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2話 月曜の章 「ここから俺達は出会う」
エース編 4
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ーーそして、時は夜を迎えた。
ヒロタ達はもう既に就寝に入ったようだ。
エースも灯りを消し、就寝へと入る。
まだ空気が冷える季節なのに、初めての寮暮らしで眠りつけずにいる。
その時、扉をノックする音が聞こえた。
エース「誰だ?」
ユーシス「失礼する。」
エース「ああ、...入っていいぞ。」
というとユーシスは部屋へと入っていきエースの前で止まる。
ユーシス
「先程は、失礼したな。だが、だからといってお前と他の奴らとは関わるつもりはない。そこのところは履き違えてもらっては困るが。一応、謝罪と思い...。」
エース
「え?あ、いや...まあ、初対面だしこのご時世だから人を信用できないとかはあると思うけど...。」
ユーシスの一瞬律儀な態度が伺えたがまたすぐに強気な態度に戻り、エースはとても返答に困った。
ユーシス
「まあ、名乗らねばそれも到底困るだろう。俺はユーシス、ユーシス・ヴァリダールだ。貴様、ヴァリダール家を知っているか?」
エース
「うーん、どうだろう。何分山間部に住んでたから、そこら辺の知識はあまり...」
ユーシス
「ほう、俺の事を知らんとは...随分とお前の所は世間らずだな。それで、貴様の名は...。」
エース
「エース、エース・トラブデン。」
すると、ユーシスが一瞬驚いたような表情をしたがまたすぐに無表情になる。
エース「ん?どうした?」
ユーシス
「いや、なにもない...俺はもう部屋に戻る。よい夢を....。」
エース「あっああ...。」
ユーシスはそういうとエースの部屋から出ていった。
エース
(あいつ、高貴で厳しく気品溢れるオーラが出ているけれど、案外、律儀で礼儀正しい所もあるんだな。)
エースは厚い毛布を自身に掛け、明日への希望と不安を胸に秘め、そのまま瞳を閉じた。ーー
ーー次の日の朝、エースは起床し、支度し終えると6人はすぐさま朝食へと向かった。朝食は休日は服装は何でも良いと言うことで服装は自由だが、登校日は制服で朝食をとるということがこの学園の掟だと説明された。
というのも朝礼までの時間短縮ということもあるらしい。
自分達の分の朝食を取るため食べ物を探しているとエースは昨日会った茶髪の女子と出会った。
彼女もエースの方に目を向けるとすぐにふん、と鼻を鳴らして不機嫌そうな表情を見せた。
エースも愛想よくも気まずい表情で返した。
??「セスルちゃーーーーん♪」
と声が聞こえた。エースが声の主へ視線を向けるとなんとカスミだった。
カスミが彼女のもとへとやって来て話しかける。
セスル
「ちょっとあなた、馴れ馴れしくしないでもらえるかしら?私達一日しか知り合ってないのに...。」
カスミ
「それじゃーあ、もっとぎゅーってしたら仲良くしていいってことかな?」
といって、カスミは己の胸にセスルの顔を押し付けるようにいきなり抱きしめた。
セスル
「ちょっと!そういうことじゃないわよ!というか苦し...うっ...(大きいというのが一番腹立つわねこの子~...!!)」
エース(これは見ていいやつなのか?//まあ、悪くは...。)
カスミ「あ、エース君、また会ったね、おはよう!!」
エース
「あ、ああ、おはよう。というか、苦しそうだよそいつ、たぶん....。」
セスル「んっ!はあ....はあ....はあ...!!」
そういうとカスミはセスルを解放しエースの方へと駆け寄った。
そして、心配そうな表情で、
カスミ「それより聞いたよ、昨日の事、大丈夫だった?」
と言った。
エース「あ、ああ、その事誰かに聞いたんだ...この通り元気だよ。」
カスミ
「そうか、そのね、エース君がどこかの侵入者さんに襲われそうになった所を教官に助けてもらって保健室に運ばれたって昨日ジェニファーちゃんから聞いてね。...無事で良かった。」
カスミは安心した表情でそういった。
エース
「誰かがそいつに襲われそうになってたから助けなきゃって思って、まあ、結局は逆に助けられて迷惑かけてしまったが、心配かけてすまなかったな...。」
カスミ「ううん、エースくんが謝る必要は...」
セスル「本当ね。」
カスミがいいかける所にセスルがエースに肯定した。
セスル
「人に迷惑をかけたと思ったのなら反省するべきじゃないかしら?それともう少し自分の行動を見直しなさい。それじゃあ、私はもういくから。」
とセスルに咎められたエースはなにも出なかった。
そして、彼女はそのままエースの元を後にした。
カスミ
「....んー、じゃあ、私ももう行くね。」
エース「ああ...。」
そして、カスミも少しにこやかに挨拶してセスルのいった方向へ去った。
エース
