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一章
三話「寂しさを感じ始めた5日目。」
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森の中を放浪して早5日。
あの後も何度か緑色の生き物と遭遇した。
緑色の肌に小僧の様な体型から俺は此奴をミド僧と命名した。
ミド僧は基本単体行動なのかは分からないが、いつも一体だ。
それに武器もそれぞれ持っている物が違うらしく、2回目に出くわしたミド僧は槍を持っていた。
だがやはり動きは鈍く、突き出された槍を軽く避けて今度は迷わず顔目掛けて剣を振った。
剣の斬れ味が悪い所為か、ミド僧の顔面にめり込む形で留まり、ミド僧は悶絶し雄叫びをあげる。
「ギャギギギャァァァァ!!、」
顔を振るう為、辺りに紫色の血が飛び散る。
どうせ殺るなら一思いに殺りたかったが返って苦しませてしまった。
すかさず俺は錆びた剣を突き立て恐らく蔵かあるであろう場所に突き刺した。
それでやっとミド僧は動かなくなった。
戦利品として、槍とミド僧が付けていた緋色の石がついたネックレスを回収し、無限収納に入れた。
その後も何体かと遭遇し、戦利品を回収。
何度も戦えば、俺の動きも様になる。
特にケンカをしていた訳でも格闘技をしていた訳でもないが人間死を目の前にすれば動ける者なのかもしれない。
そして妙に苦戦したのがゼリー状の生き物だ。
斬っても殴っても直ぐに再生、もしくは増殖する。
一体一体の攻撃は体当たりぐらいで元々がプニプニしている為、当たられてもダメージにはならないが、顔に張り付かれた時は窒息しそうになった。
ヤケになった俺は倒す事を辞め、槍で串刺しにして動かない様にしようとし、数体を刺した所で一体が何故か消滅した。
当たりどころが良かったのか?
弱点的な物があるのかもしれない。
ん?何だあれ。
よくゼリーを見てみると、中心部にビー玉ぐらいの赤い玉があった。
あれが核的な物なのかもしれない。
試しに槍に刺さっているゼリーに無限収納から先程の錆びた剣を取り出し、その赤い玉を突いてみた。
するとゼリーは一瞬で消滅した。
「何だ。分かってしまえば簡単じゃないか」
俺は次々と核を貫き、手こずったのが嘘の様に全てを一瞬の間に倒した。
そんなこんなで5日だ。
流石に激しく転んだり、返り血を浴びたりで服はそこら中に穴が空き、泥まみれになってきた。
食べ物のストックはまだあれど、一人で食べるのも流石に寂しくなってきた。
それに加えて夜の孤独さは半端無い。
そもそも何故俺がこんなめに合わなければならんのだ?
元はと言えばあの爺さんが‥。
考えれば考える程、徐々に腹が立ってきて、これ以上になると厄介なので考えを打ち切った。
そんな時。鼻腔が擽られる。
鼻腔が反応したその臭いは何かが焼ける臭い。
近い。もしかしたら人がいるかもしれない。
期待を胸に俺は走りだした。
あの後も何度か緑色の生き物と遭遇した。
緑色の肌に小僧の様な体型から俺は此奴をミド僧と命名した。
ミド僧は基本単体行動なのかは分からないが、いつも一体だ。
それに武器もそれぞれ持っている物が違うらしく、2回目に出くわしたミド僧は槍を持っていた。
だがやはり動きは鈍く、突き出された槍を軽く避けて今度は迷わず顔目掛けて剣を振った。
剣の斬れ味が悪い所為か、ミド僧の顔面にめり込む形で留まり、ミド僧は悶絶し雄叫びをあげる。
「ギャギギギャァァァァ!!、」
顔を振るう為、辺りに紫色の血が飛び散る。
どうせ殺るなら一思いに殺りたかったが返って苦しませてしまった。
すかさず俺は錆びた剣を突き立て恐らく蔵かあるであろう場所に突き刺した。
それでやっとミド僧は動かなくなった。
戦利品として、槍とミド僧が付けていた緋色の石がついたネックレスを回収し、無限収納に入れた。
その後も何体かと遭遇し、戦利品を回収。
何度も戦えば、俺の動きも様になる。
特にケンカをしていた訳でも格闘技をしていた訳でもないが人間死を目の前にすれば動ける者なのかもしれない。
そして妙に苦戦したのがゼリー状の生き物だ。
斬っても殴っても直ぐに再生、もしくは増殖する。
一体一体の攻撃は体当たりぐらいで元々がプニプニしている為、当たられてもダメージにはならないが、顔に張り付かれた時は窒息しそうになった。
ヤケになった俺は倒す事を辞め、槍で串刺しにして動かない様にしようとし、数体を刺した所で一体が何故か消滅した。
当たりどころが良かったのか?
弱点的な物があるのかもしれない。
ん?何だあれ。
よくゼリーを見てみると、中心部にビー玉ぐらいの赤い玉があった。
あれが核的な物なのかもしれない。
試しに槍に刺さっているゼリーに無限収納から先程の錆びた剣を取り出し、その赤い玉を突いてみた。
するとゼリーは一瞬で消滅した。
「何だ。分かってしまえば簡単じゃないか」
俺は次々と核を貫き、手こずったのが嘘の様に全てを一瞬の間に倒した。
そんなこんなで5日だ。
流石に激しく転んだり、返り血を浴びたりで服はそこら中に穴が空き、泥まみれになってきた。
食べ物のストックはまだあれど、一人で食べるのも流石に寂しくなってきた。
それに加えて夜の孤独さは半端無い。
そもそも何故俺がこんなめに合わなければならんのだ?
元はと言えばあの爺さんが‥。
考えれば考える程、徐々に腹が立ってきて、これ以上になると厄介なので考えを打ち切った。
そんな時。鼻腔が擽られる。
鼻腔が反応したその臭いは何かが焼ける臭い。
近い。もしかしたら人がいるかもしれない。
期待を胸に俺は走りだした。
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