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こういうのを待ってたんです
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~鉱山の洞窟内~
ポタッポタッ
天井から落ちる水滴で目を覚ました僕は椅子に手足を縛りつけられていることに気がついた。
背中はズキズキして痛い。骨にヒビが入ってるんじゃないか。ちょっとでも体を動かしたら痛みで気絶しそうだ。
ここはどこだろう?小鬼の住処か?僕はこれから小鬼に喰われてしまうのだろうか・・・
僕「くそう!ふざけんなっ!!」
現実世界では車に轢かれて死んで、今度は異世界で小鬼に喰われて死ぬのか?
あのブス女共め!全員ぶっ殺してやる!!
怒りで頭がどうにかなりそうになった時、
ピタッピタッピタッ 急に足音が聞こえた。
そして、僕の目の前に小鬼がひょっこりと現れた。
目の前に現れた小鬼は白い仮面を顔につけており、フードを頭からすっぽりかぶっていた。
暗がりでよく見えないが背丈は中学生くらいだろうか、意外にもカラフルな色をした服を着ていた。
そして・・胸の膨らみがあった。
この小鬼・・・女だ。
そして両手には器を持っており、見たこともない色をしたスープのような物が入っていた。
小鬼は僕にさらに近づくと、なんと僕の鼻をつまみ無理やり口を開けさせ、そのスープを喉から流し込んだ。
僕は全く抵抗することができず、そのスープを全て飲み込んでしまった。
ごくんっ!!
僕「こ・・これは!う、美味い。それに、身体の痛みが泡のように消えていく。」
僕の背中の傷や腫れ、そして乾きや空腹は一瞬にして治癒し、そして満たされた。
小鬼はそんな僕の様子を見てとったのか、僕を見つめながらゆっくり椅子の拘束を外した。
まさか僕を助けてくれたのか?
小鬼は僕の顔を仮面越しにじっと見つめている。
話は通じるだろうか。
僕「あの、言葉はわかるかい?」
小鬼「・・・・」
僕「その、ありがとう。君のスープ、とても美味しかったよ。」
その言葉を聞くと、小鬼はゆっくりと自分の仮面を外してみせた。
小鬼の顔は真っ黒だった。テレビでたまに見かけるアフリカ系の黒人よりも黒い、漆黒の肌をしていた。
そして、顔は・・・美しい。
つぶらな瞳、長いまつ毛、小さな口、そして高い鼻。
日本人ではまず見かけることがないような美しい顔だ。
僕「美しい。かわいい。」
思わず声が出てしまった。すると小鬼は照れたのであろうか、白い仮面を被り直しスタスタと洞窟の奥へと逃げて行ってしまった。
僕はこの時思った。
これ、異世界転生モノ始まったんじゃね?
ポタッポタッ
天井から落ちる水滴で目を覚ました僕は椅子に手足を縛りつけられていることに気がついた。
背中はズキズキして痛い。骨にヒビが入ってるんじゃないか。ちょっとでも体を動かしたら痛みで気絶しそうだ。
ここはどこだろう?小鬼の住処か?僕はこれから小鬼に喰われてしまうのだろうか・・・
僕「くそう!ふざけんなっ!!」
現実世界では車に轢かれて死んで、今度は異世界で小鬼に喰われて死ぬのか?
あのブス女共め!全員ぶっ殺してやる!!
怒りで頭がどうにかなりそうになった時、
ピタッピタッピタッ 急に足音が聞こえた。
そして、僕の目の前に小鬼がひょっこりと現れた。
目の前に現れた小鬼は白い仮面を顔につけており、フードを頭からすっぽりかぶっていた。
暗がりでよく見えないが背丈は中学生くらいだろうか、意外にもカラフルな色をした服を着ていた。
そして・・胸の膨らみがあった。
この小鬼・・・女だ。
そして両手には器を持っており、見たこともない色をしたスープのような物が入っていた。
小鬼は僕にさらに近づくと、なんと僕の鼻をつまみ無理やり口を開けさせ、そのスープを喉から流し込んだ。
僕は全く抵抗することができず、そのスープを全て飲み込んでしまった。
ごくんっ!!
僕「こ・・これは!う、美味い。それに、身体の痛みが泡のように消えていく。」
僕の背中の傷や腫れ、そして乾きや空腹は一瞬にして治癒し、そして満たされた。
小鬼はそんな僕の様子を見てとったのか、僕を見つめながらゆっくり椅子の拘束を外した。
まさか僕を助けてくれたのか?
小鬼は僕の顔を仮面越しにじっと見つめている。
話は通じるだろうか。
僕「あの、言葉はわかるかい?」
小鬼「・・・・」
僕「その、ありがとう。君のスープ、とても美味しかったよ。」
その言葉を聞くと、小鬼はゆっくりと自分の仮面を外してみせた。
小鬼の顔は真っ黒だった。テレビでたまに見かけるアフリカ系の黒人よりも黒い、漆黒の肌をしていた。
そして、顔は・・・美しい。
つぶらな瞳、長いまつ毛、小さな口、そして高い鼻。
日本人ではまず見かけることがないような美しい顔だ。
僕「美しい。かわいい。」
思わず声が出てしまった。すると小鬼は照れたのであろうか、白い仮面を被り直しスタスタと洞窟の奥へと逃げて行ってしまった。
僕はこの時思った。
これ、異世界転生モノ始まったんじゃね?
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