64 / 106
7話 月曜の章 「激情の叫びと甘いベーゼは突然に」
ランス編 3
しおりを挟む
ーー午前の授業が終わり昼食を摂りに休憩小屋へ着いた頃には既にまた雨が降り注いでいた。
カスミ
「うーん...、授業中は晴れてたのに、もしかしてフライヤまた不機嫌になっちゃった?」
フライヤ
「...人を天気操作機見たくいうのはやめてくれ...。グスン」
ウルム「.....。」
ランス「.....。」
ローゼ
「?どうしたの二人とも、ずっと下を向いて...。」
小屋のなかの8つのテーブルの中の段差のある出入口に近い左側のテーブルにウルムとランスは真正面に向かい合うように座っている。椅子も1つのテーブルに6脚ありセラも含めた6人で1つのテーブルに固まって座っている。
ランス
「...え?あ、...えーっと...。」
セラ「ローゼ。」 ローゼ「?」
するとローゼの耳元に近づくと二人には聞こえないように小声で話す。
セラ
「実は一昨日の部活終わる頃に二人が喧嘩してたのをみてさ。それだと思う。...カスミとフライヤはなんか嬉しそうに叫んでたけど、僕は本当に何事かと思ったよ。」
途中でセラはため息気味にそういった。
すると突然フライヤは何かを思い付いたように5人に対してこう問いかけた。
フライヤ
「あっ、時に皆、故郷はどこで生まれ育った?私はレムリアで武家の娘として育った。」
ランス
「え?嘘?まさか出身が一緒だとは思わなかったよ。僕もレムリア城の王家の一員だよ。」
ローゼ「改めて私はカルマ出身で共和国の王族よ。」
ランスは彼女と一緒の出身立ったことにやや驚いて少し興奮して自分もつたえる。ローゼも前伝えた出身地をもう一度改めて答えた。
カスミ
「そういえばセラちゃんとウルムくんはどこの出身?」
ウルム
「は?別に良いだろ......言わなくったって...。」
雨のせいなのか、はたまた真正面にいる二歳年上の男のせいなのか、それとも別の事なのか、言いたくないという態度でそういうウルムにカスミはぽかんと口をあけどうしたのかと言わんばかりに目を少し見開いていたら反対にセラはこう答える。
セラ
「僕は学園に入るまではサーヴァルディアの大草原の町で暮らしてたよ?あそこの暮らしはのどかで幸せで最高だったよ。」
セラはとても満足げに微笑んで握った両手を両頬まで近づけてその状態で首を右に傾けてそう言った。
カスミ
(...?何だろう?あんなに屈託のない笑顔なのになんでセラちゃんの事を可哀想って思ってるんだろう。)
そんな自分を不思議に思うカスミの表情はどうしたのと相手に尋ねるみたいなそんな顔であった。
ふとローゼは高価ですべてがプラチナ色に輝いた首飾りタイプの懐中時計をジャケットの右ポケットからだした。
ローゼ
「そろそろ時間ね。次の授業の準備をしなければ..。」
カスミ「..ん?」
カスミはふと校舎を横目に奥を見渡すとここから遠い鍛練場との間の距離にアギトの姿があった。水が滴る空を目をつぶって見上げる姿は美しいということ以外言葉にできないほどだった。
セラ「次の授業何だったっけ?」
ランス「たしか5時間目鍛練だったね。」
フライヤ「時間に余裕はあるがそろそろ参ろう。」
ウルム「?...おい、どうした?」
カスミ
「あそこでなにやってるんだろう?アギト君..。」
ウルム
「(?...まただ。)ほっとけばいいんじゃねーか? きっと雨に打たれたい気分だろーな。」
セラ「んもう!風邪でも引いたらどうするの?」
カスミ
「あのー、私が呼んでくるから皆は先にいってて?」
ランス「あっ、行っちゃったね...。」
ウルム
「いいんじゃねーの行かせれば...あっ。」
セラ「僕たちもそろそろいこうか?」
そういってフライヤとローゼの3人は先頭で先に行き、ウルムも続いて歩きだそうとすると突然ランスがウルムにこう言った。
ランス「....久し振りに言葉返してくれたね。」
ウルム「....あぁ。」
ウルムはやや振り返り、お互い少し嬉しそうに口元を緩ませると二人はその場をあとにしたのだった。ーー
カスミ
「うーん...、授業中は晴れてたのに、もしかしてフライヤまた不機嫌になっちゃった?」
フライヤ
「...人を天気操作機見たくいうのはやめてくれ...。グスン」
ウルム「.....。」
