ワールド・ウォー×ドラゴン

ゆう猫

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序章

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西暦二二二二年。人類は「ある生物」襲来により絶滅の危機にさらされた。世界の人口は約四分の三は死に、世界は地獄と化した。
しかし人類は諦めたわけではない。高度な技術駆使して「ある生物」対抗できる「兵器」を作り上げた。
 人類が戦っている「ある生物」とは…。

    ーーーーーーーーーーーーーーーー

ピピッ ピピッ ピピッ…。
 「目標確認。ターゲットがこちらに向かって来ます。」
 「来たか…。全員戦闘準備!」
 「はっ!」
命令を受け、俺は戦闘の配置に着いた。
 「………。」
俺たちは「ある生物」からここ最後の街「ラスト・ホープ」を守る防衛隊という所に所属している。この防衛部にはほとんどが名前も知らない、ただ「ある生物」を恨み、命を投げ捨てる覚悟のある者のみがいる、ろくでもない場所だ。ひどい時は、小さな子供までいるが、すぐにいなくなってしまう…。
 《現在ターゲットと防衛部との距離、三.五マイル。全員戦闘体制に入ってください。》
無線での司令を聞き俺は手に持つ銃を握り締めた。銃はHK四一六という武器を使用しているが俺にはこれがいいものなのかそうでないのかはあまり良く分からない。
 グオオオォォォォォォォォォ!!!!!
大きな咆哮を聞き、咆哮の聞こえる方に銃口を向ける。
そう。俺たち人類が戦ってるのは…。
              

             『ドラゴン』だ。


 「ターゲット確認。これより戦闘を開始する。」
ワールド・ウォー×ドラゴン
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