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2話 月曜の章 「ここから俺達は出会う」
エース編 6
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ーーその男子は凛々しく誠実な雰囲気だった。
そして、口元は長い布で隠すように薄く巻かれている。
エース
「え?ああ、リューマ、だったっけ?でそいつが...。」
とエースの前に立った男子が口を開ける。
カグツチ
「そなたがエース・トラブデンというものか?某はカグツチ・フウマ・オミヤと申す。代々受け継がれた技を持つフウマ一族の一人でありまする。」
エース
「そ、そうなのか?」
カグツチ
「昨日の事、聞いたでござる。とても素晴らしい行動だったと、最終的に教官が侵入者を追い出したとしても、それまでに一人で立ち向かう勇気は称賛に値するでござるよ。」
といって、尊敬の眼差しでエースをそう誉め称える。
エース
「はは、ありがとう。そんな素晴らしい人間じゃあないけど...その巻いているやつは一体なんだ?」
照れくさい素振りでそう返したあと、ふと、カグツチの口を覆っている布が気になり、それとなく聞くと、
カグツチ
「ああ、これのことであるか?これは"面頬"と申す。我らはよそ者に口元を見せてはならないという決まりでいつもつけておりまする。」
リューマ「外したことはないのか?」
カグツチ
「人前でなければ、入浴や就寝時には外していまする。」
リューマ
「...!じいちゃんから聞いたことがある。確か、エニシにある渓谷にそのフウマ一族が住んでいるんだろ?何でもその一族がもつ独特な技術が存在するってよ....。確か.."忍術"っていうやつか?俺にも是非武士道の嗜みとして色々と教えて欲しい!」
カグツチ「承知。またの機会に教えを請おう。」
リューマ「ああ、感謝するぜ!」
二人が話し合う姿はどこか和気あいあいとそして、お互い心が熱くなる程一心同体だった。思わずエースも微笑ましくそう思ったその時、
ユキムラ
「よう!皆揃ったな!?class2,3の皆もよく来てくれた!」
そう思っていると突然ユキムラの声が体育館に響き渡る。
ケイト「!?何?」
マリカ「マジで超びっくりするんですけどー。」
と、突然の張り切り声で驚く生徒たちもいたが、
カスミ「この声は先生?一体どこ?」
カスミやその他面々は声の主をさがす。
すると、一人の少年がある場所を指した。
ソウタ「...あ!ダイスケ後ろ!」
ダイスケ「.....!!」
エースもそこを見やると全員驚愕。
ユキムラ「お前らー!見てるかーー?」
エース&クラウザー&セスル
「な、何やってんの!!」
全員の視界にはユキムラが凧を自身の背中に装着して天上から飛び降りている姿が映った。
思わず、3人は動揺を隠せなかった。
そうしてユキムラは地面に足がつけれる所で凧を外して地面に着地した。そして、目の前の生徒たちに向き直る。
ユキムラ
「俺のclassの奴らはもう聞き及んでると思うが、今からお前たちには楽しいレクリエーションをしてもらう。」
ヒロタ「れ、レクリエーション!」
ゲイル「...ゲームをするってことか?」
カスミ「けど、一言でゲームっていっても何をするの?」
ユキムラ
「んー、まあ、特に何も決めてはいない。かな?...ふっ、...とまあ冗談は抜きで今回お前たちにやって欲しいことは...。」
すると、上から銃のような形をしたものが、数枚降りてきて、
ユキムラ
「...っ!ウォーターシューティングゲームだ!」
と、ユキムラがさらに声をあげてそういった。
そのユキムラの言葉を聞いて思わず全員、え?となる。
その中でも最も反対していた二人が口を開く。
セスル
「ウォーターシューティングゲームって、あの!今春ですよ?本来夏でやるべきものなのに...何故かしら?」
ユーシス
「確かに、その女の言うことはごもっともです。それにただなんとなくだというのならば、俺は速やかに辞退します。」
セスル
「ちょっとあなた!そういう呼び方はやめてくれないかしら?私にはセスルという名前があるわ!」
ユキムラ
「勿論、意味なくいっているわけではない。ただ、今ここで伝えてしまったら面白くないだろ?だから君達にはこのゲームで先生が皆に何をして欲しいのかを考えて欲しい。」
