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54.決着そして手に入れた居場所
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「では、証拠は既に手に入れているのだな?」
殿下の問いかけに騎士団長が「はい」と短く返事を返すと、殿下は顎をひと撫でしてから、思わず背筋が凍るような鋭い声で宣言する。
「分かった。では、イアン及びハンコックについては公開処刑。その他の者については終身投獄とする。これについては戻り次第摂政に指示しておこう」
言って殿下はふっと息を吐き、リアム様へ視線を向ける。
「これで、憂なく即位と婚姻の儀を執り行えるな」
その言葉に、リアム様は大きく頷き返される。
私は国王陛下や王太子殿下のことは良く知らないけれど、話を聞く限りだと、どうやら近く、国王陛下が退かれて、王太子殿下が即位される予定があったのだろう。
「さて。では、屋敷も引き渡せたことだし、クロフォード夫人には休みが明け次第、王室付き監督官として騎士宿舎の方へ出仕してもらおうか」
「かしこまりました。微力ながら王太子殿下のお役に立てますよう努めさせていただきます」
殿下が再度私へと視線を寄越し告げられる言葉に、私は深く頭を下げ応じた。
「殿下、この場をお借りして、クロフォード夫妻に確認しておきたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」
私たちのやり取りを黙って見ていた騎士団長が、話が終わったと見て、殿下へ声をかけられる。
確認したいこと…とはなんだろうか。
そう思って首を傾げ、騎士団長へ視線を送ると、殿下から許可を得た騎士団長はジェイクへ私の後背へ回るよう指示してから話始めた。
「ルイーズ嬢…、否、クロフォード夫人もお気付きかもしれませんが、騎士の勤務には夜勤もありまして」
そこまで言われて、以前ふと考えたことを思い出す。
私のその表情を見て、騎士団長も理解してくれたと判断したのか、そのまま単刀直入に言いたかったことを切り出してくる。
「夜勤の際に、こちらに1名以上の騎士を派遣したいと思っているのですが、何分女性しかいらっしゃらないお屋敷ですので、ご希望の者がございましたら指名していただこうかと」
言われてようやくそこに思い至った私が斜め後ろに控えるジェイクを見上げると、彼は僅か顔を引きつらせていた。
そうか。確かに夜にはエマも帰ってしまうし、ジェイクがいないなら私1人。
そこに護衛とはいえ騎士の方を置くということは…。
まあ、騎士の方がそんな間違いを犯すとは思えないのだけれど。
騎士団長からしてまだ40歳前後なのではないかという風貌で、恐らく騎士団に所属する人たちは更に若い人が殆どなのではないだろうか。
そうなると、かなり信用の於ける人を派遣して欲しいと願うだろうとの配慮だろう。
そんな騎士団長と私たちの様子を、殿下はいつもながら楽しそうに眺めている。
騎士団長の後背に控える隊長方は「あー…」とでも言いたげな表情を浮かべている。
とは言え、私の知っている騎士の方は限られている。
その上、私の目では、お願いする時点で邪な感情を持っていなければ、見分けられない。後からそのような感情を持たれてしまえば、どうにもできない。
私はもう一度、ジェイクを見上げた。
彼も酷く思案しているように見える。
私は少し考えを巡らせた後、ジェイクへ声をかけた。
「あの…。私が選んでもいいかしら?」
彼は私がそう言うと、驚いたように私を見据える。
「絶対に大丈夫だと思える方がいらっしゃるから」
そう付け加えると、彼は少し瞳を揺らし動揺を見せたけれど、小さく頷いて「分かった。ルイーズに任せる」と言ってくれた。
私は彼に「ありがとう」と返し、騎士団長へと向き直った。
「ご配慮ありがとうございます。それでは、大変お忙しい方たちに申し訳ないのですが、ユージン隊長かケネス隊長にお願いしたく存じます」
私が淀みなく言葉を紡ぐと、それに対する皆の反応は様々だった。
アイザック隊長とエディ隊長は「ほー」とでも言いたげな、どこか関心を引かれるような反応を示し、殿下は相変わらず只々成り行きを楽しんでいる。
リアム様はまあ納得がいく人選だなとでも言いたげな様子でお2人に視線を注いでいる。
当のユージン隊長は、選ばれた理由に見当がついているらしく、特にこれといった反応がない。
ケネス隊長は、少し困惑したような表情を浮かべている。
ジェイクを見上げれば、彼は少し困ったような表情を浮かべている。
あまりお好みの人選ではなかったのかしら?
