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本編
92 解決したか?
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ピーチに飴が入った瓶をリジュに渡してと送ったあと、ベッドから起き上がって伸びをすると体がポキボキと鳴る。
軽くストレッチしてから、ルゥだと空間を斬るから普通の剣を持って屋敷の外へ行くと良い天気らしい。軽く素振りをやって一通り技を軽く使う。
最初は昏睡してた事もあって目眩が起きたけどなんとか、まあ今襲われても大丈夫なぐらいにはなった。
井戸で身体を水に濡らした布で軽く拭いてサッパリしたあと屋敷内に戻って探索。
そういや俺はあんまりこの屋敷内をウロウロしたことなかったな。
貴族の家らしく調度品は質が良いもの。所々鎧や壺なんかが置いてある。壺をみると割りたくなるが……
ふと、部屋に戻ろうと思って廊下を歩いてると、外にメリ達が居て外を見る。ピクニックシートみたいな布を広げて木の木陰でメリ、メロ、カゲのいつもの仲良しメンバーで本を読んだり昼寝をしてるようだった。
カゲも俺と離れてきてるというか完全に個体として生きてる所はあるな。一応繋がってはいるから遠くに離れようとも状況とかは分かるけども。
他の『バケモノ』達に聞いても影達がカゲのように個を得たという話は聞いたことがなかった。
この前の『災厄』といい、一体何が起こってんだ……【グランエール】は。
ガチャと音がして──見るとピーチ達が部屋から出てきたところだった。
「お、出てきたか」
「出てきたか、じゃない! なんで毎回閉じ込めるんだよッ!」
「ピーチの事だから話にならないと部屋を出ようとするだろ? それ防止。で、どうだった?」
「あー! ご主人様~っ!」
そういうとピーチはぐぬぬ顔で俺を見る。後ろからリジュが走ってきて俺に抱きついた。
表情は閉じ込める前よりスッキリしてる。発散出来たのか?
「リジュ、ピーチと仲良くヤれたか?」
「うんっ! ピーチねぇ甘えん坊さんだったぁ!」
「はあ?! ど、どこがだよ! てか甘えん坊だったのはそっちだろ!!」
前からリジュとピーチは言い合いが多かったが、彼らだけで一応前は向き始めたらしい。
明るい表情になったリジュは前よりもピーチを気にかけてる様子だし、ピーチも文句言いつつも受け入れ始めてる。良い傾向だ。くっつくはさておいて、まあピーチに任せといていいだろう。
いまだ、あーだこーだと言い合いをしてる2人を連れソユラのところに行くと彼女も2人がより仲良くなったと感じたらしい。
「あら、今日はいつもよりも仲良くなったのね」
「な、仲良くなんか──ッ」
「えー! ぼくはピーチと仲いいよー!」
相変わらずリジュはピーチを構い倒してるらしい。ギュウギュウくっつくリジュを引き剥がそうとするピーチだったが、力が足りないままなすがままになった。
仲よさげな2人を横目に、俺はペラルタに次の目的地の確認をする。てか試練も……デアゴスよろしく細々としたものを省いて集めた王家の武具は剣と盾、ブローチ、兜、胴体、両腕、両足お……揃ってる?
「ペラルタ、武具揃ってね?」
「本当ですね、改めて確認したらそうですね」
部屋の床にザーッと置いた集めたものを軽く人の形にしながら置けば、王家の武具が揃ってる。これ他の試練に行かなくてもよくね?
