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6話 月曜の章 「初めての"展開《こと》"ばかりで」
ローゼ編
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ーー
カスミ「?ローゼ、姫?」
ランス「あっ.....。」
ローゼ
「セシルライム、私たち一族は上位魔術を生まれつき使える希少な部類。だから私も生まれてからすぐに魔法を覚えたの。」
カスミ
「...そうなんだ...。私、田舎の出身だから、世間に疎くて...。でも、お姫様なんだね♪いいなぁ。私もお姫様に...。」
ウルム
「にも拘らずこの学園の事を知ってるっていうな。」
カスミ「あはは...。」
ローゼ
「けれどこの力はあまりに強大で非常に危険なの。下手をすれば自分自身の体を削られてしまう。だからこの力は家を、自分自身を守るために使いなさいとかつての先代の王である父から教わったわ。」
フライヤ
「..魔術の修練の時にやけに手を抜いていた感じがしたのはその事だったのか...。」
ローゼ
「手を抜いていたというのもあるけど、正確には加減を入れて取り組んだと言った方がいいかしら。魔術の使い加減もこれからの戦いに大事になっていくと思うから...。」
ウルム「...加減、な。」
ウルムは弁当のプラスチックの箱を開けながらそう呟いた。
それからしばらく雑談を交わしながら今ある物を食していく。
全員が食べ終わり、テーブルの整理整頓を終える。
カスミとフライヤは先に多目的室へ、ウルムは教室へと先に行くことに。ローゼも後についていき多目的室へと足を運ぼうとすると、ふいにランスに呼び止められた。
ランス「...あの、....その..。」
ローゼ「ん?どうしたのかしら?」
ランス
「...ローゼ、出来ればでいいんだ!...その、出来れば2度と魔法は使わないでほしい。君のために...。」
ローゼ「...!」
ローゼはハッとした顔でランスをぐっと見続ける。ランスもその後にハッとして慌てふためる。
ランス
「!!....で、でもそれじゃ戦えないよね...!なにいってるんだろう、僕は...。」
ローゼ
「ありがとう、心配してくれて、...でもあまり強力な上級魔法を使わなければ大丈夫よ...。それに使い方もしっかりと気を付けていれば体にもなにも問題ないから、ね?」
そういいながらローゼはランスの左手を両手で持ち上げて微笑みを向けて握った。そしてランスも「はは、そうだね。」と苦笑いで握りかえす。
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カスミ「?ローゼ、姫?」
ランス「あっ.....。」
ローゼ
「セシルライム、私たち一族は上位魔術を生まれつき使える希少な部類。だから私も生まれてからすぐに魔法を覚えたの。」
カスミ
「...そうなんだ...。私、田舎の出身だから、世間に疎くて...。でも、お姫様なんだね♪いいなぁ。私もお姫様に...。」
ウルム
「にも拘らずこの学園の事を知ってるっていうな。」
カスミ「あはは...。」
ローゼ
「けれどこの力はあまりに強大で非常に危険なの。下手をすれば自分自身の体を削られてしまう。だからこの力は家を、自分自身を守るために使いなさいとかつての先代の王である父から教わったわ。」
フライヤ
「..魔術の修練の時にやけに手を抜いていた感じがしたのはその事だったのか...。」
ローゼ
「手を抜いていたというのもあるけど、正確には加減を入れて取り組んだと言った方がいいかしら。魔術の使い加減もこれからの戦いに大事になっていくと思うから...。」
ウルム「...加減、な。」
ウルムは弁当のプラスチックの箱を開けながらそう呟いた。
それからしばらく雑談を交わしながら今ある物を食していく。
全員が食べ終わり、テーブルの整理整頓を終える。
カスミとフライヤは先に多目的室へ、ウルムは教室へと先に行くことに。ローゼも後についていき多目的室へと足を運ぼうとすると、ふいにランスに呼び止められた。
ランス「...あの、....その..。」
ローゼ「ん?どうしたのかしら?」
ランス
「...ローゼ、出来ればでいいんだ!...その、出来れば2度と魔法は使わないでほしい。君のために...。」
ローゼ「...!」
ローゼはハッとした顔でランスをぐっと見続ける。ランスもその後にハッとして慌てふためる。
ランス
「!!....で、でもそれじゃ戦えないよね...!なにいってるんだろう、僕は...。」
ローゼ
「ありがとう、心配してくれて、...でもあまり強力な上級魔法を使わなければ大丈夫よ...。それに使い方もしっかりと気を付けていれば体にもなにも問題ないから、ね?」
そういいながらローゼはランスの左手を両手で持ち上げて微笑みを向けて握った。そしてランスも「はは、そうだね。」と苦笑いで握りかえす。
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