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43.まだ…
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前半ルイーズ視点、後半ジェイク視点です
───────────────────────
エマに追い立てられ仕度を整え、彼女に見張られてどうにかスープだけ胃の中へと流し込んだ。
腫れた目は冷やし、酷いクマは化粧で誤魔化し、なんとか外に出られる顔にしてもらい、私はエマに引きずられるようにしてジェイクの部屋を訪ねた。
渋る私を無視して、何度かエマがノックしてみたけれど、ジェイクは仕事に出たようで幾ら待っても返事はなかった。
返事のない部屋の前で、恐らく仕事に行ったのだろうことを理解してその時初めて、もう私の警護は必要なくなったのだという事実に気が付いた。
よく考えてみれば、昨日のパーティーで事件を起こそうとしていた人たちは拘束されたのだ。
これで全ては解決。
私は後の報告を聞けばお役御免のはず。
そう。
もう解放されるのだから、護ってもらう必要もない。
つまり、もう…友人として以外、彼の傍にいられる理由もない──。
「どうやらもうお仕事に向かわれたようですね。ルイーズ様どうされますか?宿舎までお送りしましょうか?」
考えを巡らせていた私の耳にエマの声が響く。
私はぶんぶんと大きく頭を振った。
「仕事の邪魔はできないわ」
これ幸いとこの話は終わりにしてしまおう──。
という私の魂胆はエマには見透かされていたらしく、エマはすかさず「では」と返してくる。
「終わられる時間帯に宿舎の前でお待ちになって、どこかでお話をされるのが良いと思います」
適当に返事をして、誤魔化しておこう。
という魂胆も見抜かれているっぽい。
手をぐいっと握られ「お時間には私が宿舎までお供いたします」という力強い声をかけられた。
お願いだから、暫く独りで落ち込ませて欲しい…。
そう思っているのに、エマは「気分転換しましょうね!」と夕刻までずっと私をあちこち連れまわした。
「もういいわ、エマ。分かったから。ここでジェイクを待っていればいいんでしょ?」
エマの強引さに負けて、もう逃げる気力もなくなった私は、促されるまま宿舎の門から少し離れた場所で佇んでいた。
「では、ルイーズ様。必ず!必ずきちんとジェイク様とお話しなさってくださいね!」
しぶとく念を押されて、私は「はいはい」と気のない返事を返す。
もう既に陽が傾きかけている。
ジェイクの仕事ももうすぐ終わるだろう。
「1人で帰るつもりなら、暗くなる前に帰った方がいいわよ」
どうせ、ジェイクが出てきたら、1人どこかへ消えるつもりだろうエマへ私が言うと「そうですね」と相槌を打ち門へとちらりと視線を向けた。
「もう直に出てこられるでしょうし、私は先に戻らせていただきますね。戻られたらお話を伺いに参りますから、必ずお2人でお戻りくださいね!」
そう言うと、エマは一礼を残し宿へと向け歩き出した。
その背中を見送ってから、私も宿舎の門へと視線を向ける。
門番として立っている騎士の1人に見覚えがある。
確か、ジェイクが初めてここへ連れてきてくれた時にも門番をしていた人だ。
そんなことを思いながら、ぼーっと佇んでいると突然後ろから勢い良く手を引かれた。
驚いて振り返ると、肩に手を回され、周りから見えないように口元を覆われる。
抵抗しようとしても、2人がかりで腕をがっちり抱え込んだ状態で抱えられ、声をあげることもできず、引きずるように歩かされる。
少し離れた場所に停まっていた馬車まで引きずられ、無理矢理馬車に押し込められたところで、お腹に激痛が走り、それと同時に私は意識を手放した──。
***********************************************************
仕事が終わり宿舎の門を潜り、今日の門番のお2人に挨拶をしようと顔を向けたのと、門番をしていたカインさんが慌てたように声をあげたのは同時だった。
「おいっ、あれ!」
声に、カインさんの視線を追ってその先を見る。
男2人が真ん中に女性の肩を掴んで歩かせている姿が見える。
深紅の髪の女性を──。
まさか──?!