最後に騎士団長に視線を戻すと、彼は特に人選に反応した様子はなく「分かりました。ではそのように手配いたします」とすぐに承諾の返事を返してくれた。
「因みに、その人選の理由は訊いてもいいのかな?クロフォード夫人」
ただ楽し気に成り行きを見守っていた殿下が、話が決着したところで私に問いかけてくる。
指名されたご本人とリアム様を除いて、全ての視線が集まり『聞きたい』というオーラを出している。
私は、ユージン隊長とケネス隊長に視線をやり、口元に手を添え考える。
そして王太子殿下へ向き直り、にっこりと笑いかけた。
「ただの勘です。一番長くお世話にもなっていましたし」
「ほう」
納得したふうではないけれど、殿下はそれ以上追及することなく、その場はお開きとなった。
翌日休日を挟んで、翌々日からは騎士宿舎へジェイクと共に出勤することになった。
彼が夜勤の時は、警護についてくださる、ユージン隊長かケネス隊長が私の出勤に合わせて宿舎へと戻られることになった。
宿舎の中の一室に案内され、今日からここを使ってくださいと説明される。
以前のモーティマー邸での面談のように、期間と人数が決まっている訳ではなく、騎士団への入団希望や、王宮への出仕を希望する者があれば随時という形で、一年に一度、一斉に入団が決まる時期以外は特に忙しくなることはないらしい。
ただ、暫くは王太子殿下のご即位、ご婚姻により、王妃様となられる方に仕える者を選別する必要があり、多少立て続けの面談にはなるだろうとのことだった。
それさえ過ぎてしまえば、召し抱えられたとは言え、どちらかと言うと護衛目的の方が大きく、特にすることもなく宿舎の一室で過ごすことになるのではなかろうかと思われる。
けれど、当面の間は人の来訪が絶えないだろうことは、出向いた瞬間に窺い知ることができた。
まだ勤務前の騎士や、夜勤明けの騎士と思われる方たちが、部屋の周りに群がっている。
「ジェイク、彼女がお前の愛しいお姫様か?!」
「いい加減紹介してくれよ。俺たちずっとお前のお姫様に会えるの楽しみにしてたんだから」
あちこちからあがる声全てに「ジェイクのお姫様」という言葉が含まれていて、囲まれる私たちはたちまち顔を真っ赤に染める羽目になる。
どうやら、出勤初日の騒動や、その後の彼の特別勤務などから、私はジェイクの想い人として騎士団内では「ジェイクのお姫様」と呼ばれ、結構有名だったらしい。
本当に…。こんな状態であれば、騎士団長にあんな配慮をしていただかなくても良いくらいだったかもしれない。
出勤時や退勤時、休憩時間などを使って、手の空いた騎士の方が代わる代わる部屋へと押し寄せる。
やはり騎士として勤める方たちに、おかしな人たちも見受けられず。
私も暇を持て余しているし、ジェイクの同僚である彼らと話すことは苦ではなく、部屋を訪ねて来る方たちの相手をしていると、ユージン隊長とケネス隊長が呆れたような面持ちで部屋へと訪れた。
「申し訳ない、ルイーズ嬢。否、クロフォード夫人」
名前を呼ぶ機会の多かったユージン隊長はどうしても以前と同じように呼んでしまうらしく、わざわざ言い直してくれる。
「落ち着かないかもしれないが、面談の時以外は扉は開け放しておいていただけますか」
恐らく、私の身の安全のため、そして疾しいことがないことを示すためだろう。
ケネス隊長がため息を吐きながら周りを見回す。
「各隊長から随分と注意はしているんだがな」
2人の後ろから現れたアイザック隊長が呆れたように漏らす。
隊長方のご苦労を思いながら、私は苦い笑いを浮かべ隊長方へと言葉を返した。
「皆さん、しばらくしたら飽きられますよ」
殿下の問いかけに騎士団長が「はい」と短く返事を返すと、殿下は顎をひと撫でしてから、思わず背筋が凍るような鋭い声で宣言する。
「分かった。では、イアン及びハンコックについては公開処刑。その他の者については終身投獄とする。これについては戻り次第摂政に指示しておこう」
