メイスオブクリスティア

桜bysen

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8話 月曜の章「互いに想い打ち解ける合宿へと」

ヒロタ編&カスミ編

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ーー 

スワリ
「はぁーーー、きもちい湯...、ん?...どうした?ドラク?」

と、スワリは普段のゆっくりと片言のような言葉使いでドラクに話しかける。

ドラク
「しーっ!!静かに!聞こえるだろ女子に...!」

と女子風呂の境目の壁に耳を当てながら、スワリに小さな囁き声でドラクがそういうと、

トレイ「フフ、やはり男子ですね。」

彼がそう言いながら5人の顔を見ると、カグツチ以外の四人は何か考え事をしているような表情だったのが分かった。

カグツチ
「ドッ、ドラク殿!不埒でござるぞ!?し、しかもそんな..!」

ドラク「しーっ、静かに!聞こえるだろ!?」

ヒロタ
(...まさかルヴェンが、だなんてな。)

その瞬間、何かがヒロタの頭に直撃した。

ヒロタ「って、いったあ?!!ん?何だぁ?」

見ると、風呂桶だった。

一体どこから投げられたのか考えていると、ドラクが壁の向かいにいる人物達に必死に何かを懇願していた。

ドラク
「頼むぜーー!もう2度とこそこそしねーからぁ!堂々とそっちに行くからぁ!見せてくれよーー!」

ーー


ーー

マリカ
「うっさいマセガキ!!覗く事自体やめてほしいっていってるんですけどぉ!」

マリカが湯船から出てドラクに対してそう叫ぶと、アリスが「そうよ。」と言ったあとに恥ずかしげな表情と不気味で不細工さが合わさった表情でこう言った。

アリス
「どうせ覗くだけといっておいてその後あたし達に乱暴するつもりでしょ!エロ同人みたいに!」

イルマ
「ちょっと言ってる意味が分からないのだー、あと顔キモいくたばれ。」

ケイト「はは、落ち着けよマリカ。」

ケイトはそういうと隣の男湯に向かって大きな声でこう言った。

ケイト
「おーーい、どうしてもあたしらの裸を見てーなら、その前にお前らのそれも見せてくれよー♪」

マリー
「ちょっと、ケイト..!何をいっているの!?アワアワアワ」

ドラク
「「みっ、見せるわけねーだろ!?ケイトのバーカ!もう知らねー!///」」

ヒロタ
「「というかおいマリカ!当たったじゃねーか!謝れ!」」

ケイト「くっハハハ!」

イルマ
(....。ケイトのあまりの発言に...もうなにも言うまいなのだ...。)

ーー


ーー

セラ
「はぁーー、気持ちいいねぇ。僕お風呂には何時もお湯に浸からずに体洗いで済ますから、こういうのは久しぶりだなぁ。」

ローゼ
「そうね。湯加減も丁度良くて心地がいいわ。」

フライヤ
「どうしたのだカスミ?」

5人で湯船に浸かって思うがままに堪能しているのに対してフライヤに名前を呼ばれたカスミは只、ぼーっと何か考え事をしていてフライヤの声にも反応をしない。

カスミ
(...あぁ、どうしよう。今日も集中出来なかったなぁ。先生にいっぱい怒られちゃった...。全部アギト君のせいだ..あんなこと...//...でも、急にされたからなのか全然ドキドキしなかった。今思うとなんで?って思うけど...。)

フライヤ「..カスミ?」

カスミ 「ん?」

今度は、自身を呼ぶ彼女の声に気がついたカスミ。

ふと、自身はキョトンとした顔でフライヤに目を向けた。

そして、フライヤをじっと見つめると、突然何か良いことを思いつき、好機だと言わんばかりに、

カスミ「......ふふふ♪今だ~♪」

フライヤ
「うわぁ...!?...む、胸を触るな!..厭らしき手つきで...!//」

カスミ
「いいでしょ~?中々大きそうだよ~?」

いたずらっ子のように口を緩ませ、天使のような和やかな表情でフライヤに抱きつくと彼女の胸部に触れようと指先達を卑しい手つきでぞろぞろを動かして行くが、そうはさせまいとその両手はフライヤの両手がそれを阻止する。

セラ「はぁ...全く。」

ツル
「お止めなさいカスミ!不埒です!」

カスミ「....。ふふ、突撃~~♪」

すると、カスミはフライヤから離れ、今度はツルとセラに襲いかかる。

セラ
「いやーー!!ちょっとやめてーー!//」

ツル
「もぉ...、カスミの大馬鹿者!!」

カスミ
「んーー、小さいね、残念...。」

カスミは抵抗する二人の胸部を後ろから攻め立てて、やっとの事で指先でその感触に触れてからそう言うと、セラとツルが「うるさい」と顔を赤らめながらそう言った。そして、そんなやり取りを見たローゼはフッと笑い、幸せそうにずっとその光景を見続けたのだったーー


ーー 一方、隣の男子更衣室では、入浴を終え、身支度を整えているclass3男子。すると、ソウタが自身の身体をじろじろと見 ているのに気づいたサイファーは、「どうした?」と、なに食わぬ顔でソウタに尋ねると、

ソウタ
「サイファーってやっぱりムキムキなんだなぁ。むーーー...悔しい。」

と言うと他のクラスメイトもぞろぞろと集まっていく。 

サイファー
「ん?...なぜだ?お前もそれなりに鍛えてるじゃないか。」

ダイスケ
「サイファー程じゃないけどな~。」

ソウタ
「うるさい!...むーー、モテてぇ...。」

ランス
「そう言うのには個人差があるから仕方ないと思うけど...。」

ウルム
「まぁ、俺はそんな脳筋ボディには興味ねぇから、これくらいのが丁度良いけどな。」

エイト
「むしろサイファーだからこそ輝いてるんだよ。ソウタはその状態で可愛い系を目指せば良いんじゃないか?外見はそのままで。」

ソウタ
「可愛いってどういうことだよ!エイトまでぇ...。アギトもなんかいってくれよぉ。俺は格好いい男だって...。」

アギト
「...ふん、つまらないね。」

ダイスケ
「だろ~?だから諦め...。」

アギト
「君達と駄弁り合うことが。」

呆れたようにそう言うと早々に更衣室を去っていく。

ダイスケ
「え?おっ、おーい!?」

ダイスケが少し困惑したのちにアギトを呼び止めようとするも、既に彼は更衣室を出ていった。

エイト
「あいつらしいけど、ちょっと悲しすぎるな..はは。」

ウルム「.....まただ...この感じ。」

ランス「ウルム?」

ウルム「え?..いや、何でもない。」

ーー

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