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少女abc
b1
しおりを挟む私には無駄な時間などない。
だから授業が終わればその瞬間に帰るのは当然の事で、誰も私を止める事など
出来はしないのだ。そんな訳で何度教師に言われようとも私が聞く耳を持たない
でいたら、何も言われなくなった。それは必然の結果で、間違っていない。
全てにおいて私はパーフェクトである。
授業なんて聞く必要はなく、寧ろ逆に教えてあげるくらいの存在だ。
運動能力なんていうまでもない、秀でている者とは私の事である。
車が走っていようが関係がない。
信号なんてまっていられないからパパッとよけて通り過ぎる。
いつだって最短を進みたい、それにはどうしても直進する術が必要だったから
その為の俊敏性は身に着けている。
今日は屋敷へ行く日。
それならば尚更急がなくてはいけない。
長い髪をなびかせながら私は今日も走るのは一番乗りしている事が私にとっての
ルールだからである。
ふぁさっと髪を弾いて整えてから屋敷へ入った。
相変わらずここは無駄に豪華だ。飾られた装飾品は全て一流品。
ここには主が居ないのだからもっと質素でもいいだろうとは思うが、そういう
訳にはいかないらしい。
何かしらに使っている気配はまったく感じないんだけどな~
いつも通り私は一番乗りでお気に入りのソファに寝転がり、
そしてボタンをすぐに押した。
「早いな、バリギリス。調子はどうだい? 」
「元気よ」
オジサマの質問に間髪入れず返事をする。
私は無駄な時間を過ごす事はしないのだ。
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