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第一章
作戦開始
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拠点の作成が終わり作戦の支持、準備が終わった。あとは夜明けと共に作戦を開始する。
夜明けに出発するのは、大体のドラゴンが朝に弱いらしく動きが鈍くなるらしいからだ。なら夜に行動しろって話だが、夜行性のドラゴンもいるらしく昼行動するより危険らしい。
まあそんなことはどうでもいい。
そろそろ夜明けだ…
探査機を置くのは結局部隊内で3つに分断して行動することになった。
「皆さんそろそろ時間です。作戦の失敗は死に繋がると考えてください。では、ご武運を」
大げさなと思ったがそれと同時に間違ってはないと思った。
「おいお前ら、機械の設置なんてとっとと済ませろよ。
ったくただでさえガキが嫌いなのにガキの子守りなんて…」
「いや、案外似合ってるぜ。」
ちょっとからかったつもりだったが一言「あ?」と繰り出した言葉に殺意を感じ、急いでその場を立ち去った。
数十分歩くと花のようになっている竜の巣の真下に着いた。やはり近くで見ると違和感と気味の悪さを感じる。
「ったく。ドラゴンっていったいどんな趣味してんだよ。」
「ほら、そんな事言ってないで。ほらあそこの割れた窓から入れそうよ」
柳生の指さす方向を見ると大人が1人入れるぐらいの穴があった。
「ほーう、じゃあお前らはそっちから入っていけ。俺達は別の場所から入ることにする」
「分かったわ。ここからは別行動、無理はしないでね」
そう言うと柳生は割れた窓の穴へ入っていった。
無理はするな、か…全くどっちの事だかな。
「俺達も別の入口を探して中に入るぞ!」
俺の部隊はそのまま巣の周囲を歩き回った。
しばらくすると七尾から通信がきた。
「コール、第五部隊 」
「はーい、こちら第五部隊。未だに入口が見つからず探索中。」
「ええ、見れば分かります。」
別に期待されてるとは思ってないがかなり大きなため息を疲れてちょっとイラッとした。
「あそう。で、用件は?」
「はい。柳生さんの探索機設置のおかげでこの当たりのフロアのマップが把握できました。」
「おー、あいつ仕事早いな」
「なお 柳生さんもあと二つの探索機の設置に取り掛かっています
あなたも早く作業に取り掛かってください」
「はいはいりょーかい」
「あとマップは以前渡しておいた電子ボードに記載されてますから」
自分の荷物から電子ボードを取り出すと巣のマップらしきものが映し出された。
「おっけー、確認した。
じゃあ作業に戻る」
七尾との通信を切り、マップを確認した。
巣の中は思ったほど入り組んでなくシンプルな迷路的なものだった。
「ほお 結構楽そうじゃん」
「いや、そうでも無さそうですよ」
葵が割り込んて画面を指さした。
「この赤い点…。恐らくドラゴンの印だと思われます」
指さした赤い点は縦横に少し動いたりもしていた
「あ~確かにそんな感じがするな、
と言うか七尾のやつそこまで説明しろよ
ったく」
「ま、まあ問題はそこじゃないんです。
この赤い点、1階だけで数十個あるんです
今、3階までマップが見れますが、どの階も赤い点が数十個あります」
たった3階だけで大体三十匹いると考えたら身震いがしてきた
「かなり、いるな…」
「はい…。
しかも探索機はまだ5機残ってます1機3階まで見れるとして計十五階、1階にドラゴンが十体として百五十体…全部でここのの巣にいるドラゴンが約百八十匹ほどいるということに…。」
葵の言葉を聞いていると頭が痛くなってきた。
10人でやっと一匹倒せる程のものが百八十匹…
「行く前からそんな話聞いくと行く気失せるな…」
「ご、ごめんなさい!ドラゴンの件はあくまで予想です。