「てかまだ試練場あんの?」
「そうですね、無くはないらしいんですが……そこに何があるのか、までは分からなくて」
「ふうん」
「クロくん、王家の武具をつけてみますか?」
「あー、まぁ。やってみるか」
装備したら外せなくなる、とかは無いよな。
+メモ
ごっちゃにr18でリジュとピーチの話し合いを書きました。非常にグダグダしてる。
(. ❛ ᴗ ❛.)だいぶ前に書いたのに出してなかった…
リアルバタバタが少しおさまってきたので様子を見ながらちょいちょい書いていくとは思う。
軽くストレッチしてから、ルゥだと空間を斬るから普通の剣を持って屋敷の外へ行くと良い天気らしい。軽く素振りをやって一通り技を軽く使う。
最初は昏睡してた事もあって目眩が起きたけどなんとか、まあ今襲われても大丈夫なぐらいにはなった。
井戸で身体を水に濡らした布で軽く拭いてサッパリしたあと屋敷内に戻って探索。
そういや俺はあんまりこの屋敷内をウロウロしたことなかったな。
貴族の家らしく調度品は質が良いもの。所々鎧や壺なんかが置いてある。壺をみると割りたくなるが……
ふと、部屋に戻ろうと思って廊下を歩いてると、外にメリ達が居て外を見る。ピクニックシートみたいな布を広げて木の木陰でメリ、メロ、カゲのいつもの仲良しメンバーで本を読んだり昼寝をしてるようだった。
カゲも俺と離れてきてるというか完全に個体として生きてる所はあるな。一応繋がってはいるから遠くに離れようとも状況とかは分かるけども。
他の『バケモノ』達に聞いても影達がカゲのように個を得たという話は聞いたことがなかった。
この前の『災厄』といい、一体何が起こってんだ……【グランエール】は。
ガチャと音がして──見るとピーチ達が部屋から出てきたところだった。
「お、出てきたか」
「出てきたか、じゃない! なんで毎回閉じ込めるんだよッ!」
「ピーチの事だから話にならないと部屋を出ようとするだろ? それ防止。で、どうだった?」
「あー! ご主人様~っ!」
そういうとピーチはぐぬぬ顔で俺を見る。後ろからリジュが走ってきて俺に抱きついた。
表情は閉じ込める前よりスッキリしてる。発散出来たのか?
「リジュ、ピーチと仲良くヤれたか?」
「うんっ! ピーチねぇ甘えん坊さんだったぁ!」
「はあ?! ど、どこがだよ! てか甘えん坊だったのはそっちだろ!!」
前からリジュとピーチは言い合いが多かったが、彼らだけで一応前は向き始めたらしい。
明るい表情になったリジュは前よりもピーチを気にかけてる様子だし、ピーチも文句言いつつも受け入れ始めてる。良い傾向だ。くっつくはさておいて、まあピーチに任せといていいだろう。
いまだ、あーだこーだと言い合いをしてる2人を連れソユラのところに行くと彼女も2人がより仲良くなったと感じたらしい。
「あら、今日はいつもよりも仲良くなったのね」
「な、仲良くなんか──ッ」
「えー! ぼくはピーチと仲いいよー!」
相変わらずリジュはピーチを構い倒してるらしい。ギュウギュウくっつくリジュを引き剥がそうとするピーチだったが、力が足りないままなすがままになった。
仲よさげな2人を横目に、俺はペラルタに次の目的地の確認をする。てか試練も……デアゴスよろしく細々としたものを省いて集めた王家の武具は剣と盾、ブローチ、兜、胴体、両腕、両足お……揃ってる?
「ペラルタ、武具揃ってね?」
「本当ですね、改めて確認したらそうですね」
部屋の床にザーッと置いた集めたものを軽く人の形にしながら置けば、王家の武具が揃ってる。これ他の試練に行かなくてもよくね?
「てかまだ試練場あんの?」
「そうですね、無くはないらしいんですが……そこに何があるのか、までは分からなくて」
「ふうん」
「クロくん、王家の武具をつけてみますか?」
「あー、まぁ。やってみるか」
装備したら外せなくなる、とかは無いよな。
+メモ
ごっちゃにr18でリジュとピーチの話し合いを書きました。非常にグダグダしてる。
(. ❛ ᴗ ❛.)だいぶ前に書いたのに出してなかった…
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