言って殿下はふっと息を吐き、リアム様へ視線を向ける。
「これで、憂なく即位と婚姻の儀を執り行えるな」
その言葉に、リアム様は大きく頷き返される。
私は国王陛下や王太子殿下のことは良く知らないけれど、話を聞く限りだと、どうやら近く、国王陛下が退かれて、王太子殿下が即位される予定があったのだろう。
「さて。では、屋敷も引き渡せたことだし、クロフォード夫人には休みが明け次第、王室付き監督官として騎士宿舎の方へ出仕してもらおうか」
「かしこまりました。微力ながら王太子殿下のお役に立てますよう努めさせていただきます」
殿下が再度私へと視線を寄越し告げられる言葉に、私は深く頭を下げ応じた。
「殿下、この場をお借りして、クロフォード夫妻に確認しておきたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」
私たちのやり取りを黙って見ていた騎士団長が、話が終わったと見て、殿下へ声をかけられる。
確認したいこと…とはなんだろうか。
そう思って首を傾げ、騎士団長へ視線を送ると、殿下から許可を得た騎士団長はジェイクへ私の後背へ回るよう指示してから話始めた。
「ルイーズ嬢…、否、クロフォード夫人もお気付きかもしれませんが、騎士の勤務には夜勤もありまして」
そこまで言われて、以前ふと考えたことを思い出す。
私のその表情を見て、騎士団長も理解してくれたと判断したのか、そのまま単刀直入に言いたかったことを切り出してくる。
「夜勤の際に、こちらに1名以上の騎士を派遣したいと思っているのですが、何分女性しかいらっしゃらないお屋敷ですので、ご希望の者がございましたら指名していただこうかと」
言われてようやくそこに思い至った私が斜め後ろに控えるジェイクを見上げると、彼は僅か顔を引きつらせていた。
そうか。確かに夜にはエマも帰ってしまうし、ジェイクがいないなら私1人。
そこに護衛とはいえ騎士の方を置くということは…。
まあ、騎士の方がそんな間違いを犯すとは思えないのだけれど。
騎士団長からしてまだ40歳前後なのではないかという風貌で、恐らく騎士団に所属する人たちは更に若い人が殆どなのではないだろうか。
そうなると、かなり信用の於ける人を派遣して欲しいと願うだろうとの配慮だろう。
そんな騎士団長と私たちの様子を、殿下はいつもながら楽しそうに眺めている。
騎士団長の後背に控える隊長方は「あー…」とでも言いたげな表情を浮かべている。
とは言え、私の知っている騎士の方は限られている。
その上、私の目では、お願いする時点で邪な感情を持っていなければ、見分けられない。後からそのような感情を持たれてしまえば、どうにもできない。
私はもう一度、ジェイクを見上げた。
彼も酷く思案しているように見える。
私は少し考えを巡らせた後、ジェイクへ声をかけた。
「あの…。私が選んでもいいかしら?」
彼は私がそう言うと、驚いたように私を見据える。
「絶対に大丈夫だと思える方がいらっしゃるから」
そう付け加えると、彼は少し瞳を揺らし動揺を見せたけれど、小さく頷いて「分かった。ルイーズに任せる」と言ってくれた。
私は彼に「ありがとう」と返し、騎士団長へと向き直った。
「ご配慮ありがとうございます。それでは、大変お忙しい方たちに申し訳ないのですが、ユージン隊長かケネス隊長にお願いしたく存じます」
私が淀みなく言葉を紡ぐと、それに対する皆の反応は様々だった。
アイザック隊長とエディ隊長は「ほー」とでも言いたげな、どこか関心を引かれるような反応を示し、殿下は相変わらず只々成り行きを楽しんでいる。
リアム様はまあ納得がいく人選だなとでも言いたげな様子でお2人に視線を注いでいる。
当のユージン隊長は、選ばれた理由に見当がついているらしく、特にこれといった反応がない。
ケネス隊長は、少し困惑したような表情を浮かべている。
ジェイクを見上げれば、彼は少し困ったような表情を浮かべている。
あまりお好みの人選ではなかったのかしら?