ただ 今回はそのくらい気を引き締めないと本当にやばいってことを伝えたかっただけなんです…。」
「そうか。」
俺は葵の肩をポンッとたたき先を進んだ
夜明けに出発するのは、大体のドラゴンが朝に弱いらしく動きが鈍くなるらしいからだ。なら夜に行動しろって話だが、夜行性のドラゴンもいるらしく昼行動するより危険らしい。
まあそんなことはどうでもいい。
そろそろ夜明けだ…
探査機を置くのは結局部隊内で3つに分断して行動することになった。
「皆さんそろそろ時間です。作戦の失敗は死に繋がると考えてください。では、ご武運を」
大げさなと思ったがそれと同時に間違ってはないと思った。
「おいお前ら、機械の設置なんてとっとと済ませろよ。
ったくただでさえガキが嫌いなのにガキの子守りなんて…」
「いや、案外似合ってるぜ。」
ちょっとからかったつもりだったが一言「あ?」と繰り出した言葉に殺意を感じ、急いでその場を立ち去った。
数十分歩くと花のようになっている竜の巣の真下に着いた。やはり近くで見ると違和感と気味の悪さを感じる。
「ったく。ドラゴンっていったいどんな趣味してんだよ。」
「ほら、そんな事言ってないで。ほらあそこの割れた窓から入れそうよ」
柳生の指さす方向を見ると大人が1人入れるぐらいの穴があった。
「ほーう、じゃあお前らはそっちから入っていけ。俺達は別の場所から入ることにする」
「分かったわ。ここからは別行動、無理はしないでね」
そう言うと柳生は割れた窓の穴へ入っていった。
無理はするな、か…全くどっちの事だかな。
「俺達も別の入口を探して中に入るぞ!」
俺の部隊はそのまま巣の周囲を歩き回った。
しばらくすると七尾から通信がきた。
「コール、第五部隊 」
「はーい、こちら第五部隊。未だに入口が見つからず探索中。」
「ええ、見れば分かります。」
別に期待されてるとは思ってないがかなり大きなため息を疲れてちょっとイラッとした。
「あそう。で、用件は?」
「はい。柳生さんの探索機設置のおかげでこの当たりのフロアのマップが把握できました。」
「おー、あいつ仕事早いな」
「なお 柳生さんもあと二つの探索機の設置に取り掛かっています
あなたも早く作業に取り掛かってください」
「はいはいりょーかい」
「あとマップは以前渡しておいた電子ボードに記載されてますから」
自分の荷物から電子ボードを取り出すと巣のマップらしきものが映し出された。
「おっけー、確認した。
じゃあ作業に戻る」
七尾との通信を切り、マップを確認した。
巣の中は思ったほど入り組んでなくシンプルな迷路的なものだった。
「ほお 結構楽そうじゃん」
「いや、そうでも無さそうですよ」
葵が割り込んて画面を指さした。
「この赤い点…。恐らくドラゴンの印だと思われます」
指さした赤い点は縦横に少し動いたりもしていた
「あ~確かにそんな感じがするな、
と言うか七尾のやつそこまで説明しろよ
ったく」
「ま、まあ問題はそこじゃないんです。
この赤い点、1階だけで数十個あるんです
今、3階までマップが見れますが、どの階も赤い点が数十個あります」
たった3階だけで大体三十匹いると考えたら身震いがしてきた
「かなり、いるな…」
「はい…。
しかも探索機はまだ5機残ってます1機3階まで見れるとして計十五階、1階にドラゴンが十体として百五十体…全部でここのの巣にいるドラゴンが約百八十匹ほどいるということに…。」
葵の言葉を聞いていると頭が痛くなってきた。
10人でやっと一匹倒せる程のものが百八十匹…
「行く前からそんな話聞いくと行く気失せるな…」
「ご、ごめんなさい!ドラゴンの件はあくまで予想です。
ただ 今回はそのくらい気を引き締めないと本当にやばいってことを伝えたかっただけなんです…。」
「そうか。」
俺は葵の肩をポンッとたたき先を進んだ
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