終:魔力暴走がある世界の魔石屋さん:番外編

加速・D・歩

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本編

8 迷宮へ:?日目……36層→48層

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「ねぇ、アタシずーっと気になってたんだけどさぁ」
「どうしたのお姉ちゃん」

 休憩ポイントから出て何層か降りた時に《記憶操作》の赤さんがポツリと呟く。

「ロイくんって《転移》でしょ?」
「ちょっ、お姉ちゃんっ!」
「えっ、え?」
「へ? マジ……?」

《認識操作》の青さんが聞き返すと赤さんがロイくん=《転移》だと気づいてた。慌てる青さん、やっぱ知ってたんだね。バレて戸惑うロイくん。ユナさんも驚いてる……?

「てて転移ってな、なんの事ですか?」
「あはは動揺しすぎ! アタシ達の髪の色も目立つけどさぁ、アンタの髪もなかなか居ないじゃん? いつもフード被ってる無口くん」

 ロイくんは私の方を見て悩んでるみたいだった。んー……

「あの、ユナさんはなんで驚いてるんですか?」
「へ? お、俺ぇ?! いや……ははは」
「もーいーじゃん! ユナってアンタ達が呼んでるの【組織】の《変化》のおっさんだよ?」
「「え!」」

 ロイくんと私は驚いた。双子達はその反応を見て赤さんはニヤニヤ、青さんは確信かな。まー、こうなったら言っちゃった方が楽だよね。

「ロイくん。言ってなかったけど《魔石生成》だよ」
「へ……?」

 ポカンとするロイくん。それを見て双子達は意外な反応をした。

「え、そこも知らなかったの?!」
「え、えっ、頭がパンクしそう!!」
「落ち着いて!」

 そういえば双子が魔物に化けて彼女らはトロールという認識ダンスしてたあの時。自分がロイくんにコッソリと話しかけた時に『トキさんに協力してまた来よう』って話した時があったけど、私もつい咄嗟に言ってたよね。今思えば、ロイくんが少し混乱してなかったら普通に『なんでトキさんの能力知ってんの?』って話だし……あはは。
 そんなことを思いつつ謎の混乱と共にワイワイしながらも下へ下へ降りる。




「てか、本当に《変化》さんなんですか、えっとどっちが本当の姿、それとも別に?」
「は~あ、まさかお前さん達も【組織】の奴らだったとはな。あー、おっさん姿がまぁ本物だ。こっちは嫁さんの」
「そうだったんですね、お綺麗な方ですね」
「まあな」
「呼び方は、」
「まぁ表側ならこの姿だし、そのままユナで良いぜ」

 仕事で会う時の《変化》さんは自分たちよりもだいぶ歳上で、髭の生えたおじさんだ。だから双子達からおじさん呼びされてたのか。まぁ、美人さんの姿でおじさん呼びする訳にもいかないので引き続き“ユナ”さん呼びで。
 数十時間前にヨーグルトの話の時あれって奥さんの話だったのかな。

「え、っと、フェンさん」
「ん、何かな」
「《魔石生成》さんだったなんて」
「ショックだった?」

 戸惑いつつも私に話しかけてくるロイくんにそう聞いたら首を横にすごい速さで振るから心配しちゃった。

「でもまさかみんな【組織】の面々だったなんてね」
「ほんとほんと。普段どういう生活してるのか知らないもんねアタシ達。あ、おじさんは冒険者ね!」
「んだよ、俺の事雑に扱いやがって!」

 あははと笑いながら意外と和やかな雰囲気でよかった。人によっては仕事と普段がバレたくないって人も居るのかなぁって思ってたから。
 
「あ、聞きたかったんですけどフェンさんってなんで仕事中に仮面をつけてたんですか?」
「あー、特に深い理由は無いけど」
「無いんだ、無口くんは?」
「今はロイって呼んでよ、……人見知りだから恥ずかったし」
「私の能力が悪用されない為、ですかね」
「ほう」

 最初にリーダーから誘われた時に渡された仮面。今みたいに和気あいあいと【組織】のメンバーと言葉も交わすことがなかった頃、表の生活と仕事をイコールにしない為って説明を受けた。
 
 そもそも他の皆もそうだけど魔石を生成する能力が珍しいものだとあの時に言われた。
 こういう機会も無いし、下へ下へ降りつつたまには昔の事でも思い返すか──……


 ってもあんまり昔の事はあやふやな所もある。思い出さない事が多いと忘れるな。

 私が住んでた村はかなり田舎の方だった。山々の中にある集落、巡回商人でさえ何ヶ月も来なくてほとんど村だけの自給自足生活だった。その村だけが自分達の“世界”だったと思っても過言ではない、そんな所。

