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5話 月曜の章 「最初の試練と互いの劣等感」
カスミ編 2&マリカ編 1
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ーー実はホウライジ山の、オオホウリ神社の巫女なの!ーー
全員「!!?」
そうしてカスミは怪物にそっと穏やかに近づいていき、
そうして、怪物の右膝に手をあてがった。
「ぐぅぅぅぅぅぅぅ.......。」
レヴィアユーレの洗脳が解けたのか、完全に怒り狂ったような感情が消え、ただただ、悲しそうな寂しそうな細い声でぐぅぅと唸る。
カスミ
「ごめんね、気づいてあげられなくて、本当は気遣ってくれてたんだよね、独りぼっちの私に...。本当は一緒にいたかったから私の所に行こうとしたんだよね。ごめんね、あなたの事を怖がって...うっ...ぐす、ごめんなさいぃぃぃ...ぐす...。」
怪物「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁっ...!」
後悔してか、同情してか、突然カスミは泣き崩れてしまう。
そして、涙が止まらなくなる。
そうして、カスミと怪物のいる地面の周りに謎の紋章と絵が浮かび上がった。
エース「なっなんだ!?」
ゲイル
「すげー、カスミってああいう術式覚えてるんだな。」
マリカ
「..そんな事より、カスミもあの怪物も本当に優しいんだね。...短い仲なのに、泣きそう...、うっ....。」
ヒロタ「ぐっ...うぅ...俺もだぜ....。」
レヴィアユーレ「何が起きているの!?」
そしてカスミは泣き止み、怪物の顔を見上げる。
カスミ
「...本当に感謝してるよ、あなたがいなかったらお婆ちゃんに会えなかったかもしれないし、ここにいる皆にも会えなかったかもしれない...。私にいつも幸せを贈ってくれて本当にありがとう...!!....もうなにも怖くないよ。これから強くなる私を応援してね!.....バイバイ..。」
そうしてカスミは術式を唱え、怪物のなかにあった邪なる存在を浄化する。
怪物「..ぐ、ぐぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
どこか嬉し泣きに近い叫びと共に光と化して、ゆっくりと綺麗な音色で天に還っていった....。そして、その魂の一部は
カスミのなかにスッと入っていった。
カスミ
「..今までありがとう...。」
カスミはそう消えた怪物に感謝の気持ちを伝えると、すっと立ち上がり、毅然とした態度でレヴィアユーレに向き直る。
カスミ
「..!!残りはあなただけよ、レヴィアユーレ!!」
レヴィアユーレ
「ありえないありえないありえない、あり得ない!!意味がわからない!!洗脳を強くして、力も強くしたのに、なぜ負けるの!!っふふふ、ふはははははは!!いいわぁ、上等よ!!私自らの手であなた達を殺してあげる!!」
何とも言えない、レヴィアユーレは怒りをむき出しにし、
ヒロタ達に魔法で襲いかかる。
リューマ「...!!どっから!」
ヒロタ「...くっくそ離せ!!」
マリカ
「な、何これ!びくともしないんですけど!?」
謎の光の鎖で全員を縛りつける。そうして上から青い冷えきった円光が表れ、それは突如となく複数の氷の刃が円のなかに出現した。
レヴィアユーレ
「さあ準備が出来たわ!!ここでお別れよ!」
レヴィアユーレの言葉と同時に氷刃が放たれた次の瞬間、
パリン!
突然、何者かの銃撃により、手にかざしていた術式が砕かれてしまう。絶対に勝てないと思ったのか、
レヴィアユーレ「!!くっ、邪魔者!?」
とレヴィアユーレは自身を青く光るオブジェで包みこむと、潔くその場から塵と化し消えていった。
??「よぉ、大丈夫だったか?」
すると、洞窟の入り口付近からユキムラと女のいた位置に銃を向けたミラが歩み寄ってきた。外はもうすっかりと夜だった。
リューマ「きょ、教官!!なぜ!?」
マリカ
「アタシが呼んだの、ていうかーおそーい、もうちょい早く来てほしいっちゅーのー!」
そう言うマリカに構えていた銃を降ろし、ため息ぎみに、
ミラ
「良く言うわよ、勝手に外飛び出してたくせに..。」
と言った。
マリカ
「はぁ...!?それはセンコーが言い出したことでしょ!?アタシは別ー!!」
ミラ
「..まぁ、確かにああは言ったわね。ユキムラさんが。」
ユキムラ
「まっまぁとにかく積もる話もあるだろう、まずは学園に帰ろう。」
マリカ
(...何でアタシにあんなことを頼んだんだろ。)
ーーー
ユキムラ
「マリカ君っだっけ?折り入って頼みがある。」
マリカ「?」
ユキムラ
「この探査機を持っていけ、今からヒロタの所に行って、あいつを探しにいってやれ。」
ミラ
「ちょっと、ユキムラさん?そんな事を生徒に頼んでどうするつもりなんですか?それ、死んでこいっていってるようなものじゃ...。」
ユキムラ
「まあまあ、それには訳があってな、これにはGPS機能がついているから、追跡しやすいんだよ。とにかくよろしくぅ!!」
マリカ「は、はぁ...りょーかいっす..。」
とマリカは呆れ気味にそう言って、職員室を出ていった。
ミラ
「....ま、あの探査機は録画機能もあるから、"奴等の狙いが少しずつ分かるんでしょうけど..。"」
ユキムラ
