ。分かりづらいけれど、会うのをとても楽しみにしていた千秋くんからお父さんって呼ばれて尋常じゃないくらい嬉しいの」
「よ、余計なことを言わなくていい!」
春成が顔を真っ赤にして沙織に抗議するところを見た千秋は、沙織の言い分の方が正しいのだと感じ取ることができた。
「楽しみにしていただけていたなんて嬉しいです」
ふわりと笑った千秋に、春成はバツが悪そうにしていた。
緊張で味もよく分からないまま出てきた料理を食べつつ、会話をして2時間ほどだったがそれなりに打ち解けることが出来、千秋は満足していた。
会話の中で、四宮と四宮の両親との間に行き違いもあったらしく四宮の元にオメガを送り込んでいた件については和解になった。
四宮の両親的には、結衣斗を思い続ける息子に少しでも前を向いて欲しく、“体から始まる恋だっていいんじゃない?”とアグレッシブにも行動してしまったらしい。2人はそのことについて、四宮が家を飛び出しほぼ絶縁状態になったことでようやく息子の気持ちを置いてけぼりにしてしまっていたことに気がつき、大変反省していた。
四宮は千秋の顔に免じて、とその謝罪を受け取っていた。
千秋は突然のお誘いに驚き聞き返した。
「そう。出来れば会わない方向で動いているんだけど、熊井が勝手に千秋のことを両親に話したものだから、会わせろ会わせろとうるさいんだよ。無視しておけばいいんだけどね、逆に1回会わせれば静かになるのかとも思って」
「そうなんだ……えっと、僕は別に会ってもいいけど、ご両親は僕に会ったらがっかりしないかな」
「がっかり? しないと思うよ。何せもう諦めていた待望の息子の嫁だから。だけど、千秋が嫌なら無理にとは言わない。俺にとって何より大切なのは千秋だからね」
「うーん、晴臣のご両親かぁ……緊張するなぁ。でも、ご両親にはいつかちゃんと挨拶をしようと思ってたから……うん。やっぱり挨拶するよ」
「そうか、ありがとう。なるべく早く帰れるようにするから」
「ううん、無理しなくていいよ。あ、そうだ。手土産とかどうしよう」
「今度の休みに買いに行こう」
「うん」
そうして迎えた顔合わせ当日。
手土産は四宮と千秋で選んだ洋菓子の詰め合わせにした。
千秋は、約束の時間が近づくにつれどんどんと不安が募っていった。
今まで誰からも選ばれることのないオメガだったので、四宮自身が千秋が良いのだと言ってくれていたにしても、周りがそれを尊重してくれるとは限らない。四宮の幸せを願うご両親だったら尚更千秋を受け入れることは難しいのではないかとネガティブ思考に陥っていた。
「緊張してる?」
四宮が心配そうな声で問いかけた。
「す、少し」
顔合わせ場所は千秋が入ったことのないような高級なホテルのレストランで、今千秋たちが居るのはそこに向かうためのエレベーター内だ。
「リラックス、リラックス。大丈夫、少し偏屈なところはあって、面倒くさいところもかなりある両親だけど」
「う、うん。大丈夫、頑張るよ」
「ありがとう、でも、頑張らなくてもいい。もしも、千秋を傷つけるようなことを言ったりしたらすぐに千秋を連れて帰るから」
「え、それは」
「親しき中にも礼儀ありって言うだろう? 両親といえども、千秋を傷つけたらさすがに許せないよ」
「でも、僕のせいで仲違いなんて嫌だよ」
「違うよ。そもそも千秋とお付き合いする前までほとんど没交渉だったんだ。千秋がいたからまた両親と関わろうと思った。それなのに両親が千秋を傷つけるようなことをするのだとしたら、また以前のように関わらない関係に戻るだけ。でも、こんな話は無意味かな? 熊井が言っていたんだ。両親は千秋の存在を知ってかなり浮かれているらしい」
「浮かれてる?」
「うん。喜びまくって今日のために千秋に渡すプレゼントを選ぶのに必死だと聞いたよ」
「そ、そうなの……。でもやっぱりそれはそれで緊張するなぁ」
「はは」
ーーそんなに楽しみにしてて、僕を見たらやっぱりがっかりするんじゃないのかな
もういい加減ネガティブがすぎるので、千秋はその思いを胸にしまった。
レストランに着きウェイターに案内されたのは、個室だった。
品の良さそうな壮年の夫婦が千秋たちに気がつき席を立ち上がった。
「あなたが千秋くん?」
女性の方がそう尋ねた。
「はい、石崎千秋と申します。晴臣さんとお付き合いさせていただいています」
「まぁ……まぁまぁまぁ、可愛らしい。本当に可愛らしい方ね。ね? あなた」
「……ああ」
男性の方は顔を背けてしまったが、女性のほうは目に涙を浮かべながらの歓迎ムードだった。
「それにしても、本当にいたのね。嬉しいわ」
「本当に居たのかってどういうことですか、母さん……千秋、この2人が俺の父と母だよ。うるさくてごめんね」
「い、いえ」
千秋は驚いていた。
その後のオメガの人生のことも考えずに四宮にオメガを送り込むほどの人たちだから、オメガである千秋は歓迎されないかもしれないと思っていたのだ。
けれど父親の方はともかく、母親の方は千秋を見てニコニコしていて、千秋はなんだか照れ臭かった。
「……晴臣の父の春成だ」
「母の沙織よ。あなたみたいな可愛い子が、私たちの子供になってくれるなんて嬉しいわ」
「いえ、こちらこそ、ありがとうございます……お、お義父さん、お義母さん」
そう言うと春成は驚愕の目で千秋を見た。
「お、おとうさん?」
「あ、えっと、すみません。馴れ馴れしいですよね。四宮さん?」
千秋はこんな時、相手の両親をなんと呼んだらいいのかを、予め四宮に確認しておけば良かったと後悔していた。
「……いや、お父さんでいい」
それだけ言うと春成はまたそっぽをむいてしまった。
「ごめんなさいね、千秋君。この人本当は千秋君に会うのをとっても楽しみにしていたんだけど、照れ屋なものでこんな感じに。ほらあなた、そんなんじゃ千秋君に嫌われちゃうわよ」
「……」
春成はちらりと千秋を盗み見たけれど無言だった。
「まったく。いい年して恥ずかしいけれど許してあげてくれると嬉しいわ。分かりづらいけれど、会うのをとても楽しみにしていた千秋くんからお父さんって呼ばれて尋常じゃないくらい嬉しいの」
「よ、余計なことを言わなくていい!」
春成が顔を真っ赤にして沙織に抗議するところを見た千秋は、沙織の言い分の方が正しいのだと感じ取ることができた。
「楽しみにしていただけていたなんて嬉しいです」
ふわりと笑った千秋に、春成はバツが悪そうにしていた。
緊張で味もよく分からないまま出てきた料理を食べつつ、会話をして2時間ほどだったがそれなりに打ち解けることが出来、千秋は満足していた。
会話の中で、四宮と四宮の両親との間に行き違いもあったらしく四宮の元にオメガを送り込んでいた件については和解になった。
四宮の両親的には、結衣斗を思い続ける息子に少しでも前を向いて欲しく、“体から始まる恋だっていいんじゃない?”とアグレッシブにも行動してしまったらしい。2人はそのことについて、四宮が家を飛び出しほぼ絶縁状態になったことでようやく息子の気持ちを置いてけぼりにしてしまっていたことに気がつき、大変反省していた。
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