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本編
34.還御の儀
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高嶺が二回、手を打ち鳴らす。清冽な柏手の音が、波紋となって空間一帯に広がった。
「我らが祖神よ、お見送りいたします。果て遠き天の上へ還り給え」
謡うように告げた言葉と共に、虹色を帯びた藍の光が美しい螺旋状となって迸った。
(高嶺様……力、使えるんだ。疲れすぎてすっからかんのはずなのに)
驚愕を通り越した戦慄と共に、日香は高嶺を凝視した。だが、すぐに気が付く。
(いや、違う。使えるんじゃない、使うんだ。空っぽでも不可能でもやるしかないから)
祖神を降ろした日香と高嶺が要となって、還御の儀式をしなくてはならない。力を残している他の天威師たちに任せることはできないのだ。
(どの天威師も、皆同じようにやる。使えなくても使う。――私も)
日香の体から紅の光が噴き上がる。高嶺のそれと比べると精彩を欠いた乱気流。月香や秀峰たちが即座に力を放って補助し、乱れを整えてくれる。見守る天威師が同調するように天威を纏い、一斉に拝礼唱和した。
「還御なされませ」
祖神たちが虹色の光に包まれる。
『仕方がないこと』
『いったん退くとしよう』
姿を薄れさせる金日神と黒闇神が、若干不満そうに呟く。
『寂しいですが、やむを得ませんね』
『無理と思えばいつでも還って来るが良い』
同様に透けていく翠月神と緋日神は、優しい眼差しを天威師たちに向けた。
(き……っつ……)
一方の日香は、消えそうになる意識と力を死に物狂いで繋ぎ止め、全力で地面を踏みしめていた。体の感覚はとうにない。消耗は限界を突破し、もはや苦痛や倦怠感すら麻痺している。濁流に流される羽虫のように、疲労の海で溺れそうになった時。
「日香。精神を乱してはならぬ」
凛乎とした高嶺の声が、まるで投げ放たれた一本の命綱のように、崩れかけた意思を繋ぎ止めた。はっと顔を上げると、夜と同じ色を宿した双眸が、静謐な威厳を帯びてこちらに据えられている。
「太陽は東の地平より出で、西の果てに消える瞬間まで絶え間無く輝き続ける。そなたは日の女神だ。紅日の御稜威を抱き、泰然自若にして鷹揚であれ」
しめやかに紡がれるその声が、暗夜に輝く星影のごとき導となり、日香の魂を安定させる。散開しかけた紅の力が安定し、藍色の輝きと戯れるように一つとなり、天高くに吸い込まれていった。その軌跡に沿うように、祖神たちが上へ上へと昇り始める。
不意に、呆れたような苦笑を帯びた声が脳裏に響いた。
『やれやれ、こたびはこれにて落着としてやろう』
(え……黒闇神様?)
日香は遠ざかる黒き始祖を見遣り、次いで高嶺や白珠に視線を送るが、誰も反応した様子はなかった。
(私にだけ話しかけて下さってるの?)
何故、と喫驚している間に、黒闇神の声は更に続く。
『ただし心しておけ、紅の子よ。藍の子は裔らの中でも飛び抜けて人に関心がなく、帰還願望が強い。それでも、ひとえにそなたのために、己の心を曲げて猶予の懇願を出したのだ。そのことを忘るるな』
本当は一刻も早く、地上における苦痛の環境から脱して祖神の元へ還りたいところを、日香を想う一心で留まっている。
『そなたの意向を尊重するがゆえに、藍の子は自身の心を殺し、辛く苦しい思いをし続けている。他の裔らも同様だ。今後、藍の子を始めとした他の裔らが限界になれば、その時はそなたと黇の子が泣いたとて強制的に天に還らせる。よう心に留め置くが良い』
全ての末裔に限りなき慈愛を注ぐ始祖神の御言葉が、静謐な波動をもって紡がれる。
『紅の子よ。愛しき我が裔。そなたは今は見守られる側にある。然るに未来、己が見守る側に立った時、初めて我らの想いに触れるであろう』
その言葉を最後に、声は途切れた。藍と紅の光が織りなす光の梯子を伝い、祖神たちは天よりもなお上にある場所へと還っていった。
虹の輝きが完全に超天の向こうに消えるのを見届け、日香と高嶺は力を解除した。
(うー……もう駄目)
