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8話 月曜の章「互いに想い打ち解ける合宿へと」
クラシス編&エース編 3
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ーー夕食を食べ終え、皿など食器や調理器具の片付けが終わり、早速コテージへと各自向かっていく中、クラシスもコテージへと向かおうと歩き出す。
すると、「少し良いか?」という声を聞いて、クラシスはふと左側を向き声のする方を見るとそこには、やや傲慢そうな態度でユーシスがこちらを見て呼び掛けてきた。
ユーシス
「...貴様、アギト・マウティスという男とは部活動が同じらしいな。」
クラシス
「ヴァリダールか...。ああ、そうだが...、それがどうかしたか?」
ユーシス
「実は、貴様におりいった相談があるのだが...。」
そして彼は、クラシスに事情を話すと、「なるほど」と言いながら右手で顎をさする。
クラシス
「内容は分かった、しかしトラブデンがな..一体何が...。それで僕にどうしてほしい?」
ユーシス
「ああ、アギト・マウティスの正体を直接確かめてほしい、部活動で...。俺も俺なりで調べる、これ以上エースあいつが奴を凝視し続けてこの先足手まといになることは避けたい。」
クラシス
「君は本当に仲間思いなんだね。分かった、僕も出来る限りの協力はしよう。けどそれはこの合宿が終わってからだ。そのあとで僕は部活動の時間に彼の事を探っていく。」
ナオマサ
「おい貴様ら、そこで何をしている?各々のコテージで入浴の準備を済ませておけ。」
ユーシス「はい!」
ナオマサに対してそう返事をすると、クラシスに
ユーシス
「俺も俺なりでこれから調べていく。」
と言ってから自分のコテージへと去っていった。
クラシス
(と言ってもどう聞き出そうか。...慎重に聞き出さないとな...。)
クラシスがそう考えている頃には既にすっかりと夜が更けていたのだった。
ナオマサ
(...アギト・マウティス。なぜ奴の事をそこまで気にするのか...。)
ーー
ーー数時間後、class1は15分間の入浴を他のclassより最初にすることになり大浴場の更衣室で服を脱ぎ捨て男子はタオルを、女子はバスタオルを身体に巻きつけて大浴場へと入る。
そこは露天風呂でその床は黒い大理石で成り立っている。
スレイ
「...スゲー!広すぎんだろ!?それに景色も最高だぜ!おれの村の風呂は周りの木の柵が邪魔で外の景色なんて見れないからな。こんな露天風呂に入れるなんて感動したぜ!」
エース「確かにな。」
目の前に広がる森の木々、滝の流れる音、澄んだ夜空が神秘的な心地よさを奏でる。すると、
マサノリ「俺一番乗りーー!!」
スレイ「あ、おいー!俺が先ーー!!」
クラウザー
「こらお前達、風呂場を走るな!」
と言いながらマサノリとスレイは湯船に向かって走るとクラウザーの注意を聞かずにそのままドボンと湯船に飛び込んだ。
マサノリ「あーーー!最高!」
スレイ「疲れが一気に取れる~~。」
クラウザー「...はぁ、全く...。」
エース「ははは..俺達も入ろうか。」
エース達も続いて湯船に浸かっていく。
ユーシス
「はぁー...。しかし、あれだな。こうして同じclassの全員で風呂に入った事が1度もなかったな。」
リューマ
「確かに皆バラバラだもんな。...じっちゃん達今どうしてんだろうな。」
エース「じっちゃん?」
リューマ
「ああ、俺は生まれも育ちもタツタイ出身、学園に入る前はじっちゃん、おやじ、お袋、兄ちゃんと弟の6人で過ごしてたんだ。今思うとあの温かさが忘れられねえ。クランメイズが平和になって学園ここを卒業したらまた家族で過ごしてぇ。それまでこれから頑張っていかねえとな。」
エース「....そうだな。」
エースは羨ましいという感情でリューマに対してそう思った。
エース