 
 物心つく頃には村外れのボロい一軒家で過ごしていた。記憶にある親との会話では能力が出る頃までは村の皆から可愛がられてたらしい。
 けど、親も自分が《魔石生成》を使えるようになってから村から居なくなってしまった。


 ある日、謎の腹痛で数日間体が軋むように激痛が走った。その頃はまだ村のみんなも両親も心配してくれて色々と民間療法とか、たまに来る商人から効きそうな薬を買って使ってくれた。
 お腹がどんどん膨らんで怖かった事は覚えてる──……

 今では《魔石生成》の仕方も一番良いものじゃ無ければ、手で魔力をこねて生成したり、他の《魔石生成》系の能力達が使う魔道具で作るけど、あの頃は“あの村だけが自分たちの世界”だったから……

 自分が作る魔石は黒紫色のゴツゴツした一般的な魔石。マナが凝縮されたモノ。小さいものとかそこら辺に居る魔物、ツノウサギレベルなんかは良い値段は付かないけど、私が作る魔石はかのドラゴンやユニコーンみたいな魔物が持つ希少な魔石に近い。本当にいいものは、ね。

 能力開花は10歳にもならなかった頃。スキル能力はだいたい早くても3歳や5歳ぐらいから一般的に使われる能力は《生活魔法》を使っていくうちの流れで開花すると言われてる。《炎系スキル》《水系スキル》とかね。私達みたいな特殊能力系は人数も少ないし、どういう理由で開花するのかも不明だった。

 だからあの時も──……
 あの日、母親が布団の上で苦しむ自分を心配そうに看病していた。ヒンヤリと濡れたタオルを思い出す。タオル越しの母の顔を少し思い出せる。“あの時”以降全てを1回忘れてしまってたけど最近徐々に思い出せてきてる部分はある。不思議だけど。

 突然体から“何か”が飛び出そうになって声を上げる! 父親もその声に駆けつけてくれたその瞬間、私は初めて《魔石を生成》した。

 
 親はそれを見て村長に息子の体から出てきた石のことを聞いたらしい。村長は村の外へ行く人だったからそれを見てひと目で“価値がある物”と分かったらしかった。1つの《魔石生成》するだけで疲労困憊だった自分の意志を差し置いて、村長は魔石を量産させようとしたらしい。だけど、その瞬間を見てた両親は大反対したらしい。村長と村の上の者と両親が揉めに揉めて、守ろうと頑張ってくれた両親は自分の体調が回復した頃には、いつの間にか村から居なくなってた。

 まだ小さかったから居なくなった両親に“捨てられた”と思った。村長は村外れに小さな池があってそこに掘っ立て小屋を作って私をそこに住まわせた。最初は寂しくて抜け出しては村へ行こうとしたけど、変な“噂”を広められたのか同じぐらいの子供らから地面に落ちてる石を投げつけられてその日から村には近づかなくなった。

  
 両親がいた頃は身ぎれいに普通の村の子として生きてたけど、村の外れに追いやられてからはたまーに来る大人達から《魔石生成》しろと強要される日々が始まった。まだその頃は開花したてでどうやったら魔石が作られるのか分からなかったから大人達に良いようにされ、夜から朝までそれ強要が終わるまで解放されず、朝にされた時には指一本も動かせないぐらいにただの床に投げ捨てられた。

 親が居ない悲しみ、村の人からの酷い扱い、自分の狭い世界で辛い日々だった。でも外から聴こえる鳴き声──人懐っこい鳥チュンに餌を与えるのが自分の中の救いになってた。

 大人達があの手この手で私から《魔石生成》させてたまに来る商人に高値で売りつけてたらしい。どれぐらい利益が出たのか分からないけど、数年間限られた人との関わりしかしてこなかった自分に転機が訪れた。でもそれは……

 ある日、いつもの様に朝解放されたあと、チュンに餌をやる為に家の前の池に居た。小鳥のチュンに木の実や色々と与えてた。

 その時、ガサと音がして横を見ると──木の枝を持った同じぐらいの歳の子が居た。名前は──なんだっけ、思い出せない……でもないと不便だよな・・・バンで良いか。バン(仮)だけど、で、初めて見た時は怖かった。村に行けば石や罵倒してくるから、早く逃げないと──って思ったらベンッと思いっきり転んだ。手のひらと膝が痛い。身体中が痛くて泣いてしまった。
 