俺は確認するより先に走り出していた。
けれど、追い付くより先に女性は馬車に乗せられ、馬車はすぐに走り去ってしまった。
途中まで必死に追いかけて走ったが、追いつける訳もなく、そんな無駄なことをしている場合ではない、と俺は来た道を宿舎へと駆け戻った。
今ならあの人たちは──。
考えながら、気持ちに追いつかない足に苛立ちながら、俺は騎士団長室へと駆けた。
辿り着いた部屋で荒く扉を叩き、返事も待てずに部屋へと飛び込んだ。
そこには思った通り、騎士団長、ユージン隊長、ケネス隊長の姿があった。
ぎょっとしたようにこちらを振り返る3人は、俺の様相にある程度のことは察したのだろう、咎める言葉を発することなく俺の言葉を聴いてくれる。
「ルイーズが連れ去られました!!」
俺の言葉に、騎士団長と隊長2人が顔を見合わせる。
「──やはり」
「ハンコック卿だろうな」
「先手を打たれたか」
ケネス隊長に続き、ユージン隊長、騎士団長が言葉を漏らす。
早く──。
早く──。
早く──。
苛立つ俺の肩を両方からユージン隊長とケネス隊長が掴む。
「まずは落ち着け」
「現状把握と情報共有が先だ」
ユージン隊長に宥められ、ケネス隊長に諭される。
解っている。
解っているけれど──。
「まずはお前が知ることを話せ」
ケネス隊長が落ち着いた声音で話す。
それを聞くと、無性に腹が立って仕方がない。
確かに、騎士であればどんな時でも冷静に判断して動くべきだ。
それくらい解っている。
けれど…。
貴方は自分の一番大切な人間が危険な目にあっていても冷静でいられるのか──。
どうしようもない焦りが、怒りとなって八つ当たりのようになってしまっていることは自覚している。
深呼吸を繰り返し、息と気持ちを整えると、俺は目にした内容を思い出せる限り詳細に語った。
「なるほど。ではカインにも確認を取ろう」
「昨日捕らえた中にハンコック卿の姿がなくてな。今朝から5番隊に探らせていたところだったんだが、恐らく奴の仕業だろう」
ケネス隊長が頷き、それに続いてユージン隊長が状況を説明してくれる。
「直に5番隊から報告が上がってくるはずだ」
そして、騎士団長が心配するなと大きく頷きながら2人に続いた。
目星がついていて、報告があれば動けるのであれば、恐らくすぐに助けに行ける。
しかも5番隊が動いてくれているなら、もう既に救出に向かってくれているかもしれない。
俺は少しだけ焦る気持ちを鎮めて息を吐いた。
待っていてくれルイーズ。必ず助けに行くから──。
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エマに追い立てられ仕度を整え、彼女に見張られてどうにかスープだけ胃の中へと流し込んだ。
腫れた目は冷やし、酷いクマは化粧で誤魔化し、なんとか外に出られる顔にしてもらい、私はエマに引きずられるようにしてジェイクの部屋を訪ねた。
渋る私を無視して、何度かエマがノックしてみたけれど、ジェイクは仕事に出たようで幾ら待っても返事はなかった。
返事のない部屋の前で、恐らく仕事に行ったのだろうことを理解してその時初めて、もう私の警護は必要なくなったのだという事実に気が付いた。
よく考えてみれば、昨日のパーティーで事件を起こそうとしていた人たちは拘束されたのだ。
これで全ては解決。
私は後の報告を聞けばお役御免のはず。
そう。
もう解放されるのだから、護ってもらう必要もない。
つまり、もう…友人として以外、彼の傍にいられる理由もない──。
「どうやらもうお仕事に向かわれたようですね。ルイーズ様どうされますか?宿舎までお送りしましょうか?」
考えを巡らせていた私の耳にエマの声が響く。
私はぶんぶんと大きく頭を振った。
「仕事の邪魔はできないわ」
これ幸いとこの話は終わりにしてしまおう──。
という私の魂胆はエマには見透かされていたらしく、エマはすかさず「では」と返してくる。
「終わられる時間帯に宿舎の前でお待ちになって、どこかでお話をされるのが良いと思います」
適当に返事をして、誤魔化しておこう。
という魂胆も見抜かれているっぽい。
手をぐいっと握られ「お時間には私が宿舎までお供いたします」という力強い声をかけられた。
お願いだから、暫く独りで落ち込ませて欲しい…。
そう思っているのに、エマは「気分転換しましょうね!」と夕刻までずっと私をあちこち連れまわした。
「もういいわ、エマ。分かったから。ここでジェイクを待っていればいいんでしょ?」
エマの強引さに負けて、もう逃げる気力もなくなった私は、促されるまま宿舎の門から少し離れた場所で佇んでいた。
