メイスオブクリスティア

桜bysen

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2話 月曜の章 「ここから俺達は出会う」

エース編 5

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ーークリスティア学園初日の登校日、13人が教室に入り、

いよいよ朝礼が始まる。

昨日と変わらず、ユキムラも明るく覇気ある声で主張を始める。

ユキムラ
「皆、よく眠れたか?昨日一騒動あったがなんとか無事に全員出席したな!それじゃ改めて、ようこそクリスティア学園へ!
昨日も言ったと思うが、もう一度自己紹介をしよう!俺はユキムラ・リューザキ、これからclass1の担任を勤める。どうぞよろしく!そして...。」

すると、先程から廊下側の後ろ手の扉にとても優しくおしとやかな美人な教官が立っていた。ユキムラがそういってその女性に視線を送るとその女性も生徒達に自分の名を名乗る。

アユミ
「皆さん入学おめでとう、私はアユミ・アイカワ、困ったときは何でも相談してね。あと、アユミ先生って呼んでね。」

マサノリ「おお!!アユミ先生!」

エンリル
「がぉがぉ~、アユミ先生!いっぱいおしゃべりしようなのだぁ♪」

スレイ「アユミ先生!よろしくな!」

クラウザー
「おいおいお前達...、今は朝礼だぞ?」

教官の名前を呼ぶ三人に空気を読めとばかりにクラウザーが注意する。

教官二人の自己紹介が終わり、生徒の自己紹介が始まる。

番号順でエースから名乗る。

エース
「僕の名前はエース・トラブデンです。...その、よろしく..。」

エースは終始少し緊張した面持ちだったが、

なんとか自分の事を話終えた。

次にエンリル、クラウザー、ジェニファー、スレイと終えて、

セスル
「初めまして、私の名前はセスル、セスル・アイニスです。どうかよろしく....。」

エース
(アイニス...どこかでその苗字を聞いたような...。)

すると、セスルはエースを見るとまたすぐに鼻を鳴らし、目をそらした。セスルの様子を見てエースもまた、困り果てた表情になった。次にマイラが前に出た。

マイラ
「マイラ・シャルロッテですわ。皆様、良しなりと...。」

昨日保健室で出会ったボブショートのおっとりした女子だった。まさかおなじクラスだとは思わなかったとエースは思った。

エース
(確かマリーという子が怪我したからそれで保健室に来た...。)

エースがそんなことを思っているとマイラがエースの方を見て、純粋だが、少しいたずらっ子のような笑みを浮かべてから自分の席へと戻った。

ーーマサノリ、ユーシスと終わって、他の四人も自己紹介が終わると、ユキムラがあることを話した。

ユキムラ
「じゃあ、紹介も皆終わったことだ。愉しいゲームを始めようか!!」

全員「・・・え?!」

とっさのことで思わず少し驚いてしまう生徒たち。

エース「!?...ゲーム?」

ラウラ「何故に?」

リューマ
「...ここで修行するために来たのに、なんでゲームなんだ?」

とエースに続き、団子結びの青い髪の武家の出身らしき女子と鶏冠った黒髪に鉢巻きをした青年、次々に疑問をぶつける生徒たちにユキムラは答えた。

ユキムラ
「今は言えない。ただ、入学直後のオリエンテーションと思えばいい。」

その答えにセスルとユーシスは反対意見を述べた。

セスル
「その...教官、お言葉ですが、私はそんなものには参加しません。」

ユーシス
「俺もだ。大体俺はここの奴らと一切関わりたくありませ...。」

とユーシスがいいかけた所でユキムラがいい始める。

ユキムラ
「あと、拒否権はないからなー、この学園にはいちまったからには何でもびしばしと鍛えてやるからな!」

といかつい笑顔でそういった。

セスル「鍛えるってそれと今回のことは...。」

ユキムラ
「この時間終わったら運動服に着替えてグラウンドに集合なそれじゃくるんだぞ?」

というとユキムラとアユミは教室を出ていった。

そのあとは皆黙ってしまった。

しばらくしてマサノリが言葉を発した。

マサノリ「ゲームか...なんか楽しくね?」

エンリル「うんうん!エンリルもそう思う!!」

スレイ「一体なんのゲームだろ?」

ジェニファー「うふふ...。」

厳しいカリキュラムらしくないことに興味津々で楽しみにしているものもいたが...

ユーシス「なぜこんな奴らと...。」

セスル
「私は遊びなんかより真面目に勉強したいのに...。」

というものもいた。

レイミ

「...そのゲームっていうのも鍛練のひとつと思えばいいんじゃない?」

レイミという薄茶色の一つ結びの髪に前髪で目が隠れている物静かで無表情な少女がセスルにそう助言をする。

ラウラ「レイミ...とはいえ、どうすればよいのだ?」

すると、ラウラの後ろには背中まである長髪。口元がしっかりと隠れるほどの裾の長さの黒ローブに加え、暗いオーラと薄い空気を纏った男子が立っていた。

ルヴェン
「...楽しめないのなら真剣に取り組むか、それと....」

ラウラ「真剣に...、感謝するぞレイミ!」

レイミ「私なにもいってない。」

ラウラ「え?」

ルヴェン(.....報われないな。)

しかし、そう説得されて徐々に肯定するものと増えていく。

ーー


ーー

体操着に着替えて体育館へと集合したclass1面々、しかし、中にいたのはclass1だけではなかった。

エース「....?あれは...。」

マイラ「あっ、マリーですわぁ。」

ふとマイラはマリーという少女を見つけてすぐさま駆け寄った。

そのマリーは、森に住んでいるお姫様のような髪と幼稚な雰囲気だった。

マリー「あっ、マイラ...。」

マイラ「マリー、classの皆とお話しできましたか?」

マリー「ううん、マリー、まだ苦手...。」

会話から察するにマリーは人と対話をするのが苦手だとエースは悟った。

すると、リューマがもう一人を連れてエースの前に現れる。

リューマ
「エースだったか?昨日、用務員の人を助けてくれたお前に、会いたい奴がいるって言うから、少しいいか?」

ーー

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