糸が切れた操り人形のように倒れ込みそうになるのを気力で堪える。
「終わった――」
放心したように呟いた白珠が、すぐに表情を引き締めた。
「聖威師及び国王と王妃に、祖神の説得まで含め万事成功したことを伝えなくては。地上と人類の未来は繋がったと。それから諸々の事後処理も」
「あー、高嶺に日香。後のことは俺がやるよ。結局俺、何にもしなかったからさぁ」
ティルが決まり悪そうに頰をかいた。金日神と黒闇神の乱入により予定が狂い、ティルは最後まで帝祖を降ろさないままだった。
「でも、ティルお義兄様……」
「いいからいいから、それくらいやらせてよ。二人は休みなって」
日香は高嶺を見上げ、どうしましょうと視線で問う。一瞬考えるような顔をした高嶺が、ちらと白珠に目を向ける。白珠が小さく首肯した。
「ここは私たちが受け持つ。そなたたちは休息を取りなさい」
「では、ご厚意に甘えます」
「皇宮に送るよー。緊急の対応があるかもだから、二人は一緒にいた方がいいかな。日香も高嶺の部屋に飛ばしていい?」
ティルの言葉に、日香と高嶺が揃って頷くと、空間が歪んだ。
一瞬後、視界に映ったのは高嶺の私室だった。最低限しか物がない、殺風景な部屋。この無味乾燥さは、彼が無駄を嫌うがゆえではない。人間の世界の物に興味がないからだ。
(戻って、来れた……)
安堵した瞬間、夜明け前からずっと張り詰めていた緊張の糸が切れ、押し込めていた疲労が一気に押し寄せて来た。
「日香」
ぐらりと傾いだ日香の体を、高嶺が無造作に横抱きにした。そのまま長椅子に腰掛ける。
「あ、ありがとうございます」
もつれそうになる舌を動かして礼を言う。高嶺とて疲労困憊のはずなのに、まだ俊敏に動けるのかと信じられない思いだった。
(高嶺様といい義兄様といい……精神力お化けだよね)
ラウとティルも同様だと聞く。四兄弟の次元違いの強さは、おそらく荒神である父親と祖父から受け継いだものだろう。
「少し仮眠を取ると良い。何かあれば起こす」
「高嶺様は……?」
「私もさすがに疲れた。ここで共に休む」
高嶺が苦笑した。端整な容貌に彩られた微笑みを間近で見た瞬間、愛しい者の腕に抱かれているという安心感が湧き上がり、強烈な眠気が襲って来た。
「では……ちょっとだけ寝ます……」
(ああ――もうヘトヘト)
閉じていく瞼の向こうで、高嶺が微笑んだのが見えた。神秘的なまでに美しい容貌が、ふんわりと柔らかな光を帯びる。
(高嶺様)
無意識に口が動く。
「ごめんなさい……高嶺様、皆も……ずっと還りたがってるのに……私のわがままに付き合わせて」
微睡みの中、黒闇神が去り際に告げたことを思い出す。高嶺たちは日香の意を慮り、残りたくもない苦痛の地上に留まっているのだと。
おそらく、日香と同様に配慮されている側の秀峰は、そのことをとうに自覚し、自身の心に刻んでいた。だが、日香の方は今一つ実感していなかったため、黒闇神が釘を刺したのだ。
零れ出た謝罪に、高嶺の応えはどこまでも揺らがず穏やかだった。
「そなたが気に病むことはない。私が、私たちが、自分で考え判断して決めたことだ。始まりの神器にも、朧ながら光を注ぎ続けられているしな」
高嶺を含む大部分の天威師たちは、始まりの神器を微弱にしか輝かせることができない。それは彼らの人に対する情の薄さを示している。
しかし逆に言えば、弱くともまだ光が灯ってはいるのだ。人間への想いが完全に皆無になれば、神器は光らなくなり、その天威師は問答無用で天に強制送還になる。
微かにでも神器を光らせることができている以上、高嶺に人間への愛が一切無いわけではないのだ。
「私ももう少し頑張ってみよう。そなたと一緒にいられる幸せと引き換えならば、どんな苦痛にも耐えられる。行けるところまで、私はそなたと共に行く」
「……ありがとう、ございます……私も貴方と一緒にいます」
自分は一人ではない。支えてくれる力強い温もりが、それを教えてくれる。
「ああ。……ゆっくり眠れ、日香」
「はい――おやすみなさい」
(今は少し、休ませて)
あなたの腕の中で、少しだけ。目が覚めたら、太陽と共にまた進み出せるように。
今少しだけ、この優しい闇夜の腕に抱いて、休ませて。