「では、ルイーズ様。必ず!必ずきちんとジェイク様とお話しなさってくださいね!」
しぶとく念を押されて、私は「はいはい」と気のない返事を返す。
もう既に陽が傾きかけている。
ジェイクの仕事ももうすぐ終わるだろう。
「1人で帰るつもりなら、暗くなる前に帰った方がいいわよ」
どうせ、ジェイクが出てきたら、1人どこかへ消えるつもりだろうエマへ私が言うと「そうですね」と相槌を打ち門へとちらりと視線を向けた。
「もう直に出てこられるでしょうし、私は先に戻らせていただきますね。戻られたらお話を伺いに参りますから、必ずお2人でお戻りくださいね!」
そう言うと、エマは一礼を残し宿へと向け歩き出した。
その背中を見送ってから、私も宿舎の門へと視線を向ける。
門番として立っている騎士の1人に見覚えがある。
確か、ジェイクが初めてここへ連れてきてくれた時にも門番をしていた人だ。
そんなことを思いながら、ぼーっと佇んでいると突然後ろから勢い良く手を引かれた。
驚いて振り返ると、肩に手を回され、周りから見えないように口元を覆われる。
抵抗しようとしても、2人がかりで腕をがっちり抱え込んだ状態で抱えられ、声をあげることもできず、引きずるように歩かされる。
少し離れた場所に停まっていた馬車まで引きずられ、無理矢理馬車に押し込められたところで、お腹に激痛が走り、それと同時に私は意識を手放した──。
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仕事が終わり宿舎の門を潜り、今日の門番のお2人に挨拶をしようと顔を向けたのと、門番をしていたカインさんが慌てたように声をあげたのは同時だった。
「おいっ、あれ!」
声に、カインさんの視線を追ってその先を見る。
男2人が真ん中に女性の肩を掴んで歩かせている姿が見える。
深紅の髪の女性を──。
まさか──?!
俺は確認するより先に走り出していた。
けれど、追い付くより先に女性は馬車に乗せられ、馬車はすぐに走り去ってしまった。
途中まで必死に追いかけて走ったが、追いつける訳もなく、そんな無駄なことをしている場合ではない、と俺は来た道を宿舎へと駆け戻った。
今ならあの人たちは──。
考えながら、気持ちに追いつかない足に苛立ちながら、俺は騎士団長室へと駆けた。
辿り着いた部屋で荒く扉を叩き、返事も待てずに部屋へと飛び込んだ。
そこには思った通り、騎士団長、ユージン隊長、ケネス隊長の姿があった。
ぎょっとしたようにこちらを振り返る3人は、俺の様相にある程度のことは察したのだろう、咎める言葉を発することなく俺の言葉を聴いてくれる。
「ルイーズが連れ去られました!!」
俺の言葉に、騎士団長と隊長2人が顔を見合わせる。
「──やはり」
「ハンコック卿だろうな」
「先手を打たれたか」
ケネス隊長に続き、ユージン隊長、騎士団長が言葉を漏らす。
早く──。
早く──。
早く──。
苛立つ俺の肩を両方からユージン隊長とケネス隊長が掴む。
「まずは落ち着け」
「現状把握と情報共有が先だ」
ユージン隊長に宥められ、ケネス隊長に諭される。
解っている。
解っているけれど──。
「まずはお前が知ることを話せ」
ケネス隊長が落ち着いた声音で話す。
それを聞くと、無性に腹が立って仕方がない。
確かに、騎士であればどんな時でも冷静に判断して動くべきだ。
それくらい解っている。
けれど…。
貴方は自分の一番大切な人間が危険な目にあっていても冷静でいられるのか──。
どうしようもない焦りが、怒りとなって八つ当たりのようになってしまっていることは自覚している。
深呼吸を繰り返し、息と気持ちを整えると、俺は目にした内容を思い出せる限り詳細に語った。
「なるほど。ではカインにも確認を取ろう」
「昨日捕らえた中にハンコック卿の姿がなくてな。今朝から5番隊に探らせていたところだったんだが、恐らく奴の仕業だろう」
ケネス隊長が頷き、それに続いてユージン隊長が状況を説明してくれる。
「直に5番隊から報告が上がってくるはずだ」
そして、騎士団長が心配するなと大きく頷きながら2人に続いた。
目星がついていて、報告があれば動けるのであれば、恐らくすぐに助けに行ける。
しかも5番隊が動いてくれているなら、もう既に救出に向かってくれているかもしれない。
俺は少しだけ焦る気持ちを鎮めて息を吐いた。
待っていてくれルイーズ。必ず助けに行くから──。
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