転生少女は怠惰した生活の夢を見るか?

オウラ

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大いなる誤算

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 OC当日、相変わらず機嫌の悪い翔真とともに立花君との待ち合わせ場所に向かう事にした。

 待ち合わせ場所は、本日OCが行われる大学の正門前。大学まで最寄の駅から電車で15分程さらにそこから歩いて5分程度の所にあるので、仮にそこへ通うとしたら中々好立地何だろう。まぁ、今回ばかしは、翔真のご厚意に甘えまくり、奴の家の車で大学にまで送って貰ったんだけどね。



 そして、時刻は午前10時過ぎ。OCの受付が始まって少し経ったぐらいに、ようやく待ち合わせの場所へとたどり着いた。

 急いで正門前に駆け寄れば、すでに、そこには待ち人が私たちを待っていた。

「ごめんね、立花君。遅れちゃって。道に迷っちゃって」

 そう、何故かこの大学に来るのにものすごい時間をようしたのだ。運転手さんが近道だという道へ行ったはいいものの。何故か途中で、元の道に戻ってた。何故だ!!天下の蘇芳家に使える身なのになんで間違えるんだよ。と思ったが、人間誰しも失敗はあるよね。うん………



「いや、事前にメールを貰っていたから大丈夫だよ。それより、たどり着けてよかったよ。なんなら駅まで迎えに行けばよかったかな?」
「それは、俺がいるから必要ない」

 相変わらず、なんて優しいのだろうか立花君。その優しさは天下一品!!と思いお礼を言おうとしたその瞬間、さっきまで黙っていた翔真がそんな事を口にする。うぉぉぉぉぉ、お前、それは失礼だよ。自己紹介なく、いきなり横槍を入れるなよ。

「えっと……君は?」
「あはははは、ごめんね、立花君。えっと、此奴は蘇芳 翔真。私の幼馴染なんだ。」
「あぁ、メールで言っていた相手の子か。……へぇー、男だったんだ。幼馴染って言うから、すっかり女の子かと思ったよ。」


 なんとなくデジャブを感じると思ったけれど、確か翔真も始め立花君の事女の子かと思ってたらしいからか。もしかして、この2人って似ている?気があうのかもしれないな。これは、互いに紹介して、仲良くなってもらうか。それにしても、自分と仲がいい子同士を紹介するって変な気分。

「うん、そうだよ。、で、翔真!こちらは立花君、立花健斗君だよ。クラスメイトでよくお世話になっているんだ」



 取りあえず、互いを互いに紹介してみる。思えば、翔真に私の友達を紹介するのって初めてかも。まぁ、その逆も今までなかったけれどね。

 それにしてもなんだろうか?なんか、なんていうか。あれ?気のせいなのかな?この2人を会わせた瞬間から、2人の機嫌が物凄く悪くなったような気がする。翔真はもとい、立花君も顔は笑っているんだけど、目が笑っていないような………なんていうか怖いんですけど



「………えっと、蘇芳さん?立花健斗です。よろしくお願いします」
「あぁ、蘇芳 翔真だ。立花だっけ?いつもうちの・・・奏がお世話になっているらしいな。礼を言う」
「いえいえ、桃月さんには僕の方こそお世話になってますから。」
「奏は昔から、だらけ癖があるからな。一緒にいると大変だろ?此奴の世話」
「いや、桃月さんとは趣味とかがあうので、一緒にいると楽しいですよ?大変と思った事は一度もないですから」


 ……翔真よ、今までそんな事を思って居たのか。と言うかそんなに大変なら私と関わるのをやめればいいだろ?こっちだって、そんな風に思われながら世話をされたくない。と言うか、何も文句言われずに、過ごして居たいんだけど……
 逆に、立花君は相変わらず優しすぎて、トキメキかけるよ。よくないよそう言う発言。勘違いしちゃうぞ!このヤロー


 にしても、なんでだろうか。真夏だと言うのに、この2人に挟まれた私の体感温度は氷点下。え、なんか2人ともあったばかりなのに仲悪くない?私の気のせい?ビシビシと伝わるなんとも言えない視線が両側から突き刺さる。こ、怖いんですけど!!
 も、もしかしてこの2人を合わせたのって間違いだったりする?
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