 いきなり見かけた子が派手に転んで泣きわめていてる姿に困惑してるのかその子も戸惑いながら『おい、大丈夫か?』『ほら、痛いの痛いの飛んでけ』とか声色が優しくて手の甲で涙を拭いて、彼を見上げた。
『なんでこんな所に住んでるんだ?』と言われて、そんなの自分だって知りたいとまた目から涙が溢れ出す。それを見てワタワタと慌てだすバン。

 チュンが私達の間に止まり、可愛い声で鳴いて『コイツお前のか』って会話から少しづつ、ポツポツと会話していく関係になった。毎日じゃないけど、彼は昼に遊びに来てくれる。チュンと一緒に少しの時間だけ──でも、それが少しでも良かった。

『髪長えから女かと思った』『な、前に来た商人が話してたんだけどさ──他の街には冒険者って職業があるらしいぜ!』『オトナになったら俺達、冒険者になろうぜ!』

 そんな感じの話を良くしてくれた。顔はおぼろげだけど、声は覚えてる。なのに名前も思い出せない……記憶に靄がかかってるみたいで──……

 彼に出会わなかったら本当に、狭い世界で一生過ごしていくのだと思ってた。それからいつか彼と冒険者になる夢を心に少しづつ生きる気力ってのかな、を手に入れた自分は従来の《魔石生成》じゃないやり方を考えて──……

『何やってるんだ?』
『マナをこねる? やり方探してるの』
『ふうん、よく分かんねぇけど、こうやって泥団子作るみたいにやってみたら良いんじゃないか?』

 バンが遊びに来てくれた時に丁度、悩んでる事を伝えたら私の両手を持ち手を重ねるように、泥団子を作るようにマナをこねると────

『あっ!』
『ん? なんだ?』
『で、出来た……! やった、……うう』
『? 良かったな、ってなんで泣くんだよっ』
『違う、嬉しくて泣いてるの、──ありがと』
『んや~……? 気にするなって! それよりそれなんだ?』
『皆は魔石だって言ってる、・・・これ──にあげる。』
『綺麗な石だな、良いのかよ』
『うん、──に持ってもらいたいから!』
『へへ、ありがと──大切にするぜ!』

 そういえば、自分の名前も思い出せなくなってるな。・・・ま、誰にももう呼ばれることはないし、フェンで慣れちゃってるしな。何にせよ初めて手で作った魔石は小さい物だったけど、バンにあげた。

 それからバンとチュンに見守られながら練習を重ねていった。豆粒ぐらいの大きさの魔石はチュンが木の実だと思って食べちゃったりして冷や汗をかいたりして、大人達にも手から出した魔石を渡してみたけど冷ややかに投げ捨てられた。でも朝見たら無かったから回収はしていったんだと思う。


──ッ、痛ッ。なんかここから思い出そうとして頭が拒否る気がする。少しだけ……っ

 その日はいつもと違かった、毎回来る大人達が普段より多かった、いつもは夜から朝なのに昼も変わらずに相手をさせられてた。ふとした意識から窓の外が明るくなってたのに気づいた。部屋の中は夜ほどではないけどまだ数人の大人達が自分が作った《魔石》を手にとって見てる。頭の片隅にチュンに餌をあげなきゃ──と体を起こすと、まだ居る大人に押し付けられた。


 その瞬間──窓から中を見ているバンと目が合った。見ないで欲しい気持ちと無意識に彼へ手を伸ばす────








・・・あの後の記憶がいくら思い出そうとしても思い出せない。大きな力に揺さぶられて気づいた時には【組織の隠れ蓑】に居た。白いローブを着た数名が居て、誰? ここは何処? って思った。
 キョロキョロと辺りを見渡しても見覚えがない、村ではない場所。

 目の前の人に聞こうとしても口はパクパクと開閉するだけだった。

『少し混乱してるようだね……《記憶改変》少し楽にさせてあげて欲しい』
『ガッテン承知の助!』

 今思えばあの頃から《記憶改変》が、居たのか。そっから暫くの間というか最近まで殆どの生まれ故郷の事を忘れてた。

 今は少しづつ思い出せるようになってきたからもうちょっとだけ。最初に話しかけてきたのは今のリーダー。彼から自分の能力《魔石生成》の使い方を安定した形で使える様になりなさいと白いローブと仮面を貰う。最初はしばらく此処に居なさいと言われただけ。でも手で《魔石生成》や魔道具で作れるようになって、【組織】の仕事をやるようになり、それも安定してきた頃に王都に小さいけど魔石屋と今の名前を貰って生活する様になったんだ。