最後に騎士団長に視線を戻すと、彼は特に人選に反応した様子はなく「分かりました。ではそのように手配いたします」とすぐに承諾の返事を返してくれた。
「因みに、その人選の理由は訊いてもいいのかな?クロフォード夫人」
ただ楽し気に成り行きを見守っていた殿下が、話が決着したところで私に問いかけてくる。
指名されたご本人とリアム様を除いて、全ての視線が集まり『聞きたい』というオーラを出している。
私は、ユージン隊長とケネス隊長に視線をやり、口元に手を添え考える。
そして王太子殿下へ向き直り、にっこりと笑いかけた。
「ただの勘です。一番長くお世話にもなっていましたし」
「ほう」
納得したふうではないけれど、殿下はそれ以上追及することなく、その場はお開きとなった。
翌日休日を挟んで、翌々日からは騎士宿舎へジェイクと共に出勤することになった。
彼が夜勤の時は、警護についてくださる、ユージン隊長かケネス隊長が私の出勤に合わせて宿舎へと戻られることになった。
宿舎の中の一室に案内され、今日からここを使ってくださいと説明される。
以前のモーティマー邸での面談のように、期間と人数が決まっている訳ではなく、騎士団への入団希望や、王宮への出仕を希望する者があれば随時という形で、一年に一度、一斉に入団が決まる時期以外は特に忙しくなることはないらしい。
ただ、暫くは王太子殿下のご即位、ご婚姻により、王妃様となられる方に仕える者を選別する必要があり、多少立て続けの面談にはなるだろうとのことだった。
それさえ過ぎてしまえば、召し抱えられたとは言え、どちらかと言うと護衛目的の方が大きく、特にすることもなく宿舎の一室で過ごすことになるのではなかろうかと思われる。
けれど、当面の間は人の来訪が絶えないだろうことは、出向いた瞬間に窺い知ることができた。
まだ勤務前の騎士や、夜勤明けの騎士と思われる方たちが、部屋の周りに群がっている。
「ジェイク、彼女がお前の愛しいお姫様か?!」
「いい加減紹介してくれよ。俺たちずっとお前のお姫様に会えるの楽しみにしてたんだから」
あちこちからあがる声全てに「ジェイクのお姫様」という言葉が含まれていて、囲まれる私たちはたちまち顔を真っ赤に染める羽目になる。
どうやら、出勤初日の騒動や、その後の彼の特別勤務などから、私はジェイクの想い人として騎士団内では「ジェイクのお姫様」と呼ばれ、結構有名だったらしい。
本当に…。こんな状態であれば、騎士団長にあんな配慮をしていただかなくても良いくらいだったかもしれない。
出勤時や退勤時、休憩時間などを使って、手の空いた騎士の方が代わる代わる部屋へと押し寄せる。
やはり騎士として勤める方たちに、おかしな人たちも見受けられず。
私も暇を持て余しているし、ジェイクの同僚である彼らと話すことは苦ではなく、部屋を訪ねて来る方たちの相手をしていると、ユージン隊長とケネス隊長が呆れたような面持ちで部屋へと訪れた。
「申し訳ない、ルイーズ嬢。否、クロフォード夫人」
名前を呼ぶ機会の多かったユージン隊長はどうしても以前と同じように呼んでしまうらしく、わざわざ言い直してくれる。
「落ち着かないかもしれないが、面談の時以外は扉は開け放しておいていただけますか」
恐らく、私の身の安全のため、そして疾しいことがないことを示すためだろう。
ケネス隊長がため息を吐きながら周りを見回す。
「各隊長から随分と注意はしているんだがな」
2人の後ろから現れたアイザック隊長が呆れたように漏らす。
隊長方のご苦労を思いながら、私は苦い笑いを浮かべ隊長方へと言葉を返した。
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