(...セスルか...なんだか気の強いやつだな...。まあ、俺の不手際でああなったんだけど...まあ、徐々に深めていくしかないか...。)ーー
ヒロタ達はもう既に就寝に入ったようだ。
エースも灯りを消し、就寝へと入る。
まだ空気が冷える季節なのに、初めての寮暮らしで眠りつけずにいる。
その時、扉をノックする音が聞こえた。
エース「誰だ?」
ユーシス「失礼する。」
エース「ああ、...入っていいぞ。」
というとユーシスは部屋へと入っていきエースの前で止まる。
ユーシス
「先程は、失礼したな。だが、だからといってお前と他の奴らとは関わるつもりはない。そこのところは履き違えてもらっては困るが。一応、謝罪と思い...。」
エース
「え?あ、いや...まあ、初対面だしこのご時世だから人を信用できないとかはあると思うけど...。」
ユーシスの一瞬律儀な態度が伺えたがまたすぐに強気な態度に戻り、エースはとても返答に困った。
ユーシス
「まあ、名乗らねばそれも到底困るだろう。俺はユーシス、ユーシス・ヴァリダールだ。貴様、ヴァリダール家を知っているか?」
エース
「うーん、どうだろう。何分山間部に住んでたから、そこら辺の知識はあまり...」
ユーシス
「ほう、俺の事を知らんとは...随分とお前の所は世間らずだな。それで、貴様の名は...。」
エース
「エース、エース・トラブデン。」
すると、ユーシスが一瞬驚いたような表情をしたがまたすぐに無表情になる。
エース「ん?どうした?」
ユーシス
「いや、なにもない...俺はもう部屋に戻る。よい夢を....。」
エース「あっああ...。」
ユーシスはそういうとエースの部屋から出ていった。
エース
(あいつ、高貴で厳しく気品溢れるオーラが出ているけれど、案外、律儀で礼儀正しい所もあるんだな。)
エースは厚い毛布を自身に掛け、明日への希望と不安を胸に秘め、そのまま瞳を閉じた。ーー
ーー次の日の朝、エースは起床し、支度し終えると6人はすぐさま朝食へと向かった。朝食は休日は服装は何でも良いと言うことで服装は自由だが、登校日は制服で朝食をとるということがこの学園の掟だと説明された。
というのも朝礼までの時間短縮ということもあるらしい。
自分達の分の朝食を取るため食べ物を探しているとエースは昨日会った茶髪の女子と出会った。
彼女もエースの方に目を向けるとすぐにふん、と鼻を鳴らして不機嫌そうな表情を見せた。
エースも愛想よくも気まずい表情で返した。
??「セスルちゃーーーーん♪」
と声が聞こえた。エースが声の主へ視線を向けるとなんとカスミだった。
カスミが彼女のもとへとやって来て話しかける。
セスル
「ちょっとあなた、馴れ馴れしくしないでもらえるかしら?私達一日しか知り合ってないのに...。」
カスミ
「それじゃーあ、もっとぎゅーってしたら仲良くしていいってことかな?」
といって、カスミは己の胸にセスルの顔を押し付けるようにいきなり抱きしめた。
セスル
「ちょっと!そういうことじゃないわよ!というか苦し...うっ...(大きいというのが一番腹立つわねこの子~...!!)」
エース(これは見ていいやつなのか?//まあ、悪くは...。)
カスミ「あ、エース君、また会ったね、おはよう!!」
エース
「あ、ああ、おはよう。というか、苦しそうだよそいつ、たぶん....。」
セスル「んっ!はあ....はあ....はあ...!!」
そういうとカスミはセスルを解放しエースの方へと駆け寄った。
そして、心配そうな表情で、
カスミ「それより聞いたよ、昨日の事、大丈夫だった?」
と言った。
エース「あ、ああ、その事誰かに聞いたんだ...この通り元気だよ。」
カスミ
「そうか、そのね、エース君がどこかの侵入者さんに襲われそうになった所を教官に助けてもらって保健室に運ばれたって昨日ジェニファーちゃんから聞いてね。...無事で良かった。」
カスミは安心した表情でそういった。
エース
「誰かがそいつに襲われそうになってたから助けなきゃって思って、まあ、結局は逆に助けられて迷惑かけてしまったが、心配かけてすまなかったな...。」
カスミ「ううん、エースくんが謝る必要は...」
セスル「本当ね。」
カスミがいいかける所にセスルがエースに肯定した。
セスル
「人に迷惑をかけたと思ったのなら反省するべきじゃないかしら?それともう少し自分の行動を見直しなさい。それじゃあ、私はもういくから。」
とセスルに咎められたエースはなにも出なかった。
そして、彼女はそのままエースの元を後にした。
カスミ
「....んー、じゃあ、私ももう行くね。」
エース「ああ...。」
そして、カスミも少しにこやかに挨拶してセスルのいった方向へ去った。
エース
(...セスルか...なんだか気の強いやつだな...。まあ、俺の不手際でああなったんだけど...まあ、徐々に深めていくしかないか...。)ーー
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