(リューマは情熱があって温情で家族思い。家族達が生きてるからこそ言える事なんだな。それは俺の妹思いも一緒か...。けどなんでこんなに羨ましいと思ってるんだろう。勝手にそう思ってる自分がいる。...もしかして、寂しいと思ってるのか?父さんと母さんとずっと会えてないから?それとも...。)
ルヴェン「なんか悲しそう?」
そんな少し悲しそうな表情のエースはふと、右隣が気になり、ふっと振り向いた。
すると、目の前にルヴェンも一緒に浸かっていた。
何故だか思わず「うわぁ!!」と声が荒げてしまう。
ルヴェン「...報われないな。」
エース「ごっ、ごめん、つい...。」
ルヴェン
「いや、慣れてる、家でもずっと影薄いし...。それより大丈夫か?」
エース
「え?いや、平気、大丈夫だよ。けど家族もそんな風に驚くんだな。ルヴェンの家族はどんななんだ?それと出身地は?」
エースがそう聞くと、ルヴェンは表情を一切変えずに質問を返す。
ルヴェン
「家族は今は妹だけだ。両親は昔殺された。そして、かつて俺が住んでた場所はビアンカの...西寄りの方だ。」
マサノリ「!....。」
クラウザー
「そうか、じゃあソイルの出身なのか?」
ルヴェン「..そうだな。」
マサノリ(え?.....今、西寄りって...。)
エース
「ルヴェン、ごめん、無神経な事を..、俺も両親をなくしたんだ昔...。けど、お前も妹がいたなんてな?」
ルヴェン
「お前も妹が要るだろ。確か、今隣にいる、「お兄様ーー♥」て言う妹、ジェニファーだろ?」
エース
「ああ、そうだけど、...今の真似した声、気色悪かったぞ...?」
全員「......。」
ルヴェン「.....報われな」
ーー
ーー
ジェニファー「はっくしゅッ!」
ラウラ「大丈夫か?もう上がったほうが...。」
ジェニファー「いえ、誰かが噂をしている気が...。」
レイミ「多分あの影男だと思う。」
ジェニファーとラウラ、レイミはその後湯船でたっぷりと目一杯癒しを堪能して、他の3人は湯床の上で目一杯はしゃぎ、走り回りながら入浴を楽しんだ。
エンリル
「マイラが捕まえてくれるまで嫌だもんねーなのだぁ!アハハハハ!」
マイラ
「そんな悪い子にはこちょこちょしながら洗いますからね~♪待て~~♪」
セスル
「あなた達ぃ...、待ちなさーーい...!」
ーー
すると、「少し良いか?」という声を聞いて、クラシスはふと左側を向き声のする方を見るとそこには、やや傲慢そうな態度でユーシスがこちらを見て呼び掛けてきた。
ユーシス
「...貴様、アギト・マウティスという男とは部活動が同じらしいな。」
クラシス
「ヴァリダールか...。ああ、そうだが...、それがどうかしたか?」
ユーシス
「実は、貴様におりいった相談があるのだが...。」
そして彼は、クラシスに事情を話すと、「なるほど」と言いながら右手で顎をさする。
クラシス
「内容は分かった、しかしトラブデンがな..一体何が...。それで僕にどうしてほしい?」
ユーシス
「ああ、アギト・マウティスの正体を直接確かめてほしい、部活動で...。俺も俺なりで調べる、これ以上エースあいつが奴を凝視し続けてこの先足手まといになることは避けたい。」
クラシス
「君は本当に仲間思いなんだね。分かった、僕も出来る限りの協力はしよう。けどそれはこの合宿が終わってからだ。そのあとで僕は部活動の時間に彼の事を探っていく。」
ナオマサ
「おい貴様ら、そこで何をしている?各々のコテージで入浴の準備を済ませておけ。」
ユーシス「はい!」
ナオマサに対してそう返事をすると、クラシスに
ユーシス
「俺も俺なりでこれから調べていく。」
と言ってから自分のコテージへと去っていった。
クラシス
(と言ってもどう聞き出そうか。...慎重に聞き出さないとな...。)
クラシスがそう考えている頃には既にすっかりと夜が更けていたのだった。
ナオマサ
(...アギト・マウティス。なぜ奴の事をそこまで気にするのか...。)
ーー
ーー数時間後、class1は15分間の入浴を他のclassより最初にすることになり大浴場の更衣室で服を脱ぎ捨て男子はタオルを、女子はバスタオルを身体に巻きつけて大浴場へと入る。