「最近、ここの付近の山で凶暴な怪物がいるって言う噂を聞くが、今回は奴等の仕業だろう。」
と二人は周りには聞こえないような声でそう言うのだった 。
ーーー
全員「!!?」
そうしてカスミは怪物にそっと穏やかに近づいていき、
そうして、怪物の右膝に手をあてがった。
「ぐぅぅぅぅぅぅぅ.......。」
レヴィアユーレの洗脳が解けたのか、完全に怒り狂ったような感情が消え、ただただ、悲しそうな寂しそうな細い声でぐぅぅと唸る。
カスミ
「ごめんね、気づいてあげられなくて、本当は気遣ってくれてたんだよね、独りぼっちの私に...。本当は一緒にいたかったから私の所に行こうとしたんだよね。ごめんね、あなたの事を怖がって...うっ...ぐす、ごめんなさいぃぃぃ...ぐす...。」
怪物「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁっ...!」
後悔してか、同情してか、突然カスミは泣き崩れてしまう。
そして、涙が止まらなくなる。
そうして、カスミと怪物のいる地面の周りに謎の紋章と絵が浮かび上がった。
エース「なっなんだ!?」
ゲイル
「すげー、カスミってああいう術式覚えてるんだな。」
マリカ
「..そんな事より、カスミもあの怪物も本当に優しいんだね。...短い仲なのに、泣きそう...、うっ....。」
ヒロタ「ぐっ...うぅ...俺もだぜ....。」
レヴィアユーレ「何が起きているの!?」
そしてカスミは泣き止み、怪物の顔を見上げる。
カスミ
「...本当に感謝してるよ、あなたがいなかったらお婆ちゃんに会えなかったかもしれないし、ここにいる皆にも会えなかったかもしれない...。私にいつも幸せを贈ってくれて本当にありがとう...!!....もうなにも怖くないよ。これから強くなる私を応援してね!.....バイバイ..。」
そうしてカスミは術式を唱え、怪物のなかにあった邪なる存在を浄化する。
怪物「..ぐ、ぐぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
どこか嬉し泣きに近い叫びと共に光と化して、ゆっくりと綺麗な音色で天に還っていった....。そして、その魂の一部は
カスミのなかにスッと入っていった。
カスミ
「..今までありがとう...。」
カスミはそう消えた怪物に感謝の気持ちを伝えると、すっと立ち上がり、毅然とした態度でレヴィアユーレに向き直る。
カスミ
「..!!残りはあなただけよ、レヴィアユーレ!!」
レヴィアユーレ
「ありえないありえないありえない、あり得ない!!意味がわからない!!洗脳を強くして、力も強くしたのに、なぜ負けるの!!っふふふ、ふはははははは!!いいわぁ、上等よ!!私自らの手であなた達を殺してあげる!!」
何とも言えない、レヴィアユーレは怒りをむき出しにし、
ヒロタ達に魔法で襲いかかる。
リューマ「...!!どっから!」
ヒロタ「...くっくそ離せ!!」
マリカ
「な、何これ!びくともしないんですけど!?」
謎の光の鎖で全員を縛りつける。そうして上から青い冷えきった円光が表れ、それは突如となく複数の氷の刃が円のなかに出現した。
レヴィアユーレ
「さあ準備が出来たわ!!ここでお別れよ!」
レヴィアユーレの言葉と同時に氷刃が放たれた次の瞬間、
パリン!
突然、何者かの銃撃により、手にかざしていた術式が砕かれてしまう。絶対に勝てないと思ったのか、
レヴィアユーレ「!!くっ、邪魔者!?」
とレヴィアユーレは自身を青く光るオブジェで包みこむと、潔くその場から塵と化し消えていった。
??「よぉ、大丈夫だったか?」
すると、洞窟の入り口付近からユキムラと女のいた位置に銃を向けたミラが歩み寄ってきた。外はもうすっかりと夜だった。
リューマ「きょ、教官!!なぜ!?」
マリカ
「アタシが呼んだの、ていうかーおそーい、もうちょい早く来てほしいっちゅーのー!」
そう言うマリカに構えていた銃を降ろし、ため息ぎみに、
ミラ
「良く言うわよ、勝手に外飛び出してたくせに..。」
と言った。
マリカ
「はぁ...!?それはセンコーが言い出したことでしょ!?アタシは別ー!!」
ミラ
「..まぁ、確かにああは言ったわね。ユキムラさんが。」
ユキムラ
「まっまぁとにかく積もる話もあるだろう、まずは学園に帰ろう。」
マリカ
(...何でアタシにあんなことを頼んだんだろ。)
ーーー
ユキムラ
「マリカ君っだっけ?折り入って頼みがある。」
マリカ「?」
ユキムラ
「この探査機を持っていけ、今からヒロタの所に行って、あいつを探しにいってやれ。」
ミラ
「ちょっと、ユキムラさん?そんな事を生徒に頼んでどうするつもりなんですか?それ、死んでこいっていってるようなものじゃ...。」
ユキムラ
「まあまあ、それには訳があってな、これにはGPS機能がついているから、追跡しやすいんだよ。とにかくよろしくぅ!!」
マリカ「は、はぁ...りょーかいっす..。」
とマリカは呆れ気味にそう言って、職員室を出ていった。
ミラ
「....ま、あの探査機は録画機能もあるから、"奴等の狙いが少しずつ分かるんでしょうけど..。"」
ユキムラ
「最近、ここの付近の山で凶暴な怪物がいるって言う噂を聞くが、今回は奴等の仕業だろう。」
と二人は周りには聞こえないような声でそう言うのだった 。
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