 
 あんなド田舎によく【組織】が辿り着いたなって思う。当時の仲間の一人《記憶》と話したことが何回かあった。

 今、彼女は脱退してしまって会わなくなってしまったけど、あの頃はこんなにメンバーも居なくて後手後手が基本だった。魔力暴走が起こったら起こった場所辺りに行って《記憶》がそこに残る魔力などの残留思念を感じてその後増えた双子達に後処理を頼んだり双子がいない頃は《記憶改変》もよく働いてたな。

 少し疲れたなぁ。


「フェンさん、大丈夫ですか?」
「ちょっと疲れちゃって」
「さっきから無口になってたから心配だったのよー! おっちゃんそこの左に行った先にまた休憩場所があるわ!」
「はいはいーっと」


 こんな昔話言っても今でこんなに心配してくれるのに余計に心配かけちゃうから言わないのが良いよね。丁度、今居る層に休憩ポイントがあったという事でそこに入る。

 いつもの様にお茶とかの準備をして、休憩。結構歩いたって事で皆、疲労困憊。

「さすがにおいちゃんも疲れたわ、休憩てか寝るわ。」
「アタシ「ワタシ」達も!」
「フェンさんも寝ときますか?」
「うん、そうだね。そうしとこう。」

 あと何階か降りてそしたら、50層だ。
 とりあえずおやすみ。



+メモ
秘密結社【プラムプトゥリィ】
先読み:サキ:車椅子の女の子
時止め:トキ:車椅子側近の眼鏡をかけた女性
転移:弓:ロイ:フードを被った無口な少年
魔石生成:ハンマー:フェン:仮面を付けた青年
記憶操作:赤:赤い髪の少女(双子の姉)
認識操作:青:青い髪の少女(双子の妹)
記憶改変:黒髪黒目の少年
コピー:人語を話す黒猫
変化:大剣:ユナ:50代のおっさん

過去のメンバー
《記憶》…サイコメトリー、残留思念からある程度何が起こったのか分かるらしい。

フェンの両親…どこに行ってしまったのか謎
チュン…小さな魔石を食べ魔物になった小鳥《バリア》が使える。
バン…フェンの村の子仲がよくいつか冒険者になろうと約束した。
村長達…結構儲けた。儲けていつかは王都で貴族になる夢を持ってた。
ただの村の人大人…能力開花する前のフェンは可愛かったしその両親とも良好だった。村長には逆らえないし、伝染病と言われてたので子供達にフェンに近づいちゃ駄目と言ってた。
ただの村の人子供…大人が近づいちゃ駄目って言ったし誰かが石を投げたから投げた。


過去の魔力暴走3
とある山間にある村にて少年Bが魔力暴走を起こし村を消滅させた。
【組織】に居た1人《記憶》の報告書では《魔石生成》を持つ少年を助ける為に少年Bが無意識に火事場の馬鹿力を出し制御出来ないまま散っていったと。
《魔力生成》を保護した後、不安定だった為《記憶改変》を使用する。
ちなみに村は近くの山々を巻き込み消滅、その後は巨大な湖になっている。

↑それとは少し前の【組織】と後の話
別の場所で仕事をしていた当時のメンバー、最近上質の魔石が市場に出ている事に気付く。
それが魔物由来ではなく人的な物だと《記憶》がリーダーに知らせ出どころの村へ行く(商人風)
一見ただの山の中にある集落に小さいけど綺麗な魔石を持つ少年を発見する。彼は『友達からもらった』と言って去ってしまった。大人達から聞こうと聞き込み村長が商人相手に取引をしていると聞き村長を探し、取引風に話を始めていた。が、出どころだけは口にしない(村長と長く付き合いがある商人だけ知ってる)《記憶》を使いつつ、近くの村(遠い)に居る商人から聞いてる所であの村で魔力暴走が起き駆けつけた時には、村は無くなっていて周辺を探すと1羽の鳥が《バリア》を使って守る少年を発見した。《記憶》からここで何があったのか、リーダーに伝えて少年は保護される。
出来事のショックにより一時的に喋れもしなくなった少年に《記憶改変》が魔力暴走頃の記憶に蓋をする。
その後はリーダーがわりと付きっきりで少年の面倒を見ていた。

(⁠.⁠ ⁠❛⁠ ⁠ᴗ⁠ ⁠❛⁠.⁠)フェンの過去話がR18エロになっちゃったので短編ごっちゃに移動しました。それを元にエロ部分をボヤかして書いてみた。他の短編の内容がドイヒーなのでアドレスは載せませんがなんとなく気になる方はまぁどぞ。
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