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え!?ここが閻魔様の館?
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~え!?俺に会ったことある?~
ー俺は今、死んだやつが来る世界にいるらしい。それも、未練をもって転生が出来ないやつらが集められた所にだ。
でも、俺は未練はたっくさんあるが死んではいない。なんで、死んでないのにここにいるかって?俺は、数時間前に下校途中の信号で大型トラックにブッ飛ばされ、気がつけばこの状態だ。それに、ちょっと可愛い女の子に声をかけられ今、閻魔様に会いに行くそうだ。いつ、俺は戻れるのか。ー
勇助は、少女の後ろをついていき周りを見渡した。周りには、家がたくさん建っており洋風な町並みだった。
「なあ、ここの住民ってみんな未練を残したやつなんだよな?なんで、早く未練を叶えないんだ?転生したくないのか?」
「それは、ここに来ると家族のことや、友達関係、恋人や自分の死んだ理由などが分からなくなるようになってるんです。なので、未練が家族との思い出の人や友達関係が多くて、なかなか転生できずにみんないるんです。中には、転生したくない人もいると思いますが。」
と、少女は前を歩きながら勇助に答えた。
少女との会話が切れてしまい、勇助は気まずい空気を何とかしようと頑張って考えて少女に話した。
「そ、そういやお前の名前聞いてなかったな。何て名前なんだ?それとも、ここに来たら名前も忘れるのか?」
「いえ、名前は覚えています。苗字は分かりませんが。私の名前は奏でる夢と書いて、りずむです。」
「へぇー!流行りのキラキラネームか?」
「はい。親もすごい名前を思いつきましたよね。あなたは何て名前なんですか?」
「俺は、柳坂 勇助ってんだ。よろしくな」
すると、少女が何か思い出したかのように止まって勇助の方を向き、腕をくんで考えだした。
「勇助くんですか。ゆうすけ、、ゆうすけ」
「ん?どうした?」
「あの、私のことご存じないですか?私、あなたに何処かでお会いした気がするのですが。」
「んー悪いな俺はないと思うぞ。」
「そ、そうですか。そうですよね!」
と、納得したかのように笑ってまた、前を向いて歩きだした。
勇助は、奏夢が言っていたことを考えていた。
(俺は会ったことない気もするが、こいつは見覚えがあるのか。何なんだろうな、なんか出そうで出ない感じ、俺があったことあるのに忘れてるだけなのか?)
そんなことを考えていると少女が急に立ち止まり勇助は、少女にぶつかった。
「うわっ!って急に止まるなよ、びっくりするだろ」
と驚きを隠せずに言うと少女はこちらを向いて、笑って言った。
「ごめんなさい。でも、着きましたよ。閻魔様の館に!」
そこは、おおきな館だった。でも、閻魔様のって言われたらイメージが崩れるくらい全くイメージと違う館だった。ピンクと水色、黄緑に、黄色にオレンジ。すべて優しい色で塗装されている感じだった。
「ここが?閻魔様の館?本当か?本当にここか?」
勇助は、同様が隠せずに何回も聞いた。
「驚きますよね、私も最初は違うって思ってましたけど、閻魔様見れば納得しますよ。さ、入りましょう。」
少女は、バカでかい扉を開けて入っていき勇助も続いて入っていった。
つづく
ー俺は今、死んだやつが来る世界にいるらしい。それも、未練をもって転生が出来ないやつらが集められた所にだ。
でも、俺は未練はたっくさんあるが死んではいない。なんで、死んでないのにここにいるかって?俺は、数時間前に下校途中の信号で大型トラックにブッ飛ばされ、気がつけばこの状態だ。それに、ちょっと可愛い女の子に声をかけられ今、閻魔様に会いに行くそうだ。いつ、俺は戻れるのか。ー
勇助は、少女の後ろをついていき周りを見渡した。周りには、家がたくさん建っており洋風な町並みだった。
「なあ、ここの住民ってみんな未練を残したやつなんだよな?なんで、早く未練を叶えないんだ?転生したくないのか?」
「それは、ここに来ると家族のことや、友達関係、恋人や自分の死んだ理由などが分からなくなるようになってるんです。なので、未練が家族との思い出の人や友達関係が多くて、なかなか転生できずにみんないるんです。中には、転生したくない人もいると思いますが。」
と、少女は前を歩きながら勇助に答えた。
少女との会話が切れてしまい、勇助は気まずい空気を何とかしようと頑張って考えて少女に話した。
「そ、そういやお前の名前聞いてなかったな。何て名前なんだ?それとも、ここに来たら名前も忘れるのか?」
「いえ、名前は覚えています。苗字は分かりませんが。私の名前は奏でる夢と書いて、りずむです。」
「へぇー!流行りのキラキラネームか?」
「はい。親もすごい名前を思いつきましたよね。あなたは何て名前なんですか?」
「俺は、柳坂 勇助ってんだ。よろしくな」
すると、少女が何か思い出したかのように止まって勇助の方を向き、腕をくんで考えだした。
「勇助くんですか。ゆうすけ、、ゆうすけ」
「ん?どうした?」
「あの、私のことご存じないですか?私、あなたに何処かでお会いした気がするのですが。」
「んー悪いな俺はないと思うぞ。」
「そ、そうですか。そうですよね!」
と、納得したかのように笑ってまた、前を向いて歩きだした。
勇助は、奏夢が言っていたことを考えていた。
(俺は会ったことない気もするが、こいつは見覚えがあるのか。何なんだろうな、なんか出そうで出ない感じ、俺があったことあるのに忘れてるだけなのか?)
そんなことを考えていると少女が急に立ち止まり勇助は、少女にぶつかった。
「うわっ!って急に止まるなよ、びっくりするだろ」
と驚きを隠せずに言うと少女はこちらを向いて、笑って言った。
「ごめんなさい。でも、着きましたよ。閻魔様の館に!」
そこは、おおきな館だった。でも、閻魔様のって言われたらイメージが崩れるくらい全くイメージと違う館だった。ピンクと水色、黄緑に、黄色にオレンジ。すべて優しい色で塗装されている感じだった。
「ここが?閻魔様の館?本当か?本当にここか?」
勇助は、同様が隠せずに何回も聞いた。
「驚きますよね、私も最初は違うって思ってましたけど、閻魔様見れば納得しますよ。さ、入りましょう。」
少女は、バカでかい扉を開けて入っていき勇助も続いて入っていった。
つづく
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