そこは露天風呂でその床は黒い大理石で成り立っている。
スレイ
「...スゲー!広すぎんだろ!?それに景色も最高だぜ!おれの村の風呂は周りの木の柵が邪魔で外の景色なんて見れないからな。こんな露天風呂に入れるなんて感動したぜ!」
エース「確かにな。」
目の前に広がる森の木々、滝の流れる音、澄んだ夜空が神秘的な心地よさを奏でる。すると、
マサノリ「俺一番乗りーー!!」
スレイ「あ、おいー!俺が先ーー!!」
クラウザー
「こらお前達、風呂場を走るな!」
と言いながらマサノリとスレイは湯船に向かって走るとクラウザーの注意を聞かずにそのままドボンと湯船に飛び込んだ。
マサノリ「あーーー!最高!」
スレイ「疲れが一気に取れる~~。」
クラウザー「...はぁ、全く...。」
エース「ははは..俺達も入ろうか。」
エース達も続いて湯船に浸かっていく。
ユーシス
「はぁー...。しかし、あれだな。こうして同じclassの全員で風呂に入った事が1度もなかったな。」
リューマ
「確かに皆バラバラだもんな。...じっちゃん達今どうしてんだろうな。」
エース「じっちゃん?」
リューマ
「ああ、俺は生まれも育ちもタツタイ出身、学園に入る前はじっちゃん、おやじ、お袋、兄ちゃんと弟の6人で過ごしてたんだ。今思うとあの温かさが忘れられねえ。クランメイズが平和になって学園ここを卒業したらまた家族で過ごしてぇ。それまでこれから頑張っていかねえとな。」
エース「....そうだな。」
エースは羨ましいという感情でリューマに対してそう思った。
エース
(リューマは情熱があって温情で家族思い。家族達が生きてるからこそ言える事なんだな。それは俺の妹思いも一緒か...。けどなんでこんなに羨ましいと思ってるんだろう。勝手にそう思ってる自分がいる。...もしかして、寂しいと思ってるのか?父さんと母さんとずっと会えてないから?それとも...。)
ルヴェン「なんか悲しそう?」
そんな少し悲しそうな表情のエースはふと、右隣が気になり、ふっと振り向いた。
すると、目の前にルヴェンも一緒に浸かっていた。
何故だか思わず「うわぁ!!」と声が荒げてしまう。
ルヴェン「...報われないな。」
エース「ごっ、ごめん、つい...。」
ルヴェン
「いや、慣れてる、家でもずっと影薄いし...。それより大丈夫か?」
エース
「え?いや、平気、大丈夫だよ。けど家族もそんな風に驚くんだな。ルヴェンの家族はどんななんだ?それと出身地は?」
エースがそう聞くと、ルヴェンは表情を一切変えずに質問を返す。
ルヴェン
「家族は今は妹だけだ。両親は昔殺された。そして、かつて俺が住んでた場所はビアンカの...西寄りの方だ。」
マサノリ「!....。」
クラウザー
「そうか、じゃあソイルの出身なのか?」
ルヴェン「..そうだな。」
マサノリ(え?.....今、西寄りって...。)
エース
「ルヴェン、ごめん、無神経な事を..、俺も両親をなくしたんだ昔...。けど、お前も妹がいたなんてな?」
ルヴェン
「お前も妹が要るだろ。確か、今隣にいる、「お兄様ーー♥」て言う妹、ジェニファーだろ?」
エース
「ああ、そうだけど、...今の真似した声、気色悪かったぞ...?」
全員「......。」
ルヴェン「.....報われな」
ーー
ーー
ジェニファー「はっくしゅッ!」
ラウラ「大丈夫か?もう上がったほうが...。」
ジェニファー「いえ、誰かが噂をしている気が...。」
レイミ「多分あの影男だと思う。」
ジェニファーとラウラ、レイミはその後湯船でたっぷりと目一杯癒しを堪能して、他の3人は湯床の上で目一杯はしゃぎ、走り回りながら入浴を楽しんだ。
エンリル
「マイラが捕まえてくれるまで嫌だもんねーなのだぁ!アハハハハ!」
マイラ
「そんな悪い子にはこちょこちょしながら洗いますからね~♪待て~~♪」
セスル
「あなた達ぃ...、待ちなさーーい...!」
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