ランス「.....。」
ローゼ
「?どうしたの二人とも、ずっと下を向いて...。」
小屋のなかの8つのテーブルの中の段差のある出入口に近い左側のテーブルにウルムとランスは真正面に向かい合うように座っている。椅子も1つのテーブルに6脚ありセラも含めた6人で1つのテーブルに固まって座っている。
ランス
「...え?あ、...えーっと...。」
セラ「ローゼ。」 ローゼ「?」
するとローゼの耳元に近づくと二人には聞こえないように小声で話す。
セラ
「実は一昨日の部活終わる頃に二人が喧嘩してたのをみてさ。それだと思う。...カスミとフライヤはなんか嬉しそうに叫んでたけど、僕は本当に何事かと思ったよ。」
途中でセラはため息気味にそういった。
すると突然フライヤは何かを思い付いたように5人に対してこう問いかけた。
フライヤ
「あっ、時に皆、故郷はどこで生まれ育った?私はレムリアで武家の娘として育った。」
ランス
「え?嘘?まさか出身が一緒だとは思わなかったよ。僕もレムリア城の王家の一員だよ。」
ローゼ「改めて私はカルマ出身で共和国の王族よ。」
ランスは彼女と一緒の出身立ったことにやや驚いて少し興奮して自分もつたえる。ローゼも前伝えた出身地をもう一度改めて答えた。
カスミ
「そういえばセラちゃんとウルムくんはどこの出身?」
ウルム
「は?別に良いだろ......言わなくったって...。」
雨のせいなのか、はたまた真正面にいる二歳年上の男のせいなのか、それとも別の事なのか、言いたくないという態度でそういうウルムにカスミはぽかんと口をあけどうしたのかと言わんばかりに目を少し見開いていたら反対にセラはこう答える。
セラ
「僕は学園に入るまではサーヴァルディアの大草原の町で暮らしてたよ?あそこの暮らしはのどかで幸せで最高だったよ。」
セラはとても満足げに微笑んで握った両手を両頬まで近づけてその状態で首を右に傾けてそう言った。
カスミ
(...?何だろう?あんなに屈託のない笑顔なのになんでセラちゃんの事を可哀想って思ってるんだろう。)
そんな自分を不思議に思うカスミの表情はどうしたのと相手に尋ねるみたいなそんな顔であった。
ふとローゼは高価ですべてがプラチナ色に輝いた首飾りタイプの懐中時計をジャケットの右ポケットからだした。
ローゼ
「そろそろ時間ね。次の授業の準備をしなければ..。」
カスミ「..ん?」
カスミはふと校舎を横目に奥を見渡すとここから遠い鍛練場との間の距離にアギトの姿があった。水が滴る空を目をつぶって見上げる姿は美しいということ以外言葉にできないほどだった。
セラ「次の授業何だったっけ?」
ランス「たしか5時間目鍛練だったね。」
フライヤ「時間に余裕はあるがそろそろ参ろう。」
ウルム「?...おい、どうした?」
カスミ
「あそこでなにやってるんだろう?アギト君..。」
ウルム
「(?...まただ。)ほっとけばいいんじゃねーか? きっと雨に打たれたい気分だろーな。」
セラ「んもう!風邪でも引いたらどうするの?」
カスミ
「あのー、私が呼んでくるから皆は先にいってて?」
ランス「あっ、行っちゃったね...。」
ウルム
「いいんじゃねーの行かせれば...あっ。」
セラ「僕たちもそろそろいこうか?」
そういってフライヤとローゼの3人は先頭で先に行き、ウルムも続いて歩きだそうとすると突然ランスがウルムにこう言った。
ランス「....久し振りに言葉返してくれたね。」
ウルム「....あぁ。」
ウルムはやや振り返り、お互い少し嬉しそうに口元を緩ませると二人はその場をあとにしたのだった。ーー
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
元恋人が届けた、断りたい縁談
待鳥園子
恋愛
シュトルム辺境伯の末娘ソフィに隣国の帝国第二皇子から届けられた『縁談』の使者は、なんと元恋人のジョサイアだった。
手紙ひとつで別れることになったソフィは、素直になれずジョサイアから逃げ回る。
「私に届けなければ、彼は帝国に帰ることが出来ない」
そう思いようやく書状を受け取ろうと決意したソフィに、ジョサイアは何かを言い掛けて!?
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる