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第6章
79.ずっと愛してる
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『ユフィー、俺たちも戻ろうぜ』
計ったようなタイミングで、フレイムが声をかけて来た。見回せば、他の神々は既に退室している。
「ええ。……終わったわね」
『ああ。やってみればできるもんだな』
「まだ実感がないわ。帝国と皇国が創建されるきっかけになった確執が消えたなんて」
『帰還だの尊重だのでガタガタしてた神々も、ユフィーの訴えのおかげでまとまったしな。お前は本当にすごい。よくやってくれた』
「私は最後の仕上げで良いところを任せてもらっただけよ。水面下でフレイムたちが頑張ってくれたんじゃない」
『それは違う。お前の言葉がなかったら完全にはまとまらなかった。お前がやり遂げたんだよユフィー』
きっぱりと言い切り、フレイムは大きな荷物を降ろしたような顔で微笑んだ。
『一つの大きな区切りが付いたんだ。ほれ、行こう』
アマーリエは差し伸べられた手を取って歩き出そうとしたが、少し進んだところでカクンを膝を折る。
「あら……?」
『どうした!?』
顔色を変えた夫がすぐさま支えてくれた。逞しい腕の感覚に安心しながら、苦笑を零す。
「ごめんなさい、終わったと思ったら力が抜けてしまったみたい」
『体調が悪いとかじゃないんだな? 今のでどっか挫いたりしなかったか?』
フレイムはアマーリエの額や頰に手を当てて体温を測り、脚も念入りに確認している。
「大丈夫よ……きゃあ!」
いきなりの浮遊感と共に体が横向きになった。優しい手付きでひょいと抱き上げられたのだ。
『俺が運んでやるよ』
「い、いいわよ、転移で戻れば良いのだし」
言いかけた時、頭に声が弾けた。
《フレイム、アマーリエ。ひとまず上手くいったから、今夜打ち上げパーティーをしようという話になっている。もちろん君たちも来るだろう?》
《ラミルファ様。パーティーですか?》
《ああ。リーリアたち現役の聖威師にセインたち先達神、主神たちも来てくれる。二の兄上を始めとする悪神たちも、今日は人間基準の料理で我慢してくれるそうだよ》
地上番をしているちびっ子聖威師5名とラモスにディモスも呼ぼう、と、弾んだ声が続ける。一晩くらいならば、聖威師が全員帰天しても良いだろう。地上で何かあれば、神官たちから即念話してもらえば良い。実際、一時昇天の最初は総出で帰天したのだから。
《皆で楽しく騒ごうじゃないか。さぁ万能コックの出番だフレイム》
《やかましいわ誰が万能コックだ! つかお前も作れよ! ……で、今どこにいるんだ?》
《天界の共有領域、水の庭園の広場だ。皆そろっているよ。君たちも早くおいで、パーティーの打ち上わせをしよう》
《ふん、あそこか》
鼻を鳴らしたフレイムが、アマーリエを抱えたまま歩き出す。
『しゃーねえな、行くぜユフィー』
「こ、このまま行くの?」
『ああ。運んでってやるよ』
「て、転移で行けば大丈夫よ、降ろして!」
頰を熱くして言うと、山吹色の目が揶揄いの色を含んだ。
『もしかして照れてんのか?』
「だって恥ずかしいわよ、この格好のまま高位神方の御前に出るなんて」
『その高位神の腕に抱かれてんだから良いんじゃね?』
「ああそうか、それもそうね――って、良くない! 良くないわよ降ろして!」
『ユフィー、ほっぺがお前の聖威の色と同じになってるぜ』
そっと床に降ろされる。絶世の美貌が至近距離でこちらを覗き込めば、ワインレッドの髪がアマーリエの顔をくすぐった。
「赤くなっている?」
『ああ。最高に綺麗な紅葉色だ。いくら眺めても飽きることがないほどのな』
見惚れるように呟くフレイム。甘やかな光を放つ彼の眼を見つめ返し、アマーリエも微笑んだ。早くラミルファたちの元に行かなくてはという理性がとろとろと溶け、どこかに流れて消えていく。
「フレイムの目だって、とっても素敵な銀杏の色よ。いつまでだって見ていられるわ」
しばし相手の顔にうっとりと視線を注ぎ、やがてフレイムがアマーリエを抱擁した。彼の方が熱に浮かされているようだ。それで良いと思った。マイカ、ヨルン、そしてメルビン。立て続けに起きた、かつての身内たちの裏切りとも言える所業。フレイムは深く傷付いていた。だが、もう忘れて欲しい。辛いことは引きずらず、今のように、ただこちらを見て笑っていて欲しい。
『ユフィー、愛してる』
「私もよ、フレイム」
ごく自然に漏れた囁きが、吐息と共に双方の耳朶をくすぐる。アマーリエはフレイムの背に腕を回し、抱きしめ返した。ゆっくりと近付いた唇が重なる。目を閉じれば視覚以外の感覚が研ぎ澄まされ、より濃厚に夫の気配を感じる。
(フレイム……ずっと一緒……)
最愛と触れ合う中で歓喜と幸福が頂点に達し、抑え切れない力が溢れ出る。紅蓮の神威と紅葉色の聖威。互いに求め合い睦み合い高め合う彩りは、花びらのようにヒラリヒラリと宙を戯れる。
(あなたを信じている。慕っている。――愛しているわ。ずっとずっと愛している)
もう幾度も繰り返し、今後も唱え続けていくであろう言葉を呟き、アマーリエは腕に力を込めた。そして、応じるように口付けを深くするフレイムに身を委ね、互いを貪り続けた。
唯一絶対の最愛の腕の中で。
……やがて、フレイムとアマーリエがいつまで経っても来ないことに痺れを切らした末の邪神が様子を見にやって来て、時間をすっかり忘れてイチャついている様子に爆笑し、せっかくの甘い雰囲気に水を差されたフレイムが機嫌を急降下させて一触即発になるのだが――それはもう少し後の話。
◆◆◆
アマーリエ・ユフィー・サード。ミレニアム帝国大神官。幼少期は主に家庭内の問題で不遇をかこつものの、18の歳で高位神に見初められ、自身も高位の神格を得る。その後は聖威師として研鑽と実践を重ね、前任者の昇天に伴い大神官を継承。前任者の後を継いで福祉活動の後援に力を入れ、虐待や貧困にあえぐ者たちの保護と支援活動を陰ながら支えた。
そして、同輩の聖威師や天の神々と力を合わせ、『暴走した神器を鎮静させる神器』と『天災を発生直前ないし発生と同時に吸収し、エネルギー資源に変換した上で備蓄及び放出する神器』の作製に携わり、その基礎を築く。後者は広範囲に渡って強力な結界を展開することもでき、地下世界からの脅威を防ぐ機能など多くの能力を併せ持っていた。
アマーリエが土台を作成した二つの神器は、500年の時をかけて完成し、以降の長き時、聖威師に代わって人類と地上を守り続けることとなる。
彼女は前任者フルードと並び、歴代でも傑出して偉大な聖威師であったと評され、その名は遥か後世においても伝説として語り継がれている。
◆◆◆
【お知らせ】
いつもお読みいただきありがとうございます。
物語自体はまだまだ続くのですが、この物語の根幹にある三千年の因果に決着が付いたという点で大きな一区切りを迎えたため、次話のエピローグで本編完結とします。
次章(7章)は、時系列的には本話(6章79話)の続きから始まります。次話のエピローグで、アマーリエが第7章以降の物語を回想している、という体裁になります。
引き続きよろしくお願いいたします。
計ったようなタイミングで、フレイムが声をかけて来た。見回せば、他の神々は既に退室している。
「ええ。……終わったわね」
『ああ。やってみればできるもんだな』
「まだ実感がないわ。帝国と皇国が創建されるきっかけになった確執が消えたなんて」
『帰還だの尊重だのでガタガタしてた神々も、ユフィーの訴えのおかげでまとまったしな。お前は本当にすごい。よくやってくれた』
「私は最後の仕上げで良いところを任せてもらっただけよ。水面下でフレイムたちが頑張ってくれたんじゃない」
『それは違う。お前の言葉がなかったら完全にはまとまらなかった。お前がやり遂げたんだよユフィー』
きっぱりと言い切り、フレイムは大きな荷物を降ろしたような顔で微笑んだ。
『一つの大きな区切りが付いたんだ。ほれ、行こう』
アマーリエは差し伸べられた手を取って歩き出そうとしたが、少し進んだところでカクンを膝を折る。
「あら……?」
『どうした!?』
顔色を変えた夫がすぐさま支えてくれた。逞しい腕の感覚に安心しながら、苦笑を零す。
「ごめんなさい、終わったと思ったら力が抜けてしまったみたい」
『体調が悪いとかじゃないんだな? 今のでどっか挫いたりしなかったか?』
フレイムはアマーリエの額や頰に手を当てて体温を測り、脚も念入りに確認している。
「大丈夫よ……きゃあ!」
いきなりの浮遊感と共に体が横向きになった。優しい手付きでひょいと抱き上げられたのだ。
『俺が運んでやるよ』
「い、いいわよ、転移で戻れば良いのだし」
言いかけた時、頭に声が弾けた。
《フレイム、アマーリエ。ひとまず上手くいったから、今夜打ち上げパーティーをしようという話になっている。もちろん君たちも来るだろう?》
《ラミルファ様。パーティーですか?》
《ああ。リーリアたち現役の聖威師にセインたち先達神、主神たちも来てくれる。二の兄上を始めとする悪神たちも、今日は人間基準の料理で我慢してくれるそうだよ》
地上番をしているちびっ子聖威師5名とラモスにディモスも呼ぼう、と、弾んだ声が続ける。一晩くらいならば、聖威師が全員帰天しても良いだろう。地上で何かあれば、神官たちから即念話してもらえば良い。実際、一時昇天の最初は総出で帰天したのだから。
《皆で楽しく騒ごうじゃないか。さぁ万能コックの出番だフレイム》