一体自分達に何をして欲しいのか、ユキムラの考えに生徒たちはまだ解らずにいる。しかし、このゲームでいずれは分かると自分の心に言い聞かせ生徒たちは渋々聞き入れることにしたのだった。ーー
そして、口元は長い布で隠すように薄く巻かれている。
エース
「え?ああ、リューマ、だったっけ?でそいつが...。」
とエースの前に立った男子が口を開ける。
カグツチ
「そなたがエース・トラブデンというものか?某はカグツチ・フウマ・オミヤと申す。代々受け継がれた技を持つフウマ一族の一人でありまする。」
エース
「そ、そうなのか?」
カグツチ
「昨日の事、聞いたでござる。とても素晴らしい行動だったと、最終的に教官が侵入者を追い出したとしても、それまでに一人で立ち向かう勇気は称賛に値するでござるよ。」
といって、尊敬の眼差しでエースをそう誉め称える。
エース
「はは、ありがとう。そんな素晴らしい人間じゃあないけど...その巻いているやつは一体なんだ?」
照れくさい素振りでそう返したあと、ふと、カグツチの口を覆っている布が気になり、それとなく聞くと、
カグツチ
「ああ、これのことであるか?これは"面頬"と申す。我らはよそ者に口元を見せてはならないという決まりでいつもつけておりまする。」
リューマ「外したことはないのか?」
カグツチ
「人前でなければ、入浴や就寝時には外していまする。」
リューマ
「...!じいちゃんから聞いたことがある。確か、エニシにある渓谷にそのフウマ一族が住んでいるんだろ?何でもその一族がもつ独特な技術が存在するってよ....。確か.."忍術"っていうやつか?俺にも是非武士道の嗜みとして色々と教えて欲しい!」
カグツチ「承知。またの機会に教えを請おう。」
リューマ「ああ、感謝するぜ!」
二人が話し合う姿はどこか和気あいあいとそして、お互い心が熱くなる程一心同体だった。思わずエースも微笑ましくそう思ったその時、
ユキムラ
「よう!皆揃ったな!?class2,3の皆もよく来てくれた!」
そう思っていると突然ユキムラの声が体育館に響き渡る。
ケイト「!?何?」
マリカ「マジで超びっくりするんですけどー。」
と、突然の張り切り声で驚く生徒たちもいたが、
カスミ「この声は先生?一体どこ?」
カスミやその他面々は声の主をさがす。
すると、一人の少年がある場所を指した。
ソウタ「...あ!ダイスケ後ろ!」
ダイスケ「.....!!」
エースもそこを見やると全員驚愕。
ユキムラ「お前らー!見てるかーー?」
エース&クラウザー&セスル
「な、何やってんの!!」
全員の視界にはユキムラが凧を自身の背中に装着して天上から飛び降りている姿が映った。
思わず、3人は動揺を隠せなかった。
そうしてユキムラは地面に足がつけれる所で凧を外して地面に着地した。そして、目の前の生徒たちに向き直る。
ユキムラ
「俺のclassの奴らはもう聞き及んでると思うが、今からお前たちには楽しいレクリエーションをしてもらう。」
ヒロタ「れ、レクリエーション!」
ゲイル「...ゲームをするってことか?」
カスミ「けど、一言でゲームっていっても何をするの?」
ユキムラ
「んー、まあ、特に何も決めてはいない。かな?...ふっ、...とまあ冗談は抜きで今回お前たちにやって欲しいことは...。」
すると、上から銃のような形をしたものが、数枚降りてきて、
ユキムラ
「...っ!ウォーターシューティングゲームだ!」
と、ユキムラがさらに声をあげてそういった。
そのユキムラの言葉を聞いて思わず全員、え?となる。
その中でも最も反対していた二人が口を開く。
セスル
「ウォーターシューティングゲームって、あの!今春ですよ?本来夏でやるべきものなのに...何故かしら?」
ユーシス
「確かに、その女の言うことはごもっともです。それにただなんとなくだというのならば、俺は速やかに辞退します。」
セスル
「ちょっとあなた!そういう呼び方はやめてくれないかしら?私にはセスルという名前があるわ!」
ユキムラ
「勿論、意味なくいっているわけではない。ただ、今ここで伝えてしまったら面白くないだろ?だから君達にはこのゲームで先生が皆に何をして欲しいのかを考えて欲しい。」
一体自分達に何をして欲しいのか、ユキムラの考えに生徒たちはまだ解らずにいる。しかし、このゲームでいずれは分かると自分の心に言い聞かせ生徒たちは渋々聞き入れることにしたのだった。ーー
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