(……高嶺様……ずっと一緒にいる――)
そして日香の意識は途絶え、深い深い眠りの底に落ちて行った。
「我らが祖神よ、お見送りいたします。果て遠き天の上へ還り給え」
謡うように告げた言葉と共に、虹色を帯びた藍の光が美しい螺旋状となって迸った。
(高嶺様……力、使えるんだ。疲れすぎてすっからかんのはずなのに)
驚愕を通り越した戦慄と共に、日香は高嶺を凝視した。だが、すぐに気が付く。
(いや、違う。使えるんじゃない、使うんだ。空っぽでも不可能でもやるしかないから)
祖神を降ろした日香と高嶺が要となって、還御の儀式をしなくてはならない。力を残している他の天威師たちに任せることはできないのだ。
(どの天威師も、皆同じようにやる。使えなくても使う。――私も)
日香の体から紅の光が噴き上がる。高嶺のそれと比べると精彩を欠いた乱気流。月香や秀峰たちが即座に力を放って補助し、乱れを整えてくれる。見守る天威師が同調するように天威を纏い、一斉に拝礼唱和した。
「還御なされませ」
祖神たちが虹色の光に包まれる。
『仕方がないこと』
『いったん退くとしよう』
姿を薄れさせる金日神と黒闇神が、若干不満そうに呟く。
『寂しいですが、やむを得ませんね』
『無理と思えばいつでも還って来るが良い』
同様に透けていく翠月神と緋日神は、優しい眼差しを天威師たちに向けた。
(き……っつ……)
一方の日香は、消えそうになる意識と力を死に物狂いで繋ぎ止め、全力で地面を踏みしめていた。体の感覚はとうにない。消耗は限界を突破し、もはや苦痛や倦怠感すら麻痺している。濁流に流される羽虫のように、疲労の海で溺れそうになった時。
「日香。精神を乱してはならぬ」
凛乎とした高嶺の声が、まるで投げ放たれた一本の命綱のように、崩れかけた意思を繋ぎ止めた。はっと顔を上げると、夜と同じ色を宿した双眸が、静謐な威厳を帯びてこちらに据えられている。
「太陽は東の地平より出で、西の果てに消える瞬間まで絶え間無く輝き続ける。そなたは日の女神だ。紅日の御稜威を抱き、泰然自若にして鷹揚であれ」
しめやかに紡がれるその声が、暗夜に輝く星影のごとき導となり、日香の魂を安定させる。散開しかけた紅の力が安定し、藍色の輝きと戯れるように一つとなり、天高くに吸い込まれていった。その軌跡に沿うように、祖神たちが上へ上へと昇り始める。
不意に、呆れたような苦笑を帯びた声が脳裏に響いた。
『やれやれ、こたびはこれにて落着としてやろう』
(え……黒闇神様?)
日香は遠ざかる黒き始祖を見遣り、次いで高嶺や白珠に視線を送るが、誰も反応した様子はなかった。
(私にだけ話しかけて下さってるの?)
何故、と喫驚している間に、黒闇神の声は更に続く。
『ただし心しておけ、紅の子よ。藍の子は裔らの中でも飛び抜けて人に関心がなく、帰還願望が強い。それでも、ひとえにそなたのために、己の心を曲げて猶予の懇願を出したのだ。そのことを忘るるな』
本当は一刻も早く、地上における苦痛の環境から脱して祖神の元へ還りたいところを、日香を想う一心で留まっている。
『そなたの意向を尊重するがゆえに、藍の子は自身の心を殺し、辛く苦しい思いをし続けている。他の裔らも同様だ。今後、藍の子を始めとした他の裔らが限界になれば、その時はそなたと黇の子が泣いたとて強制的に天に還らせる。よう心に留め置くが良い』
全ての末裔に限りなき慈愛を注ぐ始祖神の御言葉が、静謐な波動をもって紡がれる。
『紅の子よ。愛しき我が裔。そなたは今は見守られる側にある。然るに未来、己が見守る側に立った時、初めて我らの想いに触れるであろう』
その言葉を最後に、声は途切れた。藍と紅の光が織りなす光の梯子を伝い、祖神たちは天よりもなお上にある場所へと還っていった。
虹の輝きが完全に超天の向こうに消えるのを見届け、日香と高嶺は力を解除した。
(うー……もう駄目)
糸が切れた操り人形のように倒れ込みそうになるのを気力で堪える。
「終わった――」
放心したように呟いた白珠が、すぐに表情を引き締めた。
「聖威師及び国王と王妃に、祖神の説得まで含め万事成功したことを伝えなくては。地上と人類の未来は繋がったと。それから諸々の事後処理も」