《やかましいわ誰が万能コックだ! つかお前も作れよ! ……で、今どこにいるんだ?》
《天界の共有領域、水の庭園の広場だ。皆そろっているよ。君たちも早くおいで、パーティーの打ち上わせをしよう》
《ふん、あそこか》
鼻を鳴らしたフレイムが、アマーリエを抱えたまま歩き出す。
『しゃーねえな、行くぜユフィー』
「こ、このまま行くの?」
『ああ。運んでってやるよ』
「て、転移で行けば大丈夫よ、降ろして!」
頰を熱くして言うと、山吹色の目が揶揄いの色を含んだ。
『もしかして照れてんのか?』
「だって恥ずかしいわよ、この格好のまま高位神方の御前に出るなんて」
『その高位神の腕に抱かれてんだから良いんじゃね?』
「ああそうか、それもそうね――って、良くない! 良くないわよ降ろして!」
『ユフィー、ほっぺがお前の聖威の色と同じになってるぜ』
そっと床に降ろされる。絶世の美貌が至近距離でこちらを覗き込めば、ワインレッドの髪がアマーリエの顔をくすぐった。
「赤くなっている?」
『ああ。最高に綺麗な紅葉色だ。いくら眺めても飽きることがないほどのな』
見惚れるように呟くフレイム。甘やかな光を放つ彼の眼を見つめ返し、アマーリエも微笑んだ。早くラミルファたちの元に行かなくてはという理性がとろとろと溶け、どこかに流れて消えていく。
「フレイムの目だって、とっても素敵な銀杏の色よ。いつまでだって見ていられるわ」
しばし相手の顔にうっとりと視線を注ぎ、やがてフレイムがアマーリエを抱擁した。彼の方が熱に浮かされているようだ。それで良いと思った。マイカ、ヨルン、そしてメルビン。立て続けに起きた、かつての身内たちの裏切りとも言える所業。フレイムは深く傷付いていた。だが、もう忘れて欲しい。辛いことは引きずらず、今のように、ただこちらを見て笑っていて欲しい。
『ユフィー、愛してる』
「私もよ、フレイム」
ごく自然に漏れた囁きが、吐息と共に双方の耳朶をくすぐる。アマーリエはフレイムの背に腕を回し、抱きしめ返した。ゆっくりと近付いた唇が重なる。目を閉じれば視覚以外の感覚が研ぎ澄まされ、より濃厚に夫の気配を感じる。
(フレイム……ずっと一緒……)
最愛と触れ合う中で歓喜と幸福が頂点に達し、抑え切れない力が溢れ出る。紅蓮の神威と紅葉色の聖威。互いに求め合い睦み合い高め合う彩りは、花びらのようにヒラリヒラリと宙を戯れる。
(あなたを信じている。慕っている。――愛しているわ。ずっとずっと愛している)
もう幾度も繰り返し、今後も唱え続けていくであろう言葉を呟き、アマーリエは腕に力を込めた。そして、応じるように口付けを深くするフレイムに身を委ね、互いを貪り続けた。
唯一絶対の最愛の腕の中で。
……やがて、フレイムとアマーリエがいつまで経っても来ないことに痺れを切らした末の邪神が様子を見にやって来て、時間をすっかり忘れてイチャついている様子に爆笑し、せっかくの甘い雰囲気に水を差されたフレイムが機嫌を急降下させて一触即発になるのだが――それはもう少し後の話。
◆◆◆
アマーリエ・ユフィー・サード。ミレニアム帝国大神官。幼少期は主に家庭内の問題で不遇をかこつものの、18の歳で高位神に見初められ、自身も高位の神格を得る。その後は聖威師として研鑽と実践を重ね、前任者の昇天に伴い大神官を継承。前任者の後を継いで福祉活動の後援に力を入れ、虐待や貧困にあえぐ者たちの保護と支援活動を陰ながら支えた。
そして、同輩の聖威師や天の神々と力を合わせ、『暴走した神器を鎮静させる神器』と『天災を発生直前ないし発生と同時に吸収し、エネルギー資源に変換した上で備蓄及び放出する神器』の作製に携わり、その基礎を築く。後者は広範囲に渡って強力な結界を展開することもでき、地下世界からの脅威を防ぐ機能など多くの能力を併せ持っていた。
アマーリエが土台を作成した二つの神器は、500年の時をかけて完成し、以降の長き時、聖威師に代わって人類と地上を守り続けることとなる。
彼女は前任者フルードと並び、歴代でも傑出して偉大な聖威師であったと評され、その名は遥か後世においても伝説として語り継がれている。
◆◆◆
【お知らせ】
いつもお読みいただきありがとうございます。
物語自体はまだまだ続くのですが、この物語の根幹にある三千年の因果に決着が付いたという点で大きな一区切りを迎えたため、次話のエピローグで本編完結とします。
次章(7章)は、時系列的には本話(6章79話)の続きから始まります。次話のエピローグで、アマーリエが第7章以降の物語を回想している、という体裁になります。
引き続きよろしくお願いいたします。
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