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第一章
ドラゴンスレイヤー
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ドラゴンスレイヤーとはドラゴンの力を手にいれた人間でドラゴンを殺すことの出来る唯一の存在だ。しかしドラゴンの細胞を取り入れたからと言って角や羽根が生える訳では無い。うまく説明は出来ないが 脚力が上がったり、弾丸も効かない強靭な体になったり、とにかく人間の全てのステータスが上がるとだけ言っておこう。
ドラゴンスレイヤーは主に近接武器を持ち竜を殺す。そんで俺たちはそいつらのアシスト役って訳だ。理不尽だった。なぜ俺たちは竜を殺す力を与えてもらえないのか。なぜこんなガキに世界を託さなきゃならないのか。力を持っている者はまだ高校生のガキだ。そのせいか、いつも余裕の表情さらし俺たちに絶対の強者の力を見せつけているようにしか見えなかった。こんなことを思っているのは俺だけじゃないだろう。戦場にそいつが出れば鋭い目線があちこから奴を指してるのは俺でも何となく分かる。だがそんなことは全くと気にせず、いつも俺たちの獲物を狩っていく。正直、この防衛部でドラゴンを殺したことが無い。いや、それも俺だけじゃないだろう。こんなチームワークの取れない状態じゃ、世界は取り戻せない。と思っているのに、その気持ちは奴を許せない気持ちでいつもかき消されてしまう。
「よう!防衛部の人。」
街へ帰還中にあのドラゴンスレイヤーに話かけられた。
「…………………。」
俺はとりあえず無視をし、そのまま歩き続けた。
「おいおい。無視はないだろ。さっきせっかくドラゴンに食べられそうなあんたを救ってあげたのに、お礼もなしなの。」
「…………………。」
「あーあ、つまんないの。防衛部の人って喋ることも出来ないんだな。」
「…………………。」
俺はひたすらに黙った。こいつとなんて絶対に話したくない。そう思い、そいつから少し避けた。
「……。」
ようやく気づいたのか、奴は喋るのを辞めた。俺は安心して一息つくと、奴は小さな声でボソって言ってきた。
「だから、あんたらは力がないんだよ。」
その言葉に俺はプチンと切れそいつの胸ぐらを掴み震える声で言った。
「お前調子にのんなよ…。俺たちはお前にみたいに特別で幸せ者じゃないんだよ。力がない?じゃあ俺にドラゴンの細胞を取り込んで死ねと?舐めんなよ…。この世界のドラゴンを殺したあと、次はお前を殺してやるかなら…。」
俺は思ってること全部言っている時に(しまった)と思い、気づく頃にはもう遅く、全部言ってしまっていた。手を離しそいつの方を見ると何故かニヤッと笑っていた。
「なんだ、喋れるじゃん。まさかあんなに言われるとは思ってなかったよ~。ドラゴンの次に俺を殺すか…。フッ。面白いこと言うな。その意気込み気に入った!今後要チェックしとかなきゃな。ドラゴンの次に殺されちゃうかもしれないからな~。」
笑いながらそう言うと走って先に行ってしまった。俺はとりあえず疲れた。もしこのことを上層部の人に伝わればタダじゃ済まないだろうが、あいつなら多分言わないと勝手に思い込んでいた。
「それにしても今日は最悪な1日だ…。」
俺は独り言をいいながら、1人街を目指し歩いて行った。
ワールド・ウォー×ドラゴン
ドラゴンスレイヤーは主に近接武器を持ち竜を殺す。そんで俺たちはそいつらのアシスト役って訳だ。理不尽だった。なぜ俺たちは竜を殺す力を与えてもらえないのか。なぜこんなガキに世界を託さなきゃならないのか。力を持っている者はまだ高校生のガキだ。そのせいか、いつも余裕の表情さらし俺たちに絶対の強者の力を見せつけているようにしか見えなかった。こんなことを思っているのは俺だけじゃないだろう。戦場にそいつが出れば鋭い目線があちこから奴を指してるのは俺でも何となく分かる。だがそんなことは全くと気にせず、いつも俺たちの獲物を狩っていく。正直、この防衛部でドラゴンを殺したことが無い。いや、それも俺だけじゃないだろう。こんなチームワークの取れない状態じゃ、世界は取り戻せない。と思っているのに、その気持ちは奴を許せない気持ちでいつもかき消されてしまう。
「よう!防衛部の人。」
街へ帰還中にあのドラゴンスレイヤーに話かけられた。
「…………………。」
俺はとりあえず無視をし、そのまま歩き続けた。
「おいおい。無視はないだろ。さっきせっかくドラゴンに食べられそうなあんたを救ってあげたのに、お礼もなしなの。」
「…………………。」
「あーあ、つまんないの。防衛部の人って喋ることも出来ないんだな。」
「…………………。」
俺はひたすらに黙った。こいつとなんて絶対に話したくない。そう思い、そいつから少し避けた。
「……。」
ようやく気づいたのか、奴は喋るのを辞めた。俺は安心して一息つくと、奴は小さな声でボソって言ってきた。
「だから、あんたらは力がないんだよ。」
その言葉に俺はプチンと切れそいつの胸ぐらを掴み震える声で言った。
「お前調子にのんなよ…。俺たちはお前にみたいに特別で幸せ者じゃないんだよ。力がない?じゃあ俺にドラゴンの細胞を取り込んで死ねと?舐めんなよ…。この世界のドラゴンを殺したあと、次はお前を殺してやるかなら…。」
俺は思ってること全部言っている時に(しまった)と思い、気づく頃にはもう遅く、全部言ってしまっていた。手を離しそいつの方を見ると何故かニヤッと笑っていた。
「なんだ、喋れるじゃん。まさかあんなに言われるとは思ってなかったよ~。ドラゴンの次に俺を殺すか…。フッ。面白いこと言うな。その意気込み気に入った!今後要チェックしとかなきゃな。ドラゴンの次に殺されちゃうかもしれないからな~。」
笑いながらそう言うと走って先に行ってしまった。俺はとりあえず疲れた。もしこのことを上層部の人に伝わればタダじゃ済まないだろうが、あいつなら多分言わないと勝手に思い込んでいた。
「それにしても今日は最悪な1日だ…。」
俺は独り言をいいながら、1人街を目指し歩いて行った。
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