「あー、高嶺に日香。後のことは俺がやるよ。結局俺、何にもしなかったからさぁ」
ティルが決まり悪そうに頰をかいた。金日神と黒闇神の乱入により予定が狂い、ティルは最後まで帝祖を降ろさないままだった。
「でも、ティルお義兄様……」
「いいからいいから、それくらいやらせてよ。二人は休みなって」
日香は高嶺を見上げ、どうしましょうと視線で問う。一瞬考えるような顔をした高嶺が、ちらと白珠に目を向ける。白珠が小さく首肯した。
「ここは私たちが受け持つ。そなたたちは休息を取りなさい」
「では、ご厚意に甘えます」
「皇宮に送るよー。緊急の対応があるかもだから、二人は一緒にいた方がいいかな。日香も高嶺の部屋に飛ばしていい?」
ティルの言葉に、日香と高嶺が揃って頷くと、空間が歪んだ。
一瞬後、視界に映ったのは高嶺の私室だった。最低限しか物がない、殺風景な部屋。この無味乾燥さは、彼が無駄を嫌うがゆえではない。人間の世界の物に興味がないからだ。
(戻って、来れた……)
安堵した瞬間、夜明け前からずっと張り詰めていた緊張の糸が切れ、押し込めていた疲労が一気に押し寄せて来た。
「日香」
ぐらりと傾いだ日香の体を、高嶺が無造作に横抱きにした。そのまま長椅子に腰掛ける。
「あ、ありがとうございます」
もつれそうになる舌を動かして礼を言う。高嶺とて疲労困憊のはずなのに、まだ俊敏に動けるのかと信じられない思いだった。
(高嶺様といい義兄様といい……精神力お化けだよね)
ラウとティルも同様だと聞く。四兄弟の次元違いの強さは、おそらく荒神である父親と祖父から受け継いだものだろう。
「少し仮眠を取ると良い。何かあれば起こす」
「高嶺様は……?」
「私もさすがに疲れた。ここで共に休む」
高嶺が苦笑した。端整な容貌に彩られた微笑みを間近で見た瞬間、愛しい者の腕に抱かれているという安心感が湧き上がり、強烈な眠気が襲って来た。
「では……ちょっとだけ寝ます……」
(ああ――もうヘトヘト)
閉じていく瞼の向こうで、高嶺が微笑んだのが見えた。神秘的なまでに美しい容貌が、ふんわりと柔らかな光を帯びる。
(高嶺様)
無意識に口が動く。
「ごめんなさい……高嶺様、皆も……ずっと還りたがってるのに……私のわがままに付き合わせて」
微睡みの中、黒闇神が去り際に告げたことを思い出す。高嶺たちは日香の意を慮り、残りたくもない苦痛の地上に留まっているのだと。
おそらく、日香と同様に配慮されている側の秀峰は、そのことをとうに自覚し、自身の心に刻んでいた。だが、日香の方は今一つ実感していなかったため、黒闇神が釘を刺したのだ。
零れ出た謝罪に、高嶺の応えはどこまでも揺らがず穏やかだった。
「そなたが気に病むことはない。私が、私たちが、自分で考え判断して決めたことだ。始まりの神器にも、朧ながら光を注ぎ続けられているしな」
高嶺を含む大部分の天威師たちは、始まりの神器を微弱にしか輝かせることができない。それは彼らの人に対する情の薄さを示している。
しかし逆に言えば、弱くともまだ光が灯ってはいるのだ。人間への想いが完全に皆無になれば、神器は光らなくなり、その天威師は問答無用で天に強制送還になる。
微かにでも神器を光らせることができている以上、高嶺に人間への愛が一切無いわけではないのだ。
「私ももう少し頑張ってみよう。そなたと一緒にいられる幸せと引き換えならば、どんな苦痛にも耐えられる。行けるところまで、私はそなたと共に行く」
「……ありがとう、ございます……私も貴方と一緒にいます」
自分は一人ではない。支えてくれる力強い温もりが、それを教えてくれる。
「ああ。……ゆっくり眠れ、日香」
「はい――おやすみなさい」
(今は少し、休ませて)
あなたの腕の中で、少しだけ。目が覚めたら、太陽と共にまた進み出せるように。
今少しだけ、この優しい闇夜の腕に抱いて、休ませて。
(……高嶺様……ずっと一緒にいる――)
そして日香の意識は途絶え、深い深い眠りの底に落ちて行った。
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